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小説の記事 (11)

水曜日 2023/10/04 21:50

水曜日 - 3

「ままがね、誕生日プレゼントにマンション買ってくれたんだけど」
「最初から最後まで聞きなれない文章すぎて脳が拒絶しちゃった。何て?」
「ままが誕生日プレゼントにマンション買ってくれたんだけど、ほらあたし超可愛いじゃん? いくらセキュリティがちがちとはいえ一人で住むの不安じゃん?」
「今まで一人暮らしだったくせに……」
「だから月子、一緒に住も?」
「嫌……どこなの」
「赤坂!」
「本当に嫌……」

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水曜日 2023/09/12 21:10

火曜正午

 長かった夏休みが終わり、講義はレジュメだけ渡されてすぐ学校祭準備期間に入る。漫研は部誌を出すということで話がまとまっていたけれど、印刷の関係もあって夏休み中にもう原稿は完成しているので、印刷された部誌を受け取る以上のやるべきことはこれ以上特にない。
 なので僕に限らず部員はいつも通り部室に集まってまったりしていた。夏休み中と何も変わらない、クーラーが寒いくらい効いた部屋で漫画を読んだり、ソシャゲをやったり、お菓子を食べたりするだけだ。

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水曜日 2023/08/21 20:00

月曜午後三時

 何度も彼女のことを夢に見る。何度も彼女の声を思い出す。片頬で微笑む姿、眠そうなのに鋭い目で射貫くように見つめる顔、柔らかく褒める低い声。魔法のように快楽をもたらす指先、絡めた舌と唇の柔らかさ。近付いた時にだけ感じられるバニラと白檀の重い香り。
 何度でも思い出す。何度でも気持ちよくなれる。あの夏の日は夢だったのだろうか? いや、違う。紛れもない現実で、この身体に深く刻み込まれている。刻み込まれた身体は自分で慰めるだけでは満足もできなくなり、気付けば彼女の名前を何度も呼んでいる。

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水曜日 2023/08/05 21:00

土曜午後六時 夏休み

 人の多いところが怖い。既にコミュニティがあったり、自分の知り合いが別の知り合いと仲良くして自分のことを忘れてしまったりしそうだから、人の多いところを避けていたい。
 でも人のぬくもりがほしい。誰かと仲良くしたいという欲もある。相反した二つの感情を抱えて、今日もTwitterの裏垢を開く。タイムラインに並ぶ一方的にフォローしている人たちのツイートを眺めていると、最近あまり見かけなくなっていた人のアカウントが見えた。

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水曜日 2023/07/27 21:00

木曜午前十一時 夏休み

 父がやっている家庭菜園が今年は妙に豊作だったらしく、誰かお友達にあげるあてがないかと聞かれて、真っ先に思い浮かんだのが赤羽さんだった。お友達、というかご主人様だけれど。僕が勝手にそう呼んでいるだけだけれど。
 新しいバイトに受かったものの始まるのはまだだと言っていた赤羽さんは今日も暇らしく、今から行ってもいいかと聞いたらすぐにいいよと返してくれた。僕は茄子を五本ビニール袋に入れ、財布とスマホをポケットに入れただけの身軽さで電車に乗る。
 戸田から十条までは埼京線一本で行けるのが嬉しい。この電車に乗ればいつでも赤羽さんに会える。おすそ分けだけじゃ物足りない気がして、両親が毎朝置いていくお昼代を使ってカレー屋さんのチャイをテイクアウトする。ここのカレーも美味しいから今度誘おう。ちょうどお昼ご飯直前の今はさすがの埼京線もがらがらで、高い所から差し込む日差しが床に眩しく反射していた。

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