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高校生の記事 (120)

レモネードオアシス 2022/11/11 05:28

おもらしな快楽12

いつも温かいご支援ありがとうございます。

身内にコロナ陽性者が出たりとなかなかお仕事が進まなくなっている状況です。
皆様もどうかお気をつけください。

さて、今日も同人誌の公開です。
なんとか最終回まで辿り着くことができました。
楽しんでもらえたら嬉しいです!


目次

おもらしな快楽(カテゴリー)

この小説を最初から読む!


 無慈悲に言い放つのは、出欠を取り終えた担任。
 そういえば今日の1時限目の教科は担任が受け持つ英語の授業だった。

『早く始める代わりに、終わるのも早くするからなー。トイレに行っておきたいやつは先に行っておけよー』

 しめた。
 このチャンスを逃す手はないだろう。
 雫は席を立とうとするも――、

(えっ……?)

 しかし雫以外に席を立とうとする生徒は皆無だった。
 ガタンッ、雫が立ち上がろうとする音が、妙に大きく教室に響き渡った。

(こ、これじゃあトイレに行こうにも、行けねぇ……!!)

 心の叫びを上げている雫のことなど知らず、周りのクラスメートたちは英語の教科書とノートを準備している。
 席を立ちかけた雫は、そのムーブでごく自然に、カバンから教科書の準備をする。
 やばい。
 このままでは授業開始だ。
 だが雫には、一人でトイレに立つことはできなかった。

 もしもここで席を立てば、クラスの視線を集めてしまうことになる。

(立て……! 立つんだ雫……! いや、ジョー! いや、ジョーじゃない! 出る! ジョー出る!)

 じゅわわっ、
  じょ、じょぉぉぉぉっ。

 尿道が緩み、意識が真っ白に燃え尽きかかる。
 もしもここで立ったとしても、あまりの尿意にへっぴり腰になってしまうに違いなかった。
 それはいくらなんでも恥ずかしすぎる。
 ただでさえ大きなお尻は、おむつで一回り大きくなっているというのに。

(残り4分のショートホームルームのはずだったのに! 授業が終わるまで……、あと50分……!)

 じゅわわわわ、
  じゅももももも……。

 厳しすぎる現実に、フッと尿道から力が抜ける。
 そうだ……。
 おむつをあてているのだ。
 それならば、おしっこをしても良いじゃないか。
 我慢する必要は、どこにもない――。

「ぁっ、ぁぁぁ……」

 しゅわわ、
  しゅいいいいいいいいい……。

 おむつをトイレだと認識している女体は、あっさりと尿意を放ってしまう。
 ただ、勢いよく出すと、音でバレてしまうかも知れないから慎重に。

(ぁぁ……、漏れて、きてる……! 漏らしちゃってる……。おしっこ、教室でっ、みんなの前なのに……!)

 しゅいいいいいいいいいい……。

 おむつの中に穿いているショーツが生温かくなる。
 クロッチの裏側におしっこが弾け、おまたをイタズラっぽくくすぐっていく。
 おしっこは生温かい手となって、お尻を撫で回していく。

(おしっこ、お尻のほうに溜まってきて……! 大丈夫、かな……? おむつ、ちゃんと吸収してくれる……、かな?)

 しゅいいいい……。
  しゅわわわわわわ……。

 おむつの性能を確かめるように、朝一番のおしっこを教室で放っていく。
 雫が尿意を放っていることも知らず、教室ではいつも通りの授業風景が流れていた。

(バレて、ない……よね? あたしがおしっこしてるって、みんな、気づいてない……よね?)

 しゅわわわわわわわわ……。

 おしっこを漏らしながら、周囲に目配せ。
 大丈夫、みたいだ。
 みんな黒板の英文をノートに取ることに夢中になっている。
 誰も雫がおもらしをしているだなんて、想像さえもしていない。

(教室でおしっこしても大丈夫なんだ)

 ジョボボボボボボボボボボ……。
  じゅもももももももももも……。

 気が抜けると、一気におしっこが噴き出してきてしまう。
 最初は水音が聞こえたらどうしようかと思ったけど、おむつからの音漏れはないようだった。
 雫は背筋を少しだけ曲げると、椅子に押しつけられていた尿道を解放してやる。
 そうすると更におしっこが噴き出してきた。

(凄い……! 教室でおしっこしちゃってるんだ……! 変態すぎる……! ああっ、おまた、熱くなってきてるし……!)

 キュンッ! キュン!
 ぷっしゃあああああああああ!

 勢いよくおしっこが噴き出し、弾ける。
 それでも紙おむつは雫の失敗のすべてを包み込んでくれている。

(ああっ、おむつ膨らんできてる……。おしっこ吸って膨らんできてる。もこもこして、気持ちいい……)

 しゅいいいいいいいいいい……。

 おむつが入道雲のように膨らんでくる。
 薄型紙おむつの、吸水ポリマーが膨らんできているのだ。
 最近の紙おむつはポリマーが膨らむことによっておしっこを閉じ込めるようにできている。
 その表面はサラッとしているはずだが……、だけど、雫はおまたが塗れている感触が好きなので、いつもおむつのなかにショーツを穿くことにしていた。当然、今も。

(濡れたぱんつ、おまたにペッタリ貼りついてきてる……。凄い、変態すぎる……)

 しゅわわわわわわわわわ……。

「はぁぁ……」

 雫は熱い吐息を漏らしていた。
 ブレザーに包まれた女体は熱く火照り、胸元からはバニラエッセンスの香りが発散される。
 それは雫の発情臭だ。

(さすがおむつ……。おしっこ、全部受け止めてくれてる)

 しゅいいいいいいいいいい……。

 雫は頬を弛緩させるとおしっこを漏らしていく。
 その行為に、もはやなんの躊躇いもなくなっていた。
 毎晩おむつをあてて寝ているから、おむつが高性能なのは雫が一番よく理解している。

 しゅううううううううううう……。
 ブルルッ!

 雫は大きな身震いをして、一旦の放尿が終わる。
 吸水ポリマーはおしっこを吸収してブヨブヨになっていた。

 ぐじゅりっ。

 椅子に座り直すと、おしっこを吸収した紙おむつが潰れる。
 本来なら気持ち悪い感触だろうけど、雫の秘筋は背徳的な快楽に燃え上がっていた。
 おむつの中に穿いているショーツも、おまたに食い込んでヌルヌルになっている。

(誰も、あたしがおむつを穿いてることを知らない……。誰もあたしが変態だって知らない……)

        ☆

 その日、雫は何度も教室で人知れずにおもらしをした。
 昼休みを迎える前にはもう紙おむつは限界を迎えてしまったので、女子トイレで紙おむつを交換して。

 その日から、雫は何度もおむつをあてて登校した。

「もう、元のあたしに戻れない……」

 しゅいいいいいいいいいい……。

 その日も、朝から教室で人知れずに尿意を放つ。
 むっちりとした熟れた身体から、バニラ系の発情臭を漂わせながら。
 そんな雫の黒髪はほんの少しだけ伸びて、艶めいていた。


おしまい

読んでくれている人がいたら嬉しいです。
楽しんでくれている人がいたらもっと嬉しいです。

この小説は、同人誌『おもらしな快楽』として発表しています。
フルカラー・フルサイズのイラストを楽しみたいという方は購入してもらえると創作の励みになります。

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レモネードオアシス 2022/11/09 12:44

おもらしな快楽11

いつも温かいご支援ありがとうございます。

ただいま新作の同人誌を制作中です。
11月中の発売を目指していましたが、DLsiteの週替わり無料公開キャンペーン中の開催されている11月中は新刊の動きが鈍いと判断し、12月上旬の発売を目指すことにしました。

さて、今日も同人誌の公開です。
楽しんでもらえたら嬉しいです。


目次

おもらしな快楽(カテゴリー)

この小説を最初から読む!


√6 授業中のおむつおもらし!

「はぁ……シャワー、あったかぁい……」

 大雨のなかでおもらしをして帰ってきて。
 雫はシャワーを浴びながら緩みきった表情を浮かべていた。
 冷え切った身体に、温かなシャワーが心地いい。
 このまま髪も洗ってしまおうと思って、三つ編みをほどいて入念にトリートメント。
 髪を洗うときは、髪同士を擦り合わせると傷んでしまうから指を通しながら丁寧に洗っていく。

「おまた、熱くなったままだし」

 髪を洗い終えても、おまたはまだ熱いままだった。
 無毛のクレヴァスは官能に赤らんでいて、しかも花びらが綻んでいる。
 人前でのおもらしで気持ちよくなってしまった証だった。

「どうしよう。新たな快楽に目覚めそう……」

 くちゅり。

 秘筋に指を這わせると、明らかにお湯とは違った粘着質で卑猥な音が浴室に鳴り響く。
 くちゅり、くちゅり。
 一度触れてしまうと、指の動きは止まらなくなってしまう。
 肉びらを掻き分けて、固くなっている米粒のような器官……クリトリスを探り当てると、

「……ンッ!」

 下半身から電流が駆け抜けていき、プルンと脂が乗りすぎた身体が波打つ。
 雫は知るよしもないが……、快楽を貪り秘筋が痙攣するたびにお尻の両脇にはえくぼができている。

「おまた、我慢できない」

 くちゅ、くちゅ、くちゅ。

 なぜ女の子の指先が柔らかいのか?
 それは敏感なところに優しく触れるためなのかもしれない。

「おまた、痺れて……んんっ」

 くちゅちゅちゅちゅちゅちゅ。

 米粒のように小さなクリトリスは、それだけ神経が集中しているから大切に扱ってあげないといけない。
 雫の指先は小刻みに痙攣し、淫靡な水音が奏でられる。

「うっ、うっっっうん!」

 ガクッ、ガクンッ!
 お尻を大きく震わせてまずは最初の絶頂。
 だけどまだ足りない。
 女の子の身体はわがままなのだ。
 たった1回で満足できるはずがなかった。

「あっ、おおぉぉぉっ、うっ、うん!」

 本当はもっと可愛い嬌声を上げて絶頂したい。
 それこそエロゲのヒロインのように。
 だけどそれは無理な話だ。
 エッチするときは全身が強ばってしまうから、可愛い声を上げる余裕なんてない。

「もっと……もっとぉ……んっ、うっ、うう!」

 浴室に獣のように低い声と、淫靡な水音が響き渡る。
 雫がお風呂を上がったのは、それから1時間後のことだった。

        ☆

「人前でおもらしするの、あんなに気持ちよかったなんて……」

 深夜。
 ベッドに仰向けになった雫は暗い天井を見上げながら呟いた。
 思い起こされるのは今日の下校中のこと。
 大雨のなかとはいえ、人前でおもらしをしてしまった。
 そのときの疼きが、まだ下腹部に熱い官能となって燻っている。
 お風呂では何回も、何回も発散させたと思ったのに。

「おむつ、蒸れちゃう……」

 ただでさえ、寝る前のおしっこはショーツを穿いたままのおむつにしているから、じっとりと濡れている。
 そのうえ熱い蜜で蒸らしてしまうだなんて。

「人前で……おもらし……もっと、したい……」

 そうしなければ、もはや熱く疼いている子宮は収まってくれないように思えてくる。
 考えがないわけじゃない。
 だけど、バレたときのリスクを考えると――、
 トクンッ。
 なぜか鼓動が早くなってくる。

「おむつ穿いて、学校で……」

 それも、教室で。
 授業中に、こっそりと、椅子に座ったままで。

「変態過ぎるよ……」

 妄想しただけで、ジュワッと濡れる。
 男子はちんちんが立つだけで済むのかもしれないけど、女子は股間を濡らしてしまう。
 おむつの中に穿いているおもらしショーツが蒸れ、ヌルヌルになっていく。
 もう、我慢するという選択肢は雫の思考から消えていた。

        ☆

(初めてのおむつ登校……! うおおおおお!)

 翌朝の通学路。
 雫は早くも後悔していた。
 カサリ、カサリ、一歩進むごとに、スカートのなかに穿いている紙おむつが擦れる音がする。

 もしもいたずらっ子のそよ風が吹いてスカートが捲り上がったら、パンチラならぬオムチラが待っている。

(おむつなんか穿いてくるんじゃなかったぁぁぁぁ!)

 心のなかで絶叫しながらも、しかし秘芯は熱く勃起しているのだろう。
 一歩進むごとに、おまたがジンジンしている。

(蒸れてきてる……! おむつ、蒸れ蒸れになってきてる……!)

 ちなみに今朝は、初めてのおむつ登校ということもあって新品の紙おむつと洗い立てのショーツを穿いてきた。
 だからおむつが蒸れるということはないと思っていたのに。
 そう思っていたのに――。

(おむつ蒸れ蒸れになって……、ショーツヌルヌルで……、おまたムラムラしてる……!!)

 まだおもらししていないというのに、おむつのなかに穿いているショーツはヌルヌルになっている。
 もしもおむつを穿いていなかったら、内股に愛液の滝ができあがっていたに違いなかった。

        ☆

(な、なんとか辿り着けたぜ……)

 雫がなんとか教室の自分の席に辿り着いたころには、もうショーツは愛液でぐしょ濡れになっていた。
 おむつを穿いているから蒸れに蒸れて、おまたを掻きむしりたい衝動に駆られる。
 だけど教室でそんなことをするわけにもいかない。
 もうすぐ朝のショートホームルームが始まるから、教室にはたくさんのクラスメートがいる。

(どうしよう……、無性におしっこ、したくなってきたぁ……!)

 今朝はまだ朝一番のおしっこをしていない。
 自分を追い込んでいくスタイルのつもりだったけど、まさかここまで早く尿意が牙を剥いてくるとは。

(おむつ穿いてるから、我慢、できない……っ)

 じゅわっ、
  じゅわわっ。

 雫にとっては『おむつ=トイレ』だった。
 普通の年頃の女の子だったら、トイレ以外でおしっこをすることなんて……しかも、人前でしようとすると無意識のうちに理性がブレーキをかける。
 だけど雫は違う。
 おむつを穿いていれば、いつでもどこでもトイレだ。
 身体がそういうふうに認識してしまっている。

(今からトイレに行くと……、ううっ、出欠に間に合わないし!)

 ジュワッ、
  ジュワワワワッ。

 こうして席についているだけでも、緩みきったおまたはゴーサインを出そうとしている。
 クロッチの裏側が生温かくなって、お尻のほうへと広がっていく。

(せめて我慢……! 朝のショートホームルームが終わったら……出欠取ったらトイレ……!)

 ――ゆうべは。
 たしかに、教室でおむつにおもらししたらどんなに気持ちいいだろうかと妄想したけど、もうちょっと心の準備というか……、そういうものを大切にしたい。
 いくらなんでも、思い立ったが吉日とはいえ、その日の1時限目が始まる前にいきなり教室でおもらしというのはレベルが高すぎる。
 せめて、午後だ。
 そして狙うべきは休み時間。
 そうすれば、もしもおむつからおしっこが横漏れしてきてもトイレに逃げ込むことができる。

(ホームルーム終わったらトイレ、トイレ、トイレ……)

 じゅもも、
  じゅもももも。

 ヒクヒクと痙攣するたびに漏れ出している温もりを感じながら、雫は心のなかで念仏のように唱える。
 そうだ。
 有名なお坊さんも言っていたじゃないか。
 ――心頭を滅却すれば、火もまた涼し、と。
 心を無にすれば、たとえ火のなかに飛び込んでも涼しいということだ。
 ちなみにこの句を詠んだと言い伝えられいてる坊さんは、信長に焼き討ちに遭ったなか詠んだと云われている。
 真偽は定かではないが。

『雨(あま)森(もり)、雨森~?』
「ふぁっ、ふぁい!」

 厳しすぎる尿意を我慢するあまり、担任に名前を呼ばれているのにスルーするところだった。
 どうやら心頭を滅却するあまりに出欠を取っていたことに気づいていなかったらしい。
 だけどこれでミッションの1つを達成した。
 これで1時限目が始まる前の休み時間にトイレに行ける。

(まだだ、まだ慌てるような……、いや、このセリフはダメだ……! 最近ろくな目に遭ってないし……! それじゃあなんだ!? そうだ、あと何分でホームルームが終わる!?)

 教室の前にかかっている時計を確認すると、残り4分。

(4!? 4だと……!? 4は縁起が悪い……! よりによって残り4分のときに時計を見てしまうとは……!)

 某奇妙な冒険の暗殺者のジンクスによれば、4がかかわるとろくな目に遭わないと云われている。
 しかもそのジンクスは、このときに限って言えば正解のようだった。

『それじゃあ、今日はこのまま授業始めるか。ちょうど俺が担当の教科だしな』


おもらしな快楽12につづく!

読んでくれている人がいたら嬉しいです。
楽しんでくれている人がいたらもっと嬉しいです。


この小説は、同人誌『おもらしな快楽』として発表しています。
フルカラー・フルサイズのイラストを楽しみたいという方は購入してもらえると創作の励みになります。

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レモネードオアシス 2022/11/07 05:01

おもらしな快楽10

いつも温かいご支援ありがとうございます。

今年も残すところ僅か。
トップページにも掲載したとおり、新作の同人誌を執筆中です。
今月の11月中には発表できるようにがんばってきます!


さて、今日も同人誌の公開です。
楽しんでもらえたら嬉しいです。


目次

おもらしな快楽(カテゴリー)

この小説を最初から読む!


 じゅわわっ、
  ジュワワワワ……。

 少しずつおまたの力を抜いていくと、クロッチの裏側に背徳的な温もりが広がり、滲みだしてくる。
 内股を生温かい手に愛撫されているかのような感覚に陥り、雫の尿道は快楽にほどけていく。

「太もも、触られると感じちゃう……」

 しゅいいいいいいいいいい……。

 ただでさえ雫の身体は何度も重ねてきたおもらしをで興奮するようになっている。
 雨で冷え切っている太ももを愛撫され、ふくらはぎを伝い落ち、ローファーの中に生温かいおしっこが溜まっていく。
 下半身が、おしっこに浸されていく。

「誰かに見られてるかもしれないのに……はぁぁ……。おしっこ、止まらない……。あったかくて、気持ちいいぃ……」

 じゅもももももももももも……。
  じゅもももももももももも……。

 身体が冷えているせいか、いつもよりもおしっこの温もりを生々しく感じるような気がする。
 上半身は寒いのに、緩みきった下半身だけが温かく、いや、熱くなっていく。

「おしっこ、気持ちいい……」

 しゅいいいいいいいいいいい……。

 ショーツから聞こえてくる、くぐもった恥ずかしい音が雨にかき消される。
 しかし雫の足元ではうっすらとおしっこで水たまりが広がりつつあった。

「ああ、おしっこ……こんなに広がってるだなんて」

 いつもおもらし遊びをするときはおむつを穿いているときか、トイレでこっそりすることが多いから、足元におしっこが広がっていく開放感が凄い。
 それは決して少女が味わってはいけない、背徳的な開放感。

(もしも、こんなところを誰かに見られたら、どうしよう)

 しゅわわわわわわわわわわ……。

 雫はなんの躊躇いもなく立ったまま、ショーツのなかに尿意を放っていく。
 もしもいま人が通りがかったとしても、おしっこを止めることはできない。
 女性器というのは、一度で始めたおしっこを止めるには、あまりもに不都合な形をしているのだ。
 一度漏らし始めたら、すべてを出し切るしかない――。

「……は!?」

 しゅいいいいいいいいい……。
  ……プシャア!

 雫は大きく身震いをして、おしっこを噴き出してしまう。
 なぜならば。

(ヤバ……、誰か、こっちに、きてる……!?)

 雨音にまぎれて、ヒタヒタと誰かがこちらに近づいてきている気配。
 住宅街のブロック塀の影になっている曲がり角から、1人……、いや二人分の足音が近づいてきている。

(ちょ……! 待っ……! よりよってこのタイミングで!)

 じゅもももももももももも……。
  しゅいいいいいいいいいいい……。

 おしっこを止めようと思っても、緩みきった尿道は簡単には閉じてくれない。
 むしろ人の気配に鼓動が早くなり、頬が、股間が熱くなってきてしまう。
 そしてついにすぐそこの曲がり角から人影が現れる。
 それは、買い物に行く途中なのだろう、子連れの母親だった。

『夕飯はなにが食べたい?』
『ハンバーグ!』

 そんな他愛もない会話を交わしながら、雫のほうへと近づいてくる。
 それでも雫はおしっこを止めることができない。
 どんなにおまたに力を入れても、キュンッ、キュンッ! クレヴァスが虚しく痙攣するだけだった。

(ヤバい……、バレたら、社会的に終わる……!)

 しゅわわわわわわわわわわ……。

 ショーツからくぐもった水音が止まらない。
 一刻も早くおしっこを止めなくてはいけないのに。
 理性では分かっている。
 だけど熱くほどけたおまたは、おしっこを垂れ流し続けている。

『本当にハンバーグが好きよねぇ』
『うん! 毎日ハンバーグ食べたい! あとグラタンも!』

 子供ってこってりした洋食がすきだよなあ、などと思いながらも雫はその場で立ち尽くすことしかできない。
 せめてカバンの中を探す振りでもできれば良いけど、今更になって気づくけどカバンは地面に落ちて雨に濡れている。
 おもらしの快楽のあまり、いつの間にかカバンを落としてしまっていたようだ。

(ああっ、見ないで……。おもらししてるから、見ないで……っ)

 しゅわわわわわわわわわ……。

 おもらしをしながら立ち尽くし、親子連れがすれ違い……、そのときだった。
 子供が不思議そうな表情を浮かべて、雫のことを見上げてきたのだ。

『……お姉、ちゃ……ん?』
「な、ななな、なに、かな……?」

 相手が子供とはいえあまり喋ることが得意ではない雫は、緊張のあまり声が上ずってしまう。
 こうしている瞬間にも、

 じょぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ……。

 おしっこは漏れ続けていて、内股にレモネードの滝ができあがっているというのに。

(お願い……、気づかないで……!)

 しゅわわわわわわわわわ……。

 くぐもったおしっこの音が、妙に大きく感じられる。
 それに子供の目線は、ちょうど雫のスカートの高さにある。
 きっと、バレている……。
 おもらしをしていることがバレている……!

『こんにちは、お姉ちゃん!』

 しかし子供の口から飛び出してきたのは、なにも恐れることはない、ごく普通の挨拶だった。
 そのことに安堵しつつ……、身体は正直だった。

 じょぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ……。

 気が抜けてしまったのか、おしっこの勢いが増してしまう。
 内股を撫で回していくおしっこの滝が勢いを増し、足元に広がる水たまりがアンモニアの湯気を上げ――。

「こ、こんにちはっ。あ、挨拶できて、……えっ、偉い、ゾ」
『うん! それじゃあバイバイ、お姉ちゃん!』
「ば、バイバイ……ッッ」

 たったそれだけのやりとり。
 子供は母に手を引かれていき……、やがて足音も雨の音に小さくなっていく。
 短い言葉を交わしただけだというのに、ドッと疲労感に襲われる。
 自然と股間の力も抜けていき、

 しゅわわわわわわわわわ……。

「あっ、あああぁぁ~」

 しゅいいいいいいいいいい……。

 止めどなくおしっこが漏れ出してくると、ビシャビシャと恥ずかしい音を立てて地面へと散っていった。
 雨の匂いに、隠しきれないアンモニア臭が混じる。
 もしもいまの親子連れがくるのが、あと数秒遅かったら……、きっと雫のおもらしはバレていたに違いなかった。

「はぁ……、はぁぁ…………ううっ!」

 ブルルッ!
 ――プッシャア!

 最後の一絞りを出し切って、雫のおもらしは終わってくれた。
 上半身は雨に濡れて冷たいのに、下半身は生温かい。
 奇妙な感覚だった。

(あたしがおもらししたって……、バレて、ない、よね……?)

 地面に落としていたカバンを拾い上げると、雫はよたよたと歩き出す。
 そして数歩進んだところで振り返る。
 さっきまで雫がおもらしをしていたところは、煙るような大雨が覆い隠してくれていた。

「雨、激しくなってる。早く帰らないと」

 雨は激しくなっていたけど、火照った身体にはちょうどいいシャワーに感じられる。
 帰ったら、温かい本当のシャワーを浴びよう……。そんなことを考えながら、雫は再び歩きはじめるのだった。


おもらしな快楽11につづく!

読んでくれている人がいたら嬉しいです。
楽しんでくれている人がいたらもっと嬉しいです。


この小説は、同人誌『おもらしな快楽』として発表しています。
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レモネードオアシス 2022/11/03 06:32

おもらしな快楽9

いつも温かいご支援ありがとうございます。

火曜日は食あたりで一日中寝込んでいました。
焼肉の加熱が甘かったようです。
皆様もどうかお気をつけください。

さて、今日も同人誌の公開です。
楽しんでもらえたら嬉しいです。


目次

おもらしな快楽(カテゴリー)

この小説を最初から読む!



√5 雨の中ならおもらししても大丈夫だよね!

(安心して下さい、穿いてませんよ)

 そんなことを考えながら午前中の授業を乗り越えて放課後になり、雫は下校前に女子トイレにやってきていた。

(おまた、スースーするのに……熱くなってきてるよ)

 トイレの個室に籠もってスカートを捲ってクレヴァスを丁寧に神で拭い取っていく。
 チリリッ、
 ビンビンに剥けているクリトリスが擦れると微弱電流が下半身を駆け抜けていく。
 脂が乗った太ももやお尻が、プルンと波打った。

(どうしよう、拭けば拭くほど濡れてしまう)

 熱く火照ったクレヴァスに指を食い込ませて拭いていくと、蜜壺からさらに多くの愛液が溢れ出してくる。
 1時限目にうんちをおもらししてしまったときに、そんなに昂ぶってしまったのだろうか……?
 それは雫自身も驚くほどの身体の変化だった。

(まさか、スカトロ属性にも目覚めてしまうとは。ああ、人の道をどんどん踏み外しているような気がする)

 とは思うけど、人間というのは本能のままに生きるのが一番良いに決まっている。

(うーぬ。拭いても拭いてもキリが無いし。太ももに垂れてきちゃうよ)

 こうなったら……、
 ごくり、飲みこんだ固唾の音が、妙に大きくトイレの個室内に響く。
 雫の視線の先にあるのは、ドアのハンガーに掛かっているカバン。
 そのなかには、1時限目の体育の授業でうんちおもらししてしまったショーツがしまわれている。
 まだ乾いていないだろうけど――。

「ノーパンで帰ったら、太ももに滝ができそうだし」

 さすがにそうなったらごまかしようがない。
 ここは生乾きショーツを穿いていくのがベターな選択……なのだろう。

「うは、やっぱり生乾きだよ」

 カバンの奥にしまってあるビニル袋からショーツを取り出すと、やはりというか、当然のように生乾きだった。
 だだ石けんで念入りに洗った甲斐あって、匂いはレモンのいい香りがする。
 これなら下校するあいだ穿いてもおまたがかぶれるということはないだろう。

「濡れたショーツ……気持ちいい……」

 それは無意識のうちの呟き。
 いつもおねしょショーツを穿いている雫は、生乾きのショーツでさえも身体が熱く反応するようになっていた。

「……ンッ」

 キュッとクロッチが食い込むほどにショーツを上げると、キュン、おまたが痙攣して熱いヨダレが溢れ出してきた。
 縦筋が食い込んだクロッチから、ジュワリ、愛液が溢れ出してくる。

「これなら家まで保ってくれそう、かな?」

 ショーツを穿いて、スカートの裾を正して、雫は澄ました顔で女子トイレを出る。
 放課後の廊下はいつもと変わらずザワザワと落ち着かない時が流れていて、雫の頬が赤らんでいることを誰も気にも止めない。

(あたし、うんちおもらししたぱんつ穿いてるんだ……。)

 一応洗ってはあるけど、まだ繊維の奥には茶色いものが染み付いているショーツ。
 そんなものを、仕方がないとはいえ穿いているだなんて、いくらなんでも変態過ぎる。
 よろめきながらも昇降口でローファーに履きかえると校門を出ていつもの家路につく。

「雨、降ってきそうだな……」

 曇天の空を見上げてポツリと呟いた、その直後。
 ポツリ、ポツリ、大きな雨粒が落ちてくると、地面に暗い斑点を広げていく。

「あー……、降ってきちゃったかー……」

 残念なことに、今日は晴れの予報だったので折りたたみ傘さえも持ってきていない。
 でも少しくらいの雨ならば、火照った身体ちょうどいいシャワーになってくれることだろう。

(――と、思っていたんだけどなぁ……)

 初夏の夕方に降る雨というのは、ときに荒ぶるものだ。
 ぽつりぽつりと降ってきた雨粒は勢いを増していくと、あっという間に大雨になっていた。
 今日はお腹を壊して散々な目に遭うし、ついてないときっていうのは本当についてない。

「泣けるぜ……」

 走ろうかと思うも、そんなことをしたら比喩抜きで肉が切れる。
 この年でこんなことをいうのはどうかと思うけど、日頃の運動不足のせいなのだから仕方がない。
 いつも見慣れた住宅街は、あっという間に濡れていった。

「ぱんつの中までぐしょ濡れだ……」

 それを言ってしまったら、雨が降る前から濡れていたところだけど、この際は不問にしておきたい。
 ぱんつも、制服のブレザーもブラウスも、スカートもぐしょ濡れだ。
 当然、身体も冷えてくる。

「うう、やばい」

 雫は不意に身体をゾクリと震わせてしまう。
 下腹部から生み出されしこの感覚は……!!

「ヤバ。こんなときにおしっこ、したくなってきた、だと……?」

 そういえば放課後にトイレに寄ったときはノーパン状態なのを気にするあまり、おしっこをし忘れていた。

(ヤックデ●ルチャ……! おまたを拭き拭きするあまり、肝心なことを忘れていたぁ……!)

 だけどいまさら後悔しても遅い。
 尿意というのは時に残酷で、無慈悲に牙を剥く。
 しかも自覚してしまうと、

 ジュワワ……。

 ぐしょ濡れのショーツのなかに、広がってはいけない背徳的なぬくもりが広がっていく。
 やばい。
 これはちょっとピンチかもしれない。

(家までちょうど中間地点……! あと歩けば……12、3分……! これは、まずい……!)

 じゅわわっ、ジュワ……。

 雨で冷え切った身体が、勝手に震えてくる。
 寒いから震えているのか?
 あまりの尿意に震えているのか?
 それは雫にさえもわからない生理的現象だった。

「まだだ、まだ慌てる時間じゃない……」

 自分に言い聞かせるように呟くも、この台詞を言っているときはなんだかろくな目に遭っていないような気がする。
 ガクガクと膝小僧が震え、歩くもの難しくなってくる。
 おしっこを我慢するあまり、意識が白くなって、気持ちよくなってきて――。

「み、見える……! あたしにも、敵(にようい)の動きが見えるぞ……!」

 じゅももっ、
  じゅももももっ。

 クロッチから滲み出してきた温もりが、内股を流れ落ちていく感触。だけど雨にずぶ濡れになっていることが不幸中の幸いだった。

「ハッ!?」

 このときに雫は閃く。
 もしも雫がニュータイプだったら、脳裏には例の効果音が鳴り響いていたことだろう。

(いまならおしっこを漏らしても、バレないのでは……!?)

 大粒の雨が降り、ずぶ濡れで。
 しかもおあつらえ向きに、周囲には誰もいない。
 やるなら今がチャンスだ。
 おしっこの音も、きっと雨音が消してくれるに違いなかった。

「ああ、僕にはまだ帰れる場所がある……。こんなに嬉しいことはない」


おもらしな快楽10につづく!

読んでくれている人がいたら嬉しいです。
楽しんでくれている人がいたらもっと嬉しいです。


この小説は、同人誌『おもらしな快楽』として発表しています。
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レモネードオアシス 2022/10/28 09:13

百合の館13

最終回です。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!

おむつ貞操帯のなかで混じり合う二人のビターチョコレート。
そのおむつをマッサージされて、朱里の意識は飛んでしまう。


目次

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 くぐもった恥ずかしい水音が、おむつ貞操帯から鳴り響く。
 なんとかおしっこを止めるも、ツキーンとした痛みに尿道が襲われる。

「もうおもらししちゃったんだ。」
「あっ、あう! 温かいお姉様がおまたに食い込んできて……あっ、ああん!」
「こんなに酷いことをされてるのにおもらしするだなんて、なんてイケナイ女の子なのかしら。もっとお仕置きが必要みたいね」
「そ、そんな……ひっ、ひいい!?」

 朱里は引き攣った悲鳴を上げてしまう。
 なにしろ、紫帆はおむつ貞操帯の股間の部分に手をあてると、丹念にマッサージを始めたのだ。

「んぉっ! ら、らめ! 熱いのが食い込んでくるぅぅぅ!」

 ぬちゅっ、ぬちゅっ、ぬちゅっ!

 突然始まった紫帆からの愛撫に、朱里は舌を突き出して喘ぐことしかできない。
 そればかりか、目からは涙、鼻からは鼻水、口からはヨダレが溢れ出してきていた。
 全身の毛穴から脂汗が噴き出してきて、朱里の身体は熟れた果実のように赤く染まっている。

「んっんぐっ! カハッ! あっああう! うっ、うううう!」

 ぐじゅっぐじゅじゅっ! ぬちょっ!

 それでも紫帆は、おむつ越しに股間をマッサージしてくる。
 朱里はカエルのように足を開き、その愛撫を甘受するより他なかった。
 ジタバタと足掻きながら。

「んあっ、ひっ、ひいいいいいん!」

 ぷしゅっ!
 しゅわわわわわわわわわわわわわ!

 朱里は快楽のあまりに失禁していた。
 せっかくおしっこを我慢していたというのに。
 そればかりか、緩んでしまったのは尿道だけではない。

「ら、らめぇぇぇぇぇっ」

 にゅるるるるるる!

 肛門までも弛緩して、熱くて柔らかいものが溢れ出してくる。
 それはおむつのなかで紫帆がくれたプレゼントと混じり合って攪拌されていった。

「ううっ、わたしと……っ、お姉様が混じり合って……ああん!」

 ぐちゅっ! ぐちゅちゅ!

 紫帆のマッサージによっておむつのなかがグチョグチョに混じり合っていく。
 二人分の温もりが混じり、更に熱を宿しているようでもある。

「んぉっ、おおおおお!? おごっ!」

 ぬちゅっ! ぬちゅちゅっ! ぐにゅにゅう!

 朱里は白目を剥いて、舌を突き出しながら下品な喘ぎ声を上げてしまう。

(もっと、可愛く喘ぎたいのにいいい!!)

 心のなかでは、もっと女の子らしくて可愛い声を上げようと思っても、圧倒的な快楽の前には無力だった。
 口から吐き出されるのは、獣のような下品な声。

「ンッ! んごっ! おおおっ! おごっ!」

 ぐにゅっ! むにゅっ! むにゅううぅ!

 熱く柔らかな感触が股間に食い込んできて、朱里のクレヴァスからは熱い蜜が溢れ出してきていた。
 それどころか子宮も熱く疼き、蕩けそうになっている。

「朱里のおまた、おむつ越しでも熱くなってきてる。気持ちいいのかしら?」

 その問いかけに、朱里には応える余裕は残されていなかった。
 ただ、口からは下品な喘ぎ声が溢れ出してきていて、

「えげっ! げぇぇっ!」

 ピーン……!

 ついに朱里は身体を弓なりに反らして、

 じゅもも!
 じゅももももももももっ!

 クレヴァスから本気汁を噴き出しながら悶絶する。
 白目を剥いて、口からは舌を突き出し。
 更には鼻水に、ヨダレ、汗で輪郭はドロドロになっている。

「げっげぺ……っ」

 悶絶したことで尿道も、肛門も弛緩していた。
 朱里は顔面の穴という穴、下半身の穴……身体中の穴という穴から体液と老廃物を漏らしながら絶頂することになった。

 シュイイイイイイイイイイイイイイ……。
 ブリブリブリッ!
 ブボボッ! ビチビチビチッ!

「げっぶ……げげぇ……っ」

 ビクンッ! ビククッ!
 ビクッ! ビクンッ! ビクッ!

 気を失っても痙攣は続いている。
 一度絶頂した若い女体は、最後の一滴まで精液を吸い尽くそうと膣壁を毛羽立たせて痙攣し、子宮までも蠢動させている。

「あら……ちょっとやり過ぎちゃった……かな?」

 ぶぼぼぼぼぼっ!
 ブリブリブリッ! ブリュリュッ!
 しゅわわわわわわわわわわわわわわわ!

 おむつ貞操帯からはくぐもった噴射音と爆音が止まらなくなっていた。
 朱里は白目を剥いて舌を突き出し、身体を弓なりに反らして痙攣している。

 ブボボボボッ! ブチチチチ!
 しょおおおおおおぉぉぉぉぉ……。

 すでに気絶している朱里が羞恥心を感じることは、もうない。
 なんの躊躇いもなく大小を垂れ流し、顔面からもヨダレや鼻水、汗、涙までも垂らして白目を剥いている。

 ヒクンッ! ヒククンッ!

 弛緩した朱里は、しかしその内股は桃色に染まってヒクヒクと痙攣している。
 それはおむつ貞操帯に覆われている秘筋が気を失ってさえも痙攣していることを示していた。
 それは気絶してもなお、朱里の身体には取り返しのつかない性癖が植え付けられている瞬間なのかもしれない……。

        ☆

「ふみゅ……?」

 朱里が目を覚ましたのは、唇に感じる柔らかい感触のせいだった。
 うっすらと瞳を開くと……、

「あら、お目覚めかしら、お姫様」
「んにゅぅ……?」

 すぐ至近距離に紫帆の顔があって、これはきっと夢なのかと思う。
 それに身体に密着している温かい感触は、羽毛布団のように柔らかい。

「あれ……お姉様と一緒に寝てるなんて……夢?」
「ふふ、それはどうかしら。もう一度、あなたの唇に聞いてみましょうか?」
「……ンッ」

 再び紫帆の顔が近づいてきて……反射的に瞳を閉じると、唇に感じられるのは柔らかくて甘い感触。
 朱里のおまたは無意識のうちに熱くなり、そして弛緩し――、

 しゅいいいいいいいいいいいいい……。

 ぼんやりとした意識のなか、朱里は失禁していた。
 おまたがじんわりと生温かくなって、その感触にお尻までも撫で回されて溶かされそうになる。
 それでも安心だ。
 なにしろ、朱里はおむつ貞操帯をあてているのだから。

「あぁぁ……おしっこ……気持ちいい……。それにお姉様の唇も温かくて……甘いの……」
「あらあら、おもらしをしちゃうなんてせっかくショーツを穿かせておいてあげたのに」

 くちゅりっ。

 おもらしに濡れて熱くなっている縦筋に触れるのは、紫帆の指先。
 細くて、柔らかくて、それでいてどこか芯のある指先の感触。

「……え?」

 その感触に朱里は不意に違和感を感じる。
 おむつ貞操帯をあてているにしては、紫帆の指先の感触がしっかりとしているような気が……?
 紫帆の指先に、急速に意識が覚醒していく。
 そうだ紫帆にお仕置きを受けるために部屋にきて、それで、それで……!

「えっ、あっ、ちょっ!?」

 慌ててベッドから飛び起きる。
 そして自らの腰のあたりに視線をやると――、

「う、うそ……」

 朱里は絶句してしまう。
 なにしろ、おむつ貞操帯をあてていたと思っていたのに、朱里はショーツを穿かされていたのだ。
 しかも、紫帆がいつも穿いている純白のショーツ。

「おむつじゃない!? しかもお姉様のぱんつ……!」
「あらあら、せっかくおむつを外してあげたのに、まだ必要だったかしら?」
「うう……ごめんなさい……」
「いいの。気にしないで」

 身体を起こした紫帆に抱きしめられて、再びベッドに横になる。
 おもらしをしてしまったというのに、紫帆はなんの躊躇いもなく抱きしめてくれた。

(お姉ちゃんみたいで……、お母さんみたい)

 それは朱里が忘れていた……もしかしたら、知らない感触。
 紫帆の柔らかく温かい腕に抱かれて、朱里は強ばっていたからだから力を抜き、瞳を閉じた。


おしまい!

ここまで読んでくれてありがとうございました。
楽しんでくれている人がいてくれたら嬉しいです。

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