ファンタジー世界の言語と文明の成り立ち
さてさて今回も雑談と言うか僕の雑記になります。
誰が興味あるかわかりませんが、誰かが読んで楽しめたら嬉しいね?
さて今回のタイトルはファンタジー世界の言語と文明の成り立ち
一体何のことか?と思いますよね。
何がいいたいのか何について話したいのか簡単に説明していきますね。
ファンタジー世界を構成したのは指輪物語の作者トールキン(英1892 - 1973)とされています。
こんにち、我々が楽しんでいる剣と魔法のファンタジー!と言う概念を作ったのはトールキンです。
エルフやドワーフ、ゴブリン等の概念を構成したのが彼で
それら種族の概念は、トールキンの作品群を超えて現在多くのファンタジー作品に説明不要のベース要素として取り入れられています。
そのトールキンですが、彼は単純に物語を作ったのではなく
世界を創造しました。
言語から種族、そして魔法の概念や国の成り立ちも含めた歴史。。
それら全てをトールキンは創造し構成していったのです。
で、今回の僕が言いたいお話しと言うのがまさにここ。
言語の部分になります。
例えば、こんにちのファンタジー作品では女主人公の名前が「リサ」
王様の名前は「ラインハルト三世」、大臣は「グラッスス」
東方出身のキャラクターの名は「カエデ」と、あらゆるものがミックスされています。
単純に言語系統不明、な状態になっていますよね。
ゲルマン系の名前やラテン系の名前、アングロサクソンの名前に日本人の名前。。
それらが一同に会して物語が進むのですから、意味がわかりませんよね正直。
意味がわからない事がわからない、と言う方もいらっしゃるとおもいますので
これを和風ファンタジーに当てはめてみましょう。
ふそう国の姫で女主人公の名前は「パク・ミンジェ」
大名の名前は「グユク・ハン」筆頭家老の名前は「佐藤」
西方出身のキャラクター名は「アンナ」これくらい、意味不明な世界で大真面目に話している世界が展開されている訳です、うん意味わからんよな?ギャグかよ、って思いませんか。
で、パク・ミンジェが和の国の魂をみせてやるー!とか言っても、「いや、、違うだろ?」ってなりませんか?
それが西洋ファンタジーではしばしば起きているんです。
名前一つとっても、言語系統が不明なんですよね。
言語って考え方にも影響を及ぼすものですから、非常に重要な訳です。
そもそもトールキンは言語も創造しました。
だから、その世界だけの価値観に意味を持たせる結果になった訳です。
じゃあ、こんにちのファンタジー作品に於いて言語はどうなってるん???
って事になってくる訳です、でタイトル。
ファンタジー世界の言語と文明の成り立ち
に繋がる訳です。
ファンタジー世界では一体どんな言語で成り立っているのでしょうか。
流石に作品としてストレスフリーが必要ですから、
魔族/人間/東方出身のニンジャ、これらの意思疎通は出来なくては意味がありません。
(シナリオ上、あえて意思疎通が出来ないとかグロンギ語的なのは除く)
なので、どうしても普通にシナリオを進める場合は統一言語が必要になります。
先ずその統一言語に意味を持たせる必要があります。
神が全ての種族を創造した、神は唯一神「ジョブズ(仮)」だ。
故にこの世界の生き物は全てジョブズ語を話す。
同じ言語を使うが、ジョブズ神を崇拝せず反旗を翻した集団がいる。
彼らは自らを「ビル・ゲイツ(仮)」と名乗った。
こんな感じで、敵も味方も同じ言語を話す理由を作ります。
まぁ、別に意思疎通しなきゃ話も進まんしその辺はスルーだよみたいな場合でもいいと思うけど。。。
で、その世界の魔法は当然英語な筈がないので
光魔法は「マッキントッシュ」「パワーマック」とか
闇魔法は「ウィンドウズモバイル」みたいな感じになる訳です(英語じゃねぇか、みたいなツッコミは野暮だよ例えが悪かったね、例えが)
人々も「朝飯を食っていないからパワーが出ないよ」じゃなくて
「朝飯を食ってないからアイフォーンが出ないよ」とか言う様にしていく訳です。
モンスターも当然、「リナックス」とか、そういう風にその世界独自の生態系と名称を定めて行く訳です。
言語と言うのは、考え方にも直結します。
例えば、敬語含めて相手によって様々な言葉を使い分ける文化圏の人間は、上下関係に拘るとか、文章一つにも更生拘ったが故に米国経済に効率でボロ負けした、とか色々ある訳です。ワープロとか打ち直すの面倒だったもんね。
なので、どの様な言語にするかは大切です。
もちろん我々は日本語でプレイする訳ですから、兵士が「やあ国王元気か?」とか言うのはおかしい。
「国王様、万歳!」とかのセリフにしておくのが無難ではありますけどね。
ただしその世界が、英語的な上下関係に難しくない言語なのか(英語にも敬語は存在します、あくまでアメリカ英語をベースとして話しています)どうかで人々の考え方/行動も変わってくる訳です。
日本はどうしても儒教的価値観の強い世界なので、西洋風ファンタジーなのに年上に非常に敬意を払う世界感だったりしますよね。その辺りを、あくまでも日本語に翻訳した状態でプレイヤーは遊んでいる、というテイで構成していく訳です。
で、そう考えるとやっぱり西洋ファンタジーは言語的に矛盾点が出てくる訳です。
まぁ僕の作っている作品が「シスター・リンゼ」で、モスクワ大公国っぽくて、みたいな自己矛盾も話すと出てくるのですが、やはり矛盾点は大きいのです。
(シスター・リンゼに関してはタイトルでシスターものですよ!!ってのをアピールしたかった。。ロシア語で書いても伝わらんし。)
なので、そのあたりの矛盾を解消していくにはその世界の言語を考えていく必要がある訳です。
もちろん言語の影響はその世界の政体にも影響します。
奴○がいる世界なのか?王様なのか?皇帝なのか?世襲制なのか?
言語一つで、その世界の説明が変わってくる訳ですね。
さて、今回は本当にただの雑記なのでオチもなく終わります。
この様に、西洋ファンタジーの世界で物語は進みつつ、どこかで整合性を採っていく必要がある訳で、そこに言語からのアプローチをするのは非常に有効的であり大切だよってお話しでした。
おちなし、kal ort por