【AZTALE】進捗報告04とアズテイル制作秘話
こんばんは!ツムミです
今週はお見せできるものがほとんど無いので進捗報告兼制作秘話みたいな話ができればなと。
では早速進捗報告から!
やったこと
今週はテキスト作業でほとんどの時間がとられてしまいました。
後述するのですがボイス関連で台本を作ったりもしていて、それが中々に時間がかかるのなんの...
進捗としてはメインシナリオ全3章のうちの1章序盤のテキストと、エロシーン一種のテキストを確定させた感じですね。いやあ道のりが長い...
一度完成した!と思ったものでも見直してみると陳腐な言い回しや冗長なやり取りがあったりで計4週くらいは校正した気がします。
一応テキスト作業にも台本制作にも慣れてきたので少しずつペースアップできればいいなと!
ボイスについて
アズテイルには当初からボイスを実装したいと思っていたのですがようやくそれが動き出しそうです!
基本的にネームドキャラクター達(メインの三人と敵キャラ達)には全員ボイスを実装する予定です。
今の時点ではどなたがどの子を担当するか、というのは明かせませんが是非楽しみにして頂ければと~
さて、このボイスですが実はかなり紆余曲折がありました。
というのも「フルボイスにするか否か」という点が非常に悩ましかったんですね。
個人的にはフルボイスには相応の魅力があると思っていて、事実当初はその方向で実装する予定でした。ただ恐らく多くの人が感じることとして、「フルボイスって全部聞くの大変じゃない...?」ってことがありそうだなあと。
僕自身フルボイスのゲームってボイスは聞きたい派ではあるものの、それが義務のようになってちょっとお腹いっぱいになっちゃうこともありましてので...
かといってソシャゲとかでたまに見るパートボイス(「うん」や「ああ」みたいな汎用性の高い一言ボイス)での実装も味気ないと思う自分もいまして。
ただアズテイルの根幹に立ち返った時、このゲームは「軽快さ」を何よりも重視しているのでユーザーさんの時間を大幅に拘束してしまうフルボイス化は相性が悪いという結論に至りました。ただでさえテキスト量がそれなりに多くなりそうなゲームなのにボイス全部聞いてたら一体どれだけのプレイ時間になるか想像もつかないので...w
でもパートボイスにもしたくない...一体どうすれば...その時、ツムミに電流走る...っ!
フルボイスにはテンポ阻害の問題があって、パートボイスには味気無さの問題がある。でもフルボイスは豪華でパートボイスはテンポがいい。それなら二つのいいとこどりしちゃえばいいじゃない!と。
その名も「フルパートボイス」!!!(ばばんっ
全部のセリフの文頭だけを読み上げる方式ですね。
例えばこういうセリフがあったのなら「テンション上がりすぎて気持ち悪いな...」の部分だけ読み上げられます。
短いセリフなら全部読み上げられますし、文頭の文章が長すぎる場合は更にカットして読み上げるケースもあるかと。
それにプラスして重要なセリフやどうしても全部読み上げたいセリフのみフルボイスになる、という感じですね。
あ、ちなみにフルパートボイスなのはメインストーリー中のテキストです。
エッチなシーンのヒロイン達の声はフルボイスなので!(エージ君はエロシーン中ボイス無しです)
...世紀の発明みたいに言ってますけど間違いなく誰かやってますよねw
とはいえユーザーさんのテキストを読むスピードとボイスが聞こえる時間が大体マッチしそうなくらいの読み上げにしているので爆速で読み進める人でなければそこまでテンポは阻害されないんじゃないかなって思ってます。
まだまだ模索段階なので最終的にどうなるかはわかりませんが、とりあえずこういう方向性なのでこうご期待!
アズテイル制作秘話
誰得制作秘話たーいむ。
まずはタイトルから。
正式名称は『A/ZTALE ~バカとクールと変態と~』です。
なんでこんなタイトルになったの?というお話。
これ、確か初期段階だと「永久閉鎖都市エデン」とかそんなだった気がします。
仮の名前ではあったんですが友人に聞かせたところ「おっも!!!」と言われました。
実際重い。小説のタイトルみたい。
もっと軽い感じがいいなあと思いつつも、でもかっこよさも欲しい!というわけで色々考えてました。
時系列は少し遡りキャラデザのお話。アズテイルに登場するアゲハちゃんとジグちゃんですが、実はゲーム用にデザインしたキャラじゃなくそれより大分前にうちの子としてデザインした子達でした。
↑二人の過去デザイン
この時点でジグちゃんの名前はジグちゃんに確定してたのですが、過去アゲハちゃんには名前がついてなかったんですね。
それをゲーム用にリデザインしていくうちに、ギャルっぽい名前にしたいと思い...
「せや!agehaっていうギャル雑誌あるしアゲハちゃんにしよ!」というわけでアゲハちゃん爆誕。
そして偶然にもこの名前が決まったことでアズテイルの物語のテーマが決まった側面もあったり。まあここは少しネタバレになるので現時点ではそれが何かは伏せておきます。
話が脱線しましたが、アゲハちゃんとジグちゃんという二人が揃ったことで、このゲームはアゲハちゃんとジグちゃんの生きざまを追う物語にしたいと思ったんですね。
さながらこれは揺り籠から墓場までの物語...あれ、揺り籠から墓場までって英語だとA/Zって表現もできない?アゲハちゃんの頭文字ってAだよね!ジグちゃんも読み方によっては頭文字Zだよね!?そこにTALE(物語)つけたら...か、かっけ~~~~~!!!
はい、そんなテンションでA/ZTALEに決まりました。こういう背景があるので過去ジグちゃんはJig(ジグソーパズルから取ってます)だったのがアズテイルだとZigになってるわけです。
ちなみにエージ君の名前は英語表記だとAZで、これは記憶喪失のエージ君にアゲハちゃんが自分とジグちゃんの名前の頭文字を取って命名したものです
つまりA/ZTALEはアゲハちゃんとジグちゃんの物語でありつつ、アゲハ(A)とジグ(Z)を繋ぐエージ(AZ)の物語でもあり、三人の生きざまをAからZまで(最初から最後まで)描くA/Z(A to Z)の物語なのです。言ってて中々オサレ度高いですね。はずかしはずかし。
ちなみにうちのサークル名であるオムニス(OMNIS)は僕のペンネームの英語表記をアナグラム可して何文字か抽出したものなんですが、これもラテン語で「全て」という意味があります。まずますオサレですね。卍解名も考えておきます。
ただA/ZTALEだけだと少し物々しい感じもあるので軽さでバランスを取る為にサブタイトルを足しました。ちなみにこれ英語表記だと『A/ZTALE ~fooly coolly freakly』になります。こう聞くとちょっとかっこいいですね。
以上が赤裸々なぜなにアズテイルタイトル決めトークでした。いや恥ずかしーわ。
ゲーム制作における目標
恥ずかしいついでにこのゲームで成し遂げたい目標なんかも語っちゃいます。
その前に軽く自分の経歴を話しておくと、僕は派遣のイラストレーターとして色んなゲーム会社を転々としていました。いくつかのゲーム会社を渡り歩いていくとイラストレーターとして苦戦してる人と多く出会いました。会社勤めは大分マシですが、正直な話フリーランスのイラストレーターはまだまだ相場も安くてあまり豊かな生活ができない人が多いのも事実です。
幸いなことに僕は比較的安定して仕事が続いているのですが、実力があるのにそれを活かす機会が無い人達がいるのは心苦しいんですよね。
そんな時エロ同人界隈の存在を知りました。いや厳密に言うと大分前から知ってはいたしプレイもしてたんですけど、これは需要がありそうな市場だなと。
僕がゲームを作ることで、そういった苦戦してる人たちにもこちらから依頼ができる。このゲームが大きくなってくれればその人たちの実績にもなる。こちらとしても良い作品を受け取れるのでWINWINじゃないかなと。
あとこれはイラストレーターに限った話ではなく、現在依頼しているいくつかの分野においてもやっぱり相場が安すぎるのは感じました。良い物には良い報酬を、というのをモットーに可能な限り相場以上の報酬をお支払いしようとはしているのですが、まだまだゲームを出していない状況だと資金にも限界があるので今の自分にはできることは多くはないわけで。
すっごいくさいことを言うと、僕のサークルの理念は僕のゲームに関わった人が幸福になって欲しい、というものです。人、というのはゲームのキャラクターも含めてですね。ゲームをプレイしたユーザーさんに楽しんでもらうのはもちろんのこと、このゲームを作るにあたって手を貸してくれた皆さんに資金的にも名声的にも助けになれればいいなと。
その為にも今は僕が考えうる最高のゲームを作って、それを多くのユーザーさんに手に取ってもらえるようにしていきたいです。
そうしていくことで最終的には僕が自分で納得できる報酬をクリエイターさん達にも還元できると思いますし、またそうすることで更によりよい作品が生まれるとも思ってますので!
そういうわけでこれからもゲーム制作頑張っていきます。
エロくて笑えてちょっとだけシリアスなアズテイル、どうかお楽しみに!!
ファンアート
恥ずかしい話ばかりで僕の気が参ってきたのでお口直しにちょっとした宣伝~(依頼されたとかじゃないですよ)
先日とあるボイスを購入したのですが、それがめちゃくちゃよかったので皆さんにも共有したいなと。
汗だくじっとりせっくす 幼馴染-カノジョ-と過ごすトクベツな日 そらいろパレット
https://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ333657.html
えちち用途としても抜群なのはもちろんですが、それと同じくらい情緒感が素晴らしくて...目を瞑れば夏祭りの終わりの切なさが浮かんでくるような、そんな寂しくも美しい情景が表現された名作です。
それでこの感動をどうしても表現したくてファンアートを描かねば!と思い筆を取りました。
本当にいい作品なので是非皆さんにも手に取って頂きたいですね。一緒におしこり申し上げましょうぜよ。
おわり
今日はこんな感じでおしまい!
大分赤裸々に色々語ってしまって大分恥ずかしいですね...
最後まで読んでくださった方はありがとうございます!
来週はマップ制作やイラスト等見せられる形のものに着手していこうと思ってます。
そろそろ新しいUI部分にも手をつけないと...
そんな感じで、皆さん今週もお疲れ様でした~
来週もよい一週間を!