「ラスト・メイル」をつくり始めたきっかけ
ご来訪いただきありがとうございます。「あすのかぜ」です。
前回の投稿でお伝えしていたとおり、今回は「ラスト・メイル」をつくり始めたきっかけをご紹介しようかと思います。
「ラスト・メイル」をつくり始めたきっかけ
「ラスト・メイル」は『WOLF RPGエディター』というSmokingWOLF様が開発した無料のゲーム作成ツールで制作しています。ツクール製ではないのです。
一度は挫折したWOLF RPGエディター
私は「ラスト・メイル」を制作する数年前に興味本位で『WOLF RPGエディター』に触れたことがあるのですが、そのときは使い方がさっぱり分からず、結局なにもせずに終わりました。
そして、それから数年が経ったころ、一度触れたことがあるのもすっかり忘れ、再び興味本位で『WOLF RPGエディター』に触れることとなりました。
その理由は「ゲーム知識0の自分なんかでも、ゲームって作れるものなのかなぁ?」という漠然とした好奇心です。まったく懲りていませんね。
ですが、今度は公式サイト内にある【ウディタ パーフェクトガイド】を参考にしながら、まずは宝箱を開くイベントのような簡単なところから手を出し始めました。
簡単とは言いましたが、ゲームの作り方も知らない初心者にとってはそれでさえも難しいもので、想像していたとおりに動作したときにはものすごく楽しかったです!
そうすると「じゃああれもつくってみたい! これもつくってみたい!」と言った風に、誰もが当たり前のように目にするイベントを次々と制作していって……気が付けばゲームづくりという遊びに幼子のように夢中になっていました。
最初は趣味でつくっていた
大人になってからこれほどのめり込めるものが見つかるとは思っていなかった私は、それからしばらくの間、趣味で『WOLF RPGエディター』を触り続けました。
それは誰かに見せることや販売することを考えていたわけではなく、ただただ自分がやってみたいと思ったことをひたすらに試していただけです。
ですが、それは闇雲に作れるわけではありません。一言にお菓子をつくると言っても、クッキーとチョコレートでは材料も調理方法も異なるように、ゲームも方向性が決まっていないと手が動きません。
そこで私は「成人向けRPG」を作ってみることにしました。
そうした理由は主に以下の3つです。
- WOLF RPGエディターにはRPGを制作するための基本システムが入っている
- 私が好きなゲームジャンルがRPG
- 明確につくりたいゲームがあったわけではなかったため、とりあえず本能(性欲)のままに動いた
そうして趣味で半年ほどゲームをつくり続けたころ、ある程度のノウハウが蓄積された私は「これ、本気で頑張ればちゃんとしたゲームが作れるんじゃないか?」という考えを抱き始めました。
その結果、こうして人に見せても恥ずかしくないゲームが完成したのですから、その考えは正しかったわけです。
……ごめんなさい嘘です。
知らない人に見せるのは大丈夫ですが、知人に見せるのはさすがに無理です。恥ずかしすぎる……
「ラスト・メイル」は趣味から始まった
このような経緯があって「ラスト・メイル」はつくられました。
ですから、「ラスト・メイル」の最初のあたり、つまり体験版で遊べるあたりの範囲は趣味でつくっていた部分です。
もちろん、後から整備しましたので当時のままということはありませんが、フィニ村の住民や依頼の内容が「IQ低そう」なのはその頃の名残ですね。その頃はまだ「主人公以外の男性が絶滅している世界」ぐらいの設定しかありませんでしたから。
……いや、その設定もだいぶ「IQ低そう」なんですけどね。まあ性癖は何にも勝るということで。
お読みいただきありがとうございました
以上が「ラスト・メイル」をつくり始めたきっかけです。
やろうと思えばゲームづくりの知識が0でもゲームづくりは始められます。
もちろん、完成させるには多大な努力と労力、そして時間とお金を必要としますが(今であればAIがあるのでお金をかけずに済むかもしれませんが……その辺は安易に結論を出せませんのでなんとも言えません)。
そして、みなさまには精根込めてつくられた「ラスト・メイル」をどうかお楽しみいただければと思います。
製品版の配信開始は12月28日(金)予定です。
もう目と鼻の先ですね。
みなさま、寒さや仕事納めで大変な時期かと思いますが、ぜひ体調を万全にして年末をお迎えください。
次回は「販売できるゲームをつくるまでのステップ」をご紹介しようかと思いますが、構成はまだ考えていないので、もしかしたら違う内容になるかもしれません。悪しからず。