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猪熊夜離 2022/11/20 09:20

痴○のテクと美声に完全敗北したアルクェイド

Skebより。

原作:月姫(MELTY BLOOD)
キャラ:アルクェイド・ブリュンスタッド
シチュ:電車で痴○されたアルクェイドはトロトロに蕩かされホテルに連れ込まれる。
 ホテルで一旦は正気を取り戻すも高ぶった身体は彼に触れられると簡単に再燃してしまう。
 最後に残った一欠片の理性と志貴への罪悪感で生ハメだけは拒むも、ゴムありとはいえ痴○と最後までしてしまう。
 それ以来、志貴に隠れて痴○とセックスする仲になってしまったアルクェイド。
 ある日、アクシデントでコンドームをつける前の肉棒と膣口が触れ合ってしまう。怒り出すどころか挿れて欲しそうに腰を揺らすアルクェイドの様子を見て、男は何度も膣口に亀頭を擦りつけてくる。
 それでも拒まず、男から目を逸らし何が起きているか知らないふりするアルクェイドの意を汲んだ痴○が、とうとう生ペニスを挿入してくる。

1

 数百歳の吸血鬼だって現代社会で生きていれば電車くらい乗れるようになる。

 平日昼間。あまり混んでない時間帯の駅をホームに向かって歩きながら、アルクェイド・ブリュンスタッドは先日見たテレビ番組を思い出していた。ナビゲーター役の芸能人が電車を気分で途中下車し、その街の名物や名所を案内するというもの。

 テレビの取材なんて急に来られても迷惑だから、実際には裏で話が通っているのだろうと言うのは野暮。そういう体で放送しているのだから見る方も、そのつもりで楽しんでやるのがアルクェイド流だった。

 その番組に感化されたアルクェイドは、遠野志貴が学校に行ってる間の暇な時間を使い、ふらふらと駅に向かった。自分も気が向いた場所で途中下車する旅というやつをしてみたくなったのだ。

 ――と言っても志貴が学校から帰ってくる時間までには戻るつもりだから、精々が往復数時間程度の小旅行である。

 行き先は決めずホームに上って最初に来た電車へ乗り込んだ。車内は朝夕のラッシュ時に比べたら空いているが、そこそこ乗っているといった状況。座れない代わりに、立っていても不快じゃないだけの余裕がある空間だ。アルクェイドは車両の端に陣取り窓外を流れる景色に目をやる。一定の間隔で枕木を打つ音に耳を傾けつつ、車窓からの風景を楽しんだ。

 流れる風景の中に自分の知らない街を見つけては、そこで住民がどのような暮らしをしているか想像するのも旅の楽しみのひとつだ、と例の番組で言っていた。

 さっそく実践したわけだが、いざやってみると退屈だった。

(思ってたより退屈かも。志貴が隣りにいたらな)

 いつも傍にいるはずの存在が今日はいない。そんなことを寂しいと感じてしまうくらい、アルクェイドの中で彼の存在は大きくなっていた。

 いなくなって初めてわかる大切さ……みたいなものは自分にはないと思っていたが、どうやらそうでもないらしい。

(一人でいるほうが慣れているはずなのに)

 アルクェイドは苦笑しつつ、でもそれも悪くないかと思った。

 一人きりだと感じることのできない何かを彼は与えてくれる。

(やっぱり早く帰ってこないかなぁ……志貴に会いたい)

 アルクェイドは窓の外を見つめながら、心の中で呟いた。

 背後に気配を感じたのはそのときだった。

 立つ場所を選べないというほどではない車内で、隣の車両から移ってきた男は迷わず金髪美女の後ろをとった。

 男は息を殺して獲物の様子を窺う獣のように身動きせず、ただ視線だけがじろじろとアルクェイドを観察していた。男の気配には明らかに下心を感じられる。

 男は大胆にも尻に掌を這わせてきた。彼の手はスカート越しにも分かるお尻の丸みに添えられている。電車が揺れるたび、偶然を装って指先が柔肉を撫でる。

 アルクェイドは痴○というものを知らなかった。己の容姿が初対面の異性に性的興奮を与えるほど整っていることにも無頓着だった彼女である。それに引き寄せられる不埒な輩のことなど気にも留めていなかった。

 それでも馴れ馴れしく身体を触られれば嫌悪感は募る。

 男の手つきを不快に感じ、すぐにでも振り払おうとしたアルクェイドだったが、思い留まった。車内で暴れては痴○男以外にも累が及ぶ。彼女個人としては知ったこっちゃない話だが、おそらく志貴は嫌がるだろう。

 事を大きくしてまた志貴に叱られるのは勘弁だ。

(次に電車が停まったら片付けようかしら)

 などと考えながら、アルクェイドは痴○行為を黙認した。

 それを自分が受け入れられたとでも勘違いしたのか、男の手は徐々に大胆な動きを見せ始める。偶然を装い、ぽんぽん、すりすり触ってくるだけだったところから一転して、ねっとりとスカート越しに尻のなだらかな線を撫でてきた。

 指先を立てて、つつぅっと背筋をなぞるように愛撫してくる。

「ん……」

 ぞくりと、甘い刺激が走る。アルクェイドは軽く肩を震わせた。声を出したのはわざとではなく、本当に不意打ち気味に快感を与えられてしまったからだ。

 男は敏感な反応に満足したらしい。クスッと小さな笑い声が聞こえた。さらに大胆に手を動かし出す。ロングスカートの上から尻や太ももを我が物顔で触られた。

(気持ち悪い……)

 もう周囲の迷惑など知らない。ここで殺ってしまおうか。忍耐の限界を試すような不快感が込み上げてくる。

 アルクェイドが唇を噛んで耐え忍んでいる間も、男の責めは続く。尻肉の柔らかさを堪能していた手がスカートのサイドジッパーを下ろし、中に潜り込んできた。

 姫君の御御足を包むストッキングの上から下着のラインを確かめるように上下する。

 そのたびに、くすぐったさともどかしさの中間のような感覚がアルクェイドの神経を刺激した。

「ふ……ふふっ」

 漏れそうになる吐息を必死に抑える。その様子が男の嗜虐心に火をつけたらしい。痴○男は大胆になった。前まで回り込んできた彼の指先が下着越しにクリトリスを突いた。目隠し越しの愛撫でありながら、あまりにも見事に、あまりにも的確に初対面の女の急所を暴くその手練は、この男が常習犯であることを物語っていた。

 アルクェイドは驚きに目を見開く。男に触れられた部分から全身を貫くピリリッとした快感電流が生じたからだ。大きな声が出そうになるのを慌てて堪える。

 まさか志貴以外の手で私がと動揺する女の内心などには一切関心を向けず、痴○男はさらなる攻勢に出た。アルクェイドの股間に伸ばした指先で、ぐにゅり、と淫核を摘まんだのだ。瞬間、アルクェイドの視界が真っ白に染まる。

 脳髄まで貫かれたかのような衝撃に、膝から力が抜けそうになった。危うく倒れかけたところを痴○男に支えられる。

「大丈夫ですか?」

 心配そうな声で痴○男は言った。

 アルクェイドは震える足腰に力を込めてどうにか立ち続ける。そんな彼女の耳元に口を寄せ、痴○男は囁いた。

「とても感じやすい身体なんですね。もっと気持ちよくなりたいでしょう? 私に任せてください。今よりもずっと良くしてあげますよ」

 女体を操作し慣れた男にとってブラインドタッチは何のハンデにもならないらしい。寸分の狂いもなくクリトリスを転がしてくる。

「あっ……やめ……て……ふぁ!」

 アルクェイドは快楽に抗おうとしてできなかった。男の巧みな愛撫によって、意思とは関係なく肉体が反応してしまう。

 痴○の言うとおり、アルクェイドは自分で思っている以上に敏感だった。ほんの少しの接触だけで、彼女の芯は熱を帯びて潤みだす。

「こんなに濡らしちゃって。いけない人だ。お仕置きが必要かな」

「そ、そんなこと、しなくていいから、離しなさい……ひゃう!」

 男は、ますます大胆になってきた。ショーツ越しに割れ目をなぞられ、思わず悲鳴を上げる。

「駄目ですよ。そんなことを言っても。ほら、クリトリスだって勃起して、こんなにコリコリし始めてるじゃないですか。本当は期待してるんでしょ?」

「ふざけないで! 誰があなたなんかに……きゃう?」

「素直になりましょう。ね。そうしたほうが楽になれますから。そうすればもっともっと気持ちよくなりますよ。我慢なんてしないで、欲望のままに乱れてごらんなさい。さぁ、どうして欲しいんですか?」

「や、やめて……っ、触らないでっ、あんっ、んっ……んあッ!」

 声を押し殺しながら交わされる会話。痴○との語らいを楽しんではない。それでも一定のテンポで繰り返される反復運動は人を|催○状態《トランス》に誘う。催○術師が光や音の繰り返しを導入に使うようなもの。

 電車の場合は枕木を打つガタタン、ガタタンという音や振動の繰り返しもある。単調なリズムは乗客の意識を揺さぶり、いつしか心に入り込んでくる。

 アルクェイドも例外ではなかった。

 男の指先が動くたび、痺れるような快感が脊髄を駆け上る。思考が蕩けていく。理性が薄れる。抵抗の意思が消え失せる。

(だめ……このままじゃ、わたし……)

「どうです。気持ちいいでしょ。正直に言っちゃいなさい。気持ちいいって」

 痴○男は執拗に、それでいて優しく、アルクェイドの身体を弄ぶ。

 彼の手は女を甘やかすことに長けていた。自分で触ってもこうはいかないだろうというくらい、好いところばかり触ってくる。痴○男に触れられて初めてそこも私の性感帯だったんだと発見するポイントがあった。

 アルクェイドが夢中になり始めていると、痴○の手は下着の裾から中に入ってきた。

 直に秘部を触られる感触で正気を取り戻したが、あっと驚くまもなくクリトリスを摘まれ、キューンと切ない疼きが子宮を直撃した。

「んん~ッ!」

「おやおや、もうイキそうになってるんですか。仕方のない方だ。まだこれからだというのに」

「……はぁ……はぁ……はっ! わ、私は、何を……んぅ……ッ」

 アルクェイドは自分が絶頂寸前まで高ぶっていたことにようやく気づいた。

(な、なに、これ……?)

 今まで味わったことのない強烈な快感。志貴に抱かれるときでさえ、これほどの悦びを得たことはない。これが痴○男の技術によるものなのか、それとも自分はもともとこういう体質だったのか。

(どっちにしろ……)

 アルクェイドは悔しさに唇を噛む。

(こいつの思い通りになるのは嫌……)

 心中で気合を入れ直す。耐えてみせる。次の駅まで我慢したら痴○を電車から引きずり下ろし、きっちり制裁を加えてやるのだ。

「ふぅ……ふぅ……ふぅ……んぅ……んんっ!」

「頑張ってくださいね。応援してますよ」

 男は小馬鹿にしたように笑いながら、さらに激しく指先を動かした。

 痴○の指が無遠慮に肉穴を襲う。いきなり二本も捩じ込んできたが、濡れた媚粘膜はあっさりと侵入者を受け入れた。

「ふぁっ、んんんっ!」

 アルクェイドはたまらず声を漏らした。

「すごい締め付けだ。食い千切られてしまいそうですよ」

「く……う……やめ……て……あっ、ああぁぁぁッ!」

「もうイキそうなんですか? 早いなぁ。でも、もうちょっとだけ我慢してください。私も気持ちよくなりたいんですよ。それまではイカせてあげません」

 男は残酷に告げると、穴の中で二本指を動かし始めた。バラバラにして膣内を掻き混ぜたり、揃えてクリトリスの裏側を押したり、叩いたり。かと思うと、奥まで差し入れてピストン運動を始めたり。

 とにかく多彩な攻め方で慣れや飽きが起きないようにしてくる。

「う……うぅ……く……ふ……くふ……くふふ……ふふっ」

 これが恋人や夫婦、そうでなくとも女の側から望んだ行為なら男の配慮やテクニックは喜ばしいものだったが、卑劣な行為に耐えねばならない身には○問でしかない。

 アルクェイドは必死に唇を噛んで抵抗した。快感が背筋を走り抜けるたび、ビクン、ビクンと腰が跳ねそうになる。

「こ、この程度……何よ……こんなの全然大したこと、くふ……ないんだから……っ!」

「頑張りますね。では、こういうのはどうでしょう?」

 男は左手をアルクェイドの股間から引き抜くと、今度は股間を押し付けてきた。彼の欲望は衣類越しでも形がくっきり分かるくらい硬くなっていた。

 それが双臀の割れ目にぐりぐりと押し付けられる。痴○の硬い先端が谷間を駆け抜け尾てい骨までスライドしてくる。その動きにアルクェイドは身震いして悶えた。

「い、いや……そ、そんなとこに、擦りつけないで……ひうっ」

 首筋に感じる男の吐息が熱い。アルクェイドの性器も、そして脳も負けずに煮え立ちそうだった。

「こんなことで驚いてたらいけませんよ」

 そう言って痴○男は大胆にもロングスカートを捲くり上げてくる。まさかそこまでされるとは思っておらず、反射的に太ももを閉じるが、すぐに男の手に阻まれてしまう。

「綺麗なお尻ですね。それに、とっても美味しそうです」

 痴○はうっとりと囁くように言った。

「じっくり楽しみたいんですが、正直あなたほど魅力的な女性を相手にしたことがないので、どこまで我慢できるか自信がありません」

 男の右手が尻肉を揉みしだいてくる。むっちりとした豊満な尻を手のひら一杯に味わい、撫で回す。

 ジジジっと背後で音がした。何の音だと訝しんでると両足の間に硬い棒状のモノが差し込まれた。まさか、そこまで。アルクェイドは痴○が始まってから驚かされっぱなしだが、今度こそ驚愕にただでさえ大きな目を眼球がこぼれるほど見開いた。

「ああ、いいですねその表情。最高ですよ。もっと見せなさい」

 男が腰を前後に動かす。その摩擦は膣口への刺激となり、彼女の身体をさらに昂ぶらせた。愛液が溢れ出し下着を濡らし、内股を滴っていく。

「ん、くっ……うぅぅ……!」

 それでも歯を喰い縛って耐えるアルクェイドだったが、次第に身体から力が抜けていくのが分かった。

 最初は己自身の長大さを見せつけるようにゆっくり、緩慢なストロークで動いていた男は、次第にピッチを上げてくる。

 固く尖った亀頭の先端が秘所の割れ目を何度も何度もなぞってくる。それだけでも快感なのに、男は己の肉棒とアルクェイドのクリトリスをチャンバラでもさせるように擦り合わせてくる。

 だが雌を○すための器官と雄に犯していただくための器官とが、まともな勝負になるはずもない。勃起しても豆粒大にしかならないクリトリスは、先走り液にまみれた凶悪な男性器の餌食となり、あっという間に制圧されてしまう。

 ずにゅっ! ちゅぅっ! と水音を立てて押し潰されるたびに、電流のような快感が脊髄を駆け上がり、目の前が真っ白に染まる。もはや抗う意志さえ持てなかった。ただ一方的に快楽を与え続けられるだけの時間が流れていく。

「次は~■■■、■■■、お出口は右側です」

 待ちに待った停車駅を報せるアナウンスが流れても、アルクェイドは力づくで男を止めようとはしなかった。そんな余裕もなかったというほうが正しい。

「次の駅で降りますよ」

 男が耳元で告げてくる。どうやら電車が停まるのを待っていたのは自分だけじゃなかったらしいとアルクェイドは気がついた。

 彼女は他の乗客に迷惑を掛けず痴○にだけ制裁を加えるために、痴○は車内ではできない猥褻を彼女に働くために、それぞれ停車駅を待っていた。

「一度|射精《だ》させてもらいますよ」

「え?」

 聞き返す間もなく濡れた下着の向こうで痴○のピストン運動が本格化した。

 ぐちゅっ、ぬちょっ、じゅぶっ、ぱんっぱんっ!

 卑猥な音が耳朶を打つたび子宮まで揺すられるようだ。再びサイドジッパーから侵入してきた男の指に肉芽を摘ままれる。容赦なく扱かれ抗えない快感にアルクェイドは全身を戦慄かせた。

「くああぁっ! ひぁあっ! あひぃぃっ!」

 今までとは比べ物にならないくらいの快感が襲ってきた。

 もはや男の動きはセックスだった。他の乗客にバレることなど一切気にしてない。なぜと周囲を見回してやっと気がついた。

 乗客たちは突如として日常に差し込まれた熱の入った性行為に釘付け。アルクェイド・ブリュンスタッドという絶世の美女が、公共の場で、素股で、あられもない嬌声を上げてる姿から目が離せないでいた。

(見られてる……)

 恥ずかしい姿を視姦されていることに気がつき、頬がカッと熱くなる。

(だめ……こんな姿……見られたくない……)

 羞恥心とは裏腹に、身体の芯はますます燃え上がった。

(なんで……どうして……)

 自分の肉体の変化に戸惑いながらも身体は素直に反応してしまう。下半身が燃えるように熱い。膣内が疼いてたまらない。自分でも気づかないうちに両脚を締め、太ももの内側と恥丘で男のモノを挟み込んでいた。そればかりか自ら腰を突き出す様は、相手の挿入を促しているようではないか。

(だめ……これじゃあ私……)

 完全に屈服しているみたいじゃないか。そう意識すると興奮は青天井に膨らんでいった。

 男を拒もうとする意思はあるのに肉体が言うことを聞いてくれない。まるで別の生き物になってしまったかのように勝手に腰が動いてしまう。

「|射精《だ》しますよ。まずはスカートの中に。続きは降りてから」

 痴○の言葉にゾクッと背筋を震わせるアルクェイド。恐怖か期待か。彼女自身にも分からない。電車がホームに到着すると同時に、痴○は勢いよく精液を解き放った。

 びゅるるっ! どぴゅうっ! どくっ! ごぷっ!

 白濁した液体がスカートの内側にぶちまけられた。たちまち濃厚なオスの青臭いにおいが周囲に立ち込める。

(わたし……まだ、イッてな……)

 絶頂の寸前で男に先を越されたと口惜しく思うアルクェイド。初対面の痴○にイカせてもらいたかったなど不貞の極みだが、自覚してしまった本心を否定することもできず火照った身体の熱と共に持て余す。

「それでは行きましょうか」

 汚れた肉棒をスカートで拭った痴○の手が肩に回る。ふりほどかなきゃ。頭で考えたことを身体が実行してくれない。

「あなたのスカートの中は私のザーメンまみれなんですから、そのままでは身体も流さないと気持ち悪いでしょう」

 そう言って男は強引に手を引いて歩き出した。

 男と二人、身体を洗える場所に行く。その意味を分かっていながらアルクェイドは彼について行った。



2



 駅からほど近いラブホテルの一室。バスルームでシャワーを浴びていると、内ももに貼り付いた精液と一緒に、肉体を焦がす情欲もお湯に溶けて流れていった。

 こんなことをしていてはならない。志貴以外の男に抱かれるため身を清めるなど。

 二人きりになったならかえって好都合。あの痴○男を叩き伏せて帰るのだ。何なら二度と陽の目が拝めないようにしてやってもいい。

 あれこれ考え反撃の意志を盛り上げたアルクェイド。しかし彼女の決意は男がバスルームに入ってくると霧散する。

「一緒に入りましょう」

 言うなり男が背後から抱きついてきた。背中に感じる逞しい胸板の感触に、心臓が早鐘のように脈打つ。

「ちょ、ちょっと……」

 慌てて振り払おうとするが、逆に手首を掴まれてしまう。男は反対側の手をお湯と一緒にアルクェイドの股間に滑り込ませてきた。

「やっ、やめ……んんっ!」

 敏感な割れ目を指先でなぞられ、たまらず声を漏らしてしまう。膝から力が抜けカクッと折れた。

 その隙を突いて男の指先が秘裂に侵入してきた。

「くぅぅっ!」

 膣孔に指の第一関節まで突っ込まれると、それだけで背筋が震えた。

「やっぱりあなたは濡れやすい体質なんですね」

 男は嬉しそうに言うと、指を根本まで埋めてきた。

「ああっ!」

「こんなに簡単に飲み込んでしまって。そんなに欲しかったんですか?」

「そ、そんなこと……あるわけ……ないでしょ」

 耳元で囁かれると抵抗できない。電車の中でも感じていたことだが彼は声がいい。セックスの巧さはもちろんのことだが、この声が聴覚から入り込んで女の脳を侵す。

 異能の力は感じない。ただ単純に声がいい、その一点だけで最強の真祖であるはずのアルクェイドは、他の女たちと変わらない扱いを受けてしまう。

 まさに天が捕食者に与えし唯一無二の才能だった。

「でも、ここは私の指が欲しくて堪らないみたいですよ」

 言いながら男は膣内を掻き回してくる。

 じゅぶっ! ぐちゅっ! ちゅぷぅ!

「んあっ! あふっ! ふあぁっ!」

 彼の言葉通り、肉ヒダは指に絡みつき愛液を滴らせていた。いやらしくヒクつく肉ビラを擦られるたび甘い痺れが走る。

 この状態で悦んでないと言って誰が信じようか。

 クリトリスの裏側を撫でられたときなどは、早くも達してしまいそうになったほどだ。

「んふぅっ! くっ……うぅん……!」

 唇を噛み締め必死で耐えるものの、どうしても声が漏れてしまう。

「我慢しないでいいですよ」

 耳をくすぐる男の声はまるで媚薬。ただでさえ敏感になっている身体に染み渡り、さらなる高みへと押し上げていく。

 やがて下腹部の奥から熱い塊が込み上げてきて、それは瞬く間に全身に広がった。

「あはぁっ! イくっ! イクッ! イっちゃうぅぅぅ!」

 電車で絶頂寸前まで押し上げられるもイカせてもらえなかった身体は、あっさりとその|瞬間《とき》を迎えた。ガクガクと腰を震わせながらアルクェイドは悦楽に呑み込まれる。

「すごいイキっぷりですね。まさかこんな簡単にイッてくれるとは思いませんでしたよ」

 男が何か言っているが頭に入ってこない。絶頂の余韻に浸りながら肩で息をしていると、男の腕が乳房に伸びてくる。

「あんっ!」

 不意打ち気味の愛撫に甘い声が漏れた。男はアルクェイドの豊かな胸を揉みほぐしながら首筋に舌を這わせてくる。

「ふぁ……あ……ああ……」

 まるで骨抜きにされてしまったように全身の力が抜ける。立っていることさえままならず背後の男に体重を預ける形になってしまう。

 それでも男の責め手は緩まない。

 今度は両手で両乳首を摘み上げてくる。ぎゅぅっと捻り上げられると、それだけで乳首の先っぽから耐え難い大きさの快感が駆け抜けた。

 さらに強く引っ張られるともう堪らない。

「ひぁぁんっ!」

 痛み混じりの快感が胸の先端から子宮へ、そして全身へと広がっていく。

 乳首を責められながらアルクェイドは鏡越しに背後の男と目を合わせた。

 男の見た目は普通の男性だった。都市部なら掃いて捨てるほどいる、景色に溶け込んで見た人の記憶に残らない容貌。

 年の頃はいくつだろう。悠久の時を過ごしてきたアルクェイドにとって人間の年齢など誤差でしかないが、人間基準で考えれば志貴と同年代の子供がいても不思議ではないように見える。

 きっと彼の印象を尋ねられた人間は、十中八九『良き家庭人』『真面目で実直そう』『優しそうな上司』などと答えるだろう。

 そんなイメージとは裏腹に、彼の瞳は獣欲でぎらついていた。極上の獲物を前にした痴○男の瞳は志貴よりも雄を感じさせた。

 彼と視線が絡んだ。その瞬間、ぞくりと背筋が震えるほどの興奮が襲ってきた。理由は分からない。分からないが、とにかく今、自分はこの男との性交を求めている。その証拠に両脚の付け根からはとめどなく愛液が溢れ出し、太ももを伝い落ちている。

(私……どうして……)

 戸惑いながらも身体は男を求めて止まなかった。気づけば両脚を大きく開き、腰を後ろに突き出していた。まるで犯してくださいと言わんばかりに。

「挿れて欲しいですか?」

 耳元で囁かれ、ぶるっと全身が震えた。理性が警鐘を鳴らす。

(いけない……こんなこと……早く止めさせないと……)

 だが心とは裏腹に、肉体は欲望に支配されつつあった。無意識のうちに腰が動いてしまう。挿入を催促するかのようにくいくいとお尻を振ると、それに気づいたのか、痴○の指が再び秘裂に滑り込んできた。

 すでに洪水のような有様になった秘裂に中指と薬指を同時に潜り込ませてくる。

「あはぁぁっ! くひぃぃっ! くぁあぁぁっ!」

 膣内を穿られ掻き回されると、たまらず嬌声を漏らしてしまった。二本の指が縦横無尽に動き回るたび、脳天まで突き抜けるような衝撃が走る。アルクェイドは完全に快楽の虜になっていた。

「こっちも気持ちよくしてあげます」

 言いながら男はクリトリスを摘んできた。

「ひゃあぁっ!」

 あまりの快感に背中が大きく仰け反る。同時に膣内が激しく収縮し、指を強く締め付けた。

「イキそうですか? またイキたいならちゃんと口に出して言ってください」

 興奮で掠れた声に背筋がゾクゾクッと震えてしまう。

「……だ……だめ……そんなこと……」

「強情ですね。でもそういうところが嬲り甲斐ありますよ」

「んんっ!」

 言葉と共にうなじを甘噛みされる。そのまま唇を押し当てられ、舌でチロチロと舐め上げられれば、もうダメだった。

 身体の内側から込み上げてくる感覚に屈服してしまう。もはや自分が何を言おうとしているのかすら定かでない。ただ、これ以上は我慢できないことだけが分かった。

「イカせ、て……イカせ……て……おね……がい……んぁ……はぁ……ぁ……イキ……たい……」

 羞恥で死にそうだ。けれど今は羞恥心すらも快感となって身の内を焼き尽くす。

 プライドも理性もかなぐり捨てて、アルクェイドは懇願するしかなかった。

「……分かりました」

 息も絶え絶えに吐き出された答えを聞いて、痴○は満足げな表情を浮かべた。彼は指の動きを速め、トドメとばかりにアルクェイドの膣内を激しく掻き回す。

 ぐちゅっ、ぶちゅぅっ、ぬちょっ、にゅちゃあぁぁぁぁぁっ!

 いやらしい音が浴室に響いた。同時に全身を強烈な快感が駆け巡る。アルクェイドは背筋を反らせ浴室の天井に向かって叫んだ。

「イっくぅうぅぅぅっっ!」

 秘裂からプシャアァッ! と潮が吹き出した。まるで失禁したようにタイルの上に水溜りを作るそれは、凄まじい勢いで湯気を上げている。

 びくっ、びくっと身体を引き攣らせながら、アルクェイドは何度も絶頂を極める。ようやく余韻から解放されるころには全身から力が抜け、自力では立っていられなくなってしまった。

 しかし男は容赦しない。

「まだ終わりじゃありませんよ」

 そう言ってアルクェイドにバスタブの縁を掴ませると、目一杯に突き出させた臀部の割れ目に顔を埋め、すっかり蕩けきった秘所に舌を押し付けてきた。

「んあぁあぁぁぁっっ!」

 膣孔を舐めしゃぶられる感触に思わず悲鳴を上げてしまう。舌先で膣ヒダをなぞられるとそれだけで気が遠くなるほど気持ちいい。

 生暖かい軟体動物のようなものが体内で暴れ回っている。おぞましい感覚は間違いなく嫌悪感を伴うはずなのに、今のアルクェイドには快楽しかなかった。

「ちゅぱ……ちゅぷぅ……ちゅっちゅっ……れろぉ……じゅぷぅ……じゅぷぅ……」

 卑猥な水音が耳朶を打つたびに膣孔がきゅっと窄まる。肉ビラを舐められるのが堪らない。

 男の舌が膣内で肉壁を掻き出すように蠢き始めた。

 ざらついた感触が敏感な粘膜を刺激するたび、悪寒にも似た感覚が背中を走り抜ける。

「あはぁっ、んひぃっ! はああぁっ! いやっ……あっ、や、やめっ! うああぁっ!」

 拒絶の言葉は半ば悲鳴に近い。このまま気持ちよくされ続けたら、頭がどうにかなってしまう恐怖が吐き出させた。

 強すぎる刺激に耐え切れず逃げようとしても無駄だった。がっしりと腰を掴まれ身動きさえままならない。

 男の愛撫は激しさを増す一方。肉穴全体を丹念にしゃぶりつくす様はまるで巨大なナメクジを思わせる。何らかの執念さえ感じさせる執拗な愛撫で、アルクェイドは降りてきたばかりの山を再び強○的に登らされる。

「もっと奥まで舐めてあげる。気持ちよくなりたかったら脚を開きなさい」

 命令口調の彼に逆らえない。

 アルクェイドはゆっくりと脚を開いていく。まるで催○術にでもかかったかのように男の言うことに従ってしまう。男が満足そうに頷いたのを視界の端で捉え、アルクェイドは自分の肉体が支配されていくのを感じていた。

(こんなの嫌なのに、嫌なはずなのに、どうして言うことを聞いてしまうの?)

 思考回路は既に麻痺していた。自分の肉体が自分ではない何者かに乗っ取られている感覚は初めてだった。

 彼女の身体はとうに発情している。その状態で快楽を与えられてしまえば抗うことはできない。心では抗おうと思っていても肉体は受け入れてしまっている。

 だからアルクェイドは彼の命令通り秘所を晒すしかなかった。

「くふうぅんっ……!」

 舌先が膣洞の深い場所まで入ってくる。ぬめった肉を根本まで埋め込んだ男は、その場所で小刻みにピストン運動を始めた。柔らかな媚肉を巻き込みながら舌を前後に動かす。

 唾液と愛液にまみれた陰唇はテラテラと妖しく輝き、男の情欲を誘う。

 股間に顔を埋めた痴○男は夢中になってむしゃぶりついている。彼とてアルクェイドほどの美女を自分の舌技でイカせることに興奮を覚えぬはずがないのだ。

「あんっ……くふぅ……んっ……んんっ……ふぁぁっ……はぁんっ……」

 絶え間なく襲い来る快感に膝が震える。立っていること事態が辛い。

 ついに彼女はバスルームの床に膝と額をつけ、土下座でもするかのようなポーズで尻だけ突き出した。みっともない格好でアソコを舐めてもらうことは、泣きたくなるほど恥ずかしくて悔しくて、甘美な体験だった。

 男にはそれが分かるのだろう。

「いい格好ですね」と言って嘲ってくる。

 悔しいけど言い返せない。アルクェイドはもう、この男が与えてくれる悦楽に心を奪われていた。

 秘裂から滴る愛蜜を啜りながら、男は人差し指と中指を膣孔に挿し入れてくる。膣内を搔き回しながら同時にクリトリスを扱かれると恥も外聞もない。

「んあぁっ! あひっ、くひぃぃっ!」

 ケダモノ声で悦び泣き叫び、自ら彼の指と舌でイカせてもらうことを乞い願った。

「そ、そこぉっ! 弱いところだからぁ……もっとぉ……ひぁああぁっ!」

 快楽を求めて腰を振り、もっともっとと尻を突き出してしまう自分が信じられなかった。

(なんで……こんな簡単に、イッちゃうなんて!)

 男の指がGスポットを抉るように押し込んできた。指の動きには一切の迷いがない。彼女が一番感じるポイントを正確に把握している動きだ。

 ぐりぃっ、ごりぃっ、ぐりゅぅっ、こしゅりっ、くりっくりっと執拗に攻め立てられて、あっという間にイカされてしまう。

「ああっ、イクッ、イックウゥッッ!」

 エクスタシーを迎えたアルクェイドは恍惚とした表情で涎を垂らした。ぐったりと脱力した身体は、男の指を食い締める蜜壺以外は弛緩しきっている。

(私……またイっちゃった……)

 この短時間にこれだけイカされたことはない。認め難いが認めぬ訳にいくまい。殊セックスに限ってだけ言えば、アルクェイドの身体は志貴との愛あるセックスより、男から受ける一方的な可愛がりに惹かれている。

「いつまでもこうしてたら風邪を引いてしまうよ。ベッドに行こうか」

 男の呼びかけに、アルクェイドは小さく頷いた。もう逆らう気力も残っていない。手を引かれるままに、性器を結合させるためのスペースへと導かれていく。

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猪熊夜離 2022/11/18 11:41

【進捗】痴○のテクと美声に完全敗北したアルクェイド(アルクェイド/月姫)

Skebより。

原作:月姫(MELTY BLOOD)
キャラ:アルクェイド・ブリュンスタッド

シチュ:電車で痴○されたアルクェイドはトロトロに蕩かされホテルに連れ込まれる。
 ホテルで一旦は正気を取り戻すも高ぶった身体は彼に触れられると簡単に再燃してしまう。
 最後に残った一欠片の理性と志貴への罪悪感で生ハメだけは拒むも、ゴムありとはいえ痴○と最後までしてしまう。
 それ以来、志貴に隠れて痴○とセックスする仲になってしまったアルクェイド。
 ある日、アクシデントでコンドームをつける前の肉棒と膣口が触れ合ってしまう。怒り出すどころか挿れて欲しそうに腰を揺らすアルクェイドの様子を見て、男は何度も膣口に亀頭を擦りつけてくる。
 それでも拒まず、男から目を逸らし何が起きているか知らないふりするアルクェイドの意を汲んだ痴○が、とうとう生ペニスを挿入してくる。

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前半部分(約1万2000文字)

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猪熊夜離 2022/11/12 17:30

庭師にハメ堕とされる四十路の最強人妻(東風舞希/魔都精兵のスレイブ)

後書き

 書いた、書いた。強い人妻がチンポに負ける姿を書くのが楽しすぎて気づいたら1万7500文字も書いてましたよ。

 初めて日万凛と絡んだあたりは怖い母親だったのに、すぐに淫乱ふしだら母ちゃんキャラになって主人公を誘惑してくるのが東家。そのうち東家の女全員でユッキーの子種を搾り取りに来る。

 年齢は長女が20歳くらいだとすると四十路坂か。東は強大たれが家訓の本家長女に種付けしたんだから父親も強者だろうけど、無能力者では魔都で生きていけないから普段は現世住みなのかな。それか死別?

 体格が良くて強い女だから男を組み敷く系かと思いきや日万凛と母子でユッキーにご褒美あげるときは、娘に「労りの心を持ちなさい」と諭したり、意外と閨で尽くしてくれる系なのかもしれない。

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猪熊夜離 2022/11/01 08:10

NTRで志貴の気を引こうとしたらナンパ男のデカチンが相性良すぎて本気で堕ちるアルクェイド

Skeb依頼より

原作:月姫
キャラクター:アルクェイド・ブリュンスタッド
https://twitter.com/TM_TSUKIHIME/status/1426468641357369345

シチュエーション:チャラ男にナンパされるアルクェイド。
嫌になったら男をはり倒してすぐに帰ればいいやと男についていった先のラブホで男に体中を弄られ抵抗の意思を奪われ、何度も犯される内に自分から男を求めてしまう。

前戯~正常位

「ちょっ……んんふぅ、はぁ……はぁ……部屋に入るなりガッつかないでよ……んちゅぅ、んむぅ、んちゅ……ドアの近くでなんて、外に声聞こえるわよ」

「聞こえるくらい喘ぎまくる予定なんだ。そうだよな、ヤリモクナンパについて来るくらいだから、アルクちゃんも溜まってるよな」

「はぁ……はぁ、はぁ……ああっ! そんな……、ことぉ……はちゅぅ、んちゅ、ふもっ……」

「嘘つけ。ちょっとキスしてやっただけでもう雌顔になってるぞ」

 人間と人間が交尾するための宿泊所。吸血鬼の姫君たる彼女には不似合いな場所にアルクェイド・ブリュンスタッドはいた。本来ここに彼女を連れ込める人間がいるとしたら、それは恋人の遠野志貴だけであろう。しかし今、ドアが閉まるなりアルクェイドの肩を抱き寄せ、反対側の手で顎を持ち上げキスを繰り返している男は志貴とは似ても似つかない。

 アルクェイドの身長は百六十七センチと女性にしては長身だが男はそれより頭ひとつ大きい、浅黒く日焼けした身体は筋肉質で雄の色気を放っている、幼い頃に受けた致命傷級の傷が元で虚弱体質な志貴とは正反対の生き物だった。

 だからといって真祖のアルクェイドが彼に逆らえず無理やりホテルに連れ込まれたなどということはない。見た目は可憐な少女にしか見えなくとも彼女の中身は最強の吸血鬼。種族の違いから来る生物としての格差に比べれば性差など存在しないも同然だ。

 それなのに今、アルクェイドは如何にもなヤリチンに口内を舐られ、鼻にかかった甘い声を漏らしてしまっている。

「ハァ♡ ハァ♡ あぁッ♡ あ゛っ♡ はぁ゛ぁ゛ッ♡」

 か弱い雌になった気分で嬌声を上げるアルクェイドは、心の中で自分がこんなことしてるのは志貴が悪いのだと、ここにはいない恋人を言い訳に使った。

 人間の世界で学校に通う彼は試験期間というやつがあるらしく、最近それの準備にかかりっきりで構ってもらえなかった。生活なら私が面倒見てあげるから学校なんか辞めちゃえばいいのにと喉元まで出かかったが、彼にとって友人たちと過ごす生活も掛け替えのないものであると理解しているため飲み込んだ。

 寛容な女でいると決め込んだアルクェイドだったが、志貴に構ってもらえない時間が一日、二日、一週間と続くと不満も溜まってくる。こっちの世界に私を引き留めたのは志貴なのに、それを一週間も放置するって何事?

 寂しくなったら自分から会いに行けば良いのだが、向こうから連絡がない期間が長引くと逆にこっちから連絡するって負けた気がすると変な意地を張ってしまうもので。

 そんなこんなで暇と寂しさの頂点に達していたとき、街をひとりで歩いていたところに男性から声をかけられた。

 男はアルクェイドのような如何にも予定も連れもなく、ぶらぶら歩いてるだけの女に声をかけ慣れている様子で次々に容姿を褒めてくる。自分の容姿に無頓着で志貴に言われるまで美人というカテゴリに位置することさえ自覚していなかったが、さすがに昼の世界で長く生活していると周囲の注目を集める程度には可憐な見た目をしているらしいことが分かった。

 実際は人目を引くどころかアルクェイドの美貌は文字通り人間離れしており、加えて上から八十八センチ、五十五センチ、八十五センチという抜群のプロポーションが雄の下卑た妄想と性欲を引き寄せて止まない。

 ナンパ男も最初から外国人美女に自慢のチンポ捩じ込んでヒィヒィ言わせるために近づいたのだった。

「おっほ、マジか。いきなりパンツぐしょ濡れじゃねえか。このスケベ女」

 キスしながら彼はアルクェイドのスカートを捲り上げる。ミニ丈のスカートは簡単に男の侵入を許す。黒ストッキング越しに下着の上から割れ目を擦られると早くも、ぐしゅぐしゅに濡れていた。

「うっさい、ばか……んっふぅ、ちゅっ、んちゅぅ……はぁ、んぷっ」

 キスだけで濡らしたことが恥ずかしくて憎まれ口を叩くも、彼に唇を合わせられると簡単に腰砕けて気持ちいい声しか出なくなる。

「んっふぅ……はぁ、あぁ、あっ、んくっ、ああぁ……あんっ、んっく、ふうぅ……はぁ、あっ、ああぁ……」

 舌を絡ませながらクリトリスを押し潰されるとびくんっと体が震えた。その反応を見て彼が嬉しそうに笑みを浮かべた。絶世の美女もそこら辺で適当に拾ってヤリ捨てした肉便器もついてる性器は一緒。なら感じる場所も同じだと自信を深めた男はさらに指の動きを激しくする。

「やだ、だめぇ、そこぉ……んんっ、ひぃい、いっ、いいぃ!」

「おまんこ触られてよがるだけじゃなく上も集中しろ。もっと自分から舌を絡めてこい」

「あっ、あひっ、あくぅ、んっ、ちゅっ、じゅず、れろ、れるぅ……んんっぷ、ふぁ、あむ、ぢゅっるぅ」

 命令されて仕方なくというポーズを取りながらも彼の動きに合わせ、アルクェイドも積極的に舌を動かし始める。唾液の交換を行いながら男の興奮を高めていく。淫らな蜜音と舌を吸い合う、ちゅぱ音が簡素がラブホテルの一室に響いた。

 男はアルクェイドの服を脱がせようとしてくる。服の裾を捲くり上げブラも上にずらした。ぽろんと真っ白い美巨乳がまろび出す。

「へえ、でかいな。Fはあるんじゃないか?」

「知らないわよ、そんなの」

 男はアルクェイドと身長を合わせるため床にひざまずく。そうするとちょうど彼の顔の高さに興奮で尖り始めた乳首が来るのだった。男の太い腕が女の柳腰を抱きしめる。アルクェイドは彼の肩に手を置き、拒絶の構えを取るが腕には力が入らない。もし本気で嫌なら瞬きする間に殺してしまえる相手。そうしてしまえばいいのにしないのは男の巧みな愛撫に期待しているからだ。

 男の生暖かい息が敏感な箇所にかかる。

「ちゅっ」

 優しくキスされた。

 それだけで全身に電流が走った。

「ふあぁ♡」

 情けない喘ぎが口から漏れてしまう。こんなはずはない。もっと簡単にやり過ごせると思っていたのに。

「こっち向けよ。可愛い顔見せてくれ」

 男はアルクェイドと目を合わせ、これ見よがしに見せつけながら乳首を執拗に舐った。

「んっ、あぁっ、やっ、やんっ、は、はげしい、っ♡」

 男の舌使いは巧みで口内に含まれた突起はコリコリに硬くなり感度を増していった。身体の変化を感じ取った男は、さらに刺激を強くしてアルクェイドの理性を破壊しようとする。ただ舐めるだけでなく吸い付き、歯を立て、パイ揉みとの合わせ技で責め立てる。

「なに、わたしのおっぱい、そんなに美味しいの? んっ、ふふっ、赤ちゃんみたいに、夢中になって吸っちゃって……は、あぁっ! ああッ! だめぇ、噛んじゃ♡」

「ガキがこんなエロい舌使いしてくれるわけねえだろ。余裕ぶったって膝ガクブルじゃねえか」

「こ、これは、んっ、あなたのせいっ、でしょう、がぁ♡ こんな、すごいの初めてなのっ♡ 胸だけでイッちゃいそ♡ こんなこと、今までなかったのに……」

「彼氏くんは前戯もしないで挿れちゃうようなやつなの?」

「違うけど……んっ、んっ、こんなに、されるのなんて、は、はじめて、だからっ」

 志貴とは日常的に身体を重ねる仲になった。彼とのセックスに不満はない。普段は虚弱体質のくせに女を抱く時だけ精力絶倫になる彼を現金すぎやしないかと笑ってしまうが、愛する者から求められる女の悦びを教えてくれた。

 だから仮にナンパ男がセックス巧者でも志貴より感じるなんてことはないと思っていた。ただ、ちょっと志貴に当て擦りしたい、あんまり放置してると他の男に盗られちゃうかもしれないぞーと心配させてやりたかった。

 女が恋人以外の男とセックスすることは不道徳という程度の知識はアルクェイドにもあった。しかし真祖の姫君たるアルクェイドと一介の人間では元より存在の位階が異なる。彼女からしてみたら人間は志貴か志貴以外かでしかない。志貴以外の人間など等しく価値がない。志貴が大事にしてる人間のことは自分も気にかけてやろうと思うが、彼と繋がりがない人間のことまで考えてやるつもりはなかった。

 だからナンパ男に声をかけられたことはアルクェイドにとってしてみたら、志貴の気を引きたかったところに都合よく使える道具が向こうから転がり込んできた感覚しかなかった。乱暴にするしか能がない下手くそなら張り倒して帰ればいいやと思っていた。

「んっ♡ ふぅっ♡ ふぅっ♡ んんっ♡ んぁっ♡ いい♡」

 ここまで簡単に翻弄されるなど全くの想定外だった。

 志貴のセックスに不満はない。だが志貴のセックスが世の男の標準だとしたら、いま彼女の身体を弄んでる男はセックスで女を駄目にするプロだった。

 男の舌はねっとりと蛇のように絡みつき、乳首だけではなく乳房全体を丹念に愛撫していく。本当に愛されているかのような錯覚を覚えるほど情熱的な愛撫だった。身体だけが目当てのゲス男にそんな錯覚を抱いてしまうほど、アルクェイドの精神は身体から堕とされ始めていた。

「ちゅぱ、ちゅるるっ、ぷはぁ、んっ、こりゃあいいな。乳首舐めるたびにアルクちゃんの尻が俺を誘ってぷるんぷるんしやがる。スケベすぎるぜ」

 自分の反応を面白がって言葉にされてもアルクェイドは怒れない。彼の言う通り次の段階に進んで欲しくて男を誘っていたからだ。

 ナンパ男のエスコートでベッドの上に押し倒された。

「おら脚開けよ」

 乱暴に言いながら彼は両脚の間に身体を割り込ませてくる。ビリリっと音がしてストッキングを破かれた。股間の部分だけ大きくくり抜かれ肌と濡れた下着を露出させた。彼はショーツに指を引っ掛け、グイッと横にずらした。

 女性器を見られてしまう。人間の言葉で言うところのおまんこが丸見えだ。それを恥ずかしいと感じたのは、アルクェイドの中でナンパ男の存在が有象無象の人間から一個の人格を持つ存在へ格上げしたからに違いない。

 性行為という根源的な交わりによって男は、アルクェイドに自分を強い雄と認めさせたのだ。なお恐ろしいことに彼とのセックスは未だ前戯の前戯。キスや胸舐めは直接触れられたが、おまんこは黒ストの上から刺激されただけ。

 男の手を見る。志貴より指の関節一個分は大きそう。節くれだってゴツゴツしてるのは如何にも大人の男だ。硬そうな手のひらで柔らかく敏感な粘膜を擦られる。想像だけでゾクゾクした。

「んっふぅ、やだ、恥ずかしい……」

「そうは言ってもアルクちゃんのココはもう大洪水だ。我慢できなくてよだれ垂れてるぜ」

 男がショーツを捲ってるのとは反対の手で秘部に触れた。染み出している愛液をたっぷりまぶし、滑りを良くしてから指が侵入してきた。

 ぬるんっという音が聞こえてきそうな滑らかさで指は簡単に飲み込まれる。自分の身体が彼に膣内まで触れて欲しくて準備していたのだと思うと、アルクェイドの白い肌は桜色に色づいた。

「あっ、あっ、んっふぅ……はぁ、あっ、あっ」

 男は膣内を探っていく。彼の手の動きは巧みで、的確にアルクェイドの弱点を見つけ出した。

「ここがアルクちゃんのナンパ男相手に、おまんこおっぴろげてでも触ってもらいたい場所か」

 彼の手が動くたびにくちゅくちゅと卑猥な水音が鳴る。容易く見つけられてしまった弱点を重点的に責められ、アルクェイドは腰を浮かせてしまう。

 男の太い指が根元まで入り込み、中で折れ曲がった。腹の裏側のざらついた部分を擦られてアルクェイドは甲高い声を上げる。

「あひぃ♡ あぁっ、ああぁっ♡ それだめぇ♡ おかしくなるっ♡」

「定番のGスポットも、しっかり弱い雑魚まんこだなアルクちゃんは。こうやってグリグリされるとどうよ?」

「んっ♡ んっ♡ すごっ、だめ、だめぇ♡ そんなされたら、んっ、んんっ♡ イキそうになる♡」

「おうイケよ。彼氏くんに申し訳ないと思わねえのか。さっき会ったばかりの男の前で自分から膝持ってがに股広げて、おまんこ弄りねだるポーズで気持ちよくなりやがってよぉ」

 男に指摘され初めてアルクェイドは気づいた。男の手マンを邪魔しないよう彼の指が入りやすい姿勢を取っている自分の姿に。服従した雌犬が腹を見せて寝転がるようなポーズで膣ヒダをガシガシされる。

「どんどん声がエロくなってるぞ」

「はぁ、はぁ、あなたが、んっ、上手なせいよ♡ こんなはしたない、こと、あっ♡ あぁぁっぁっ! 志貴にも見せたことないのに♡」

「そりゃ光栄なことで。なんで彼氏くんにもしてあげたことない、セルフ恥ずかし固め俺には見せてくれたのかな」

「だっ、だってっ、これっ♡ これっ、気持ちぃっ! あっ、んっ♡ ダメっ、ダメえぇぇぇぇぇぇ♡ やぁぁっ♡ だってぇっ……きっもちよくて、脚が自然に開くから♡ あ♡ あっ♡ あっ♡ いっ♡ いくっ♡ いっちゃう♡」

 アルクェイドは自分が絶頂へと上り詰めていることを理解していた。こんな簡単にイカされてしまうなんて悔しい。けれど身体は正直だ。悔しいが自分と男とではセックスの経験値に違いがありすぎる。ベッドの上に限って言えば自分は雄に捕食される雌でしかない。

 与えられる快楽に抗えないアルクェイドの膣壁は男の指をきゅうっと締め付ける。一部の隙きもなく膣ヒダを巻き付けながら、もっと太いモノも挿れて欲しいと感じてしまう。

 男の指がクリトリスの裏に当たる部分を強く擦り上げた瞬間、アルクェイドは盛大に潮を吹き散らかして果てた。

「イクゥウウッ! アヒッ、イグッイグぅぅうううううッ! あへっ♡ おほおおおっ! おほっ♡ おほおおおぉおぉっ♡ んおおおぉぉ~っ♡ おぉおおお♡」

「おーおー派手に吹いてやがんなぁ」

「あっ……ひっ……ぅぐぅ」

 絶頂の余韻から戻ってこられないアルクェイド。男が蜜穴から手を抜くとその刺激だけで軽くイッてしまう。彼女の身体は全身性感帯に出来上がり、何をされてもオーガズムに達するようになっていた。

「んじゃ次は本番いこうぜ。お望みのデカチンぶち込んでやるからよ」

「んっ、んっ、んっ、ふぅっ♡ ふぅっ♡ ふぅっ♡」

 やめてくれ。今の状態で挿れられたらまずい。己の状況を正しく察したアルクェイドは、達した身体が落ち着くまで休みをくれとお願いしようとする。しかし彼女の意思を裏切り、喉を通って吐き出された空気は全て桃色吐息に使われた。

 身体が強い雄に負けたがり始めている。極太チンポねじ込まれて屈服宣言する準備が始まった。(そんなの絶対イヤっ。私は負けてないっ!)

 心はそう抵抗するが、身体は素直だ。子宮がきゅんきゅん疼きっぱなしで、早くあの雄々しい剛直に貫かれたくて仕方がない。

 身体が屈したら精神も堕とされる。その恐怖が辛うじてアルクェイドの正気を保たせていた。

「そんなに怯えるなよ。彼氏くんのこと愛してるんだろ? なら大丈夫だよな。いくらチンポで気持ち良くなっても他の男のことを好きになるはずないだろ」

 必ず堕としてやると言外に自信を滲ませながら男は服を脱いでいく。ぼろんと飛び出したイチモツにアルクェイドは目を丸くした。

(志貴のとぜんぜんちがう……大きさだけじゃなくて、形が……カリの出っ張り方とか、裏筋の血管とか、先っぽの鈴口の大きさまで……全然違うっ。あんなの挿入されたら……私……わたし……っ!)

 志貴との違いに驚愕している間に、男は避妊具を装着し終えていた。準備万端の彼は、興奮した様子でアルクェイドの両膝を鷲掴みにする。そのまま左右に押し広げ、膣口に亀頭を押し当てた。

「待って……だめ……やめて……」

 気に入らなければ張り倒して逃げればいい。ホテルに入る前の考えをアルクェイドは思い出せなかった。まだ一時間も経ってないのに両者の立ち位置は逆転していた。今の彼女は『朱い月の後継者』でも『星の代弁者』でもない。

 勝てないと本能で察してしまったチンポを前に怯える女でしかなかった。

「アルクちゃんのココはそう言ってねぇみたいだけどな」

 ずぶぶっと肉棒が淫裂を割って侵入してくる。圧倒的な質量と熱量を持った塊に膣壁を蹂躙され、アルクェイドは背中を仰け反らせて悲鳴を上げた。

「あぎぃいぃいいっ♡ あがぁっ♡ あっ、あぁああぁっ♡」

「すげぇ声。彼氏くんに聞かせてやりたいなぁ」

 男は最初から遠慮なくフルピッチでピストンしてきた。ズンっと突き上げられた衝撃で子宮口をこじ開けられ、ポルチオをごつんと叩かれる。

 挨拶代わりの一撃だけで軽く達し、アルクェイドは呼吸することも忘れてしまった。

 男が腰を引く。亀頭が膣ヒダを引っ掻けて、じゅぽっという卑猥な水音が鳴る。また深く突かれてポルチオを殴られる。

「うぐぅっ♡ あぁっ♡ ああぁっ♡ ああぁぁぁっ♡」

「おー締まる。こりゃ名器だわ」

「あっ、あっ♡♡♡ やめっ、だめ♡ だめっ♡ いまっ、イッてっ♡ イったばかりなの♡ あたまへん♡ おくっ♡ あつい♡ しゅごい♡」

「気持ち良いかアルクちゃん。このエロまんこで何人のチンコ扱き上げてやったんだよ」

「しらなっ、あっ♡ あんっ♡ んんっ♡ あひぃぃぃぃっ♡」

「数え切れないくらいヤッたのか。綺麗な顔してヤリマンかよっ!」

 ぱんっ、ぱちゅん、どちゅんっ、パンッ、ぐぢょっ、どちゅんっ、ずっぷんっ!

「ああぁぁ! ち、ちがう! 志貴だけ。ほんとう、本当に、んひぃぃぃっ♡ 志貴がはじめてっ♡ だからぁっ♡」

 だから知らなかった。チンポが人によって全然違うこと。凶悪なカリ首に膣内のヒダヒダ引っ掛けられてゴリゴリされると、目の前がバチバチするほど気持ちよくて女なら誰でもおかしくなるなんて。

(なんで、どうして、こんなに、きもちいのぉ♡ やだ、志貴じゃないのに、やだぁ♡♡)

 男の抽送は激しいだけでなく巧妙だった。腰使いでアルクェイドを翻弄しながら、クリトリスに指を当てて絶妙な力加減で扱いてくる。クリ豆が勃起すればさらに強く押し込み、包皮越しに剥き出しにしてシコシコしてくれる。弱点の全てを責められアルクェイドに余裕はなかった。

「あっ、あっ♡ ダメダメダメぇっ! そこばっかりダメなのぉぉおっ♡ 気持ち良すぎてダメえぇぇええええええ♡♡♡ あ、ああぁ、ひぁ、やめ、へ、お願い、だからぁぁ♡ クリっ、クリが、こわれりゅぅぅ♡♡」

「おいおいまだ挿れたばっかだぜ。もっと頑張れよ」

 男は意地悪く笑うと、クリトリスとは反対の手で乳首を摘んでコリコリと擦ってくる。

「はぅうっ♡ ちくびもダメェっ♡ んんっ♡ や、やだっ、両方は、感じすぎちゃうぅ♡ ふぅっ♡ ふぅっ♡ ふぅぅ~♡ やだ、やだ、やなのに、きもちよくて、イクの止まらないのぉおおっ! おほっ、ほひっ、いひっ、イっぐぅぅぅぅぅっ♡♡♡」

「おー、おー。すっげー締め付け。やっぱアルクちゃんはドスケベだよなぁ」

「んひぃっ♡ おほおおおっ♡ や、やだっ、気持ちいいの止まらないっ♡ おほぉおおおっ♡ あくっ、い、やっ、おおおっ♡ ふおぉっ♡ も、も、頭、おかしくなっちゃうぅっ♡」

 ここにいるのは最強の真祖などではない。チンポ狂いの素質を開花させられた淫乱マゾメスだ。子宮口を突き上げられながら、同時に敏感すぎる上下の突起を虐められて、おまんこを切なくきゅぅ~っと締めてしまう。

 絶頂に次ぐ絶頂で、膣内が痙攣するたびに、男のモノを心地良く搾り上げる。そのたびに膣内では、膣ヒダの一枚一枚が、肉棒の血管の一本一本を鮮明に感じるほど感覚が鋭敏化していく。イケばイクほど感度が上がってしまう。

 雑魚化した子宮頸部を凶悪な亀頭でコリコリされるたび、アルクェイドはあっさり屈服してしまう。際限ない屈服アクメの波が押し寄せ天然物のブロンドを振り乱しては絶頂する。何度も、何度も、繰り返し。

 お前は俺のチンポに勝てないんだ。恨むならおまんこ持って生まれてきた自分の身体を恨め。そう囁かれ続けてる気がしてきた。

「おねがい、ゆるして……もう許して……これ以上イカせないで……っ」

「何言ってんの? まだまだこれからじゃん。彼氏くんのこと忘れさせてやるからさ。アルクちゃんは一生チンポのことしか考えられない雌豚になって生きていくんだよ。よかったな」

 嫌だ。そんなの絶対にイヤだ。でも、身体が言うことを聞かない。身体は男を受け入れ、快感を貪っている。男に媚びきった雌犬ボディが男に犯されることを望んでいる。

「んほぉおおぉっ♡ おほおぉおおおおっ♡ お゛お゛お゛お゛ぉぉぉっ♡ ほっ♡ ほおおぉぉぉぉぉぉぉぉ――――♡ も、もう許してぇええぇぇええぇぇぇぇぇ~~~~~♡♡」

「そんなド変態糞ビッチしか出さない、おほ声出しといて許してもねえだろ!」

 どぢゅっ、どぢゅっとポルチオを穿たれる。脳みそまで蕩けそうな衝撃に視界に火花が散る。子宮を潰されて屈服させられる悦楽にアルクェイドは咽び泣いた。

「あぁああぁっ♡ イグっ♡ イグっ♡ イグっ♡ イグっ♡」

「あーイイわ、マジ最高のオモチャだわ。このエロまんこ、たまんねぇ! げーのーじんより綺麗な顔してるのに、まんこは場末のヤリマンよりチンポ大好きでいやがる。これで経験人数ひとりなんてマジ掘り出し物だわ。俺がちゃんと性教育してやるからな」

「うぐぅっ♡ あっ、おほぉぉぉお♡ おひっ、ひぃぃぃいいぃいぃぃいっ♡」

 ずぷっ、ずぷぶっ、ぬちゅっ、ぶちゃっ、どちゅッ!

(ああ、だめ……このままじゃわたし……)

 この男に身を委ねたらどうなるか分からないわけではない。きっと自分が自分でなくなってしまうだろう。情事の熱が冷めたあと後悔することは容易に想像できた。それでも抗う意思が湧いてこない。むしろ早く堕とされたいとすら思い始めていた。

 こんな小賢しいことを考える自分の理性ごと、逞しい亀頭に子宮を押し潰してもらいたい。

「そろそろ射精すぞッ!」

 男の動きが小刻みで単調なものに変わる。射精寸前で余裕がなくなった動きだ。膣内で剛直がパンッと膨らむ。出陣を待ちわびた精液で勃起がピクピク跳ねた。膣壁全体が雄の子種を求めて収縮し、男を悦ばせるように淫らに絡みつく。

「彼氏くんのじゃない、俺の精子でイケっ!」

 子宮口に鈴口を押し当てられたまま、特濃の白濁液が発射された。コンドームに阻まれ子宮に注がれることはなかったものの、ゴム越しの衝撃だけで最後の一押しには充分だった。

「イ、イクゥううぅううううぅぅぅううぅぅ♡♡♡♡」

 今まで経験したどんなオーガズムよりも深くて長いエクスタシーがアルクェイドを襲う。視界が真っ白になり、意識が漂白されていく。全身の細胞が作り替えられるような未知の感覚。この一瞬だけで、今までの自分を完全に上書きされてしまった気がした。

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猪熊夜離 2022/10/31 03:07

【進捗】NTRで志貴の気を引こうとしたらナンパ男のデカチンが相性良すぎて本気で堕ちるアルクェイド

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