遊びやすさへのこだわり！！パート②

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遊びやすさへのこだわり！！

前々回の記事から引き続き遊びやすさについてこだわった点をご紹介していきたいと思います。

ゲームの楽しさは「ストレス(=ボスなど)を設定し、それを乗り越えて解消する」 ところにあるのでストレスは重要ポイントです。

しかし、解消のできないストレスは不要 です。

この２つのストレスを混同するとクソゲーになってしまうのかなと思っています。解消できないストレスがないように色々気を配って作成しています。

①重要メッセージには声を付ける！

文章って読み飛ばしが発生してしまいますよね。重要部分は色を変えて強調などはみなさん当たり前にやっていると思いますがそれだけではまだまだ足りないかなと。どうしたら重要メッセージをきちんとプレイヤーにお届けすることができるか？

そう「声」です。

文章と声の2つの手段で情報伝達することにより伝達率は2倍になるはず！！

ということで重要メッセージには「声」がついています。音声再生時は自動的に1秒ウェイトが発生するようにしているのでボタン連打していても読み飛ばしずらいようになっています。

プレイヤーさんへの気配り！気配り！

声はCOEIROINKというツールを利用させていただいています。
キャラの声は声優さんにお願いしていますが、ゲーム内のヘルプやヒントといった情報は簡単に変更しやすい機械音声が最適です。

②進捗マップ

めちゃくちゃイベント数が多く、また特定イベントが新たなマップやスキル解放の条件にもなっているのですが、一体どのイベントを進めればいいのか分からないと迷ってしまいますよね。

そこで 「進捗マップ」 を用意しました。

ゲームの進捗に応じでマップが埋められていきます。どのイベントをどのくらい進めたら「新マップ解放」や「スキル解放」されるのかも分かるのでゲームを進める際の目安にできるかと思います。

実はイベント数が多すぎて実は制作者ですら把握しきれなくなってきたので追加した機能でもあるのでした…

③ヒントの確認機能

謎解き要素があるメッセージは色を付けて強調、かつゼルダのように 「なにか有りそうだぞ音」 を鳴らすようにしています。本作は探索RPG要素もあるのでこういうメッセージは頻繁に出現します。

こういう時…PCユーザーならテキストにメモをとったりしないでしょうか？あるいはスマホでパシャっと写真をとったり・・・。

ですが面倒ですよね・・・。

メモする必要があるものであれば代わりにメモしてあげようじゃないか！ということで、

一度見たヒントは後で一覧確認できるようにしました！

このように怪しいメッセージが表示された場所とメッセージを確認することができます。なかなか便利ではないでしょうか？
(ちなみに謎が解消されたら一覧から消えるようになっています)

自分が理想とするゲームの形が自然と達成率を100%にできるなのでこういう謎解きも後から回収しやすいようになっています。ブイッ！

④キャラの頭上にラベル

重要イベントが発生するキャラの頭上には目印の「ラベル」を表示するようになっています。これも重要メッセージに声を付けると同様に、プレイヤーに見過ごされてしまうのを防ぐための気配りになります。
スマホプレイだとキャラが小さいのでPCに比べてよりみすごされやすいかも？と思って追加した機能になります。

重要イベントの他、ショップに新規アイテムが追加された場合などにも表示されます。色々変化に気づきやすいように作っています。

ユーザビリティの鬼っ！！

⑤最初から全Hシーンの解放機能

この機能は正直は導入すべきかどうか非常に悩みました。

なぜなら 「やることがなくなった時そのゲームの寿命が尽きる」 と思うからです。この機能を利用した時点でゲームは死んでしまいます。
1つでも未攻略の謎が残っている限り本作はプレイヤーさんの脳みそのどこかの片隅に居座ってくれるかもしれない・・・ずっと生き続けられる・・・。

とまあ最初はそう思っていました。

ですが、
・「飽きたら未攻略が残っていてもだいたいニ度と起動しない。やりたいゲームは他にも山程ある！」
・「飽きたらサクッと全解放して残りを確認するプレイで十分。やりたいゲームは他にも山程ある！」
・「私はエロシーンだけ見られればそれでいいのだ。ゲームをしたい人は全解放しないでゲームをすればいい。我々は適切な判断ができる大人の紳士・淑女であり、全解放の選択をプレイヤーにゆだねてもノープロブレムである！」
・「昔一度クリアはしたけど、今DLSiteから再ダウンロードしてきてそのまますぐにエロシーンだけを見たい！」

・・・なのかなぁ？と。

なので 「最初から全Hシーン解放」は実装 しようかなと思います。

バルスするかどうかの判断はプレイヤー様に委ねます。

遊びやすさへの気配りは実は自分のためでもある

こんな感じでストレスなく遊べるような気配りを色々しているわけですが、実はこれは制作者側にとってもメリットがあります。

ゲーム制作中はなんどもなんどもデバッグを繰り返す必要があるので、プレイヤーへの気配りは実は制作者側のデバッグのやりやすさにも繋がっているのです。

「進捗マップ」や「ヒントの確認機能」は、イベントの確認漏れがないかの参考にできますし、「最初から全Hシーン解放」はHシーンだけの確認作業を楽にしてくれます。前々回の記事で書いた「Hイベントの即時終了機能」も、デバッグをスムーズに進めるために役にたっています。こういったデバッグのやりやすさは品質向上にもつながっているのです。

ということで実は遊びやすさへの気配りはプレイヤーと制作者の両方を幸せにしてくれるものだったりするのです。