声劇シナリオ投稿 VS魔王
シチュ:魔王城にて夜中に女魔王が夜食後寝巻で移動中
キャラ:ま-魔王
ゆ-勇者
ま「ふぃー寝る前の夜食はだめだとわかっていてもやめられんの~もぐもぐ」
ゆ「なに!こんなところで女の子が…なるほど逃げ出してきたんだな!」
ゆ「おーい、そこのきみ!ここにいたら危ないぞ、送ってあげるから一緒に帰ろう」
ま「…貴様…誰に向かって言っとるんじゃ…わしは魔王ぞ!」
ゆ「なにを言ってるんだ!ふもとの村の子か…さぁ行こう!」
ま「ええぃ!離せ!離さんか無礼者!わしを魔王と知っての行いか!」
ゆ「魔王…こんなちっちゃいのに?」
ま「う…うるさいうるさいうるさい!」
ゆ「魔王がそんな薄着でこんな通路を歩いているわけないじゃないか」
ま「これは…その…ちょっと小腹がの。ってそんなことはどうでもよい!」
ま「貴様こそ何者じゃ!」
ゆ「僕かい?僕は勇者さ!魔王を討ち世界を平和にするためにここに来た!」
ま「勇者…なんでこのタイミングなんじゃ!普通エンカウントは玉座でじゃろがぁ!」
ゆ「ほら、早く帰ろう!僕のことは気にしないで、ちょうどいったん帰る気だったからさ」
ま「違う!ちぃっ!予定とはだいぶ違うがまぁいいじゃろうここを貴様の墓場にしてくれる!」
ま「ギラドーン(極大閃熱呪文)!」
ゆ「うわ!?これは!?」
ま「ふははは!どうじゃ恐ろしいじゃろうが!早く構えんと焼け死ぬぞ!」
ま「ほれもう一発くらえい!ギラドーン!」
ゆ「きみ!そこにいたら危ない!」
ま「へっ?ぐえっ!」
ゆ「危なかった…急に壁から炎が沸き上がるなんて…さすが魔王城片時も気を休めれないな…」
ま「なにするんじゃ!離せ!ええい火がだめなら風と雷じゃ!」
ま「ウインドクロス!サンダーブレイド!」
ゆ「うわ!これは…くっまずいな」
ま「ぐはははが!さぁ、八つ裂きか感電死か選ぶが…」
ま「おい…なぜ窓を閉める?」
ゆ「この辺は雷と強風が凄いからね。いいかい脱出後は気をつけて帰るんだ!」
ま「違う!わ!し!の!魔法!おちょくっとのんか貴様ぁ!」
ま「てか魔王の最強呪文じゃぞ!なんで効かんのじゃ!」
ゆ「え?あぁ天災や事故を防いだのはこの伝説のガイアアーマーのおかげかな。」
ゆ「大丈夫!きみは僕が守るから!」
ま「ぐぬぬ…ええい!魔法が効かんのならば魅了じゃ!」
ま「チャーム!ふふふ…わしの目を見るがいい…❤」
ゆ「…これは!?」
ま「どうじゃ?わしの事で頭がいっぱいになるじゃろ。」
ま「堕ちたら最後サキュバスどもの慰み者にしてくれる…ほぅらしっかり見ろ…❤」
ゆ「…ぐ!これは…?」
ま「堕ちたか…ふふ❤勇者といえど男、悪魔の魅了に抗えるわけがなかろう」
ま「ほれ、力を抜いて跪け❤」
ゆ「目が真っ赤で充血しているじゃないか!よっぽど怖い目にあったのか…許せない!」
ま「ち!が!う!魅了!ほれ!わしの事好きになってくるじゃろがぁ!」
ま「お前魅了効かんのかおちんぽ付いてないんか!?」
ゆ「いきなり愛の告白されても…ごめん…初めて会った子に好きって言われても実感が」
ま「えっ待って。なんでわしが振られたみたいになってんの!」
ゆ「ごめんね」
ま「ぐうう…ええい!こうなったら実力行使じゃ!」
ま「デビルクロー!ふははその面ぁ!八つ裂きにしてくれる!」
ゆ「うわ!こらっもう…危ないでしょうが。」
ま「ふふふ…恐ろしいじゃろ…?死ねぃ!」
ま「なに!?わしの攻撃をつかむだと!?」
ゆ「最近流行っているのかな?危ないでしょ。」
ま「ぎゃああ!痛いこら!おま!切るな!爪切るな!あああああ!」
ゆ「これでよし!あんまり長いと不衛生で危ないからね!」
ま「許さん…絶対許さん…貴様だけは絶対許さん…」
ゆ「大丈夫かい?さぁ、敵が来る前に帰ろう!」
ま「もう切れたわ!直接ぶっ叩いてくれるわ!」
ゆ「これは…天地の構え!?まさかお前…魔王か!?」
ま「違うじゃろ!?いや…違わんが、もっと早く気付くところあるじゃろがぁ!」
ま「まぁよい。ふふふっここが貴様らの旅の終焉の地となるじゃろう…わしの拳で地獄に送ってくれる」
ゆ「いいだろう…このレジェンドセイバーに断てぬものはない!いくぞぉ!」
ゆ「バーニングエルボー!」
ま「なっ!?」
ゆ「まだまだ!シャインナックル!サンダーニー!」
ま「ぐええ!まて!ちょっと待てぃ!」
ゆ「故郷を…世界を救うためにここでお前を倒す!」
ま「待てと言っとるだろうが!なんじゃさっきの技!?」
ゆ「え?シャインナックルにサンダーニーだけど?」
ま「レジェンドセイバーは!?つかっとらんじゃろが!」
ゆ「なにを言っている?剣は相手を倒した後首をはねるためだろう!覚悟!」
ま「お前戦国時代の足軽か!?えっまって!?負けたらわし殴り倒されて首はねられるん!?」
ま「われ魔王ぞ?魔王史に足軽みたいに殺されたやつって載るん!?絶対嫌じゃ!」
ゆ「うおお!爆裂拳!」
ま「ぐおお!待って!強いんじゃがこいつ!やめて!誰か助けてぇ!」
ゆ「長かった…王様…王女様…ケイン…アビー…僕らの旅ももうすぐ終わるのか…」
ま「ひぃ!?もう終わらせる気満々でいらっしゃる!?」
ま「仕方ない!これを一個しかないが使うしかない!」
ゆ「魔王!とどめだ!」
ま「封印の鏡!」
ゆ「こ…これは!?しまった、鏡に吸い込まれる!」
ま「ひぃひぃ…これで助かった。」
ま「はー-はっはっはっは!勇者よわしを追い込んだことほめてや」
ゆ「うおお!まだだ!」
ま「ぎゃー!腕一本で封印に抗っとる!?えっ近づいてきてる?」
ゆ「せめて魔王お前も一緒に!」
ま「しぶとすぎじゃろお!ええい!はよ吸われろ!」
ゆ「ぐわ!くそ…ここまでか…いいか魔王!」
ゆ「闇あるところに光はある!悪がいるところに正義がいる!」
ゆ「いつか…いつか絶対貴様を倒すものが現れる。」
ゆ「お前を倒せなかったのは残念だが、決して人類は諦めない!ぐっ!」
ま「…吸った?勝った?…もうでてこんよな…?」
ま「へへへ…やった…勝った…」
ま「ふーふははははは!どうじゃ勇者よ!これがわしの実力じゃ!」
ま「まー苦戦したのは演出じゃし!装備もいつものと違うし!何なら夜食後すぐじゃから!」
ま「な~にが正義は勝つじゃ!はーはっはっは!」
使い魔「魔王様緊急事態です!」
ま「なんじゃ…?勇者が来たとかか?」
つ「はい、勇者達が我が魔王城に侵入!次々と四天王達も倒されています。」
ま「ふふふ…報告ご苦労…じゃが遅かったの。勇者はもうわしが葬ってやったわ!」
つ「はっ?いっいえ!四天王達を倒して玉座に向かっています。」
ま「だからわしが…待て…さっき勇者達って言ったか?」
つ「はぁ…言いました。」
ま「えっ…?じゃあ………」
ゆ2「魔王遂に見つけたぞ!さぁ、平和のために光の宝玉を返してもらうぞ!」
ま「さっき封印したこいつ誰じゃい!」
---end---