連続つぶやき小説第3話「かいみん音声」

連続つぶやき小説第3話「かいみん音声」

た:お布団さんぬくぬくで気持ちいなー。いつもありがとう
布団:いいのよ 、私ももう寝ますからあなたも一緒に…すぅすぅ…
た:あっ寝ちゃった…僕もdiscodeちょっと見てから寝よっかな…
携帯:ダメよ。
た:わっ…あっ携帯さん!
携帯:就寝前の私の光はたかくんの副交感神経を刺激して眠れなくなったり熱気を悪くしちゃうわ!
た:そうなんだ…でも無音じゃ寝にくいよぉ
携帯:動画やエッチな画像なんて以ての外よ!ほら私の画面閉じて!
た:むぅ〜
携帯:しょうがないわね、ほらこれなんてどう?(ざざーんざざーん…)
た:波の音?
携帯:そうよ、自然界の1/fのゆらぎの音を聞くと心が落ち着いて眠りやすくなるの、後は「りんご…ふでばこ…スプーン…」
た:これは…?
携帯:認知シャッフル睡眠法と言ってランダムな単語の音声が流れるからそれについてだけ考えるのもいいわ、羊を数えるみたいなものね。
た:そうなんだ!ありがとう、やってみるよ!
携帯:ええ…音流してあげるからゆっくりおやすみ…
た:おやすみぃ………ぐーぐー…
携帯:…もう寝たのかしら…………「僕携帯だけ有れば何もいらない」…「携帯さん大好き…携帯さん大好き…」「携帯さんの言う通りにするよ…なんでも言うこと聞くよ」
た:う〜んう〜んむにゃむにゃ
携帯:ふふふふふふふふふ❤

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