レモネードオアシス 2022/11/11 05:28

おもらしな快楽12

いつも温かいご支援ありがとうございます。

身内にコロナ陽性者が出たりとなかなかお仕事が進まなくなっている状況です。
皆様もどうかお気をつけください。

さて、今日も同人誌の公開です。
なんとか最終回まで辿り着くことができました。
楽しんでもらえたら嬉しいです!


目次

おもらしな快楽(カテゴリー)

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 無慈悲に言い放つのは、出欠を取り終えた担任。
 そういえば今日の1時限目の教科は担任が受け持つ英語の授業だった。

『早く始める代わりに、終わるのも早くするからなー。トイレに行っておきたいやつは先に行っておけよー』

 しめた。
 このチャンスを逃す手はないだろう。
 雫は席を立とうとするも――、

(えっ……?)

 しかし雫以外に席を立とうとする生徒は皆無だった。
 ガタンッ、雫が立ち上がろうとする音が、妙に大きく教室に響き渡った。

(こ、これじゃあトイレに行こうにも、行けねぇ……!!)

 心の叫びを上げている雫のことなど知らず、周りのクラスメートたちは英語の教科書とノートを準備している。
 席を立ちかけた雫は、そのムーブでごく自然に、カバンから教科書の準備をする。
 やばい。
 このままでは授業開始だ。
 だが雫には、一人でトイレに立つことはできなかった。

 もしもここで席を立てば、クラスの視線を集めてしまうことになる。

(立て……! 立つんだ雫……! いや、ジョー! いや、ジョーじゃない! 出る! ジョー出る!)

 じゅわわっ、
  じょ、じょぉぉぉぉっ。

 尿道が緩み、意識が真っ白に燃え尽きかかる。
 もしもここで立ったとしても、あまりの尿意にへっぴり腰になってしまうに違いなかった。
 それはいくらなんでも恥ずかしすぎる。
 ただでさえ大きなお尻は、おむつで一回り大きくなっているというのに。

(残り4分のショートホームルームのはずだったのに! 授業が終わるまで……、あと50分……!)

 じゅわわわわ、
  じゅももももも……。

 厳しすぎる現実に、フッと尿道から力が抜ける。
 そうだ……。
 おむつをあてているのだ。
 それならば、おしっこをしても良いじゃないか。
 我慢する必要は、どこにもない――。

「ぁっ、ぁぁぁ……」

 しゅわわ、
  しゅいいいいいいいいい……。

 おむつをトイレだと認識している女体は、あっさりと尿意を放ってしまう。
 ただ、勢いよく出すと、音でバレてしまうかも知れないから慎重に。

(ぁぁ……、漏れて、きてる……! 漏らしちゃってる……。おしっこ、教室でっ、みんなの前なのに……!)

 しゅいいいいいいいいいい……。

 おむつの中に穿いているショーツが生温かくなる。
 クロッチの裏側におしっこが弾け、おまたをイタズラっぽくくすぐっていく。
 おしっこは生温かい手となって、お尻を撫で回していく。

(おしっこ、お尻のほうに溜まってきて……! 大丈夫、かな……? おむつ、ちゃんと吸収してくれる……、かな?)

 しゅいいいい……。
  しゅわわわわわわ……。

 おむつの性能を確かめるように、朝一番のおしっこを教室で放っていく。
 雫が尿意を放っていることも知らず、教室ではいつも通りの授業風景が流れていた。

(バレて、ない……よね? あたしがおしっこしてるって、みんな、気づいてない……よね?)

 しゅわわわわわわわわ……。

 おしっこを漏らしながら、周囲に目配せ。
 大丈夫、みたいだ。
 みんな黒板の英文をノートに取ることに夢中になっている。
 誰も雫がおもらしをしているだなんて、想像さえもしていない。

(教室でおしっこしても大丈夫なんだ)

 ジョボボボボボボボボボボ……。
  じゅもももももももももも……。

 気が抜けると、一気におしっこが噴き出してきてしまう。
 最初は水音が聞こえたらどうしようかと思ったけど、おむつからの音漏れはないようだった。
 雫は背筋を少しだけ曲げると、椅子に押しつけられていた尿道を解放してやる。
 そうすると更におしっこが噴き出してきた。

(凄い……! 教室でおしっこしちゃってるんだ……! 変態すぎる……! ああっ、おまた、熱くなってきてるし……!)

 キュンッ! キュン!
 ぷっしゃあああああああああ!

 勢いよくおしっこが噴き出し、弾ける。
 それでも紙おむつは雫の失敗のすべてを包み込んでくれている。

(ああっ、おむつ膨らんできてる……。おしっこ吸って膨らんできてる。もこもこして、気持ちいい……)

 しゅいいいいいいいいいい……。

 おむつが入道雲のように膨らんでくる。
 薄型紙おむつの、吸水ポリマーが膨らんできているのだ。
 最近の紙おむつはポリマーが膨らむことによっておしっこを閉じ込めるようにできている。
 その表面はサラッとしているはずだが……、だけど、雫はおまたが塗れている感触が好きなので、いつもおむつのなかにショーツを穿くことにしていた。当然、今も。

(濡れたぱんつ、おまたにペッタリ貼りついてきてる……。凄い、変態すぎる……)

 しゅわわわわわわわわわ……。

「はぁぁ……」

 雫は熱い吐息を漏らしていた。
 ブレザーに包まれた女体は熱く火照り、胸元からはバニラエッセンスの香りが発散される。
 それは雫の発情臭だ。

(さすがおむつ……。おしっこ、全部受け止めてくれてる)

 しゅいいいいいいいいいい……。

 雫は頬を弛緩させるとおしっこを漏らしていく。
 その行為に、もはやなんの躊躇いもなくなっていた。
 毎晩おむつをあてて寝ているから、おむつが高性能なのは雫が一番よく理解している。

 しゅううううううううううう……。
 ブルルッ!

 雫は大きな身震いをして、一旦の放尿が終わる。
 吸水ポリマーはおしっこを吸収してブヨブヨになっていた。

 ぐじゅりっ。

 椅子に座り直すと、おしっこを吸収した紙おむつが潰れる。
 本来なら気持ち悪い感触だろうけど、雫の秘筋は背徳的な快楽に燃え上がっていた。
 おむつの中に穿いているショーツも、おまたに食い込んでヌルヌルになっている。

(誰も、あたしがおむつを穿いてることを知らない……。誰もあたしが変態だって知らない……)

        ☆

 その日、雫は何度も教室で人知れずにおもらしをした。
 昼休みを迎える前にはもう紙おむつは限界を迎えてしまったので、女子トイレで紙おむつを交換して。

 その日から、雫は何度もおむつをあてて登校した。

「もう、元のあたしに戻れない……」

 しゅいいいいいいいいいい……。

 その日も、朝から教室で人知れずに尿意を放つ。
 むっちりとした熟れた身体から、バニラ系の発情臭を漂わせながら。
 そんな雫の黒髪はほんの少しだけ伸びて、艶めいていた。


おしまい

読んでくれている人がいたら嬉しいです。
楽しんでくれている人がいたらもっと嬉しいです。

この小説は、同人誌『おもらしな快楽』として発表しています。
フルカラー・フルサイズのイラストを楽しみたいという方は購入してもらえると創作の励みになります。

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