投稿記事

トランス/暗示ボイスの記事 (13)

HARE / define 2021/04/01 21:58

M.C.制作話(7回目)と、エイプリルフール。

 始めましての方、読んでくださっている方、ありがとうございます。

 M.C.制作話の7回目となります。

 もう7回。まだ7回。人によっては違うでしょうけれど、そろそろ飽きてきた方もいると思います。

 興味の無い方は、引き続き華麗にスルーしてください。

 書いているHAREも、こんなに長くなるとは思っていませんでした。

 なにしろ、1回目からで、テキストの分量が35KB(原稿用紙40枚くらい?)になっています。

 ASMRドラマCDにしたら、60~80分程度の作品が作れる分量です。

 こんなことを書き連ねるくらいならば、素直に新作を作れば良かったと思っても、後の祭りです。

 HAREとしても、この話のネタがなくなったら、次はどうするかまだ決まっていないので、もう少しだけ引きのば……続けようとおもっています。

 とはいえ、あと2、3回で終わりの予定です。

 では、今回も後悔から目を背け、過去を忘れて突き進んでいきましょう。




 ゲーム制作がやっと進みはじめた……そんな状況になり、足りないところは基本的に、Y氏に相談という名の手助けをしてもらっていたとこからですね。

 メンバーはそれぞれ担当に分かれて作業を進めていたのですが、状況はざっとこんな感じでした。

 ゲームの土台となるスクリプトエンジン、吉里吉里については、当時から解説をしてくれるサイトもあって、どうにか動くようになっていきました。

 ゲーム画面ですが、制作するには技術が必要です。知識が必要です。お金も必要です。

 ……ちなみにdefineのスタッフ(※注1)は誰も作れません。

 ここでも、Y氏に泣きつき、作業について教えてもらったり手伝ってもらって事なきを得ます。


 原画の彩色作業も、まともに指示を出せる人間は内部にいませんでした。

 Y氏の力でゴリゴリと作業を進めてもらっていました。

 実は、後で、ここの編成でも大きな問題(※注2)が発生するのですが「とりあえず原画全てが塗ってある状態」になればよいと進めてもらいました。


 BGMやSEも、一部はY氏の知りあいの方に、他はフリーで使用可能なサイトさんにはお世話になりました。足を向けて眠れませんね。


 背景。今でこそ、フリー素材がかなり増えてきています。安く販売しているサイトなどもありますね。

 この漫画の背景、どこかで見たぞ?
 このゲームの背景、知っているぞ?
 このCG集の背景、あそこのやつだよね?

 と、大活躍です。

 ただ、当時はそういうサイトもほとんどなく(※注3)、背景を描ける業界の知りあいもいません。

 いくつかやってくれそうな会社も調べましたが、金額的にも、スケジュール的にも受けてはもらえませんでした。

 ここで毎回のごとく、Y氏にも相談しましたが、さすがにいくら彼であっても無理なことはあります。

 ここクオリティよりも、完成を、ということで写真を撮ったものを加工して使用することになりました。


○ロゴ
 defineのスタッフの一人が、それっぽくでっちあげました。


 背景などは、いくら昔のこととはいえ、もう少し方法はなかったのか? と思わなくもありません。

 ですが、当時はあれ(写真加工)でいっぱいいっぱいです。全力です。

 時間のない中、少しずつゲームが形になっていく。

 これはテンションがあがります。

 プロジェクトがXしそうな勢いで盛り上がり、頭の中では中島み○きさんの歌う、番組のテーマソングが流れます(※注4)。

 けれど、素人が寄せ集まり、ノリだけで進めていた作業です。当然ですが、そんなに甘くはありませんでした。

 残り時間の無さが、ゲームの制作以外にものしかかってきます。

 そのことを、HARE達は知る由もありませんでした。

 ……というか、自分達が知らないことを知らないという状態だったので、問題視さえできなかった、というのが正しいでしょうか。

 一見、どうにか間に合うかもしれないという状況になりつつある制作。

 しかし――。

 ということで、小賢しい感じに引きにして、続きは次回ということに。
 よろしくお願いします。



 それと、今日はエイプリルフールというのに、先ほど気付きまして。

「キモい兄貴の催○術なんかに、妹がかかわるわけない」をゲームにするぜ!

 とか告知を丁寧に作ったら面白いかもと思ったのですが、すでに時間もなく、制作を依頼するような予算も、自分で作る技術もありません。

 今回は、ASMR作成の時に吉先生に作ってもらったキャラデをなどを。





 Twitterのほうでも公開している絵と同じものです。

 ……これで本当に作るなら、制作日記にすれば、ネタがつながりますね。







※注1 当時、作業をしていたのは4名で、その全員がプログラム系です。偏った編成ですね。


※注2 ゲーム制作における彩色作業では、社内にチーフ(グラフィックチーフ、彩色統括者などといわれます)を置くのが普通です。
 グラフィックチーフの主な役割は、色彩設計(最初の色決め)複数の人が塗ったものの調整、全体のクオリティの底上げ、彩色作業の進行管理、内部外部を問わずに仕事の割り振りなどです。
 defineないにそのような技能を持っている人はいませんでした。
 M.C.をお持ちの方は、イベントCGごとに色味が違うというのがお分かりかと思います。
 どうしてか?
 グラフィックチーフがおらず、統括作業をしていないからです。
 言い訳としては、手抜きとかではなく「そういう役割の人が必要」なことを知らなかったためです。
 無知というのは恐ろしいですね。


※注3 HAREの主観です。写真加工系はそれなりにありましたが、画像系はほとんど見かけませんでした。あと、この少し後に増える3D系もですね。


※注4 あの番組が、当時放映されていたのかは知りませんので、あくまで今から振り返った時の感想です。

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

HARE / define 2021/03/20 16:45

M.C.制作話(4回目)

 始めましての方、読んでくださっている方、ありがとうございます。

 M.C.制作話の4回目となります。

 さくっと2、3回で終わらせるつもりでしたが、思ったよりも回数が増えそうです。

 興味のないかたは申し訳ありません。


 さっそく前回の続きから――と、いきたいところですが、ここで新作の宣伝を挟ませていただきます。


 昨日の更新で触れました、ASMRの新作ですが、もう少しお待ちください。

 こちらのことですね(露骨な宣伝)

 それと、私――HAREが、シナリオでお手伝いをさせていただいております、別のASMR作品を作成中のサークル「オトヌキヤ」様が、Ci-enを始めたようです。

 https://ci-en.dlsite.com/creator/7919/article

 こちらも合わせて、よろしくお願いいたします。






 さて、ここからは前回の続きといきましょう。

 この状況で、ゲームを制作するのは無謀じゃないのかなぁ……?

 と、やっと気付いた後、どうやって完成をさせるて行くべきなのかという話からですね。

 ここで素直に諦めていれば、この後のこともなかったでしょう。

 しかし、すでに撤退することを諦めて、前に進むことは決まっています。

 そうなったら、次は「どうにか完成させる」しかありません。

 とはいえ「完成」についても、いくつかの選択肢があります。


 1.制作するゲームの規模を縮小する。
 2.少しでも早く作れるゲームに切り替える。
 3.制作する時に手を抜く。


 あたりでしょうか。

 では、1番のゲームの規模を縮小するからいきましょう。

 制作することを決定した分量は、その当時に可能な最大規模であり、ゲームの体裁を維持する最低限でもありました。
 つまり、削るということは無理な状態です。

 ここで、CG3枚、50KBくらいのお試し版を作り、本編は次の機会に出そうぜ!

 ……みたいなことは思いつきませんでしたし、思いついてもやらなかったでしょう。

 続いて、先に3の選択肢、手を抜くへ行きましょう。

 そもそも、まともに作り方さえ良くわかってない状況で、規模の縮小以外で、手を抜くというのはどうやれば良かったのでしょうか?

 ここまで読んできた方はお分かりだと思いますが、手を抜くにも知識や経験が必要です。
 これはゲームに限らず、なんでもそうですね。

 運転免許を取得したてで公道を初めて走る人と、10年ほど乗っている人の差、と言えばわかりやす……かえってわかりにくいかもしれません。

 ということで、手を抜くは却下です……不可能ともいいます。

 残った最後の選択肢である2番、早く作れるものにする。

 これも3と同様に、ろくに制作方法も知らない人間が、早くってどうやるってんだよ? という感じですよね。

 そもそも「早い」、「遅い」って、どういうことが? どういう部分が? と疑問が浮かぶと思いますが、この時、幸運にもゲームの制作全体を圧縮できそうな方法がありました。

 ここで、3回目にも触れている「執筆速度」の話に戻ります。

 そう――おくとぱす氏の存在です。

 純愛? と首をひねっていたHAREと違い、氏にはこの時点ですでに「得意な分野」がありました。

 氏が情熱を傾ける「催○術もの」であれば、企画・原案・プロット・実際のテキスト作業の160~180K程度など、ちょちょいのちょいです。

 ならば、「催○術もの」にすれば、制作速度はあがるはず!

 ……はい、また根拠のない考えですね。

 しかし、落とし所も明確でない「純愛物」を制作していくよりも良いだろうとということになりました。

 ここで横道にそれますが、ライター(企画者)の作業を大まかに記載しますと。

 ・企画(どんなものをつくるか)
 ・プロット(どんな話にするか)
 ・指定(必要な素材:イベント絵、キャラの立ち絵、背景、BGM、SE(効果音)、などなど)の指定書の作成
 ・テキスト(文章)の執筆

 人によっては、
 ・収録用台本作成
 ・収録立ち会い
 ・スクリプト(※注1)

 なども追加されます。

 閑話休題。

 つまり、企画とプロット(話の流れ)、指定の半分と、テキストの半分を、おくとぱす氏に丸投げしてしまえば「間に合う」可能性が高くなりました。

 ならば、これでいこうと「催○術物の小規模ゲーム」として、おくとぱす氏に作業に入ってもらいました。

 ここで、メインのライターの変更です。おくとぱす氏を中心に、話を作ることになりました。

 テキスト作業についても、二人で手分けすれば、想定量が160KBですので、一人あたり80KBずつになります。

 これは、当時のHAREならば10日~2週間くらい。おくとぱす氏なら3~5日程度です。

 ……比較すると、執筆速度のおかしさが際立ちますが、純然たる事実です。揺るぎ無い現実です。

 これでどうにか、コミケでの頒布に間に合うかもしれない。

 そんな想いから、ほっと一息です。嘘です。まったく油断のできない状態は変わりません。

 知識もなく、不慣れなdefineスタッフは、ここから色々と動きだす必要がありました。

 まずは、ゲームを作るしても、どう作るかを調べることからです。

 ゲームの本体ともなる、スクリプトエンジン(※注2)などは、HAREとおくとぱす氏のデビュー作「Stitch」で使っているものを使用させてもらえればいいかーなどと、のほほんと考えていました。

 ここでさっそく、唯一に近いの業界人の知りあいであり、デビュー作のディレクション(※注3)をしていて、自分達よりも詳しいY氏に相談です。

 先方に相談してもらい、快く使わせていただけるという話になりました――○○万円で。

 今ならば、かなり良心的な値段というのはわかりますが、当時は相場も知りません。その上、第一回で書いてますが「お金がない」状態です。

 残念ながら、予算の都合もあって、他の手法を探す必要がでてきました。

 そうです。この段階で、企画プロットシナリオはどうにかなっても、プログラム側の観点からは「ゲームにする時の基本部分」が決まっていなかったわけですね。

 さて、そこからどうやっていくのか。次回以降で触れたいと思います。





※注1 そのうち、ざっくり説明をすることになると思います。


※注2 パソコン上で、ゲームを動かす土台 くらいに考えていれば、問題ないと思います。


※注3 ゲーム制作で、もっとも作業が多く、割りに合わず、名前も出ないし、出ても見向きもされないのに、責任は重いという、「やりたがる人は能力が足りずにやらかすことが多いので、やりたがらない有能な人に押しつけるしかない」仕事です(※個人的な偏見と感想です。

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

HARE / define 2021/03/19 16:50

ASMR新作(2作目)について。

 M.C.制作話の途中ですが、今回は別のことについてです。

 あれ? 前回、ちょっと書いていたように三日(?)坊主になったの? と思われたかた、ご安心ください。
 4回目も、現在ちょこちょこと執筆中です。

 明日か明後日くらいには公開予定ですので、よろしくお願いいたします

 さて、今回の主目的にいきましょう。

 まずはこちらの画像を。



 なんとも、思わせぶりな感じですね。

 そうです。タイトル通り、ASMRの新作(2作目)を作成しています……というか、ほとんど完成しているので、あとは販売の準備中です。

 タイトルは「義理の姉となった彼女と、親に内緒で恋人になる方法」で、発売は、4月頭頃になる予定です。


 内容は、前回と同じように催○術物ですね。

 収録は、いつもと同じようにスタジオを使用し、KU100マイクです。

 あれは実際に見ると、なかなか衝撃的な見た目ですね。
 ……あとは、販売金額も。

 DLサイト様に登録しましたら、内容などと一緒にサンプルボイスを公開しようと思っています。
 よろしくお願いいたします。


 最近は、色々な音声サークル様をフォローさせていただき、記事等をこっそりと見て回っていますが、どこも色々と工夫を凝らしていて凄いですね。

 自分達のところも、がんばらないといけませんね。

 とりあえずは、月に1本――と言いたいところですが、三ヶ月に2本くらいは出していきたいところです。

 もう少しの間は催○物を作っていこうと思っていますが、他にも面白そうなのもあるんですよね。

 変身ヒロイン物や、TS(性転換)など、過去にdefineで作っていますが、そっち系もやってみたいことの一つです。

 ――などと夢を膨らませているのは良いのですが、まずは目の前のことからしないと。

 では、新作、define、ASMR2作目 「義理の姉となった彼女と、親に内緒で恋人になる方法」をよろしくお願いします。


 今回は告知メインなので、短めで。

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

1 2 3 »

月別アーカイブ

記事を検索