これからツクールエロゲを作りたい方のために雑記

　あくまで初歩的な部分ですがRPGツクールを触った身として、これからゲーム制作（エロゲ風CG集）をしたい方に少し役立ちそうなことを書いておきます。
基本的な操作はツクールMVの公式ＨＰに初心者講座があるのでそちらを参照してください。とてもわかりやすいです。

◆プラグイン
　DarkPlasma_NameWindow
　　メッセージウインドウに小さいウインドウを付属させる。
　　射精回数と射精量の表示に使いました。
　HPMPLVInvisible
　　ステータスを非表示にする。
　　戦闘要素の無いゲームの場合はこれを使うとメニュー画面がすっきりする。
　MessageWindowHidden
　　メッセージウインドウを一時的に非表示にできる。ツクールエロゲには必須。
　UTA_MessageSkip
　　特定のキーを押すとメッセージをスキップできる。
　　恐らくジャンルを問わず必須レベルのプラグイン。
　UTA_MessageSkip
　　マップ１マスごとにキャラが通り抜けできるかどうかの設定ができる。
　　これを使えば屋根の上を歩いたり暗黒空間を歩いたり自由自在。
　Vertical_Swinging
　　画面のシェイク効果を縦向きにする。
　　挿入時に画面を揺らす際、個人的に縦向きの方がしっくりきたので入れました。

他にも各所でたくさん無料公開してくださっています。自分が作りたいものに合うプラグインが見つかるかもしれないので是非探してみてください。

◆テキストウインドウ
　文章コマンドで表示される文章はデフォルトで幅29字の4行です。
4行だと少し画面を圧迫するのと、文章が詰まり読むテンポが悪くなるかと思い新作では3行にしています。行数変更の仕方はちょっと複雑ですが調べると丁寧な解説がすぐ出てきます。
また、文章を書いている途中にプレビューで確認することがあると思いますが、実際のゲーム中に表示されるとまた見え方が違うので、テストプレイでの確認もたまにすると良いです。

◆射精回数・射精量
　ツクールエロゲであると嬉しい要素なので私も前作・今作と導入しました。
上記のDarkPlasma_NameWindowを導入し、テキスト１つずつに
　\n<\v[変数A]回　\v[変数B]ml>
を入れます。
\n<○○>でメッセージウインドウの左上に名前ウインドウを表示させ、その中の\v[○○]で変数を代入します。

◆画像の処理
　差分を一枚ずつ表示していくように設定すると、枚数が多い場合は画像の切り替え時に画面が点滅しプレイの妨げとなってしまいます。
そこでHイベントが開始すると同時に差分を全て不透明度0で表示させ、必要に応じて一枚ずつ不透明度を255（最大）にし、その都度古いものは消去していくと快適です。
「ピクチャの移動」というコマンド名がややこしいですが、実際にはピクチャの表示設定全般を担います。

ピストンが加速する演出は黒皮サハラ様のTHE NPC姦で使われていた手法を真似ています。これと同じコマンドかはわかりませんが。

◆スクリプト
　AudioManager.fadeOutBgs（０）
　BGSを停止させる。フェードアウトコマンドではBGSが切れるまでに最短でも１秒かかるので、ピストン音をピタッと止めて射精音へ切り替えるときに必要。

◆変数
　定数と乱数、代入と加算を間違えると正しく射精回数や量がカウントされないので悲しい。

◆コマンドの順番
　2つ上の画像と「ピクチャ消去・移動、BGS演奏」の順番が異なりますが、コマンドの間にウェイトや文章などが無い限りは同時に処理されるため動作は同じです。
一つ上の画像の「スクリプト～変数の操作」の箇所もたくさんのコマンドが並んでいますが順番に特に意味はありません。

◆数値
　この画面では二度目の射精で一回目と同じ量が出たという展開なので数値は変えてませんが、数字を低くすると尿道の奥に残ったのを出し切るような演出にも使えます。
逆に増やすといつもよりいっぱい出たという感じに。
ちなみに射精量にブレがある方が生々しいと思い乱数にしていますが、定数でも特に問題はありません。

私の作品では戦闘要素やストーリー性が無いため、これでも相当楽な方だと思うとゲーム作りの難しさを痛感しました。
この記事が少しでも制作の助けになれば幸いです。