デジ同人で初動でのつまずきを回避する方法(小説編4・シリーズものを意識してみよう)
今回はデジ同人のピコり(初動でつまずいてしまい、ほとんど売れない現象)をどのようにすれば回避することができるのかを考えていきたいと思います。
町の小書店の書店員として、10年以上文芸書(ライトノベル)の発注を担当してきた視点から切り込んでいきたいと思います。
・今回はシリーズものを意識してみよう、というお話です。
まず、重要なことがあります。
それは、
・読者は新しいものに触れようとしたときに、多大なエネルギーを必要とする。
と、いうことです。
これがどのようなことを意味するのかというと、
・読者はなかなか新しいものには手を出さず、面白かったと思ったシリーズものの続刊を選ぶ傾向にある。
と、いうことです。
この傾向は、若い読者よりも、年齢を重ねた読者のほうが顕著に見られます。なぜかは年を重ねると分かると思います(苦笑)
また、
・シリーズの続刊を買ってくれる可能性は、前巻の大体8割。
と、いうこともいえるかと思います。
ここで言う8割とは、なにも販促をしなかった場合の数値であり、ライトノベルなどアニメ化した場合は跳ねます。
さて、これを踏まえた上でピコらない方法を考えてみましょう。
・シリーズ化を意識してみる。
小説サークルですと、担当してくださったイラストレーターさんの表紙によって、読者さんに与える第一印象はまったく違ったものになるかと思います。
たとえ、同じシリーズものだとしても、です。
例え小説を書いているのが僕一人だったとしても、初めてDLsiteの新作ページからやってきてくれたお客さんは、そんなことを知るはずもありません。
そこでお客さんにシリーズものとして印象づける必要があるのです。
さて、どうするか?
さて、どのようにシリーズものだと印象づけるか?
答えはシンプル。
やることは2つです。
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