無名@憑依空間 2024/07/07 16:42

★無料★<入れ替わり>触られるのはあんたよ②~立場逆転~(完)

-------------------------—

「や…やめてくれ…許してくれ!」
裕美(おじさん)は嘆願するようにして叫んだ。

窓際に追いつめられた裕美(おじさん)は
逃げることができない。

いつも、そうだったー。

けれどー
今日は、逆の立場。

「--わたしがいつもそう言ったとき、
 あんたは何て言ったか覚えてる?」

おじさんになった裕美が言う。

「--感じてるんだろ?
 気持ちいいんだろ?」

おじさん(裕美)が
いつも自分が言われていた言葉を呟く。

「そ…それは…
 お、、女の子は…そういうものかなって…」
裕美(おじさん)が涙を目に浮かべながら呟く。

電車はー
何事もないように走りつづけている。

周囲は、いつもと同じ光景ー

痴○されている女子大生のことなど、
目にも留めず、
周囲は、いつも、無関心だー。

「--ごめんなさいでしょ?」
おじさん(裕美)は、裕美になったおじさんを
睨みつける。

いつものヘラヘラした表情ではなく、
おじさんの表情は、怒りに満ちていた。

「ひっ…!」
裕美(おじさん)は思わず声をあげる。

「---ごめんなさいは?」
おじさん(裕美)はなおも、今は自分の身体ではない
可愛らしい女子大生を睨みつける。

「--ご…ご…ごめん…なさい…」
裕美(おじさん)は苦しそうにそう呟いた。

「--謝って済むなら警察はいらない」
おじさん(裕美)は、
裕美(おじさん)の太ももを
なぞるようにして触りながら言った。

「--あ…あ……やめて…お願いだ…!」
裕美(おじさん)が、必死に頼み込む。

しかしー
おじさんになった裕美に、
おじさんを許すつもりはないー。

これまで、何日にもわたって
おじさんは痴○行為を繰り返してきた。

どんなに嫌だと言っても
拒絶しても、おじさんは笑いながら
痴○行為を繰り返した。

それなのにー
立場が逆転して、自分がされる側になった途端に、
この態度ー

”ふざけるんじゃないわよ”
裕美はそう思った。

おじさん(裕美)は自分のスカートの中に手を突っ込み、
感じる部分を刺激した。

「んあぁ…♡」
裕美(おじさん)が変な声を出してしまうー。

電車が途中の駅に停車するー。

そんなことお構いなしにおじさん(裕美)は
裕美(おじさん)の身体を触りつづける。

「あん…♡」
裕美になったおじさんは
身体に伝わってくるゾクゾクを押さえることができずに、
顔を真っ赤にして、声を出していたー

「--ねぇ、おじさん?」
おじさん(裕美)が
裕美(おじさん)の耳元でささやく。

「--声出しちゃうと、周囲にばれちゃうよ?
 周囲にばれたら逮捕されるのは、おじさんの身体だよ?」

わざと挑発的な口調で言う。

「う…う…う」
裕美(おじさん)は身体を震わせながら
声を出さないように我慢していた。

「---(ふふふ…いい気味)」
おじさんの中に居る裕美は
今までの分の怒りを発散しつつ、
困惑しているおじさんを見つめて
スカッとした気分になっていた。

「--や、、やめ…て…」
裕美(おじさん)が呟く。

「---どうして?
 そんなに捕まるのが怖いの?」

おじさん(裕美)が小声でつぶやく。

裕美の身体になってしまったおじさんが
電車内で声を出してしまえば、
さすがに周囲の乗客も気づくだろうし、
見てみぬふりをしている人たちも
騒ぎが大きくなれば、動き出すはず。

そうなれば、もうおじさんは終わりだ。

今、中身は裕美だけれど、
裕美が念じれば、いつでも元通りになることができる。

そうなれば、おじさんは、
終わりだー

「お、、俺には妻と、高校生の娘がいるんだー」
裕美(おじさん)が、甘い声が出そうになるのを
我慢しながら呟く。

「---」
おじさん(裕美)はその言葉を無視して
スカートの中をいじくったり、
裕美(おじさん)の耳を舐めたりしたー。

「うぅぅ…」
裕美(おじさん)が、心底気持ち悪い、という表情を
浮かべて震えている。

「--だから?」
おじさん(裕美)が先を促す。

「--お、、俺が痴○で捕まったら妻と娘に
 迷惑がかかってしまう…
 父親が電車で痴○なんてことになったら
 娘がいじめを受けるかもしれない…!」

泣きそうになりながら裕美(おじさん)は言った。

「---その原因を作ったのは誰?」
おじさん(裕美)が怒りの口調で言う。

「---そ、、それは…」
裕美(おじさん)が目を泳がせる。

「--誰なの!?」
おじさん(裕美)が怒鳴り声をあげた。

周囲がビクッとする。

注目を集めそうになって
裕美(おじさん)は慌てて呟いた

「お、、、俺だ…!俺が君に痴○なんて
 しなければ…
 ほ、本当に後悔している…!
 す、、すまなか… あぁあ♡」

おじさんのセリフを途中で遮って
おじさん(裕美)は、気持ちイイ部分を
いじくってやった。

自分の身体の感じる部分は
分かっているー。

「---あんたのせいで、
 家族まで傷つくのよ」

「--や…やめて…」
裕美(おじさん)は目から大粒の涙をこぼした。

「--うれし涙でしょ?」
おじさん(裕美)は笑みを浮かべたー

”うれし涙だろー?”

前に、触られて涙をこぼした裕美を見たおじさんは
そう言っていた。
その言葉を、そのまま返してやった。

「ち…違う…違う…!
 ん、、、あぁああああっ♡」

声が次第に大きくなっていく。

裕美の中にいるおじさんは
”な、、なんで声が出ちゃうんだ・・・”と
不思議に思う。

男の自分にとって、こんな風に
声が出る経験なんてなかった。

でもー
女性の身体はー
声がー
抑えられないー

まるで、咳かのようにー
身体の奥底から、声が溢れだしてしまう。

「--んあ♡ あ♡ あっ♡
 たのむ、、やめ…やめてぇ!」

裕美(おじさん)がはぁはぁ♡と声を出す。

さすがに周囲の人間も
何人か気付いているようだ。

「うへへへへへ!
 女子大生のスカートの中、
 きっもちいい~!」

おじさん(裕美)はわざと周囲に聞こえるように
そう叫んだ―。

おじさんが裕美に痴○しているー
それを周囲に知らしめるためー。

周囲がざわつき始めた。

目的の駅まで、あと2駅。

裕美の大学の最寄駅についたらー
この入れ替わりは終えるつもりだ。

「ーーー頼む!頼む頼む頼む!」
はぁはぁ♡と甘い息をしながら
裕美(おじさん)がおじさん(裕美)にすがりつく。

「娘と妻がいるんだ…!頼む!

「---えへへへへ!
 毎日の痴○やめられなぁ~い!」

おじさん(裕美)は次第に大声で
叫びはじめた。

周囲の視線が集まる。

「やめてくれぇぇ…あぁぁん♡」

裕美(おじさん)は、
どうすることもできず、
その表情は焦りきっていたー

こんなに怖くて
悔しくて
不愉快な思いをすることになるなんてー

裕美の身体になったおじさんは、
痴○被害を受けながら、
その恐怖や辛さを噛みしめていたー。

裕美の身体に入ったことで
そういう感情が流れ込んできたのかもしれないー

一方のおじさんになった裕美は、
ちょっとした快感を感じてきた。

それはー
今まで散々自分を苦しめてきたおじさんに対する
恨みを晴らしているからかー

それともー
おじさんの身体に影響されてしまっているのかー…。

「---こそこそ隠れてやるなんて
 卑怯だと思わない?」

おじさん(裕美)は呟いた。

「す…すまなかった…!謝る…謝るから…!」

裕美(おじさん)は必死に叫ぶ。

おじさん(裕美)は自分の降りる駅が
次の停車駅になったことを確認すると、
そのまま裕美(おじさん)に抱き着いて
キスをしたー

騒然とする車内。

「---あああぁ…あああ…」
裕美(おじさん)は目から涙をこぼす。

このあと、自分に待ち受ける運命を悟ったのだろうー。

「--どう、される側になった気分は?」
おじさん(裕美)は裕美(おじさん)を抱きしめながら小声で呟いた。

「---ご…ごめん…なさい」
裕美(おじさん)は、心から、そう呟いた。

まさか身体を入れ替えられて
こんな目に遭うなんてーー

「---毎日毎日嫌がってたのに
 わたしのことなんて聞いてもくれず
 ずっとニヤニヤ笑ってたよね?」

おじさん(裕美)が言う。

「---そ、、、それは…」
裕美(おじさん)は
今まで調子に乗っていた自分を思い出して
言い訳することもできずに
言葉を詰まらせる。

その様子を見て
おじさん(裕美)は「あんた最低!」と呟いたー。

そしてー

「---あぁぁあああああ~!
 おじさん、もう我慢できねぇ~!」

わざと大声でそう叫ぶと
おじさん(裕美)の身体のまま、
自分に激しいキスをし、
胸やスカートの中を触りまくったー

”入れ替わりたいー”

最後に、裕美がそう念じるとー

二人の身体は元通りになった。

駅に停車すると、

「--ア…」
おじさんは、満面の笑みから
突然怯えたような表情に変わった。

裕美はー
わざと泣いたー。

今日はとても愉快だー。
痴○おじさんに、こうしてやり返すことができたー

それに…

駅のホームに降りた裕美は、
警察官と駅員に連行されていく痴○おじさんを見つめる。

おじさんはそのまま茫然とした状態で、
連行されていった。

もはやー
彼には何の言い訳をする力も残されていなかったー

「はぁぁ…いい気味だった~…」
裕美は呟く。

深呼吸すると裕美は、
”入れ替わりってすごいなぁ”と呟いた。

本当に現実にこんなことができるとは思わなかった。

でも、そのおかげで裕美は
痴○おじさんを懲らしめて、
何より、明日から痴○おじさんに
痴○されなくて済む。

また、穏やかな日常が戻ってきたのだった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

翌日

電車に乗って大学に向かう裕美ー

例の痴○おじさんはもういない。
安心だー。

「ふぅ…」
裕美は、穏やかな気持ちで電車に揺られながら
大学へと向かうー

いつもの満員電車ー

でも、あのおじさんはんもう、いない。

それだけでも、電車のスペースが2倍、3倍に
広くなったような気がしていたー。

電車がふいに揺れる。

「---!あ、ごめんなさい」
近くにいた女子高生に触れてしまい、
裕美はとっさに詫びの言葉を口にした。

相手も笑いながら会釈をしてくれたー。

「---」

裕美はその子を見て、
自分の中にある感情が湧きあがってきたのを感じるー

”あの子の、綺麗な脚を、触ってみたいー”

とー

「(え…)」

心の中で裕美は戸惑う。

今、自分は変なことを考えなかっただろうかー。

裕美は、その気持ちを押し殺して、
電車の外の景色を見つめるのだったー。

彼女はまだ、気づいていないー
入れ替わった際に、おじさんの身体に影響されてー
触る快感が自分の意識の中に流れ込んできてしまったことをー

そして、それが少しずつ自分を浸食し始めていることにー。

数日後―。
いつもの電車にはー
女子高生に妙に身体を密着させて笑みを浮かべる
裕美の姿があったー。

おわり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

とんでもない場所での入れ替わりでした~!☆

お読み下さりありがとうございました!★

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

記事のタグから探す

月別アーカイブ

記事を検索