レモネードオアシス 2019/03/01 16:11

恐怖のあまり下痢おもらし1

大決壊! ~誰にも言えない~の発売を記念して新作の小説を1本アップしておきます!
イラストは蜜姫モカさんにフルカラーで5枚描いてもらいました!
すっごいぞ!!



ボクッ娘のツインテールで活発な小学5年生、上条千尋は早く大きくなりたいがために給食の牛乳を飲み過ぎてしまう。

授業中にお腹が痛くなってきた千尋の運命や如何に。



♪上条千尋side



~恐怖のあまりに大決壊!~





(いいなー。蓮。この前まで、ボクの方が背が高かったのに。最近になって急に背が伸びて、それに大人っぽくなってきてるんだもん)




頬杖をつきながら、



上条千尋(かみじょう ちひろ)は、



クラスメートの女の子の横顔をぼんやりと見つめていた。



ときは午前中の休み時間。



蓮は、席から立つこともなく文庫本へと視線を落としていた。



その横顔は、どこか大人びて見える。



跳んだり跳ねたりするのが大好きな千尋とは大違いだ。




蓮は、千尋とは違って物静かな少女だった。



休み時間になってもトイレ以外にはほとんど席を立つことがなく、いつも難しそうな本を広げている。



二次性徴期を迎えて急に大人びてきて、顔立ちもシュッとしてきて、手足も急に伸びてきた。




(急にシュッとしてきて、おかっぱなのになんだか大人っぽく見えるし……)




千尋は、蓮のことを見つめながら嫉妬にも似た感情がわき上がってくるのを感じていた。



昔からおかっぱだったけど、髪型が変わっていないはずなのに、なんだかとても大人びて見えるし。




蓮は、好んで白のワンピースを着て登校してきていた。



ちょっと前までは子供っぽくてちんちくりんで、背の順に並ぶと一番前だったのに、今ではぶっちぎりの一番後ろだ。




それに、この前の体育の授業の前の着替えのとき、蓮はクラスメートの誰よりも早くブラジャーを着けていた。



蓮は恥ずかしいらしくて、すぐに着替えてしまったけど。





ちょっとだけ周りのみんなよりも二次性徴期を早く迎えて、ブラジャーデビューした少女……。



それが、葛城蓮(かつらぎ れん)、



という少女だった。




(それなのに、ボクときたら……)




千尋は自らのおっぱいに手をあてて、切なげなため息をつく。



たったそれだけで、なんだか急に寂しい思いに駆られてしまう。



千尋のおっぱいは、まったく成長する兆しさえも見られなかったのだ。




ただ、最近は乳首が虫に刺されたみたいにむず痒くなってきて、触ると痛い感じかするけど。



でも、変化といったらそれくらいだ。




(ボクも、蓮みたいに、ワンピース着てみたいなー。でも、丈が長いと動きにくそうだしなー)




頬杖をつきながら、千尋はそんなことを考える。



千尋は、読書好きな蓮とは違って跳んだり跳ねたりするのが好きな、元気いっぱいの少女だった。




やや明るい茶色い髪をツインテールにしているものの、服装はといえば明るくポップな色合いなTシャツと、パンツが見えそうなくらい短いスカート。



千尋の太ももは、こんがりと小麦色に日焼けしていた。



それどころか、この夏になってから外で遊び回っているので、全身がこんがりと日焼けしていた。




(いいなー、蓮は色白で。大人っぽくて。それに引き換えボクときたら)




この前なんて、ツインテールを帽子にしまってジャングルジムで遊んでいたら、男子と間違われてしまった。



それほどまでに、



上条千尋という少女は、男勝りでわんぱくな女の子だった。



千尋っていう名前も男の子っぽいし、千尋も自分のことを『ボク』と呼んでしまうし。







「千尋ちゃん、今日もいっぱい牛乳飲むねー」



「うん。だって早く大きくなりたいし!」




給食の時間。



いつも千尋は牛乳をたくさん飲むことにしていた。



欠席した生徒のぶんはもちろんのこと、牛乳が嫌いな生徒が残したものまで全部飲むという徹底ぶりだ。




多い日だと、千尋は給食の時間だけで二リットルくらいの牛乳を飲むこともある。



それでも、まぁ、蓮の背丈には追いつけそうにはないのだけど。



だけど、まだ千尋だって性徴期なのだ。



ご飯をたくさん食べて、牛乳をいっぱい飲めばいつかはスラッと大人っぽい体型になれる……はずだ。








給食を食べ終わったら、千尋はいつも校庭で男子たちと混じってドッジボールして遊ぶことにしていた。



運動不足にならないように、蓮を引き連れて、だ。




「千尋ちゃん、私は本を読んでいたいよ。ドッジボール、あんまり好きじゃないし。ボール当たると痛いしさ」



「へーき、へーき。ボクが守ってあげるからさ!」




嫌がる蓮の手を引くと、いつも蓮はついてきてくれる。



だから、千尋は蓮のことを守ってあげたくなるのだ。



だけど、男子たちも馬鹿ではない。




『おい、まずは葛城を狙おうぜ。千尋のやつは後回しだ!』



『おうよ!』




男子たちは、格好の的だといわんばかりに蓮のことばかりを狙ってくる。



だけど、そうそう簡単にやらせる千尋ではなかった。




「男子たち、蓮のことばかり狙ってるとボクが許さないぞ!」




蓮を狙うボールから守るようにして、千尋は見事にキャッチする。



そして助走をつけると、思い切り男子へとボールを投げつけてやり――、




「えいや!」



『痛え!』




千尋が投げたボールは、見事に一人の男子生徒へと直撃していた。



ただ、投げるときに勢いをつけすぎてしまった千尋も勢い余って転んでしまう。




「いてて……。転んじゃったよ……」




とっさに手のひらをついてしまったし、膝小僧も痛い。



どうやら擦りむいてしまったようだ。



それになんだかお尻がスースーするような気がする……?




「なんだ、スカート捲れちゃってるし」




前に倒れるように転んだから、千尋は犬のようにお尻を突き出すようなポーズになってしまっていた。



動きやすいように短いスカートを穿いているから、捲れてしまっているようだ。




千尋が愛用しているのは、白とピンクのしましまショーツ。



ふかふかしていて肌触りも抜群だ。




だけど、男勝りの千尋はそんなことは気にせずに立ち上がると、スカートの裾を正す。



だけど、なぜか男子たちは気まずそうにしていた。



どうしたんだろう?




「んん? どうしたんだよ、男子たち。早くボール投げろって」




千尋は挑発するように両腕を大きく広げるも、なぜか男子たちは気まずそうに視線を泳がせている。



それでも千尋は両腕を広げて挑発していると、




「ちょっと……千尋ちゃん」



「ん。どうしたんだよ、蓮」



「あんまりスカートのままで跳んだり跳ねたりすると、その……男子たち驚いちゃうから……」



「えっ? なんでさ。スカート、短くないと動きにくいし」



「その……。おぱんつ、男子たちビックリしちゃうから」



「は?」




千尋には、蓮にいわれていることが、すぐには理解することができなかった。



なぜパンツを見ただけで男子が驚くのか?



この前までパンツなんて普通に見られていたのに。



訳が分からずにいると、蓮は呟くのだった。



頬を、赤らめながら。




「千尋ちゃん、お尻、大人っぽくなってきたし。ふっくら膨らんできて……」



「……そ、そう……かな? ボクはなんともないけど」



「それでも、ほら、育ち盛りだから」



「うーん。あんまり実感がないけど」




千尋自身、全然自覚がなかったけど、どうやら男子たちが戸惑っているのはそういうことらしい。




(ボクのパンツなんか見て、なにが嬉しいんだろう?)




思っていたことが、そのまま言葉になってしまったとでもいうのだろうか?



一人の男子が、ごまかすように言って、思いっきりボールを投げつけてくるのだった。



千尋は、そのボールを難なく受け止めてみせる。




『ふんっ。別に千尋のパンツなんか見ても全然嬉しくねーし!』



『そーだ! そーだ!』




同調するように男子たちがヤジを飛ばしてくる。



どうして男子って、こんなに頭が悪そうなんだろう?



最近になって、千尋はよくそんなことを思っていたから、




「このいがぐり頭! ボクの球を受けてみろ!」




思いっきりボールを投げてやると、男子のリーダー的存在は意図も容易く直撃させることができた。




「千尋ちゃん、もうちょっと手加減してあげないとダメだよ」



「だって蓮。あいつら馬鹿ばっかりじゃん。なにも遠慮いらないって。ぶっ倒してやろうよ」



「で、でも……」



「……あ」




遠慮がちに腰が引けている蓮を一瞥し、そのときに千尋は気がついてしまった。




――蓮のワンピースから、ブラが透けて見えていることに。




(確かに、今日は暑いし汗もいっぱいかいてるけど! でも、ブラが透けてるなんて、恥ずかしくて言えないよ!)





自分のパンツを見られてもなんとも思わないけど、蓮のブラジャーとなったら話は別だ。



なんて言えばいいのか分からずに、頭の中が混乱してしまう。




「蓮、その、なんだ……なんていえばいいのか分からないけどさ。そのー……なんだ」



「どうしたの? 千尋ちゃん、急に歯切れ悪くなってる」




首をかしげてみせる蓮。



どうやら、透けブラしていることに気づいていないようだ。



どうやって言えばいいか頭を捻っているといると――、



しかし容赦してくれなかったのは男子だった。




『あれれ、もしかして葛城、ブラジャー充ててるのか!?』



『うわっ、エロ!』



『えーろ、えーろ、えーろ』




途端に男子たちがからかいはじめる。



早くも蓮の黒瞳には、今にも涙がこぼれ落ちそうなほど潤んできていて--、



これに黙ってられる千尋ではなかった。




「こら! 男子たち! ボクの蓮を変な目で見るな!」



ツインテールが逆立たんばかりに怒鳴り散らしてやると、



『逃げろー』



男子たちは、蜘蛛の子を散らすようにして逃げていった。



これで一安心、と。




「蓮、大丈夫?」



「うん。千尋ちゃんが助けてくれるから平気。ありがとうね、いつも守ってくれて。ぎゅー」



「む、むぐっ」




いつものように抱きついてくる蓮。



低学年のころは蓮のほうが小柄だったから抱きついてくる形になっていた。



だけど、今や蓮はクラスどころか同学年の生徒のなかで一番背が高くなっている。



しかも、おっぱいも大きくなっているし。



だから昔は抱きついてきていた蓮は、今では千尋のことを抱きしめる形になっていた。




蓮自身が成長している自覚がないのか、昔のように甘えてくるから、内心千尋は戸惑っていた。



それに、抱きしめられるとちょうど蓮のおっぱいが千尋の顔に押し当てられることになって息が――ッ。




「むぐっ、むぐ! 蓮、苦しい! そんなに抱きしめられたら息できないよっ」



「むー。この前まではギューって抱きしめてくれたのに。千尋ちゃんの意地悪なんだからっ」



「そ、それは……仕方がないし」



「えーっ。なんでー?」



「もうっ、そのくらい自分で考えるのっ。ボクたちだって、いつまでも子供じゃないんだし」



「やっぱり千尋ちゃんの意地悪ー」




どうやら、身体は大人になりつつあるのに、蓮の心はまだ子供のままらしい。ここ最近急に性徴してきたのだから無理もないと思うけど。



人間っていうのは、見かけが変わっても、意外とすぐに中身まで変われるものではないらしい。




「ボクも、いつかは大人になるのかなぁ」



「ん? 千尋ちゃん、なにか言った?」




どうやら心の中の呟きが、声に出てしまっていたらしい。



気がつけば、蓮のおっぱいホールドから解放されていて、蓮は首をかしげている。




「べ、別になにも言ってないよ……」



ごまかすように呟くけど、蓮はなにもかもお見通しらしい。



「大丈夫だよ、千尋ちゃん」



「な、なにが」



「千尋ちゃんはもう大人っぽいと思うから。いつも私のことを守ってくれる白馬の王子様なの♪」



「は、白馬の王子様……ッ。ボクは男じゃないし、女だし」



「えへ、そうでした、千尋ちゃん」




まさかの恥ずかしいセリフに、千尋は言葉を詰まらせてしまう。



それでも蓮はよほど鈍感なのか、なんの躊躇いもなく手を繋いできたではないか。



ちょっと前までは手を繋いでもなにも意識はしなかったけど、今は違う。



女同士手を繋いでいるのに、なぜか蓮のことが気になって仕方がなくなってしまう。




なんでだろう?



とは千尋も思うけど、その答えが分かればなにも苦労はいらないわけで。



蓮に手を引かれ、千尋はよろめきながらも歩き出す。



もうすぐ午後の授業が始まろうとしていた。







ごろ、ごろごろごろ……。




「……えっ?」



千尋が異変に気がついたのは、五時限目の国語の授業中のことだった。



夕立の雷のような音が、お腹から低い振動となって聞こえてきたのだ。



この音は――、



ま・さ・か……?




(うそ、まだ学校なのにお腹痛くなってきちゃうなんて……ッ)




千尋は、学校ではなるべくうんちはしないようにしていた。



なんだか恥ずかしい気がするし、それにいつも牛乳をたくさん飲んでいるから下痢気味で、個室の外にまで音が聞こえてしまうからだ。




(うう~。今朝、しっかり出してきたのにっ)




黒板をノートに取りながら、ゴロゴロと不協和音を奏でているお腹をさする。



なんでお腹が痛くなったんだろう?



思い当たることといえば……。




今日はお休みの生徒が五人いたから、その生徒たちの牛乳を全部飲んでしまった。



それにそのあとドッジボールで男子相手に思いっきり暴れてきた。



……そのとき、お腹が牛乳でチャポチャポ波打っていたような気がしたけど、それがまずかっただろうか?




(確かにお腹タプタプだったけど! 牛乳飲み過ぎちゃったけど! ……はうう!?)




ギュルッ。



ぐるるる~~~。




一段階強くなった腹痛に千尋は苦悶の表情を浮かべてしまう。



腹痛には波がある。



この波を越えることができたとしても、次の波は必ずやってくるのだ。




しかも、その波は今の波よりもずっと高く、苦痛を伴う。



それに痛みに耐えるということは、千尋自身の体力も消耗するということだ。



もう、長くは保たない――。



そのことを理解しているのは、誰よりも千尋自身だった。




(ど、どうしよう……っ。お腹、痛くなってきちゃった。あと……、授業はあと何分で終わるの!?)




教室の前にある掛け時計を見上げると、次の休み時間まであと十五分とあった。




(うう、十五分なんて微妙な時間……! おトイレに行ったら授業終わってそうだし! そんなの恥ずかしすぎるし! でも、我慢しきれるかもわからない……!)




ぎゅるる、



ゴロゴロゴロ……。




こうして逡巡しているあいだにも、刻一刻と次のビッグウェーブが迫ってきている。



今は小康状態だけど、大きな波がやってくる時というのは、それだけ潮が引くということを意味する。




(つ、次の波に耐えられそう……? あと十五分、保つの!?)




千尋の額に、脂汗が浮き上がってくる。



それは焦りからなのか?



それとも苦痛からなのか?



それは千尋自身にも分からないことだった。



……が。




(うっ、ううー! お腹、痛い……!!)




ぎゅるるるる!




まるでお腹のなかで怪獣が暴れ回っているみたいだ。



直腸が波打つと『なにか』がお尻のすぐそこのところにまでやってくる。



それは、おならなのか、それとも……。




(お腹痛いっ、痛いっ! もう、ちょっとだけなら……っ)




とっさにおならだと判断すると、少しずつ、少しずつお尻の力を抜いていく。




ぷす、ぷすす……。




普段だったら、こんなに恥ずかしいことは人前ではしない。



だけど、その禁忌を犯さなければならないほどに、千尋は追い詰められていたのだ。




(は、はあ……。出ちゃった……。よかった、おならで……)




空気とはいえ、腸内のものを出せればそれだけ楽になれる。



これであと十四分間。



なんとか我慢でき――、




「は、はうう!?」




ぶじゅっっ!




お尻で弾ける、熱いお湯のような感触。



この感触は間違いない。




どうやら『実』まで出てきてしまったようだ。

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恐怖のあまり下痢おもらし2につづく!


大決壊! シリーズの新刊☆

本編イラスト箇所☆
フルカラーで5枚☆

千尋、小5:
・恐怖のあまり下痢おもらし
・友達のブルマを穿いて初めてのおもらしオナニー

蓮、小5:
千尋の下痢おもらしショーツを穿いてうんちおもらしオナニー

神崎繭、中2。文学少女:
・夜の公園でスカートを捲り上げて介護用おむつに大小露出おもらし
・夢の中では間に合ってるけど大量の寝糞

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