イ教徒/ヒゲ 2024/08/16 04:17

精神が苦しい話(改めて私の生成AIに対するスタンスを明記します)

絵は無いし楽しい内容でもないので
特に見る必要のない記事です。

ただ、自分の精神のために描き記します。

◆◆◆

ここしばらく、肉体以上に精神がとても厳しくて、
同人ゲームの作業は滞っていました。
やる気が完全に潰えるか潰えないかのギリギリのところで、
踏ん張るだけで精いっぱいでした。

だからといって完全にサボっていたわけではなく、
目の前の作業に向き合う気持ちになれなかったので
後で絶対にやることになる別の作業をしていました。

そんなわけで、トータルでの進捗はそう遅れていないと思いますが
目の前の作業(フィルラさん幕間2)に関しては遅れています。

ちなみに今は幕間2の作業を再開していて、
画像の表示周りに関して半分くらいまで進めました
(手つかずの演出周りまで含めると完成までは1/4くらいです)。

一応現在の進捗に関しては、以上になります。
中身が無くて、本当に申し訳ありません。

◆◆◆

そして私の気力が潰えかけた原因と
タイトルにも記した生成AIに関連する話になりますが、
今後はたとえ同人作業が完了し手が空いたとしても
Skeb等のコミッションは開かないかもしれません。

というのも、もし個別に仕事の依頼を頂いた場合は
きちんと相手の方について調べた上で受けるか否かの判断が可能ですが、
Skeb等のコミッションのサービスは
依頼者の方の生成AIに対するスタンスを確認することが難しいからです。

私は現行の無断学習を基盤とした生成AIに対して
明確に否定的なスタンスを取っているので、
肯定的な方とは関わり合いになりたくないと考えています。

◆◆◆

「別に今コミッションを受けていないのに、何故唐突にそんな話を…?」
「起きてもいないことを想定してダメージを受けるのは、もはや被害妄想では…」
と思われた方もおられるかもしれませんが、こうした表明をしている理由は
「私が過去に受けた依頼者の方が、生成AIを楽しいオモチャとして使っていた」
ということに気づいたからです。

私の生成AIに対する詳細なスタンスは後述しますが、
拒絶のスタンスを取っている私にとって、これは本当にショックでした。

私のエロ同人は基本的に
「自分の描きたい物を描いて、同じ趣味の人が喜んでくれたら嬉しいな」
という思考で作っていますが、コミッションは個人依頼なので
「明確に『依頼者の方』に喜んでもらえたら嬉しいな」と、
可能な限りの熱量を込めて、金額以上の満足を感じて貰えるように頑張るぞと
たった一人の相手を想って一生懸命に取り組んでいました。

その相手の方が、生成AIを利用し他人の創作物を踏みにじることを
何とも思わない人間だったと知って、本当に悲しくなってしまいました。
喜んで貰おうと想いを込めて全身全霊で描いた私は、いったい何だったんだろうと。

とてもやるせない、本当に泣きたいほどに悲しい気持ちになってしまって、
作業へ向かう気持ちには、なれなくなってしまいました。

◆◆◆

私のエロ同人を好んで見て下さっている方は非常に少ないですし、
支援をして下さっている方は、それに輪をかけて物凄く少数の方です。
そうした状況でこのような話をしても
さらに人が減るだけだとは分かっています。
ゼロになるかもしれません。

生成AIに肯定的な人は勿論、どちらかと言えば否定的という方であっても
「その話をここで見たいか」というのはまた別問題なので、
こうした記事は私を含めて誰一人楽しい気持ちにはならないと思います。

ただそれでも、誰からもソッポを向かれてしまうのは悲しいことだけど、
それでもこれだけは見て見ぬふりや「なあなあ」にして誤魔化しては
いけないと考えているので、明言しておきます。


私は現行の生成AIは、追加学習や画風・キャラ等を似せるか否かのレベルではなく
根本の部分から数十億枚の盗品ありきで成り立っているツールだと考えており、
その利用には完全に否定的な立場を取っています。
金銭を得ていないだとか、背景や一部使用のみだとか、ネタ画像だとか、
そういった物も全て受け入れることは出来ないと考えています。

なのでもし
「いや別に自分は問題ないと思ってるけど」「エロけりゃなんでもいいじゃん」
という考えをお持ちの方がいましたら、私の絵なんて見ないで
ずっとAIによって生成された画像を眺めていてください。
生成AIを素晴らしいと考えているのであれば
生成すればいいだけなので、私の絵なんて無価値のはずです。

こうしたことを明言するのは、正直に申し上げると、とても怖いです。
でも、それでも、前述したような
コミッションに伴う想いを、もうしたくないんです。
自分の絵を楽しんで下さっていると思っていた方が、
同時に当然のように生成AIを肯定していたというのは、受け入れがたいです。

「AI画像は見てるけど、別にお前の絵は学習させてないし普通に見てるだけだよ」
という方もおられるかもしれませんが
「漫画村で無数の作品を楽しんでいるけど、先生の作品は普通に見ています!」
なんて言われて、嬉しい気持ちになる漫画家はいないでしょう。
そんな人に読まれているんだという、負の感情しか生まれません。


「知らん顔をしておけば、少なくとも余計に人が減ることは無いのに」
「別に相手がどんな人間だろうが、見て見ぬふりでいいじゃん」

こうした考えが、正しいのかもしれません。
客観的なメリット・デメリットだけ考えれば
何一つメリットの無い発言を、私は今しています。

それでも、自分の中にある道徳心や倫理観を誤魔化すことは
自分に対して嫌気が差していまう行為だと考え、こうして書き記しています。

自分の目からは絶対に逃げられないので、ここで知らん顔をしてしまったら
ずっと負い目を感じながら同人活動を続けることになり、
それはもう大好きな楽しい趣味ではなくなってしまうので。

◆◆◆

それと、絵を描いたり音楽を作ったり演者になったりといった活動を
「していない人」が生成AIを拒絶されているとしたら、
それは言葉としての重みがあり心強い物だと、個人的には考えています。

というのも、創作者は自分の権利を侵害されているのだから
拒絶をするのはある意味で当然ですが、特に創作をされていない方が
「いや、これは倫理的によくないよ」と拒絶をするのは、利害を抜きにした
自身の培ってきた道徳心による拒絶だと言い切れる気がするからです。

一連の文章は、ここを見て下さっている僅かな方からも
総スカンされる物だと自覚しながら書いていますが、
一人でも「いや、ホント、よくないよ」と思って下さる方がいたら、救われます。

この記事を書いたきっかけが
「私が想いを込めて絵を届けた相手は、
自分の楽しみのために他者を踏みにじる行為を何とも思わない方だった」
ということにショックを受けたという物なので、
この文章を読んで、あるいは読む前から元々のスタンスとして
「背景であっても、ネタ画像であっても、一部利用であっても、
使用自体への嫌悪感が強く、作品に触れるユーザーとして
自分はそうしたツールとそれを使う人を受け入れることは出来ないよ」
という方に見て頂けていたら、本当に、救われます。

たった一人でもいれば、きっと、がんばれます。

◆◆◆

また、誤解の無いように書いておきますが
私は生成AIを否定するためにクオリティを問題視したことはなく、
よくある「マスピ顔ばかりで~」や「手が下手だから~」
といった理由で否定をしたことは昔から一切ありません。

まず、いわゆるマスピ顔というのも
元々は誰かの画風のはずですし、手の下手さに関しても
それじゃあ上手ければ良いの?という疑問が生じます。
画風は変えようと思えば幾らでも変えられるはずですし、
手だってまともに見せることは普通に出来るでしょう。

生成AIの問題はクオリティそのものではなく
「ツールの根幹が作者に許諾の無い盗品で成り立っていること」や
「生成された物ではないと誤認させること(ディープフェイク問題を含む)」
だと考えているので、取り違えないように気を付けています。

※なお、判別をする際は「マスピ顔」「AIっぽい塗り」といった
画風では判断をせず、クオリティから見ることが多いです。
・細部の構造が破綻していて、いわゆる「だまし絵」のようになっている。
・全体のクオリティに対して、どう考えても釣り合わないミスがある。
・模様や装飾などのデザインが明らかに統一されていない。
といった感じで。ただ、これはあくまで判別するための視点であり、
前述したようにそういったクオリティ面が生成AIの問題点だとは考えていません。

◆◆◆

それとたまに「〇〇さんの絵はAIなんかには作れないので大丈夫ですよ!」
的な励ましを見かけることがありますが、
これはむしろ作者の方を傷つける言葉だと思っています。

学習元がある以上は、作れますよ。
無断で絵を引っ張ってくるコピー機みたいな物なので、
生成AIはあらゆる絵をコピー出来るようになるでしょう。

そんなコピーをされて困っている方に対して
「コピーされようが先生は凄いから平気ですよ!」なんて声をかけても、
それは慰めにすらならないと感じてしまいます。

つまり行為自体を問題視すべきであって、クオリティについては
是と非の対象にすら、すべきではない存在だと考えています。

◆◆◆

また、「AIに自分よりも上手い絵を作られて嫉妬してるんだろ」
的な意見もありますが、これに関しては明確に否定できます。

というのも、私は絵が未熟で未熟で仕方がない人間なので、
生成AIが出てくる以前の段階で、私より絵の上手い人間は星の数ほどいます。
この世界は、私が描くよりも遥かに上手い絵が
世界中で1秒刻みでアップロードされて続けているような世界です。

信じられない程に魅力的な絵を信じられない速度で描き上げる人間が、
当たり前ですがこの世には既に星の数ほどいます。
AIによってそんな世界になったと考えているのであれば、自惚れが過ぎます。


そして、そんな夜空の星の数がある日を境に増えたところで、
それがどうしたとしか言いようがありません。
上手い人は数えきれない程にいて、
それでも私は自分で絵を描いているということに、何の変わりもありません。

そもそも私は生成AIを星の明りだとは考えておりませんが、
「嫉妬してるんだろ」と考える方の言うように
「生成AI=上手な絵を量産する物」だったとしても、
「元々クソ上手い絵が狂ったペースで流れてくる世界でこちとら描き続けているんだよ!」
という状態で、新たに嫉妬するとかそういうレベルじゃないんです。
この世界の画力のレベルは、以前からずっと修羅の国です。

◆◆◆

最後に、X(旧Twitter)に自分のスタンスを記しているので貼っておきます。
プロフィール欄を一番下までスクロールして、そこから遡ると見られます。

https://x.com/dogimegi

私は日常の投稿は基本的に全て消してしまうので、
投稿数が少なく、簡単に一番下までスクロールできます。

生成AIに関する投稿を残してあるのは、
嫌な気持ちにしかならない同じ話を二度としたくないからです。

◆◆◆

…といっても、投稿を見に行く方はいないと思うので貼ります。
むちゃくちゃ貼ります。16ポストくらい貼ります。

※原因は分からんのですがCi-enにポストを上手く埋め込めていないので、
一つ一つクリックするよりも前述したプロフ欄をスクロールした方が楽です。

https://x.com/dogimegi/status/1725758802493071432

https://x.com/dogimegi/status/1725759091308675340

https://x.com/dogimegi/status/1725759788376899932

https://x.com/dogimegi/status/1750588570245697658

https://x.com/dogimegi/status/1750590514901192926

https://x.com/dogimegi/status/1750601810367369462

https://x.com/dogimegi/status/1750656476610539772

https://x.com/dogimegi/status/1787512529692029071

https://x.com/dogimegi/status/1787514451014598969

https://x.com/dogimegi/status/1787515952239964562

https://x.com/dogimegi/status/1787517659694923778

https://x.com/dogimegi/status/1787520314085380454

https://x.com/dogimegi/status/1787522494200795583

https://x.com/dogimegi/status/1791408262056915282

https://x.com/dogimegi/status/1793976691469218232

https://x.com/dogimegi/status/1819596831506206914

ここまで読んだ方はいない気がしますが、
1ミリも楽しい気持ちにならない記事を書いてしまい、申し訳ありませんでした。

前述したようにどこにも向けられない苦しい感情をしばらく抱え込んでいて、
これはちょっともう無理だなと思ったので、吐き出してしまいました。

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