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射乳の記事 (7)

レモネードオアシス 2021/08/20 15:09

TS俺が百合堕ちするまで4

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目次

TS俺が百合堕ちするまで(カテゴリー)

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初めてのショーツ!

「ああ……。会長のブラ、温かい……です」
「うむ。サイズはぴったりのようだな。しっかりフィットしているか?」
「はい……。会長の熱がしっかり伝わってきています」
「そうか。それはよかった。次は……ショーツだな」
「うう~……。やっぱり、ショーツも穿かないとダメ、ですよね」
「当たり前じゃないか。月の巡りがきたら、男物の下着だと困ったことになる」

 遥香は黒タイツと一緒に脱いだショーツを拾い上げる。

「……って、まさかショーツも脱ぎたて!?」
「なんだ、さすがに嫌か? 私の脱ぎたてショーツは」
「い、いやではないですけどっ。でも会長の下着を汚してしまうしっ」
「きみの助けになるのだ。私はそんなこと気にしたりなんかしない。だからきみも気にするな」
「は、はいぃ……」

 会長の穿いていたショーツは、シンプルながらも大胆なローライズだった。
 スカートと黒タイツで隠されている下着はちょっと大胆なものを愛用しているらしい。

「そうだ。女の子のショーツがどんな感じなのか、ちょうどいいから知ってもらうことにしようか」
「えっ?」
「男とは違って、女の身体は尿道が短いからな、それにたくさん汗もかくし、下り物も出てくる。だからちょっとした工夫が施してあるんだ」
「工夫、ですか」
「その様子だとまだ気づいていないようだな。男物の下着を穿いたままだと大変なことになっていたところだぞ」
「はい……すいません」

 遥香は、さっきまで穿いていたショーツを広げてみせる。
 すると、

 もわわ……っ。

 甘酸っぱい香りが立ち昇ってきて、目眩がしてきそうになる。
 それでも千尋は、ショーツの内側から目を逸らすことができなかった。
 なぜならば……。

「黄ばんでる……」

 思わず呟いてしまう。
 ショーツの裏側……そのおまたがあたる部分には、ショーツとは別の白い布が縫い付けてあるみたいだった。
 そこにはシュッとおまたが食い込んでいたのだろう、縦筋が刻まれていて、かすかに黄ばんでいた。

「おまたがあたる部分だけ、二重になってる……?」
「ああ。これがクロッチというやつだ。この二重布で、おまたから漏れ出してきてしまった軽失禁や、下り物を受け止めて、外側にまで滲みだしてこないようになっているのだ」
「あの、さっきから言ってる、下り物って……」
「おまたには膣があるのは知ってるよな」
「あの、知識としては知ってますけど、まだ確認はしてないです」
「その調子だとそうだと思ったぞ。……ほら、よく見てみるんだ」
「…………はい」

 ショーツを広げてみせてくれるのは、きっと遥香にとっても恥ずかしいことに違いなかった。
 それでも千尋のために性教育をしてくれる。
 その心意気を無駄にするわけにもいかない。
 千尋は目眩を覚えながらも、匂い立つショーツを注視してみる。
 するとクロッチには、おしっことは別のものがこびり付いていることに気づく。

「これは……カスタードクリームみたいなのがついてます」
「それが下り物だ。おまたや、膣から分泌された垢を、こうしてクロッチが受け止めてくれているんだぞ」
「そ、そう……なんですか」
「さて、性教育はここまでだ。やっぱり私の脱ぎたてはやめておくか? そうなると、保健室のダサダサショーツか、それともタンスには私の愛用ローライズショーツもあるが」

 遥香の脱ぎたて?
 それともダサダサショーツ?
 それか、洗濯した遥香のショーツ?
 ここまでしてくれた遥香の厚意を無下にすることなど、千尋にはできなかった。

「会長の……脱ぎたてのショーツ、穿きたい、ですっ」
「そう言ってくれると私も嬉しいぞ。それではまず右足を上げて……穿かせてやろう」
「あ、ありがとうございます」

 まずは右足を上げると、ショーツの脚を通してくれる。
 次は左足。
 両脚を通すと、しゅるしゅると、遥香の手によってゆっくりとショーツが上げられていく。

(ああ……俺……ぱんつ……穿いちゃうんだ……。女物の、ショーツを……)

 人知れず緊張していると、遥香が耳元で囁いてくれる。

「そんなに緊張するなって。もっと身体の力を抜いて。私が優しく包み込んでやるからな」
「は、はいい……っ」

 ゆっくりと、ゆっくりとショーツが上げられていき、ついに。

「んっ」

 クロッチが恥丘に触れて、千尋は短い声を漏らしてしまった。
 さっきまで遥香の大事な部分に触れていたクロッチは温かかった。
 それにお尻を包み込んでいたショーツ全体も。
 ピリリッ、下半身が痺れると、腰が抜けてしまいそうになる。

「おっと、危ない」
「あっ」

 後ろから遥香に抱きしめられて、なんとか倒れることは免れた。
 だけど手を離されたらすぐにでも倒れてしまうことだろう。
 女の子の身体になって、ただでさえ上手に力を入れることができなくなっているのだ。

「支えてやるから、なにも心配するな。ほら、似合っているぞ。サイズもぴったりのようだ」
「に、似合ってなんか……」
「見てみるか?」

 遥香に導かれるがままに連れてこられたのは、身長ほどもある大きな鏡。
 そこに、可愛らしい下着に身を包んで、身体を真っ赤にしている少女が映っていた。
 涙目になって、いまにも泣きそうになって、頼りなさげに内股を擦り合わせて。

「こ、これが俺……?」
「そうだぞ。それにしても俺というのは無粋だな。これからは一人称を『わたし』にしたほうがいい」
「わ、わたし……。そんなの、恥ずかしい、です……」
「大丈夫。少しずつ慣れていくんだ。身も、心も」
「…………」

 あまりにも恥ずかしくて応えることができず、千尋はほんの少しだけ小さく頷く。
 なにしろ心臓が飛び出しそうなくらいドキドキしていて、ブラジャーからは母乳が滲み出してきている。
 それに、おまたも急に熱くなって、ムラムラしてきて……!

「あっ、だめぇ……っ。おしっこ、したくなってきちゃってる!?」
「な、なぬ?」

 これにはさすがの遥香も狼狽を隠すことができないらしい。
 それでもギュッと後ろから抱きしめてくれていた。

「我慢できそうにないのか?」
「ううっ、なんか変なんです……ッ。ドキドキして、おまたが熱くなって、ただでさえ男のころよりも我慢できなくなってるし……!」
「キュッとおまたに力を入れる感じで……」
「ああッ、キュンキュンして、きちゃって……!」

 じゅわり。

 ――あっ。
 ぱんつのなかが生温かくなってしまった……と思ったときには、もうすでに手遅れだった。

 しゅいいいいいいいいいい……。

 くぐもった水音が、ショーツのなかから鳴り響くと、じゅわわわわわわっ。取り返しのつかない温もりが広がっていく。
 せっかく穿かせてもらったショーツなのに。

「あっ、あっ、ダメ……です……っ。会長、離れて、ください……っ。汚してしまい、ます……っ」
「言っただろう? きみを女にしてやると。だからきみのすべてを受け止めてやる」
「うっ、ううう~」

 しゅわわわわわわわわわわ……。

 女の子はおしっこを漏らすとき、なんでこんなに恥ずかしい音が鳴ってしまうのだろうか?
 しかし羞恥心を感じながらも、千尋はどこか背徳的な開放感を覚えていた。
 
「きみのおしっこ……温かいぞ。私の脚を伝い落ちている。フフッ、くすぐったくて変な気分だな」
「ダメ、です……っ。我慢してるのに、勝手に漏れ出してきて……ああっ」

 しょおおおおおおおぉぉぉぉ……。

 クロッチから滲み出してきたおしっこは内股を伝い落ち、後ろから身体を密着させてきている遥香の脚を撫で回して床へと広がっていく。
 ツーンとした恥ずかしすぎるアンモニア臭が立ち昇ってきて……、
 千尋は、恥辱の泥沼へと沈んでいくようだった。

「ああ……。止まらない、なんで……っ。会長のぱんつ、汚しちゃってるのに……っ」
「気持ち、いいんだろう? 遠慮することはないこれは二人だけの秘密だ」
「二人だけの、秘密……ううっ」

 しゅいいいいいいいいいいい……。

 まだまだ慣れていない女性器。
 それに喉からは、自分でも信じられないくらい頼りない女の声が漏れてくる。
 しかも溢れ出してきているのはおしっこだけではなかった。

 じゅわわっ。

 乳首が切なく疼くと、ブラから母乳までも滲み出してきてしまう。
 背後からは裸の遥香が抱きしめてきているのだ。
 ドキドキするなというほうが無理だった。

 ジュワッじゅわわ……。
 しゅいいいいいいいいいいいい……。

 せっかく遥香から下着を着せてもらったというのに、5分も経たないうちに汚してしまうだなんて。

 ぽた、ぽたた……。

 すべてを出し切った千尋は、放心してしまう。
 それは羞恥心からなのか?
 それとも開放感からなのか?
 千尋にさえも分からないことだった。

「全部出せて偉いぞ。さあ、新しい下着を着せてやる」
「はい……」
「下着もこれから共用でいいからな。サイズは同じみたいだし」
「会長と……共用……」

 耳元で甘く囁かれ、千尋は為す術もなく頷いていた。
 新しい下着を着せてもらえるという、さっきまでだったら絶対に素直に頷くことはできないことに、人知れず歓喜しながら。

「俺……ううん……わたしは……穿きたい、です……。会長と同じぱんつが……」
「よく言えた。これから充分に可愛がってやるからな」
「……んっ」

 後ろから抱きしめられて。
 じゅわり……ブラから大量の母乳が溢れ出してきた。


TS俺が百合堕ちするまで5につづく!

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レモネードオアシス 2021/07/30 07:39

大決壊!~TS俺が百合落ちするまで~3

いつもあたたかいご支援ありがとうございます!
今日は金曜日ですので新しい小説を更新したいと思います!


目次

TS俺が百合堕ちするまで

この小説を最初から読む!


2人きりの相部屋で

「あ、あの……。先輩、俺は……、本当にここに来てもいいんですか……?」
「なにを遠慮しているんだ。きみはもう女子なのだ。ビクビクしてると逆に目立つぞ」
「うう~」

 遥香に手を引かれてやってきたのは、男子にとっては世界の果てよりも遠い場所である女子寮だった。
 ヨーロッパをイメージした白壁の瀟洒な2階建ての建物。
 その吹き抜けになっているロビーに踏み込むと、南国のフルーツを思わせるふんわりと柔らかい香りが漂っている。
 それは年頃の女の子からごく自然に香ると言われる、ラクトンという成分の匂いなのだろう。
 男子寮と同じ作りの建物のはずなのに、どこか別世界のように思えてならなかった。

「さて、私の部屋は2階だ。案内するからついてきてくれ」

 暖色のカーペットが敷かれたロビーの正面にある巨大な螺旋階段を上り、2階へ。
 同じように暖色のカーペットが敷かれた2階廊下を、遥香の後ろをついていく。
 すれ違う女子たちの視線がチクチクと痛い。
 男子の制服を着ていることが、かえって目立っていた。

「着いたぞ。ここが私の部屋だ。遠慮なく入ってくれ」
「は、はい……」

 ほんとうは産まれて初めて入る女の子の部屋に抵抗がないと言えば嘘になる。
 だけどこのまま廊下に立っていても、女子たちの奇異の視線を受けていることになるだけだ。
 仕方がなく、恐る恐る千尋は遥香の部屋へと踏み込んでいった。

「散らかっているが気にしないでくれ」

 謙遜する遥香だけど、千尋から見れば充分に整理整頓が行き届いた部屋だった。
 20畳ほどの広々とした空間は、オフホワイトと木目を活かした家具によってまとめられている。
 カーテンからは西日が射してきていた。

「広い、ですね」
「生徒会長という職務に就いているとどうしても持ち物が多くなってしまってな。学校から特別にこの部屋をあてがってもらったんだ。私一人で使っているから、安心してくれ」
「は、はい……」

 頷いてから、ふと疑問に思う。
 なぜ、安心しろ?
 まるでいまの言い方だと、俺がここに住むようにも受け取れるような気が……?

「あ、あの……先輩? 安心しろっていうのはどういうことです?」
「決まってるだろ。きみを一人にするわけにはいかん。私がこれから女としての生き方を教えてやるから覚悟するんだ」
「ちょっ、せめて別の部屋というのは!」
「無理だ。もう女子寮は満室だから、入寮するとしたら私の部屋しかあり得ないぞ」
「だ、男子寮に戻りますっ」
「言っただろう? 私がきみのことを女の子にしてやる、と。私に嘘をつかせないでくれ」
「そ、そんなぁ……」

 こうして千尋は問答無用で遥香と同じ部屋で生活することになるのだった。

 だが、これはまだ前奏曲<プレリュード>に過ぎない。

 そしてそれは一息つく暇もなく、遥香の口から飛び出すことになる。
「それではまずはその無粋な服をどうにかしようか」
「えっ?」
「なにを鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしているんだ。ここは女子寮なのだ。いつまでも男子の制服でいるわけにもいかん」
「ちょっ、待っ……! と、いうことは……ス、スカート!?」
「もちろんだ。ついでにいうと、スカートは短めなものをチョイスしてやったから、まずは下着からだな」
「下着って……、まさか、女物のっ」
「当然。トランクスなんて穿いてた日には、スカートからはみ出るくらいに短いスカートだ」
「あ、あの……、女物の下着というのは、さすがに……っ」
「こういうのは勢いが大切だな。まずは服を脱いでみるがいい」
「脱がないという選択肢は?」
「私が脱がしてあげることになる」
「うう~」

 だけどいきなり服を脱げと言われても、心の準備というものができていない。
 しかも、遥香のような美人の前で。
 身体は女でも、心はまだ男なのだ。

「ふふ、真っ赤になって可愛いところがあるな。そんなに震えてくれるなよ。私が脱がしてやる」
「うう……お、お願い…………します」
「任されたぞ」

 後ろに回ってきた遥香が、学ランとワイシャツのボタンを1つずつ、丁寧に外してくれる。
 ズボンのベルトも。
 露わになったのは、サラシが巻かれて、やや控えめな膨らみになっているFカップ。
 それにトランクスに包まれた下半身。もしも男だったら、下半身に血流が集中して大変なことになっていたことだろう。
 だけどその代わりに、千尋の身体には別の反応が起きていた。

 じゅわり……。

 滲み出してきたのは、母乳。
 サラシに包まれているおっぱいがムズムズしてきて、なんだか切ない気持ちになってきてしまう。
 だけど遥香はそのことに気づくこともなく、

「サラシはよくない。形が崩れる」
「あっ」

 サラシに手をかけられるとしゅるしゅると外されていく。
 逃げようと思えば簡単に逃げられる、優しい手つき。
 だけど、黒髪に縛られたかのように動くことができなかった。

「おお、これは立派な……とても魅力的でセクシーなおっぱいをしているな」
「そんな……おっぱい……恥ずかしい、です」
「恥ずかしがるなよ。これから一生付き合っていくんだ」
「そう、ですけど……」
「おや……? これは」
「ああう……これは……その、母乳、です……」
「ぼ、母乳が出るのか!?」
「その……はい。ドキドキしたときとか、出てきてしまいます……。ホルモンバランスがまだ崩れてるみたいで……すみません」
「なにも謝ることはない。ちょっとビックリしただけだ。私こそ驚いてすまなかったな」

 長い長いサラシを外されると、次はトランクスだ。

「脱がしても、いいか?」
「うう……そんな恥ずかしいこと、聞かないで……」
「恥ずかしがってる顔も、とっても可愛いぞ」

 耳元で囁かれる甘い声に、頭がクラクラしてくる。
 トランクスの腰ゴムの両端に、ゆっくりと指がかかると、

(ああ、恥ずかしい姿を見られてしまう……っ)

 母乳が出るのに、赤ん坊のようにつるつるのおまた。
 男だったころのたくましさは微塵も感じられない、あまりにも心許ない不毛地帯。

「これは……。可愛いな」
「笑わない……んですか? 赤ん坊みたいにつるつるなのに」
「笑う? むだ毛もなく、つるつるの肌で羨ましいくらいだぞ。それに……」
「そ、それに……?」
「私も……生えてない、からな」

 耳元で囁かれる声には、ほんの少しだけ照れが混じっていて、ごまかすようにギュッと遥香は抱きしめてくれる。
 その体温が温かくて、ドキドキと鼓動が早まってきて……じゅわり、母乳が滲み出してきてしまう。

「ふふっ、ドキドキすると母乳が出てくるというのも、とても魅力的だ。舐めてみたいくらい」
「な、舐めるだなんて……」
「だけどそれはまた今度の楽しみにとっておくことにするよ。今日のところはまずは下着をつけてもらわないとな。……ふむ。ちょっいと失礼するぞ」
「あっ」

 後ろから抱きしめてきている遥香に、ガシッと乳房を鷲掴みにされて、身体に電流が走る。
 他人にこうして身体を触れるのは初めての経験だった。女の子になってからも、男だったころを入れても。
 鷲掴み……というのはちょっと齟齬があるかも知れない。乱暴な手つきではなくて、包み込むような優しい感触。

「ふむ。乳房のサイズは私とほとんど変わらないようだな。身長は小柄なのに、わがままな体つきをしている。それに……ヒップも私と同じ安産型で大きさも同じくらい、と」
「そ、そうなんですか?」
「試してみるか。こんなこともあろうかと、保健室からいろいろなサイズの下着を取り寄せておいたのだ。真っ白のダサダサな下着だけど、今日のところは我慢してくれ」
「だ、ダサダサ……」

 生徒会長の口からそんな単語が出てくるとは思ってもいなかったので、ちょっと意外に思ってしまう。
 遥香はタンスの一番上の段から真っ白なブラジャーを持ってくると、再び後ろに回ってブラを充てようとしてきて……、

「あっ、イヤ……ッ」

 あまりにも恥ずかしくて、それにブラジャーをあてたら男としての人生が終わってしまうような気がして……千尋の口から出てきたのは、拒絶の言葉だった。

「……やっぱり無理そうか?」
「あ、あの……やっぱり、恥ずかしい、です……」
「だがいつまでもサラシでいるわけにもいかんし。ぱんつだって、男物のようなスカスカな下着だと、女の子の日がきたら大変なことになるぞ?」
「そ、そうなんです……か?」
「ああ。女の子というのは、男どもの知らないところで苦労しているものなのだ。……そうだな、きみだけ裸になっているというのは恥ずかしいよな、やっぱり」
「えっ?」
「ちょっと待っててくれ」

 千尋が戸惑っていると、後ろに立っていた遥香の身体が離れる。
 そして数秒後にもぞもぞと衣擦れの音とともに着衣が床に落ちていく気配。
 プツン……、小さなホックのようなものが外れる音が聞こえてくると、

「これでよし、と。」

 なにがいいんです?
 振り向いた千尋は、愕然としてしまった。
 なにしろそこに立っていたのは、制服を脱いで一糸まとわぬ裸となった遥香が立っていたのだ。

「う、うおお……っ」

 男だったときの習性か、それとも神が創り出した造形美に視線が吸い寄せられたのかは分からない。
 千尋の視線は、遥香の裸体に釘付けになってしまう。

 華奢な裸体だった。
 だが乳房は大きく膨らみ、その頂にはちょこんと小さなピンクの突起が自己主張している。
 それでいてキュッとくびれたウエストライン。
 ヒップは遥香自身が安産型と言っていたように、やや大きめでむっちりとしていた。
 だけどその少女の部分には、産毛さえも生えていなかった。
 それでもシュッと縦筋が刻まれた秘部からは、かげろうが揺らめくほどの女の色香が漂っているようにも思えてならない。

「これで裸の付き合いだ。そうだ、せっかくだからこんな真っ白のダサダサブラジャーはやめておくか。サイズも同じみたいだし、私のブラを充ててみるか?」
「会長の……?」
「ああ、きみが嫌でなければ、だが」
「う、うう……」

 そんなことを言われて、嫌だと言えるはずがなかった。
 それに遥香のブラはシンプルながらも可愛らしいデザインをしていた。

「分かり……ました。会長のブラ、とっても可愛いし……それでお願いしますっ」
「いい返事だ。女は度胸、てな」

 だがその直後に千尋は目を疑うことになる。
 なにしろ、遥香が広げてみせたのは、いま脱いだばかりのブラジャーだったのだ!

「えっ、脱ぎたて!?」
「いやか?」
「いや、ではないですけど……!!」
「おおう、母乳が滲み出してきてる。それはオッケーと言うことでいいんだな」
「は、はい……」
「それはなによりだ。もしも断られたりなんかしたら、落ち込んで3日は寝込むところだったぞ」

 後ろに立つ遥香に、ゆっくりと、優しい手つきでブラジャーをあてられていく。
 遥香の脱ぎたてのブラは、まだ体温を宿していて温かかった。

(会長の脱ぎ立て……!)

 そう思うと、どんなに平静を装おうとしても心拍数が跳ね上がってしまう。

 じゅわわ……。

 母乳が滲み出してきて、ムワッと甘い香りが漂ってしまう。
 このままでは、母乳で遥香のブラを汚してしまうことになる。

「あっ、ちょっと待って……ください。ブラ、汚しちゃう」
「そんな細かいこと気にするなって。あとで拭いてやる」
「は、はい……」

 ブラジャー。
 それは女性のために創り出された下着。
 その下着をあてると言うことは、男から女へとメタモルフォーゼしたことを認めてしまうことになるのでは?
 少しずつ、女の子になったことを認めなくてはいけない……。
 千尋は、覚悟を持ってブラを充てられようとしている。


TS俺が百合堕ちするまで4につづく! 

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