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2021年 04月の記事 (23)

HARE / define 2021/04/05 14:35

M.C.制作話(8回目)

 初めましての方、読んでくださっている方、ありがとうございます。

 M.C.制作話も、8回目です。

 今回、書いたことで終わりが見えました。区切りも良いので全10回という形で、M.C.制作話は終わろうと思っています。

 ……終わる、はずです。

 さて、終わった後はどうしようか。今はそんなことも考えています。

 無計画にCi-enを始めたので、色々と後手後手に回っている感じがすごいですね。

 今は、ASMRの新作を制作しているというのに、そちらの宣伝さえもだいぶ疎かですし。

 ゲーム制作の時からずっと言われているように、宣伝ベタなのは変わっていません。

 とはいえ、何をすればいいのか、どうすればいいのか、そのあたりはこれから模索していくしかないでしょう。

 ……真っ暗闇で出口のない洞窟に突っ込むことになりそうですが。

 とりあえず、ASMR


「義理の姉になった彼女(わたし)と、親に内緒で恋人同士になる方法」 

4月9日発売です(宣伝)

 有料プランには、お得なクーポンもありますので、ご一考ください。

 よろしくお願いいたします。

 そして、実はASMRの3作目も制作中です。

 ASMR制作話とかは、興味のある方はいますかね?

 ……話をするにしても、あちらは2、3回で終わってしまいそうですが。

 ということで、毎回、きままに適当にやっている前置きはこれくらいで、M.C.制作話の8回目となります。





 ゲーム制作は順調(?)に進んでいましたが、コミケまでの残り時間も減り、10日くらいしかありません。

 この頃には、ざくそん氏の協力もあって、M.C.を制作していることや、コミケで頒布する、という告知もしていました。

 初めての制作、初めての参加、初めての販売。

 となれば、100本も用意すれば十分だろう。

 たとえ、目についた人達が買ってくれることを期待しても、300本まではいかないはず。

 制作本数は、そんな予想の元に動いていました。

 しかし、ネットなどの反応を見ると、どうやらもうちょっとくらい多くしても、全てが捌けそうだと、手応えがありました。

 となれば、制作数のアップです。

 たくさんの本数の売りさばき、うっはうはの、左うちわだぜと、取らぬ狸の皮算用です。

 まあ、実際に同人をやったことのある方々は、よくわかっていると思います。


 ネットの反応を信じると、痛い目に遭う、ということを。


 しかもdefineは初参加(※注1)です。

 だというのに、なんとなく行けるという感覚のまま、当初予定を上回る頒布本数を用意することになりました。

 数を作ることを決めたまではいいのですが、CD(※注2)の枚数を増やすには、プレス会社に依頼する必要があります。

 そうです。この時点まで、CDのプレスってデータを納品してから数日もあればできるんでしょう?

 ……などと、甘いことを考えていたのです。

 すでに皆さんはお気づきでしょう。

 コミケまで、プレスが間に合うはずもないことを。

 そうです。当時のdefineのスタッフは、誰一人としてCDのプレス生産にかかる時間がどれくらいなのか知りませんでした。

 そんなことを知りもせず、さっそく依頼できそうな会社を探しだして連絡をいれます。

 そして、当然のように全てに断わられます。

 これでは、完成しても、購入を考えてくださっている方々の数分の1(※注3)にしか売れません。

 プレスできないのであれば、手焼き(※注4)をするしかないない、という状況に陥ります。

 1枚作成するに要する時間は○○分、となると○○○枚を作成するとなると――。

 ここで、再びHAREの前に「時間がない」ことの壁が立ち塞がりました。

 さらに「え……?」と思われるかもしれませんが、そもそも、まだこの時点でゲームは完成していません。

 プレスとか、枚数を増やすとかの前に、完成の心配をしろよ、という感じですね。

 原画は完了しました。

 彩色も(統括はしていませんが)完了しました。

 シナリオも、問題というか状況の変化(※注5)はありましたが、終わりが見えていました

 ゲームのほうは、基本動作はできそうです。

 他の素材も揃ってきていました。

 ここまできたら、次の作業は「スクリプト(※注6)」です。

 幸い、defineのスタッフは、そっち系の作業には馴染みがありました。

 やっと、自分達のスキルが十全に役立つ時がきたのです!

 4人がかりで手分けして、サクサクと進めることができます。

 ……何も問題がなければ。

 そして、他作業もあって、結果的に実際に組んでいたのは2名だけとなります。

 ある意味予想通りの展開ですね。

 この時点でスクリプト作業が、予定していた倍の時間がかかることになりました。

 さらには、実際にゲームを組み上げてくると、細かい問題がたくさん出てきます。

「このシーン、服装が合わない」

「この前で服を脱いでいるのに、次のところでまた着ている」

「ここの指定の背景の画像がない」

 そんなものが、ぼろぼろと出てきます。

 時に素材を増やし、時におくとぱす氏に書き直してもらい、どうにか形を整えていきます。

 ギリギリになって、こんなことができるのは、ボイスがなっかった(※注7)からですね。

 しかし、その裏側ではプレスができなかったことで新たに発生した作業が。

 それはどのようなものだったのか、そのあたりは次回に。







※注1 しかも、自サークルの参加ではなく、知り合いのところのみの委託です。


※注2 当時はゲームのメディアは、主にCDでした。だいぶ安くはなっていましたが、50枚で2,3000円~くらいはしていたはずです。


※注3 勝手にこれくらいの人が購入してくれる、と予想していた数の数分の1です。まったく根拠のない数字ですね。


※注4 CDにデータを保存することを「CDに焼く」、1枚ずつCDを手ずから作成することを「手焼き」などと呼称していました(自分の周りだけかもしれません


※注5 実は、シナリオの分量が当初予定を大幅に上回り、倍くらいになっていました。
 当然、増えた分ところでおくとぱす氏は余裕ですが、片方のルートだけ、短くさくっと終わるのは体裁が悪いので、HAREも合わせて加筆していました。
 自分のルートのテキストだけが終わってないという、胃の痛い日々が続いていました。


※注6 スクリプト、正式な意味や、他での使い方は違うかもしれませんが、ゲームにおいては、ここで立ち絵を出す。ここで立ち絵を消す。ここで表情を変える。ここで音楽を流す。というような命令をいれていく作業であると考えてください。


※注7 声がついてしまえば、修正は難しくなります。他作品ですが、とあるライターさんが、渾身の一言、そのセリフをヒロインに言わせるために話を積み上げたのに、収録し忘れ、泣く泣く文章を修正をした、という話もあります。
 また、取り忘れた一言のために○○万円をかけて、収録し直すことになり、ゲームの発売がずれた、という話もあります。

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HARE / define 2021/04/04 10:29

ASMR「義理の姉になった彼女~」発売に伴うクーポンにつきまして。

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HARE / define 2021/04/01 21:58

M.C.制作話(7回目)と、エイプリルフール。

 始めましての方、読んでくださっている方、ありがとうございます。

 M.C.制作話の7回目となります。

 もう7回。まだ7回。人によっては違うでしょうけれど、そろそろ飽きてきた方もいると思います。

 興味の無い方は、引き続き華麗にスルーしてください。

 書いているHAREも、こんなに長くなるとは思っていませんでした。

 なにしろ、1回目からで、テキストの分量が35KB(原稿用紙40枚くらい?)になっています。

 ASMRドラマCDにしたら、60~80分程度の作品が作れる分量です。

 こんなことを書き連ねるくらいならば、素直に新作を作れば良かったと思っても、後の祭りです。

 HAREとしても、この話のネタがなくなったら、次はどうするかまだ決まっていないので、もう少しだけ引きのば……続けようとおもっています。

 とはいえ、あと2、3回で終わりの予定です。

 では、今回も後悔から目を背け、過去を忘れて突き進んでいきましょう。




 ゲーム制作がやっと進みはじめた……そんな状況になり、足りないところは基本的に、Y氏に相談という名の手助けをしてもらっていたとこからですね。

 メンバーはそれぞれ担当に分かれて作業を進めていたのですが、状況はざっとこんな感じでした。

 ゲームの土台となるスクリプトエンジン、吉里吉里については、当時から解説をしてくれるサイトもあって、どうにか動くようになっていきました。

 ゲーム画面ですが、制作するには技術が必要です。知識が必要です。お金も必要です。

 ……ちなみにdefineのスタッフ(※注1)は誰も作れません。

 ここでも、Y氏に泣きつき、作業について教えてもらったり手伝ってもらって事なきを得ます。


 原画の彩色作業も、まともに指示を出せる人間は内部にいませんでした。

 Y氏の力でゴリゴリと作業を進めてもらっていました。

 実は、後で、ここの編成でも大きな問題(※注2)が発生するのですが「とりあえず原画全てが塗ってある状態」になればよいと進めてもらいました。


 BGMやSEも、一部はY氏の知りあいの方に、他はフリーで使用可能なサイトさんにはお世話になりました。足を向けて眠れませんね。


 背景。今でこそ、フリー素材がかなり増えてきています。安く販売しているサイトなどもありますね。

 この漫画の背景、どこかで見たぞ?
 このゲームの背景、知っているぞ?
 このCG集の背景、あそこのやつだよね?

 と、大活躍です。

 ただ、当時はそういうサイトもほとんどなく(※注3)、背景を描ける業界の知りあいもいません。

 いくつかやってくれそうな会社も調べましたが、金額的にも、スケジュール的にも受けてはもらえませんでした。

 ここで毎回のごとく、Y氏にも相談しましたが、さすがにいくら彼であっても無理なことはあります。

 ここクオリティよりも、完成を、ということで写真を撮ったものを加工して使用することになりました。


○ロゴ
 defineのスタッフの一人が、それっぽくでっちあげました。


 背景などは、いくら昔のこととはいえ、もう少し方法はなかったのか? と思わなくもありません。

 ですが、当時はあれ(写真加工)でいっぱいいっぱいです。全力です。

 時間のない中、少しずつゲームが形になっていく。

 これはテンションがあがります。

 プロジェクトがXしそうな勢いで盛り上がり、頭の中では中島み○きさんの歌う、番組のテーマソングが流れます(※注4)。

 けれど、素人が寄せ集まり、ノリだけで進めていた作業です。当然ですが、そんなに甘くはありませんでした。

 残り時間の無さが、ゲームの制作以外にものしかかってきます。

 そのことを、HARE達は知る由もありませんでした。

 ……というか、自分達が知らないことを知らないという状態だったので、問題視さえできなかった、というのが正しいでしょうか。

 一見、どうにか間に合うかもしれないという状況になりつつある制作。

 しかし――。

 ということで、小賢しい感じに引きにして、続きは次回ということに。
 よろしくお願いします。



 それと、今日はエイプリルフールというのに、先ほど気付きまして。

「キモい兄貴の催○術なんかに、妹がかかわるわけない」をゲームにするぜ!

 とか告知を丁寧に作ったら面白いかもと思ったのですが、すでに時間もなく、制作を依頼するような予算も、自分で作る技術もありません。

 今回は、ASMR作成の時に吉先生に作ってもらったキャラデをなどを。





 Twitterのほうでも公開している絵と同じものです。

 ……これで本当に作るなら、制作日記にすれば、ネタがつながりますね。







※注1 当時、作業をしていたのは4名で、その全員がプログラム系です。偏った編成ですね。


※注2 ゲーム制作における彩色作業では、社内にチーフ(グラフィックチーフ、彩色統括者などといわれます)を置くのが普通です。
 グラフィックチーフの主な役割は、色彩設計(最初の色決め)複数の人が塗ったものの調整、全体のクオリティの底上げ、彩色作業の進行管理、内部外部を問わずに仕事の割り振りなどです。
 defineないにそのような技能を持っている人はいませんでした。
 M.C.をお持ちの方は、イベントCGごとに色味が違うというのがお分かりかと思います。
 どうしてか?
 グラフィックチーフがおらず、統括作業をしていないからです。
 言い訳としては、手抜きとかではなく「そういう役割の人が必要」なことを知らなかったためです。
 無知というのは恐ろしいですね。


※注3 HAREの主観です。写真加工系はそれなりにありましたが、画像系はほとんど見かけませんでした。あと、この少し後に増える3D系もですね。


※注4 あの番組が、当時放映されていたのかは知りませんので、あくまで今から振り返った時の感想です。

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