KANSEN受難 退魔巫女編・参 キャラ立ち絵
KANSEN受難の次回作で使用する雲仙さん、比叡さんの立ち絵ができました!
ブーツがとてもオシャレにデザインできたので満足度はかなり高い...!
例の如く担当はPitd先生ですが、イラストを発注する時ってどんなことしてるの?と疑問に思われる方もいると思うので、今回は立ち絵が形になるまでの工程を一部ご紹介します。
【発注資料】
他にも数点の資料を添えているのですが、二次創作の立ち絵の発注はわりとシンプルです。オリキャラの場合はアウターがこんなのでインナーがこれで~みたいな資料が色々と添付されます。
立ち絵のポーズはイラストレーターさんにお任せすることが殆どですね。
別の資料で「長すぎる布は省略する」などの要点を幾つか説明しています。
前回の神通さん+花月さんの件でノウハウを積んでいるので、ざっくりした説明でもある程度は通じます。
【デザインラフ】
人それぞれの進め方があるので一概には言えませんが、Pitd先生との案件はとりあえず要点だけを伝えて叩き台になるラフを作ってもらい、そこから調整していく進行が主流です。
【デザインラフに対する調整の指示】
ラフの時点で比叡さんの土台は理想的に進んでいたので、そのまま進めてもらいました。
雲仙さんは着物の色気というかエレガントさ?を強調したかったので、腰布を長くしてもらうよう追記し、それと手元の色味に少し寂しさがあったので、長手袋も付けてもらいました。
そして非常に大切なブーツのデザインもしっかりと詰めていきます。
中の人的にシンプルなブーツも好きですが、強調しすぎない程度に飾り気のあるブーツも大好物なので、雲仙さんのベースデザインにある菱形の切り抜きデザインは残してもらいました。
中の人は絵を描けないのですが、文字だけでイメージを伝えるのは限界があるので、下手なりに加筆やフォトショップの加工機能を使って、理想的なイメージを伝えています。
ちなみに、手袋のデザイン資料として引用しているのは、崩壊スターレイルの「ルアン・メェイ」です。
ブーツを履いてない以外は完璧なデザインのキャラですね。
【デザインラフ調整】
雲仙さんのラフに調整が入り、土台が固まりました。
この時点で頭身の高さがやや気になっている点や、立ち絵には羽織の衣装を着せておくことなどを伝えて、より緻密な工程に進みます。
【線画の初稿】
Pitd先生とはお付き合いが長いので、ラフで要点を伝えておけば線画の時点で概ね理想的な形が出てきます。
今回のデサインは1兆点の完成度であることを伝えつつ、比叡さんの右手をおっぱいに添える形にしてほしいなど、線画の工程で浮上する細かい調整点を伝えます。
【前回の投稿で紹介したデータ】
この時点で仕上げを残すのみといった具合ですが、パっと見で雲仙さんがやや頭でっかちに見えたのと、ブーツのデザインをもう少し拘りたかったので、ブラッシュアップをお願いします。
細部のバランスは描き手の視点だと感覚が麻痺して気付かない場合も多いので、受け手側から伝えるのも重要ですね。
こんな感じで最終調整をお願いして完成したのが...
こちらの立ち絵ですね。
見て下さいこの完璧すぎるブーツのデサイン...!
ただベルトのアクセントを追加するだけでなく、色味の寂しさを解消するためにベルトからチェーンを垂らして色味を加える匠の技巧...!
こうして今回も皆様に、最高にエロいブーツをお届けできるというわけですね。
...ちなみに、他の外注案件でも、めかぶ亭のオリジナルでも、ブーツのデザインは同じくらい拘っています。
どうしても描写が難しい形状をしていて個人差はあるのですが、ブーツが持つ魔性の如き造形の魅力を極力リアルにお伝えできていれば嬉しいです。
こちらの凛々しいお二人にも最高に無様でエロい結末を用意しておりますので、今後の更新にご期待下さいませ。
【最近みつけたえっちなやつ(宣伝)】