全年齢お色気について考える
全年齢お色気について考える
今では深夜アニメといえば美少女アニメやゴールデンタイムにあってもいい作品が多いですが、
元々の深夜アニメって中学高校の子供が鼻の下を伸ばしてみるような番組が多かった印象です。
DVD版のみ乳首が映る作品は最近ではある方が珍しいですね。
そこで考えるんですが、そういう作品とはどんなジャンルなのだろうか?と。
もちろんシリアスな訳がないんです。
お色気作品は巨乳な事が多いのでシリアスなバトルやSFにせよ「絶対その胸が邪魔だろう」と視聴者に心の中でツッコミが入るんですよね。
そのツッコミをどれだけ笑わせれるかが全年齢のお色気の醍醐味だと思います。
何度も例で出しますがアニメ「学園黙示録」にてゾンビに囲まれた主人公のピンチに、
裸エプロンの仁王立ちでトレイラーの上に立ってノリノリな音楽で助けに来るシーンがあるんですが、
主人公が死にそうなシリアスシーンにどこからつっこめばいいのかわからないお色気ギャグを真面目にやってるので、
緊張感、お色気、笑い、熱い展開が同時に来て芸術性すら感じるんですよね。
お色気でのギャグって実は凄く難しいと最近考えてるんです。
普通のお笑いならボケとツッコミで成立しますが、
お色気だと観てる視聴者につっこませるか主人公にツッコミをさせるかになるんです。
しかも、興奮ではなくシュールな笑いに持っていかないといけないんですね。
逆を言えばお笑いと違いスベってもご愛嬌なので楽とも言えそうですが、
あまり深読みしない人がみると"何がしたいかわからない"と見えるんでしょうね。
実際、僕も先ほどの裸エプロンで仁王立ちも初見の頃は何がしたいの、と思ってしまったので全年齢のお色気作品が面白くないというのもわからなくないんですよね。