ある兵士のつぶやき
夜のジョギングもやや肌寒い季節となりました。 寂しいですがいよいよ夏も終わり、僅かではありますが冬の到来を予感させます。
体調の崩しやすい時期ですので皆様もお気を付けください。
先週もたくさんの応援をありがとうございました、いつも励みになります。
現在の進捗を報告させていただきます。
ある兵士のつぶやき
初めてその話を聞いた時は耳を疑ったものだった。
浮かれた話など一切耳にすることのなかった彼女が突然妊娠を公表した。 しかも相手は父親よりも年の離れた商売人だという。
昔はラマン村の開発、その根幹に関わる大商人だったとはいえ今はほとんど営業を行っていない、小さな宿の主人に過ぎない。
レフ兵団の中でも特に将来を嘱望されている彼女と釣り合うとは思えなかった。
彼女に対して好意は抱いていたが、それはあくまでも同僚の兵士としてだけのものであり、勤務中はとてもじゃないが異性として見る事など出来なかった。
あるなんでもない休日だったと思う。 弟と並んで街を歩く彼女の姿に惹かれた事をふっと思い出した。
結局、仕事以外の事で言葉を交わす事は無く自分と彼女はただの同僚でしかなかった。
しかし、あの若く優秀な身体がみっともない体型の初老の男にモノにされ、孕まされたのだと思うと言い様のない感情が込み上げてくる。
彼女に対して、何か一言口にしなければならないとさえ思った。
小指に輝くペアリング、妊婦用に制作された戦闘服から零れ落ちそうなほどに育ったお腹と胸、なによりその嬉しそうな表情を見てはもはや自分にはどうする事も出来ないのだと悟った。
もうすぐ母親になろうとしている彼女は、あの時食事に誘わなかった事が悔やまれるほど魅力的に見えた。
現在の進捗73
先週でエンディング5の素材の仕上げが一部を残して概ね終了。 イベントの組み立てに入る事が出来ました。
今週は引き続きイベントの組み立てを行い、テスト段階まで入れるよう進めたいです。