四月亭 2023/07/27 05:33

メンヘラなのでブログへのコメントを有料会員限定にさせて貰いますという話


結論から先に伝えると、このブログはこれからコメント欄を有料会員限定にさせて貰います。
これは嫌なコメントがあったとかそういうのが理由ではないです。(なのでそこは心配しないで下さい)
長くなるけれど理由が気になる人はいるだろうから、以下は理由を書いときます。







普通の場合は、創作をしている人は感想や評価を貰えると嬉しいのだと思う。
youtuberはみんな高評価よろしくね的な事を言ってるし
それは検索で上に出るようになるからどうこうみたいな実利だけの話だけじゃなくて、単純に高評価が増えたら嬉しいっていうのがあるのだと思う。

しかし自分は人から感想や反応を貰う事をあまり喜べない。
それには別に理由なんてない。
ただ自分の作品を見ている人がいると感じると、自分の内面が覗かれているようで意味もなく何処か気持ち悪く感じてしまう。

自分は創作をするのが好きだと思う。
こういうのを作りたいって思ってそれが作れたら楽しい。
どれだけ頑張っても改善点が無限に湧いてくるからやり込みがいとかもある。

しかし、自分は空想を形にするのが好きなだけで
自分を他人に表現する事はどちらかと言えばむしろ苦手ですらあるのだと思う。

自分は昔から他人が苦手だった
それは、怖いとか傷つきたくないとかそういうのもあるんだろうけれど
それ以上に「根本的に他人と接していても楽しいと感じられない」というのが原因だった。
例えば虫が苦手な人がいるとして、その人は別に虫に対して何か不満があるから苦手な訳ではないだろう。
ただ何となく造形とか動きとかそういうのを生理的に気持ち悪いと感じるから苦手なのだ。
自分にとって他人とはそういうものだった。


しかし、それはそれとしてお金は欲しい。
本当に欲しい。今は特に生活が苦しかったりするのでどうしても欲しい。
そして自分は創作でお金を稼ぎたいという思いを抱いている。
そんな状況の中でお客様になってくれるかもしれない人に対して「自分は感想を貰っても嬉しくない」なんて怖くて言えない。

個人的にも、自分がこんな人間である事にどうしてもコンプレックスがある。
なので「ワシは人からの評価なんていらん」みたいな、そんな頑固職人みたいな風に振舞いたくない。
なのでジレンマみたいになってて、結果的にブログの更新とかも出来なかった。


だけどこの状態は、やっぱり誰にとっても良くないと思う。
例えば相手が意味もなく攻撃的な人だったりして、「こいつを傷つけてやるぜ」的な気持ちで罵倒のようなコメントをしていてそれで自分が傷ついているのだとしたら
それはまだ相手側に利があるので、こちらには意味はなくても相手側にとっては意味があるだろう。
しかし普通に自分の作品とかを好いてくれてる人が「応援してます」って気持ちを100%善意で形にしていて
それで勝手にこっちが「なんかコメント来てるよ、何言われるんだろ読むの嫌だなぁ…」って神経をすり減らしてたら誰の特にもなってない。

なので、「作品を買って貰う立場でコメント欄を封鎖するなんて偉そうな事をしていいのか」的な尻込みがずっとあったのだけれど
それでもコメントを出来なくさせて貰おうと思う。
(でもやっぱ金は欲しいので、有料会員の人だけはコメント出来るようにはしておこうと思う)


先日、ブログへのコメントで
「金が欲しいならブログの更新とかを頑張って有料支援の会員を増やしたらいいですよ」的な事を言って貰えたのだが
こんな感じのアレなので、出来ない。(ごめんなさい)
作品を作る作業は何時までも没頭出来るくらい好きなんだけど
それを宣伝する作業はただ人に自分を見て貰う為だけの作業だから、どうしても苦痛が大きくなってしまう。
でも有料会員だけコメント出来るようにしたら、結果的に有料の意味が出来る形になって一石二鳥でもあると思う。

「私人が嫌いで~」的な事を偉そうにほざいているが
普通に出合い頭に罵倒されるかもしれないというただのメンヘラ的な被害妄想もやっぱその苦手意識の中には入ってるので
有料会員の人なら自分を好いてくれるのが分かってるのでコメントを貰ってもダメージはそんなに無いと思う。
そして金を払ってくれる人ってのは自分にとって神様なので、心証的にも凄くありがたくてそういう意味でも苦手意識は薄れると思う。
(そんな事を言うなら有料会員でなくても、コメントをしてくれるのは自分のゲームを買ってくれてる人達ばかりだと思うけど、気持ちの問題として)
なので「作者はメンヘラなので有料会員の人も出来ればコメントはしないで下さい!」的な事は言わないし、思ってもないという事は伝えておきます。

自分を誰かに見られていると感じるのが苦手とは言っても
高評価をして貰えるだけでそこまでダメージを受ける程のメンヘラでも流石にないので
応援している気持ちを伝えたい方はブログのいいねボタン的なやつだけを押しておいて貰えるとありがたいです。



あと、ブログのコメント欄を閉鎖したら
アドバイス的なものが貰えなくなるのもよくないのだろうなぁとは思う。

結構前に、ブログへのコメントで
「負けたら死ぬ要素いらなくね」的な事を言ってる人がいて
自分はそれを見て、もんむすクエストのラストで世界救った後に意味もなくメ○ガキの性奴○にされるENDが当時ファンの間で賛否両論を起こしてたのをふと思い出して
自分はそれに対して「いや、マゾ向けのエロゲだって分かってんのかこいつら…」っていう側のスタンスだったので
そのコメントを見た時も最初は「いやこれはそういうゲームなんすけど…」的な感想しか浮かばなかった。
しかし、それからしばらく日を置いて考えてみたら
そのコメントは実は凄い深い事を言ってるように思えてきた。

よく言われるアレとして
マゾというのは(人によっては)究極の自己中でもあって
相手に傷つけられたいからではなく、被害者面をしながら都合よく相手に奉仕をされたいから虐められたいという側面がある。

そしてその上で、自分のサークルの作品は何処か良くも悪くもキャラが幼いというか
本当に良くも悪くもほんわかした雰囲気みたいなのが意図しようとしまいと流れてしまってると思う。
そういう空気の中で、「確かにこれはマゾゲーなんだけど、それはそれとしていきなり絞り殺されたりするのはなんか違うんだよなぁ…」的な感想を抱いてくれた人は
自分の作品を誰よりも分かってくれてた可能性すらある。

そしてはっきり言えば、自分がもう直ぐ販売する
『ウエディングバトルファック』って作品はそのコメントに色々考えさせられた影響をかなり受けてる。
マゾ向けのゲームで負けたら凄い屈辱を受けて、悲しい事になって人生も歪まされてしまうんだけど、自分の意図すらしてなかった幸せの形を与えられてしまう
的なエンドが何個もあるのは、そのコメントを見たおかげなのかもしれない。

コメント欄を閉鎖すると、そういうはっとさせられるアドバイスも貰えなくなる。
これは確実によくない事なのだが…。
まあ、人間には出来る事と出来ない事があるという訳で
ごめんなさいとしか言いようがない。
今までコメントをして下さった方、ありがとうございました。

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