洋ハメサロン 2024/06/20 17:12

【新連載】「隣の白人夫婦の旦那が妻を抱いて欲しいと言ってきたので」その1

あらすじ

人妻寝取り依頼ものです。奥さんは今回の依頼のことを知りません。あくまで自然に妻を寝取ってくれという依頼。
ロシア系アメリカ人である巨乳美女を、旦那さんの手助けをもありつつ、頑張って寝取る話です。奥さんは聖女なので浮気願望は一切なく、夫一筋です。主人公はかなりの巨根です。


具体的なエロシーンが始まるまでは無料で公開します。
また、本編は先行公開扱いなのでそのうちノクターンノベルズなどでも公開します。


その1「ご近所に住む聖女 マリヤ・ミローノヴナ・ペトロフスカヤ(24)」


 俺の住む古アパート隣の一軒家には、聖女が住んでいる。
 都市伝説とかじゃない。本当に住んでいるのだ。俺が会社に行くときに、名前も知らない俺にいつも「おはようございます」と挨拶してくれる。

 最近得た有力な情報によると、聖女の名前はマリヤだという。
 真里谷でも茉莉亜でもない。そう外国人だ。

 人種を簡単に言ってしまえば、純度100パーセントの白人である。
 白人もアングロサクソンとかスラヴィックとか色々あるだろうが、詳しいことはわからない。とにかく白人である。そして、とんでもない美人さんだ。

 年齢はわからない。多分二十代半ばくらいだろう。となると今年二十七歳の俺より年下になるが、外国人の実年齢というものはすごぶるわからない。十歳上でもおかしくないし、逆に十歳下の可能性すらある。

 彼女の特徴を述べよう。

 まず、美人さんである。これは先程も述べた。ただ繰り返し言い続けてもまだ言い足りない感がある。
 一般的に白人女性というのはアジア圏の女性よりも容姿が綺麗なことが多いが、正直そういうレベルではない。

 瞳が透き通るようなアクアブルー。当たり前。
 鼻筋が通っている。当たり前。
 唇のピンク色が瑞々しすぎて可憐。当たり前。
 目鼻口のバランスがとんでないくらい整っている。当たり前。
 そういうことじゃない。白人女性の顔立ちが端正なのは知っている。大事なのは彼女を目撃した人間のほとんどが、彼女を女神様か聖女様だと勘違いすることである。

 なんというか本当に、透き通っている。
 当たり前だが透け透け人間というわけじゃない。彼女の纏う雰囲気や印象があまりにも透き通っているということだ。

 どんな荒んだ心の持ち主も、彼女に会えば一瞬で浄化される。
 一級品の犯罪者であればそのまま溶けて空に還るかもしれない。それぐらいの浄化力がマリヤさんにはあるのだ。

 ここで一つ、気が付くことがあるだろう。
 マリアではない。マリヤだ。浅薄な俺の脳内情報から知見を拝借するのであれば、彼女はおそらく東欧圏の人間ということになる。
 ルーマニアとか、スロベニアとか、ロシア。ぱっと思いつくのがそんな感じだ。この三つが東欧に当たるかどうかもわからない。知識は水たまり並に浅いと思ってもらいたい。

 ではここで、その情報を踏まえてマリヤさんの観察に戻る。

 東欧圏の人間と聞いて、皆さんはどんな連想をするだろう。東欧でわかりづらければ、簡易化してロシアと言い換えてもいい。

 十秒待とう。
 いや十秒もいらないかもしれない。
 なぜならこれを読んでいる男性諸君は、ロシア女性に対して一定の知見を備えているからである。
 怒らないから言って欲しい。
 そう、背が高い。
 いや違うだろ。そうだけど、そこじゃない。
 ああわかってる、巨乳だ。

 ここで重要な情報が追加された。
 マリヤさんはとても背が高く、聖女の雰囲気を持ちながら、明らかに“おふくよか”な胸の持ち主なのである。
 具体的なサイズへの明言は避けよう。というか俺にもよくわからない。
 まず身長から推察するに、175センチある俺とそこまで変わらない。170センチは絶対超えている。俺よりも高いということはないだろうが、一般的な日本人女性と比べれば10センチも15センチも高い。十分高身長である。
 そして彼女のようなロシア人(仮)は往々にしてそうだが、腰がとんでもなく高い位置にある。要するに、脚がなげーということだ。

 すらりとしたモデルのような御御足(おみあし)。
 シベリア平原の淡雪のように真っ白な脚が、まっすぐに伸びている。
 そしてよくお召になっている純白のスカートの上からでもわかるほど、臀部のボリュームがしっかりしている。
 そして肝心要、腰の位置が明らかに俺よりも高い。彼女の前を通り過ぎると自分がトールキン先生よろしくのホ◯ット族になった気がするのは、日本人の欧米コンプレックスだけが原因ではないはずだ。

 そんな高身長な女性が、おふくよかな胸。
 単純に、日本人女性の巨乳と異なるということはわかるだろうか。
 背が高いということは、骨格がそもそも大きい。骨格が大きいということは、その骨格が支える胸部の質量がそもそも違うということだ。身長140センチのFカップと、身長180センチのCカップとでは、おそらく容積自体は後者の方が大きくなるのではないだろうか。計算したことないから知らんけど。

 身長170センチ強のロシア人女性(決めつけ)が、巨乳。
 イメージできただろうか。正直具体的なサイズは想像もつかない。マリヤさんは決して露出度の高い服は着ないが、それでもお胸にとんでもないモンスターを飼っていることは容易に想像できるのである。

 そして彼女が聖女と呼ばれる最大の理由は、その鮮やかすぎるブロンドヘアーにある。

 ブロンドヘアーと聞いて、皆さんが想像する髪にはいくつか種類があると思う。
 まず単純な金髪。これが一番一般的だ。生まれが黒髪の日本人でもブリーチすればこれぐらいの金髪にはできる。
 そして欧米人には結構ある、少しくすんだ色の金髪。古い言い方では赤髪なんて言い方もされる。

 しかし諸君は、本当の意味でのブロンドヘアーをご存知だろうか。
 フィンランドとかスウェーデンとか、北欧圏にそのイメージが強いかもしれない。本当の意味で透き通るような、金。日本人でも一度完全な白まで脱色して、軽く薄い黄色をつければそれなりに近い色にはなるだろうが、やはり生まれもったブロンドヘアーとは異なる。鮮やかな、という言葉ではとても言い表せない。金色(こんじき)の頭髪。ある意味で、本物の、ステレオタイプの白人だけが持つ本物の金髪だ。

 まさに透き通るようなブロンドで、天然の白人しか持ち得ない鮮やかさと高貴さを備えている。
 日本人女性であればサラサラのストレートロングが至高という人間も多いだろう。でも白人さんはストレートではなくゆるふわセミロングが正解だ。普段後ろで結んだブロンドのセミロングは、さながら継母に虐められながらも家事仕事に奮闘するシンデレラと言ったところだろうか。もちろんマリヤさんは素のままで、魔法で着飾ったシンデレラよりもお美しいことを確信している。

 そういう、もはや神秘的な色。
 色合いや風合いだけじゃなく、髪質もまさしく北欧神話の女神様で、すれちがいざまに思わず触りそうになって手を止めたことは一度や二度じゃない。

 そんなマリヤさんは毎朝、家の前のエプロンを着て箒を掃いている。どう見ても純度100パーセントの白人女性が、箒。和。
 違和感ばりばりかもしれないが、それでもコスプレ感が限界突破しないのは、欧米人でありながらマリヤさんがそこまで“バタ臭い”顔をしていないからかもしれない。

 ともすれば日本人に見える――というのはさすがに無理があるが、マリヤさんは彫りの深い欧米顔ではなく、むしろ日本人好みする可愛らしい顔立ちなのだ。
 そして何より、マリヤさんからはそこはかとなく大和撫子を感じる。こちら側の勝手な妄想だが、もしかして華道とか茶道を嗜んでいるんじゃないだろうか。それぐらいのお淑やかさが普段の何気ない所作からも感じられるのである。

 だからこそ、彼女は聖女と呼ばれる。
 そのものずばりお名前を拝借して、“マリヤ様”と呼んでいる人間もいるそうだ。

 情熱が有り余り過ぎて長々と話してしまったが、うちのアパートの隣の一軒家には、そういう究極の“目の保養”が住んでいるのである。

 そこでまた賢しい人は気付くだろう。
 一軒家。そう一軒家である。しかも結構な坪面積のある豪邸だ。そんな場所で若い女性が一人暮らしするわけもなく、残念ながら、そう本当に残念ながら、マリヤさんはれっきとした人妻なのである。

 一度だけ、ご主人をお見送りするマリヤさんを見かけたことがある。
 ご主人は同じ白人男性だったが、正直ご主人ではなくお父さんと勘違いするくらいの年齢だった。短髪の白髪交じりの、どう見ても五十歳近くのおじさんだったからだ。
 でも出かけ際にキスしているのを見て、ご夫婦だと察した。向こうの挨拶が誰とでもキスをするタイプのものなのかもしれないが、それを加味しても、二人は雰囲気的に夫婦だとわかった。

 あれだけの豪邸に住んでいるのだ。財力があればあれだけの若い美女も射止められるのかもしれない。
 紳士的な雰囲気もあったし、社会的地位もあるのだろう。年齢には倍近い差があるが、傍目から見て、二人は“お似合い”だった。

 ここまではいいだろうか。
 俺はそのお隣のマリヤさんに恋をしかけて、人知れず所帯持ちであることを知り、密かに失恋したのである。
 とはいえ俺は毎朝マリヤさんを目の保養にしているし、男なのだ……そういう妄想で穢したことは一度や二度じゃない。今でも俺の日常生活において、マリヤさんは大きな領域を占めている。

 ではここで、話を別の人物にフォーカスしよう。
 俺がここまでで話題に出した人物はマリヤさん以外にもう一人いる。そうマリヤさんの旦那だ。

 マリヤさんの旦那は、彼女の夫ということだけあって彼女よりも背が高い。おそらく180センチ近くあるだろう。
 しかし大柄のロシア男(ロシア人かどうかは知らないが)というイメージはない。どちらかというか細いというかひょろ長いからだ。
 筋肉もそんなになく、そこはかとなく痩せこけている。雰囲気的にはどちらかというと“初老”に近いイメージがあるのだ。俺が最初、彼をマリヤさんのお父さんと見間違えたのもそれが理由である。

 その旦那さんと、俺はひょんな場所で出くわした。
 近所にあるスーパー銭湯のサウナだ。

(この人……)

 最初に気付いたのは俺だった。
 サウナ台の一番上に腰掛けて、汗だくになっているのがマリヤさんの旦那さんだった。
 服の上からも想像できたように、やっぱり痩せこけていて筋肉はない。そして何よりも最初に思ったことは、“外国人なのに小さいな”ということだった。

 どこを言っているのかはご主人の股間、いや沽券に関わる問題なので伏せるとして、外国人でしかも高身長の男はもっとすごい物をお持ちだというイメージだった。
 しかし実際は、たいしたことない。身長がある分、日本人の平均くらいはあるかもしれないが、なんかもっとビッグマグナムを期待していた。いや、俺がこの人にそんなことを期待する理由はどこにもないけれど。

「君は、うちの隣のアパートに住んでいるね」
「へ?」

 突然、流暢すぎる日本語で話しかけられてギョッとした。後ろに日本人客がいるのかと思ったが、どう見てもこのサウナには俺とマリヤさんのご主人しかいない。とすれば今のネイティブそのものの日本語を発したのは、目の前のご主人ということになる。
 しかし明らかに外国人の彼が、ネイティブレベルの日本語を発したことへの頭の整理がつかなかった。それだけ俺たち日本人は普段から、外国の人をステレオタイプの色眼鏡で見ているということだろう。

「いきなりすまない。私はミハイル・パーヴロヴィチ・ペトロフスキー。すぐそこの大学で教授をしている者だ。君が暮らすアパートの隣の一軒家に住んでいる」
「そ、そうなんですね……」

 突然話しかけられて、そう返すしかなかった。
 この人がうちの隣に住んでいることは重々知っている。でも直前までこの人のある部分をマジマジと観察して、しかも失礼なことを思ってしまったから、とっさに「知ってます」と返すことができなかったのだ。

「不躾だが名前を教えてもらっていいかな」
「え……? ああ、西村拓己(にしむらたくみ)と言います。すみません自己紹介してもらったのに」

 どことなく、不思議な雰囲気のある人だと思った。
 会話の間が掴めない。大学教授と言っていたけど、自分の周りにいる教職員の方も割と変わった人が多い印象だ。

「社会人かい? それとも大学生?」
「サ、サラリーマンです。今年二十七歳になりますから」

 俺が海外の人の実年齢が掴めないように、ご主人・改めミハイルさんも同じように俺の実年齢が掴めないようだった。たしかに俺は童顔な方で、実年齢よりもかなり若く見られることが多いけど。

「二十七か……うちのマリヤよりも歳上だな」

 突然マリヤさんの話題が持ち出されて、ギクリとした。よくよく考えれば俺はこの人の奥さんを無許可で脳内凌○しまくっている。まあこんなことに許可は必要ないけど。
 それにしても、マリヤさんってやっぱり歳下だったんだな。ということはミハイルさんがマリヤさんのご主人ではなく、本当にお父さんっていう線も。言い方も“うちの”マリヤだし――。

「マリヤさんというのは」
「私の妻だ。歳は私の半分近くだがね」

 俺の儚い期待は一瞬にして打ち砕かれた。無駄に期待させんな白人じじい。……失礼、つい本音が。

「そ、そうですか……」

 最初に知ってますと言いそびれた手前、食いつくわけにもいかない。でもどうしてご主人がマリヤさんの話を持ち出したか気になった。

「ところで君は、そっちの方には自信があるかい?」
「はい?」

 一瞬、何を言われているかわからなかった。
 しかしミハイルさんの視線が一瞬だけ下を向いたのを見て、俺は本能的な危険を感じ取った。

「日本人にしてはずいぶん立派なものを持っているようだが……」
「そ、そうですかね! ハハハハ!」

 やばい。このじいさん絶対ホモだ。スーパー銭湯のサウナで若い男物色してたんだ。急いで逃げないと。

「待ちたまえ!」

 眼光鋭い白人に呼び止められ、踵を返す。なんだかすごい迫力だ。逃げたら殺すぞ。大人しく俺にケツの穴を貸せ。そう言われているような気がした。

「君は、うちのマリヤのことを知っているね」
「はい?」

 なんでそんなこと。意味がわからなかった。たしかに俺はマリヤさんを知っている。憧れもしている。あの大きなお胸でパイズリオナニーしたこと数え切れなし。なんならおまんこだってバチ犯しとるわ。そうか、お前はうちの家内に憧れてるだろうが、マリヤは俺の妻だ。お前がどんなに立派なものを持っていても宝の持ち腐れだなガハハ、そんなことを言いたいんだな。

(この野郎)

 一瞬、このじいさんだかおっさんだがわからない白人男を殴りそうになった。
 でもそんなことをしたら、二度とマリヤさんにあの天使で聖女で女神でお姫様の笑顔を向けてもらえなくなる。このクソおやじ。とんでもないものを担保に取りやがったな。

「不躾なお願いで、非常に申し訳ないのだが」

 ミハイルさんは、神妙な面持ちで話しを切り出した。俺の中ではいまだにこの人のホモ疑惑は消えていないので、十分距離を取ることは忘れない。

 しかし、次の瞬間、ある意味で俺の恋敵、ミハイルさんが発した言葉は、

「――うちのマリヤと、セックスしたいとは思わないか?」

 だったのだ。

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