kurokawa49 2018/06/11 00:27

ゲームを作ろう_2

あっ、そうだ ティラノスクリプトのバージョンは471fです。


(前回の続き)
title.jpgはいかなるスーパーテクノロジーをもって、あそこに表示されているのでしょう。今夜は断固としてその謎に迫っていきたいと思います。
思うにその手掛かりは「\data\scenario\title.ks」に隠されているのではないでしょうか。なんせファイル名もtitleだしな。
(ちなみにksファイルは、普通のtxtファイルとかと同じです。文字コードはUTF8らしい)

title.ksを見ると、全部で20行くらいのファイルですね。中に以下の一行がありました。
@bg storage ="title.jpg" time=100
この一行が、title.jpgを背景に表示するコードなわけですね。time=100という数字は100ミリセコンド(0.1秒のかっこいい言い方)かけて画像を表示するってことです。ここを5000とかにすると、5秒かかって表示されます。もたもた...

次は当然buttonから始まってる行が気になりますね。これがタイトル画面にある四つのボタンに違いありません。


とりあえずはスタートボタンを押したときの動作を作っていきます。

[button x=100 y=250 graphic="title/button_start.png" target="gamestart"]
っていう行が、スタートボタンを画面に表示するコード。で、さらに下の方に
*gamestart
という行があります。
(※アスタリスクはCi-enの記事の制約上、大文字にしてますがほんとは小文字です)
先頭がアスタリスクの行はラベルです。buttonタグのtarget=ってところでこいつを指定してますが、ボタン押したらこっから下のコードを実行するって感じですね。

さて、そんなわけでgamestartラベルから下を見ると、2行だけですね。
;一番最初のシナリオファイルへジャンプする
@jump storage="scene1.ks"

先頭がセミコロンの行はコメント行なので、ここに何書いても処理には反映されません。クッソ複雑な処理とか書いたりすると、次の日には「このコードは何やってんだ?」状態に陥るのは間違いないので内容をメモっとくわけです。

まあコメント行はどうでもよろしい、ポイントは二つ目、jumpタグです。
読んでそのままなんですが、storage=で指定してるファイルにjumpするコードです。こっからはscene1.ksのコード内容が実行されるって寸法です。

さっきのbuttonタグではtarget=でしたが、jumpタグはstorage=ですね。targetはラベルを、storageはファイルを指定するわけです。
タグごとにどっちかしか使えないとかいうわけではなくって、jumpタグでtargetを使うこともあるし(というかよく使う)、buttonタグで押したときに別ファイルのコードを実行するようにstorage=を使うことも出来ます。


では「\data\scenario\scene1.ks」を見てみましょうか。


ハハァ…
このバージョンのサンプルゲームでは445行もありました。こんなコード読んでらんないですね。ただ、全体をバラバラ眺めると、サンプルゲームで登場したセリフが書かれてて、ああこれがゲーム本体なのね的な感じがします。

というわけで、scene1.ksの中身は全部消しましょう。
そしてセーブして、ゲームをライダーで再度立ち上げてみます。

おかしいですね…スタートボタンを押しても何も起こりませんね……



いや……おかしくねえだろ……なにも書いてないんだから……


いや、それよりもあれですね…
まずどんなゲーム作るか決めてないっていう問題がありましたね…どう考えても、そこを決めるのが最初ですね……


というわけで次回はゲームを設計しますといいながら、実はすでにだいたい決まってて、簡単な野球拳を作ろうと思ってます

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