満員電車は動かない2
新年度になりました。
新生活や新しい仕事、新しい学校など、たくさんの変化があって大変かと思います。
少しでもこのブログが憩いの場になりますように。
登場人物
・東和香(あずま のどか)
小柄なJK2年生。
黒髪をおさげにしている。
制服はセーラー服。
白の靴下。
ローファー。
・牛乳を飲むと、たまにお腹の具合が悪くなってしまうことがある。
絶対に悪くなるわけではない。
たまに悪くなるから、余計にたちが悪いとも言える。
・通学するときは、毎朝満員電車に乗っている。
乗っている時間は十五分ほど。
だからあまり苦ではない。
・駅まで歩いて20分。
健康的に毎朝歩くことになる。
駅から学校までは歩いて5分強。
・家は閑静な住宅街にある一軒家。
木造二階建て。
自室は二階の西側。
東和香~満員電車は動かない~2
(だ、大丈夫……だよね!?)
立ったままでぱんつのなかの感触を確かめる。
大丈夫。
固いものは……出てきていないようだ。
……おしっこは何滴かチビってしまったかもしれないけど。
じんわりとした生温かい感触がクロッチの裏側に染みこんでいき、消えていった。
(でも、こんなときに電車が止まっちゃうなんて……っ)
一体なにが起きたのか?
キリキリと痛むお腹を我慢しながら、満員電車は静寂に包まれている。
だが、数秒後には車内スピーカーで、
『次の駅で緊急停止ボタンが押されたため、確認作業のために停車させて頂きます。お急ぎのところ誠に申し訳ありませんが、しばらくお待ちください』
(そ、そんな……)
あともう少しで駅なのに。
和香の絶望感たるや、もしも吊革に掴まっていなければ倒れてしまっていたほどのものだった。
ぎゅるるるるる!
辛うじて吊革に掴まって立っている和香を、腹痛の第二波が襲いかかってくる。
我慢しないと。
満員電車でうんちを漏らすわけにはいかない。
和香の額に、びっしりと脂汗が浮かんでいた。
背中にも滝のような汗が流れ落ちている。
(あともうちょっと……。もうちょっとで駅なのに……っ)
ゴロロロロ……。
キュルッ、ごぽっ!
和香の背筋が、だんだんと曲がっていく。
あまりの苦痛に、少しずつへっぴり腰になってきていた。
「あっ、ダメ……ッ」
めり、めりめり。
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