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24年5月 コミッション公開更新作品【全文15000文字】

24年5月 コミッション公開更新作品

 【あらすじ】
 常識改変もの?セックスの授業があるのが普通の世界にて性教育実習で○級委員長の男の娘×おっとり系内気女子の公開セックス話
 同〇生のガヤもあります(野次ではないが声掛け的な)

 最後見学者たちが男の娘×おっとり女子へぶっかける描写があります
 

 
 スズナ DC 明るくて優しいブルマの似合う可愛らしい男の子。
 まど香 JC 内気おっとり系の女の子

 
 
 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
試し読み

  体育館に集まった生徒たちは整列した状態で、床の上に座らされていた。
 床に着席させられた後も雑談をする生徒たちで、体育館はザワザワと騒がしい。
「今日のこの時間って性教育授業なんでしょ?」
「そうらしいよ。今日の日直が職員室に行った時、先生たちが話してたの聞いたって!」
「マジで?」
「マジなんじゃない? 舞台の上にベッドおいてあるし」
「あ、ほんとだ! 気付かなかったぁ」
「いや、気づけし!」
 生徒たちはケタケタと楽しそうに盛り上がっている。
 彼らの雑談の内容は、これから始まる性教育授業についてだ。
 ソワソワと落ち着きなく体育館を見回す者。
 にまにまと下心込みの笑みに笑い合う友人同士。
 キャッキャッとはしゃいだ声を上げるグループ。
 ワイワイガヤガヤと雑談を続ける生徒たちが整列している横を、白衣を着た女性が颯爽と歩いていく。
「あ、保健室の先生だ……」
「そろそろ始まるんじゃない?」
 保健医の移動に合わせるように、生徒たちの視線、身体の向きが舞台の方へ向いていく。
 手入れされた靴の踵を軽やかに鳴らして舞台の下に立った保健医は、端に備え付けられたマイクの前に立って話し始めた。
「はい! じゃあ今から性教育の実習授業を始めますよ! 日直さん挨拶!」
 保健医の指示に日直が「起立、礼」と号令を出す。
 生徒たちはバタバタと体育館の床から立ち上がり『よろしくお願いします』と挨拶と礼をした。
「着席」
 日直の号令に、また生徒たちがバタバタと体育館の床に座っていく。
 ざわめきが落ち着いてきた頃に保健医が再び口を開いた。
「さっきも言いましたが、今日は性教育の実習を行います」
 保健医の言葉に、再びざわめく生徒たち。
「誰がするんですか?」
 生徒の一人が手を挙げるのと同時に質問をする。
 周りの生徒は発言者を見て頷いたり、保健医の次の言葉を促すように保健医を見つめていたり、さまざまな反応を示していた。
「お前だったらどうする?」
「えぇっ! そういうお前こそどうすんだよ」
 お互いを小突き合う男子生徒の声が、やけに大きく体育館に響いた。
 生徒たちの落ち着かない態度を見回して、保健医は苦笑するように表情を和らげるとマイク越しに質問に応じた。
「今日の性教育実習は学級委員長のスズナさんにお願いします。パートナーは、まど香さんにお願いしましょう」
『おお~ッ!』
 体育館じゅうが、どよめきに震える。
 羨望とも、冷やかしとも取れる生徒たちの歓声と拍手の中で「さあふたりとも! こちらに来て頂戴!」と保健医の声がマイクを通して指示をする。
 選ばれたふたりは、クラスメイトたちに囃し立てられながら困ったような笑顔で列の中から立ち上がる。
 ひとりは男子生徒。
 締まった細い身体つきで、短めのポニーテールをした生徒だった。
 すらりとした長い足にブルマを装着した体操服を着ている。
「スズナっおめでと~!」
「やったじゃん! いいな~」
「ちゃんとリードしろよスズナ~!」
 スズナと呼ばれたポニーテールの男子生徒は、男女問わず周囲のクラスメイトにからかい混じりの声援を受けながら照れ笑いを浮かべつつ、保健医の方へと歩いて行った。
「まど香ちゃん頑張れ~!」
「大丈夫大丈夫! スズナ君優しいからきっと気持ちいいよ!」
「まど香~!」
 囃し立てれて真っ赤になった顔を俯けながら、友人たちに小さく手を振りつつ立ち上がったのは女子生徒。
 ぽっちゃりとした柔らかそうな身体つきのボブカットの彼女は、装着した赤い眼鏡に負けないくらい真っ赤に染まった頬を抑えながら、よろよろと保健医の方へと歩いて行った。
 生徒たちのざわめきと視線は、舞台の下に並んで立つクラスメイトふたりに注がれている。
 拍手や高い口笛など、悪ふざけの過ぎた歓声が上がったところで、保健医がマイクを構えて言った。
「はい! 皆さん、静かにね!」
 保健医の言葉に、徐々に静かになる生徒たち。
「じゃあふたりとも。舞台の上に上がってベッドの前に立って」
 生徒たちが静かになったのを見計らって、保健医は横に並んだふたりに舞台の上を指し示す。
 示された先を見て、ふたりは「はい」と返事をすると連れ立って壇上に上がる。
 舞台に上がったふたりは、中心に置かれたベッドの前に並んだ。
 女子生徒のまど香は、恥ずかしそうに顔をかすかに俯かせ、視線をきょろきょろと彷徨わせていた。
『まぁちゃん~! 頑張って~!』
 仲の良い友人たちなのだろう。数人の女生徒の声援が舞台へ届くと、まど香は真っ赤になった顔に嬉しそうな笑顔を浮かべて、小さく手を振っていた。
 隣に立つスズナは、照れ笑いを浮かべるまど香と、保健医と、クラスメイトたちを交互に見ては、にこにこと柔らかく微笑んでいる。
「はい、それじゃあ代表のふたりには、クラスのみんなに意気込みをひと言言ってもらおうかな!」
 保健医の発言に、ワッと湧くクラスメイト。
「スズナ~!」
「まど香ちゃ~ん!」
 拍手と笑顔で盛り上がるクラスメイトたちは各々が、代表者ふたりの名前を呼び、明るく声援を送っている。
 保健医の発言と、盛り上がる体育館の反応に、まど香の顔が耳まで真っ赤になっていた。
 赤くなった顔の温度を下げようとしているのか、両手でパタパタと顔を仰いでいる。
 それをちらりと横目で見たスズナが「僕が先にひと言言うね」と告げた。
「えっ! あっ……うん、ありがと……」
 まど香が赤い顔でこくこくと頷いた。
 まど香のリアクションを見てから正面の方、体育館の床に着席するクラスメイトたちを見た。
 笑顔で可憐な唇を開いたスズナの動作に、そこかしこで起こっていたさざめきが収まる。
「えっと……今日は、性教育実習の実習生に選ばれて嬉しいです! 頑張ってまど香ちゃんが気持ちよくなるようにセックスしたいと思います! よろしくお願いします」
 ぺこりと頭を下げ、パッと顔を上げるとスズナのポニーテールが元気に揺れた。
 拍手するクラスメイト。
「がんばれ~!」
「ちゃんとやれよっスズナ~!」
 楽しげに囃し立てる声が体育館に響く。口笛を送る生徒たちもいて、関係のない所で笑いが起こる。
「ほらほらっ静かにして! さあ、次。まど香さんひと言お願いね」
 保健医の注意に徐々に静かになる体育館内は皆、まど香の言葉を待ってる。
「えっ……と、あの……が、頑張ります……よ、よろしくお願いします!」
 まど香が真っ赤な顔で叫ぶように言った。バッと頭を下げて、勢いよく姿勢を戻す。
 勢いが良すぎたのか、赤い眼鏡がかすかにずれたのを両手でツルを押さえて直している。
「がんばれ! まど香ちゃん!」
「楽しんで~!」
 真っ赤になって恥ずかしがるまど香を励まし、明るく盛り上がるクラスメイトたちの声援が収まる頃に、保健医の声がマイクで指示をした。
「じゃあ、二人とも。そろそろベッドへ向かってください。頑張ってね」
 促されたことに頷いて、スズナとまど香はベッドに座り、向かい合うふたり。
 スズナから「まど香ちゃん、よろしくね」と話しかけるのに対して「わ、私も……よろしくね、スズナ君」と赤くなって頷くのが精いっぱいな様子のまど香。
 しかし、挨拶以降どうコトを進めたらよいのか分からず無言になってしまったふたりを、下から見ていた保健医が優しくアドバイスをした。
「ふたりとも、実習であってもいきなりセックスをするのは良くないわね。セックスもコミュニケーションだから、お互いに仲良くなるために少し、おしゃべりをしながら触れ合うといいかも。まずはふたりとももっと寄り添ってみたら?」
 保健医のアドバイスを受けたふたりが頷いた後、お互いを見つめ合ってベッドの上をじりじりとにじり寄っていく。
 狭いベッドであっという間にぴったりと触れ合う互いの体側。触れ合った太腿。
 地肌が触れたことでまど香はスズナがブルマであることを話題におしゃべりを始めた。
「あ、あの! スズナ君って、ブルマ、すごくよく似合ってるよね!」
「ほんと? ありがとう。嬉しいな!」
 まど香の言葉にスズナはにっこりと笑った。
 その笑顔に釣られるようにまど香も柔らかく微笑んで頷く。
「うん。スズナ君、足がすらっと細くて長いから、ブルマを履くと良い所が強調されるって感じで……とっても素敵だなって……あ、あの、触ってもいいかな?」
「え? いいよ!」
 まど香の大人しい印象とは裏腹に大胆な提案を受けて、スズナは一瞬目を見開くが、すぐに笑顔になって頷いた。
 まど香の柔らかい手が、そっとスズナの太ももに触れる。
「スズナ君は放課後とかに走ってるよね……かっこいいなって思って、いつも見てたんだぁ……」
「そうなの? ふふ、なんかくすぐったいなぁ」
「あ、ごめんっ! 嫌だった?」
 まど香がパッと手を離すが、スズナはゆっくりと首を振る。
「ううん、全然! 今まで見られてたって聞いてなんだか嬉しいみたいな……ちょっとくすぐったいなって思ってさ……ねぇ、もっと触ってくれる?」
 スズナの手がまど香の手をぎゅっと握る。
 指を絡めるように握りしめるとまど香の頬がポッと赤く染まった。
「スズナ君……うん。あ、あの……スズナ君も、私に触って?」
 まど香の潤んだ瞳がじっとスズナを見つめてきた。その瞳のきらめきにスズナの胸が高鳴る。
 弾む鼓動のままに、スズナはまど香の柔らかい太ももに触れる。
「んっ……あっスズナ、くん……う、ぅ」
「ふふふっまど香ちゃん、くすぐったい?」
「んっ、うぅんっ……平気っあっ……私も、触るね?」
「うん……んっ、あっ……まど香ちゃんの手、きもちいい……ん、ぁ」
 まど香の手も、優しくスズナの太ももを撫でる。
 互いの手の動きが、温もりが、お互いの呼吸を弾ませていった。
「はぁ、あ、まど香ちゃん……体操服、脱がせてもいい?」
 スズナの手が、そろそろと体操服の裾から内側へと入り込んでくる。
 その指先にまど香の身体が跳ねた。
「あぅっ、うん……いいよ……脱がせて」
「ふふ、じゃぁはぁい、バンザイして~」とおちゃらけた物言いでまど香の体操服を脱がせていく。
「ふふっやだぁ……子ども扱いして! じゃあ次はスズナ君の番ね! はい、バンザ~イ」
 まど香がくすくすと小さく笑っている。むちむちとした柔らかそうな身体には、シンプルなスポーツブラが装着されていた。少し恥ずかしそうに身体を捻ったまど香だが、仕返しとばかりにスズナの体操服の裾を掴んで上へ引っ張る。
 スポッと取れた体操服をベッドの端において「次は、ブルマ脱がすからスズナ君お尻上げて」とまど香の甘い声がぽつりと落ちた。
「うん」
 頷くスズナの動きに合わせて、ポニーテールが小さく揺れた。
 まど香の手がじれったいほど優しくスズナのブルマのフチを掴み、ゆっくりと太ももに降りていく。
「あっ、ぅ……」
「あっ! ご、ごめんなさいっ! 痛かった?」
 スズナが小さくこぼした声にまど香がパッとブルマから手を離す。まど香が眉を下げた上目遣いで、スズナの様子を伺っている。
「あ、ううんっ! 違うんだ。くすぐったくて……つい声が出ちゃった。こっちこそごめんね」
 スズナの言葉にまど香はほっと息を吐く。
 丸く柔らかそうな頬を弛めて小さく笑ったまど香は「良かった……じゃあ続けるね」と再びスズナの足元へ視線を落とした。
 脱がしかけたブルマを、そろそろと下ろしきり、まど香はおずおずと恥ずかしそうに顔を上げる。そして赤い眼鏡ごしに目を大きく見開く。
「脱がせたよ……ああっ! スズナ君、このパンツって、アニメの○○でしょ? スズナ君も好きなの? 私もこのアニメすっごい好き! いいなぁ。私、これ買えなかったんだぁ」
 まじまじとスズナの下半身を見てうらやましがるまど香。照れとは違う、紅潮した顔で目をキラキラと輝かせている。
 その表情は、本当にそのアニメが好きなのだとわかるもので、スズナも釣られるように顔を紅潮させた。
「え? ええっ! ほんと?! まど香ちゃんもこのアニメ好き?! うわぁ嬉し~! これ、可愛いでしょ? 僕も気に入っててヘビロテしちゃうんだ」
「いいなぁ~! このアニメのグッズ人気ですぐ売り切れちゃうから、なかなか手に入らなくって……」
 羨ましそうに苦笑交じりに呟くまど香の手を取ってスズナはにこにこと提案する。
「そしたら今度一緒にグッズ探しに行こうよ! このパンツも僕が良く行くグッズショップに売っているんだよね。そこ、品揃えも良くてパンツも比較的手に入りやすいんだ!」
「えっほんと?! 行くっ! 行きたいっ! 絶対行くっ!」
「うんっ、うん! 行こ!」
 スズナとまど香は互いに好きなものが一緒であることを手に手を取って歓喜した。
 ともにアニメショーツを買いに行く約束をしたことに、キャッキャッとはしゃいでいるふたりの様子に、体育館じゅうで和やかな笑いが起こる。
「デートじゃんっ! いいな~!」
「私もそのアニメ見てるよ~! 面白いよねっ!」
「私も~! 妹と一緒に見ちゃう。面白いよねぇ~」
 ふたりの会話に同調するようにはしゃいだ声が体育館内のそこここで上がり、館内を愉快にざわめかせている。
 体育館に溢れる会話が耳に届いたスズナとまど香は互いに顔を見合わせて照れ笑いを浮かべていた。
「じゃあ、実習が終わったら……デートの予定きちんと決めよ?」
「うん」
「じゃあ次は、僕がまど香ちゃんの服、脱がせてくね……」
 スズナがほんのり赤らんだ目元を細めて、まど香を見つめる。
 その視線にこくりと頷いて返したまど香。
 まど香の柔らかい腰回りから、そっとハーフパンツのウエスト部分を摘まんで離すとゆっくりと下ろす。
「あっ、と」
 膝立ちになったまど香の身体が、ベッドの上でゆらゆらと小さく揺れている。バランスを取るために、手がそっとスズナの肩にかかった。
「大丈夫? 僕に掴まっててね」
「う、うん……ありがと……」
 脱がされる羞恥から、まど香は頬を真っ赤に染めて小さな声で礼を言う。肩に乗った手が、じっとりと汗ばんでいた。
 白い足がハーフパンツから抜けて下着姿になったまど香を見上げるスズナ。すると目の前には、男児用の白ブリーフを着用したまど香の姿があった。
「まど香ちゃん、そのパンツって……」
「え?」
 驚きのあまり思わず問いかけるスズナの声に、まど香は自身の下半身に視線を落とし、きゃっ! と短く悲鳴を上げる。
「やだ! 弟の履いて来ちゃった!」
 真っ赤になった顔を両手で覆って恥ずかしがるまど香。
 ドッと大きな笑いが、体育館を揺らした。
「マジかよっ! そんなことある?」
「間違えすぎ! 履くとき気づけよぉ~!」
「弟君、きっと困ってるよ~」
 囃し立てる外野の声は長く大笑いを続けており、まど香の羞恥を煽る。
「だ、大丈夫だよっ! ちょっと間違えることくらいあるって!」
 スズナのフォローにもまど香はうぅぅ……と小さく呻き声を上げたまま手で顔を覆っている。 
「そ、そうだ! ひさしぶりに、そういう男の子が履くようなパンツも履いてみたいから、あとでお互いのパンツ、貸し合おうか?」
 スズナの必死な言葉は、自身のパンツを羨ましがっていたまど香を慰めるための発言だった。
 まど香は手のひらから少し顔を上げる。
 赤い眼鏡ごしの瞳が潤み、驚いた色を滲ませてスズナを見た。
「え……あ、ありがと……でも、いいの? これ、私が今日一日中履いてたやつだよ……」
「ああ~、そっかぁ……それは、お互いやだよねぇ……ごめんっ……なんか、変なこと言っちゃった……」
 フォローのつもりがフォローにならずすまなそうに眉を下げ、苦笑するスズナ。
 じっと見つめ合う赤い顔を見て、ふたりは同時に噴き出した。
「あはははっ! どうしてパンツ交換なんて言い出したんだろっ僕! はははっ!」
「ふふっ、ふふふっほんと……ふふふっどうしてっ、あはははっ!」
 吹き出して笑うスズナとまど香は、お互いの視線が合うたびに腹を抱えて大笑いした。
「あははッ! あぁ~おかし~! ごめんね変なこと言っちゃった」
「ううん、私の事、フォローしてくれて嬉しかった……ふふっ」
「パンツ、脱いじゃおうか」
「うん!」
 ふたりはいまだに笑いが収まらないようで、にまにまと頬を弛ませながら交互に下着を脱がせ合う。
 とうとう一糸まとわぬ姿になって向かい合ったふたりは、少し照れくさそうにベッドにぺたりと座り込んだ。
 壇上にあるベッドを見上げていた保健医は、裸になったふたりを見てこくりと頷くと「じゃあふたりとも、まずはキスから始めましょうか」とマイク越しにアドバイスした。
 その言葉に、体育館をざわつかせていた笑い声が少しずつ収まっていく。
 クラスメイトたちは再び、羨望と興奮が入り混じった真剣な瞳で代表者ふたりを見つめる。
「はい」と返答をしたスズナと、保健医の方を見てこくりと頷いたまど香。
 ふたりは互いに手を伸ばして握り合うと、たどたどしく唇を合わせてキスをする。
「んっ……」
「ぅ、ん……」
 ちゅ、ちゅっ。
 何度もついばむようにキスを繰り返すふたり。
 体育館じゅうの視線がスズナとまど香に注がれていた。
「んぅ……まど香ちゃん……胸、触っていい?」
 触れ合った唇をほんの少しだけ離して、スズナが問う。
 まど香はそれにこくりと頷くと、心なしか胸を差し出すように張って見せた。
 ぽっちゃりとしたまど香の身体は、他のクラスメイトと比べると胸が大きく膨らんでいる。
 キスの刺激に合わせてふる、ふると揺れる胸にスズナはほっそりとした指をそっと沿わせて手のひらで包み込むように揉んだ。
「ん、ぁっ……あ、んっ」
 まど香は、スズナの手の動きに敏感に反応し、合わさった唇をぱくりと開いて小さな喘ぎを漏らしている。
 その開いた唇の中に、スズナは自身の舌を挿し入れた。濡れて柔らかい口内に舌を這わせるとまど香の身体がびくっ! と跳ねた。
 ちゅぅっ、ちゅぷ、くちゅっ。
 スズナの唇はまど香の口内を舐り、濡れた舌を絡めつつ合間に彼女の胸をやわやわと揉みしだき、手のひらでこりこりと小さな乳首を捏ね回す。
「んぅっ、はぁっ、あぅ……まど香ちゃん……おっぱい、やわらかぁ。とっても可愛い……痛い?」
「ううんっ……あっ、い、痛くない……あっ、んきもちいいよ、スズナ君っ」
 もっと、もっと、とねだるようにまど香の腕がスズナの首に回りぎゅっと抱き寄せる。
「スズナ、くんっ……あっいいっ、んっあっ」
 まど香の手がスズナの小さな乳首に伸びて、自身に施されるように手のひらでこりこりと捏ね回したり、摘まんだり愛撫している。
「あっんっ……まど香ちゃ、んっ……あっ乳首……僕もきもちいいぃっまど香ちゃんの手、好きぃ」
「あぁっ、あっ! スズナく、んんっあ、私もぉ……しゅご、いいっ」
 まど香がぐっと背を反って喘ぐ。口づけを繰り返していた唇から、とろりと唾液の糸が引き、ほの赤く染まった肉付きの良いまど香の身体に落ちた。
 体育館内に、ごくりと唾を飲み込む音が響く。
「まど香の胸、けっこうあるな……エロ……」
「乳首くりくりすんの、気持ちよさそう……いいなぁまど香ちゃん……」
「キス、いいなぁ……」
 性的興奮を滲ませた外野の声が、ぽつぽつと響く。
 羨望のかすかな声を聴きながら、スズナとまど香は互いの胸を手で愛撫し合い、唇を吸い合って舌を絡めている。
「まど香ちゃん……」
 ちゅぷ、と音を立てて舌を離すと、スズナはまど香の首筋を吸い、舌を這わせて鎖骨を舐めるとツンと尖った乳首を口に含んだ。
 ちゅぶ、ちゅっ、ぢゅぅっ。
「やっ、スズナくっんんっ。やっぁんっ……あっ、乳首っきもちいいぃ、んっ!」
 まど香は胸を反らし、スズナの頭をぎゅっと抱きしめて胸への愛撫を甘受していた。
 ちゅぅっ、ぢゅっ、ちゅるるっ。
 くねるまど香の肉体を抱き寄せながら、スズナは強弱を付けて乳首を吸い、舌で転がすようにころころと乳首を転がす。
「んぁっ! あっあぁっ……んっスズナくぅっあ、私もぉ……私も、スズナ君のおっぱい、吸いたいな……」
 快感に赤くに染まった顔で、まど香は自分もスズナを好くしたいと告げる。
 そのいじらしい顔にスズナはぎゅっとまど香を抱きしめた後、腕を広げて「きて。まど香ちゃん」と受け入れた。


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4月コミッション公開作品 魔法少女戦闘、失禁【全文10000文字】

【お試し読み】4月コミッション公開作品 魔法少女戦闘、失禁【全文10000文字】


【あらすじ】
 不治の病で病弱だった少女が、天使に選ばれ悪魔と戦う戦士(魔法少女)となるも、力及ばず負けてしまい失禁する話

 性交などのR18描写は無し
 

 ――――――――――――――――――――――――――――
 
  妃美嘉、いつも病室の窓から夜空のお星さまにお願いしていたんです。
 いつか、身体が元気になりますようにって。
 お父さんお母さんに迷惑ばっかりかけるこの弱い身体がいつか元気になって、いま、妃美嘉がたくさんの人に助けてもらっているみたいに、誰かの助けになれたらいいって。
 寝たきりのベッドの上からぼーっと眺める星空に、今日はひときわ輝く一つの星が見えました。
 妃美嘉はその星をじっと見つめて、祈りました。
 飛んだり跳ねたりできる強い身体が欲しいって。
 手術や、暗い病室でひとりぼっちでも泣かない強い心が欲しいって。
 涙で滲む星の光を見つめていたら、いつの間にか寝ちゃってました……
 ふと気が付いたらきれいな花畑にいた妃美嘉は、驚いて目をパチパチさせて周りを見回したの。

 
「ここは、花畑……? 妃美嘉、花畑に来るの初めてです……」
 呟いて、頭を巡らせると上には青い空が広がって、両足には土の感触。足の指を動かすと土がさらさらとしてとても気持ちよかったです。
 涼しくて気持ちいい風が髪の毛を揺らす感触も病室で感じるのとは大違いでした。
「花畑どころか、外に出て、こんな風に立って歩くのも初めて……」
 ずっと病気で身体が自由に動かなかった。
 身体って重くてだるくて痛いものだとばっかり思ってたけど……こんなに楽しいんですね!
 自由に動く足が、土を踏みしめる。当たる植物の感触が冷たくて気持ちいい。
「花のにおいも……とってもいいにおい」
 腕を大きく伸ばして深呼吸すると、みずみずしい花のにおいがしました。
 妃美嘉は、花のにおいを胸いっぱいに吸込みながら、花畑を散策しました。
 寝たきりだったのにひとりで来れるはずがない。でも、ここには妃美嘉以外、誰もいない。
「ここはもしかして、天国……なんでしょうか……」
「そうですよ」
「ひゃぁっ!」
 妃美嘉はびっくりして慌てて声の方へ振り向くと、そこには美しい天使が立っていました。
 日の光みたいな金色の髪に、真っ白い雲のような翼が背に映えている。それはお母さんに読み聞かせてもらった絵本に出てくる天使様そのものです。
「て、天使……様? 本当に?」
 思わず尋ねると天使様は静かにうなずいて返事をしてくれました。
「はい」
 そうして天使様は青空みたいな真っ青な瞳で妃美嘉をまっすぐに見て「涼森妃美嘉。あなたに天使の力を与えます」とひやっとするような声のトーンでおっしゃいました。


「妃美嘉~……起きて~! 今日から学校でしょう~!」
 妃美嘉は母の声でゆっくりと瞼を開けた。
「はぁ~い! 起きましたぁ~……ふぁぁ」
 台所から大きな声で呼びかける母の声に、あくび交じりに返答して妃美嘉はベッドからゆっくりと抜け出した。
「……また、あの時の夢、見ちゃった……でも、これは夢じゃないですよね……私、今日から学校行けるんですよね!」
 ほんの数か月前までは、起き上がることもままならなかった難病の妃美嘉が、自分で身体を起こし、歩いて洗面所まで行って鏡をのぞく。
 そこに映る顔は、血色が悪く落ちくぼんだ目をした病人ではなく、年相応の健康な少女の顔をしていた。
「あの夢の天使様が、本当に妃美嘉のお願いを叶えてくれるなんて……」



 妃美嘉はあの日、花畑の夢を見た。
 その花畑であった美しい天使は、妃美嘉へ「天使の力を授ける。その力は人間に多大なる恩恵を与えるだろう。その代わり、その力を使い悪魔と戦いなさい」と言った。
「あ、悪魔ですか……」
 妃美嘉はあまりの出来事に天使の姿をまじまじと見つめながら、その言葉を繰り返した。
「そうです。悪魔は人間から魔力を奪い、私たち天使を排して世界を支配しようとしている。それを阻止してほしい。貴方にはその素質がある」
 天使は無表情に妃美嘉を見つめて言った。
「天使の力を手に入れれば、貴方の身体は難病に打ち勝ち、健常な人間と同じように生活することができるだろう。やってもらえますね、妃美嘉」
 天使の言葉に妃美嘉は目を見開いた。
「ほ、本当ですか?! 私、退院できるの?!」
 妃美嘉ははしゃいだ声を上げる。
 天使は無表情のままにこくりとうなずく。
「そうです。しかしその代わり私たち天使の力を使って悪魔を退けてほしいのです」
 天使の話を聞いて、言葉を失う妃美嘉。
「どうか頼みます。人間の世界を守るためにあなたの力が必要なのです」
 天使の言葉に、妃美嘉の瞳が光る。
「……やります!」
 今まで寝たきりで、自身の無力さに打ちひしがれていた妃美嘉は、人のためになると言われ身体がかっと熱くなる。
「妃美嘉は今まで、たくさんの人たちに支えられて生きてきました。元気になりたいのもあります……でも、妃美嘉は大切な人たちに恩返しがしたいです!」
 そう、今まで出したことのない大きな声で妃美嘉は天使に誓ったのだった。


 不思議な夢を見た朝から、妃美嘉の身体に大きな異変が起こった。
 不治の病で自由にならなかった身体が動くようになる。そしてとうとう妃美嘉は、寝たきりの状態から病院を退院ほどの健康体になっていった。
 しかし、医者は噛んで含めるように妃美嘉と、両親に告げた。
「妃美嘉さんの回復は奇跡としか言いようがありません。しかし、今まで寝たきりで過ごしていた身体は、一般的な14歳の女子に比べるとか弱いです」
 そこで医者は両親から視線を妃美嘉に移して、優しく微笑んだ。
「妃美嘉ちゃん。けして無理はしないように。君の身体はまだまだ成長途中だ。それから、経過観察のためにも当分通院してね」と。
 妃美嘉は大きく頷いて「はい。わかりました」としっかりした発音で応える。それだけでも、今までの妃美嘉では考えられなかった奇跡の変化だ。
 明るく返答する妃美嘉の姿に、医者も両親も柔らかく微笑むのだった。
 
 そうして今日から、初めての学校だ。
「妃美嘉、学校行くの初めてです……緊張、だけど……すっごく楽しみ」

 妃美嘉は身だしなみを整えて、鏡に映る自分ににっこりと笑いかけた。
 初めて袖を通した制服は少し大きいけれども、なかなか似合ってる。と妃美嘉は心の中で自画自賛をして玄関ドアを開ける。
「お母さん行ってきます!」
「ええ! いってらっしゃい妃美嘉!」
 母親は嬉しそうに笑顔で妃美嘉を見送った。

 
 ひとりで歩く通学路。
 妃美嘉はまるで冒険者のようなワクワクとした心持ちだった。
「あら? こんなところにこんな道があったんですね。ますます冒険のよう! こっちの道から行ってみましょう」
 妃美嘉は軽い足取りで、少し暗い裏路地へと入っていった。
「なんだか少しひんやりします」
 朝の陽ざしが届かない裏路地は、ひんやりと肌寒く、妃美嘉はひとりでふるりと肩を震わせる。
 道の中程に差し掛かった妃美嘉は、さらに奥に人影を見た。
「良かった! 他にもこの道を使ってる人がいました……え?」
 ホッとしたのも束の間、妃美嘉はその人影に不穏さを感じ、小さく声を上げる。
 その人影はふたつ、重なるようにして路地の奥に立っていた。
 目を凝らすと、小柄な少女――妃美嘉と同じ制服を着ている――を抱き込むようにしている、背の高い男のような影。
「あ……あの人、頭にツノが……」
 妃美嘉は驚きに息をのむ。
 ひゅっと鳴った呼吸音が、路地に響き妃美嘉は慌てて両手で唇を覆った。
 何度も瞬きを繰り返して、人影を観察する妃美嘉。
 ツノのある男のような人影はぐったりとした少女をきつく抱きかかえ、首筋に牙を立てていた。
 じゅる、じゅるるっ、ずるっ
 汁を啜るような不快な音が妃美嘉の耳にも届いた。食い付いた口からどろりと血が流れている。
「ひっ!」
 異様な光景に、妃美嘉の喉はかすれた悲鳴を上げ、細い足がガクガクと震えた。
「あ、アレが天使様の言ってた悪魔……人の血を吸ってるの? ゆ、許せないっ」
 悪魔に首筋を噛み破られ、血を啜り上げられている少女の制服が、自分と同じであることを見て、妃美嘉はきつく悪魔を見据えた。
 怒りとも、恐怖ともつかない震える指先で、妃美嘉は天使から授けられた鍵の形のペンダントを握りしめた。
 深く息を吸い、呪文「セイントフラッシュ」を唱える。
 その瞬間、妃美嘉はまばゆい光に包まれた。
 妃美嘉の腰の辺りまで真っ直ぐ伸ばしている黒髪が緑色の変化し、真新しい制服は緑色を基調としたロリータ風の衣装となる。
 年齢の割に華奢な背中に清廉な翼が現れた妃美嘉は、風車のついた長い杖「エンジェルロッド」を持ち、うす暗い路地に悪魔と戦う魔法少女エンジェルロリータとして降臨した。
「や、やめなさい悪魔っ! そ、その子を離してっ」
 魔法少女エンジェルロリータとなった妃美嘉は、颯爽と悪魔の前に立ちはだかると、少女を解放するように命じた。
 長い杖「エンジェルロッド」を悪魔に向けて指し、必死に眉間を寄せ、厳しい視線で悪魔を睨み付ける妃美嘉。
 その声に、悪魔がゆっくりと顔を上げる。それとともに腕にとらえていた少女を、興味なさげに地面に落とした。
「ああっ! なんてことをっ。意識のない女性を地面に落とすだなんて……」
 非難をものともせず、悪魔は無造作に倒れた少女を跨ぐと、妃美嘉へとずかずか歩み寄る。
「お前のその恰好、憎い天使どもに力を与えられた魔法少女か?」
「そ、そうですっ! あなたの悪行もここまでですっ」
 乱暴な足取りで近づいてくる悪魔に、内心恐怖を感じつつも、妃美嘉は勇敢にエンジェルロッドを振り回す。
「なんと! そんなお粗末な動きで俺を倒そうとは!」
 悪魔は素早い動きで妃美嘉の攻撃を難なく避ける。
 ひょいっひょいっと飛び跳ねるさまは、まるですばしっこい蜘蛛のようだった。
「えいっ! はぁっ! こ、このっちょっ、ちょこまかとっ!」
「はははっ! なんだなんだぁへろへろじゃないか?! 天使様はお前に、その杖の使い方を教えてはくれなかったのか? 杖を振り回すどころか、振り回されてるじゃないか」
 悪魔は妃美嘉の攻撃を嘲笑う。
「な、慣れてないっだけ、ですっ! はあっ! あっ! くうぅっ」
 妃美嘉が必死になって杖を振るえば振るうほど、未発達な身体は左右にブレ、攻撃は悪魔をかすりもしない。あまつさえ、振り下ろした杖がコンクリートに強く当たり、その衝撃に妃美嘉は呻いた。
「あっははははっ! 攻撃が一度も当たらないどころか、自分でダメージを負ってる始末! 弱々しく矮小な見かけの通り、愚かな未熟者だ。こんな奴に力を与えねばならないほど、天使どもも焦っているとは……悪魔がこの世界を手中に収める日もそう遠くはないなぁ」
 嘲り嗤う悪魔の声が、薄暗い路地に響く。
「そんなこと、させないんだからっ!」
 妃美嘉はキッと悪魔を睨むと、勢いをつけて走り出す。
「やぁぁっ!」
 渾身の力を込めて、にやけた悪魔の顔に向かい杖を振り下ろした。
「やけくそにもほどがある。犬でももう少し頭を使って攻撃してくるぞ」
 真っ正面からの妃美嘉の特攻を悪魔はひらりと躱す。それどころか悪魔は突っ込んでくる妃美嘉の肩を軽くぽんっと、まるで友人のような気安さで叩いた。
「え? あああっ!」
 あっけにとられた一瞬、勢いを殺しきれなかった妃美嘉の助走を、悪魔の動作が最後のひと押しをした。
 長い杖に振り回され、助走の勢いとともに妃美嘉はバランスを崩して盛大にコンクリートの地面に倒れ滑った。
「きゃあぁぁっ!」
「ああ~~可哀そうに。大丈夫かな? か弱いお嬢さん。脆弱な人間の小娘が分不相応に天使の力など使おうとするからそう無様になるのだ」
「う、るさいっ!」
 妃美嘉は地面に転んだ痛みと、羞恥に大きな瞳に涙を浮かべているが、しかし気丈に素早く立ち上がると、再び悪魔へと向かって走る。
「たぁぁっ!」
 妃美嘉の細い足が、地面を蹴って飛び上がる。渾身の力を込めた一撃は、難なく悪魔に止められた。
「くっ……うぅ」
「今度はこちらから行くぞ」
 唇を歪めた悪魔が、腕を大きく振りかぶった。
 殴られるっ!
 身構えて思わず目を瞑る妃美嘉だが、覚悟した痛みが訪れることはなかった。
「くっう……あれ?」
 いつまでもこない衝撃に妃美嘉が瞼を開いた瞬間……
「残念っ! 今から殴られるんだ」
 悪魔の嘲り声が大きく響く。
 振り上げた拳が、妃美嘉のこめかみを殴りつける。
「きゃあっ……あっ、ぐっうぅ……」
 殴りつけられた衝撃で、地面を滑るように転がる妃美嘉。美しかった魔法少女の衣装が土埃にまみれ、所々擦り切れている。
「いた……うぅっ……でも……」
 痛みに呻き、震える腕で上体を起こす。
 妃美嘉の潤んだ視界の先に、悪魔によって血を吸われ地面へ捨てられた少女がいる。
 妃美嘉はぐいっと乱暴に瞼を擦り、立ち上がる。
 傷を負って震える膝に力を込めて、妃美嘉は再びエンジェルロッドを構えると縦に、横に、杖を振り回す。
「おお、闇雲に振り回す作戦か? 未熟な小娘が考えそうな攻撃だ」
「はぁっ! やぁっ、ふんぅっ」
 必死の形相で杖をふるう妃美嘉をもてあそぶように、悪魔はひらりと攻撃を避ける。
「まったくなってない攻撃だ。そういう攻撃をしていると……ほらっ! 隙だらけだぞ」
 そして大振りの攻撃の後の隙を逃さず、悪魔は妃美嘉の脇を拳で打った。
「きゃうっ! あっ、ぐっ」
「おおっ吹っ飛んだなぁ」
 脇腹に打撃を受けた妃美嘉の細い身体が、コンクリートを跳ねる。
 ボールのように跳ね転がる妃美嘉の痛みに呻く声が、路地に木霊した。
「ひぐ、うぅっ……ふぅぅっ」
 妃美嘉は、確実に悪魔に追いつめられ、大きな瞳からぐずぐずと涙をこぼす。
 しかし、妃美嘉は諦めずに必死に抵抗を示し、杖を振り回した。
「うああっ!」
「まったく。勝ち目のない戦いでの引き際も分からないとは情けない……」
 とうとう振り回していた杖を掴まれた妃美嘉が、しまった。と焦りを浮かべた瞬間、そのいたいけな顔に、悪魔の拳が叩きつけられた。
「ああぐっ!」
 打撃に、妃美嘉の手がエンジェルロッドから離れてしまった。
 土埃を上げて、地面を転がる妃美嘉を見て、悪魔は楽し気に笑い声を上げた。
「あははははっ! まるで石ころのようだな。さっきからゴロゴロと転がってばかりじゃないかっ! 天使の力はお前を石ころにしてくれたようだ」
 悪魔は心底楽し気に唇を歪めると、手に残ったエンジェルロッドを無造作に投げ捨てた。
 からからと、エンジェルロッドが地に落ちる音がむなしく響く。
「とどめだ。小娘」
 悪魔はうずくまっている妃美嘉を振りかぶった足で容赦なく蹴り上げた。
「きゃぁぁぁっ! あっ……くぅっ……うぅっ」
 土埃を上げ、どさっ、ずざっと大きな音をさせ、妃美嘉の身体が転がり跳ねる。
 衣装がぼろ切れのように擦り切れ、華奢な身体のいたるところに血が滲んでいる。
「ひぐっ、ひっ……うぅぅっ」
 悲痛な呻きが妃美嘉から零れ、とうとう倒れ伏した下半身から、しょわしょわと小水が漏れる。それは魔法少女の衣装を汚し、コンクリートを濡らす。
「うぅっ……ひぅ、うぐぅ……」
 涙をこぼす妃美嘉の変身が解けた。
 制服姿で地面に伏せ、えぐえぐと泣きはらす。制服すら、漏らした小水でぐっしょりと汚れてしまった。
「年端もいかぬ弱々しい小娘だと思っていたが、攻撃に手も足も出ずに、変身すら解除するなど……情けなさを通り越して、いっそ哀れだな」
 悪魔は妃美嘉の姿を見下し、鼻白むように呟くと、まるで霞が散るように姿を消した。
 
 


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【あらすじ】
 オークに攫われた女性視点のR18作品
 異種和姦(オークに攫われているが、オークの村全体の嫁として丁重に扱われている。主人公女性も最初は抵抗があったが、作中時点ではほぼ無抵抗。むしろノリ気。)
 
【あるモノ】
 フェラ・クンニ・潮吹き・対面座位・いちゃラブ・異種和姦
 


 
 瞼を刺す光に目が覚めた。
数度瞬きをしながら、首を巡らせる。
昨日と変わらない室内に、素朴な作りだが整えられた調度品が目に入った。
私はかなり大きく作られたベッドから身体を起こす。
睡眠で固まった身体を伸ばすと、かすかに感じる倦怠感。
しかし、嫌な感じはしない。
私はひとり、充足した疲労感に表情を緩ませると、ベッドから立ち上がろうと毛布に手をかけたその時。
扉を開けて巨大な異形があらわれた。

 彼はオークだ。
私を襲い、この村へとさらったオークたちの一人。
オークはのっそりと歩き、私のいるベッドの縁に腰かけ、手に持った器を差し出してきた。
下顎から巨大な牙の生えているせいで受け口の、オークの分厚い唇がもごもごと動き、それとともに唸るような声が聞こえてくる。
どうやら何かを言っているらしいが、あいにく私にはオークの言葉はわからない。
この村へ連れ去られて来て、一週間程。言語を習得するにもまだ短すぎる期間だと思う。
私は小さく頭を下げてその器を受け取った。
中身を覗くと、この地域で採れる木の実を絞った果汁が、なみなみと注がれている。
この木の実を実際に手に取った時には、とても驚いた。
並大抵の衝撃には傷ひとつ付かずどうやらオークの巨大な手と、驚異的な握力が無ければ、その木の実を食すことが出来ないようだった。
この果汁は、大変甘くさわやかな酸味がある。
はじめて口にしたとき、その美味しさに思わず自らの境遇を忘れ、感激の声が出てしまった。
それ以来、食事の際に並んでいると私が必ず手に取っているのをこのオークは覚えていたのか。
そう考えると、なんだか無言で口にするのもはばかられて、小声で「いただきます」と呟いた。
そうしてその果汁を一口飲み込む。
「おいしい、です」
寝起きの乾いた喉を優しく潤してくれるその甘味に、顔がほころぶ。
そんな私の横顔を、オークはその分厚い手のひらで撫でた。
太い指が優しくこめかみを滑り、顔にかかる髪を耳にかけてくれる。
その指が、あからさまな熱を持って誘うように私の首筋をくすぐる。
「あ」
ぞくぞくとした快感が、首筋から背骨を伝って子宮を震わせる。
思わず、私の喉から甘えるような声がこぼれ、オークはそれを合図とするかのようにベッドの上へと登ってきた。
私の脇に手を差し込み、軽々と抱き上げるとその太く筋肉の隆起した太ももへと跨らせる。
「あぁ……」
自分の内ももに感じるそのごつごつとした筋肉に、私は熱っぽいため息をこぼしてしまう。
既に興奮し始めたオークは早急に、しかし存外丁寧に、私の寝間着を脱がし、丸裸になった腹を大きな手で撫でまわす。
「あっ、ははっ」
オークの手のひらの皮は厚く固い。
私は、その手の動きが心地よくもくすぐったくて、小さく笑いのような、喘ぎのような声をあげ、腹をよじった。
私の反応に気を良くしたのか、オークの肉厚の唇がゆるく弧を描く。
分厚く大きな受け口が、私の首に触れた。
「んっ」
尖る牙が、私に刺さらないように。
優しく触れるだけの唇が割れ、どろりと濡れた長大な舌がべろりと、飴でも舐めるようにゆっくりと私の肌を舐める。
「あぁっ」
濡れた舌の柔さと、かさついた唇の感触に思わずのけぞると、逞しい腕が背に回されて捕らえるように私を抱えた。
温かく、しっとりとしたオークの腕の力強さが好ましく、私はオークの強靭な二の腕に手を滑らせる。
すると、彼もくすぐったいのかぐるぐると笑うような唸り声を上げた。
私はそのまま腕を伸ばして、オークの頭を抱え込む。
硬く伸びた髪に指を差し入れて梳くような真似をすると、オークはうっとりとした唸り声をあげて、更に身を屈めて私の乳首を舐めた。
「ぅあっ、あっん……んぅ」
尖らせた舌先が、ペロペロと早く細かな動きで乳首を舐る。
「ひ……いっ、んんっ」
快感に痺れて太く頑強な首に縋りつく。
山のように隆起する背筋が、朝日に照らされ艶めいているのを快感で潤んだ視界でぼんやりと見とれてしまう。
手を伸ばしてその凹凸を撫でると、オークはまた、ぐるっと呻き、私の乳首をじゅる、じゅるるっと啜り上げた。
「あっ、あっあ……それ、あぁっ」
ダメだと、拒絶をしようとした唇が、勝手にいやらしい声を出す。
こんな恐ろしい異形に身体を暴かれているのに、私の心に恐怖はどこにもない。
私の葛藤を見抜くように、オークは肉厚の手で優しく乳房を揉みしだく。
「ああ、あっダメ、くすぐったい……ふふっんっ、うぅ」
岩をも砕く強大な怪力を持ったオークが、か弱い力で私の胸を、何度も何度も捏ねた。
「んふっ、ふぅっあっダメ、弱く触るの……良くなってきちゃっ……んんっ」
その弱弱しい力と大きな手の差異に、可笑しいような、いとおしいような、複雑な心境になる。
何よりさわさわと優しくもまれると、弱火で焙られるようなかすかな刺激に身体が疼いてしまう。
「ん、あぁ……あぁ、もう……もっと、も、ぉおおっ!」
もぞもぞと身体が勝手に揺れるのを気付かれたようで、ぢゅぅぅっ、と強く乳首を吸われ私ははしたない雄叫びをあげてしまう。
「おっああっダメっあふぅ……ふっあっああっ吸うのと、揉むのっ……きもちいぃ」
与えられる刺激に下腹がじわじわと火照り、尻が揺れた。
「ふぁっ、あっあっ、お尻、揺れちゃう……ふっ、んんっ」
私の身体が、さらなる快感を求めて勝手にオークにすり寄り隙間なく身体を密着させる。
すると、がちがちに勃ち上がった巨木のような陰茎が、私の股間にぴったりと当たる。
「あっあっ、あぁっこれすごい、いいっ」
私はひとり、こりこりとしこったクリトリスをオークの巨根に布越しに摺り付け喘いでいる。
なんて滑稽なのかと、嫌悪する自分が頭の片隅でしかめっ面をしていた気がするけれど、クリトリスからびりびりとしびれるような快感が脳を焼いて、あっという間に霧散した。
「はぁっあっあんっ……いいっ、いいよぉきもちいいっ」
快楽の虜である私を追い詰めるように、オークは両手で私の胸を揉み、太い指できゅっと乳首をつまんだ。
「んああっ!あっあっすごっぉっおっぉぉっ」
歓喜した私の身体は、ぎゅうと発達した僧帽筋にしがみつき、必死に腰を振りたくる。
「りょうほ、両方っすき、ぅぅっすきぃ……」
夢中で快感を追っていると、どろりと股から温かい液体が垂れるのを感じた。
「えぅ?」
下半身を見下ろすと、私の膣から零れた透明な愛液と、白濁した汁が、オークの下履きにべっとりと付着して、朝日にてらてらと光っていた。
「ぁ……やだ……」
それが何か気づいた瞬間、かっと顔が熱くなる。
それはきっと、昨夜の情交の名残だ。
昨夜私を犯したオークは、今目の前にいるオークとは別人であり、こんな風に複数の雄と淫らに交合する自分の浅ましさを白日の元に晒されてしまい、穴があったら入りたいくらい、恥ずかしかった。
それと同時に、昨日の快楽の凄まじさを思い出して、ぞわぞわと発情してる自分も自覚する。
「あっ!」
突然オークが剛強な腕で私を持ち上げベッドへと転がす。
彼がギシギシと盛大な音を立てて下履きを脱ぎ去ると、巨木のようにそびえ立つ巨根が雄臭い湯気を立てて目の前に現れた。
「あ……あぁ……」
その巨根に、私の口が知らぬうちに、はしたない笑みの形をつくる。
「っあ、はぁ、はぁっすごい……ふとくて、固くて……おいしそう……」
人間の男とは全く比べ物にならない、恐ろしいほどの太さと固さがもたらす快楽の味を、私の身体は知っている。
「はぁっはぁっん……んぅ」
早く早く! と高鳴る鼓動に急かされて、私は起き上がり、その肉厚な腰にそびえ立つ巨根に口づけをした。
途端にびくりと跳ねる巨根。
「ふふっ……魚みたい」
私は大きく口を開けて、どろりとぬめる透明の蜜を零す亀頭を舐めしゃぶる。
「んぶっ……んふぅ、おいし……」
独特のえぐみと塩味に私の下腹がぎゅうとうねった。
「すごい。次から次へと溢れてきてる……噴水みたい」
私は、巨根から溢れだす汁をはしたなくも音を立てて啜り、べろべろと舌を這わす。
「全部は口に入らないから……手でも」
筋張った熱く太い幹は、撫でまわすたびにびくりびくりと痙攣する。
「ふふ……なんだかかわいい」
そのさまが面白くもあり、愛おしくもあり、私は一生懸命亀頭をしゃぶり、太い幹に手淫を繰り返した。
うぐぅ……と、オークがうっとりとしたような唸り声をあげた。
「気持ちいい?」
ぐっうう……と感じ入ったオークの声に、膣がうらやましそうに収縮した。
「えっ?」
私の身体が快楽を欲しがるのに気づいたようにオークが、私の四つん這いの身体に覆いかぶさった。
背中に、オークの盛り上がった胸筋の弾力を感じて、その逞しさにぞわぞわと肌が粟立つ。
背中で感じる筋肉の厚みに興奮している私に、彼の指がぬるぬるにぬかるんでいる膣をあやすようにくすぐった。
「ふあぁっあっあぁっいい!それっそれぇいいぃぃっ」
オークの骨太の指は、優しく、しかし的確に私の気持ち好いところをちゅぷちゅぷとこする。
「いいっいいっそこぉっそこぉ……ふぁあっあっあっ」
快楽に溺れた私の腕では、上体を支えきれずにぐしゃりとベッドに伏せてしまった。
「あっあっふあっ、あっ……んんっんふっ」
好いところを擦ってくれるオークの指に合わせて尻を振る事に夢中になる。
だらしなく開いた口からたらりと涎が毛布に垂れた。
「はっああっあっん……しょ、しょれいいっひぃ」
私の身体が歓喜に震え身をよじるほど、オークは指の動きを速く深くした。
「ひっぃっいいっ……うぅ、あぅ」
快感に蕩けた私の中に、私も彼にお返しをしたいという気持ちが湧き起こる。
「あっあっ!まて、んんっまってぇ……あっうぅ」
私は、止まらない手淫にあがらうように、力の入らない腕を必死に突っ張って上体を起こし、どろどろと粘っこい汁を垂らす巨根を握る。
「はぅ、んっすごい、どろどろ……口の中が、ねちゃねちゃする……」
ほとんど食らいつくような勢いで巨根をしゃぶる。
必死になって舐れば舐るほど、オークの攻め手も激しくなる。
「んんっ!んっ、ぶっ……ぐっ、んんっ」
必死に巨大な肉棒にしゃぶりつく。
オークはそんな私の膣の中の腹側……一番気持ちの好いつぶつぶした部分を潰すようにこする。
「ふっ!ああぁぁっだめっそれだめっいいの!だめぇっ」
私はとうとう口から巨根を吐き出して甘い涙声でオークを求めた。
「いいっひぃっ、もうっもううぅ……」
擦られる膣が、下腹の全体が、重く熱くなってきた私の言葉に応えるように、オークが熱を持ったクリトリスを舐めた。
「ひぁぁぁっ!」
その刺激に、私の喉がひときわ高く長い声で鳴いた。
「あっあっあひっひぃっいい! ひぃっ」
強すぎる快感に悲鳴をあげるも、性器への攻撃はやまず、激しさを増すばかり。
「ひっひっ、ひぐっ……う、ふぅ、ふっあぁっ」
私は必死に、目の前の巨岩のような腰にしがみつく。
「あっあっあっあっ!も、もうく、くぅっくるっ! きちゃうっすごいの、すごいのきちゃうぅっ」
じんじんと熱くなる膣。柔らかい舌で嬲られるクリトリス。ここ数日で慣れ親しんだ絶頂の兆しに私はいつのまにか叫んでいた。
「あっあっ! いぐぅ、イッイッ、イクッくっうぅぅ」
その瞬間、私はしがみついたオークの股間に顔を埋めながら絶頂した。
熱く、ぬめる巨根が頬に触れる。
「あっあっだめっも、らめぇらめっえっ!?」
ぐちゅぐちゅぐちゅと酷く卑猥な水音が部屋にこだまし、絶頂にいる私を追い詰め続ける。
そして、ぶしゃっとなにかがはじけるような感覚がして、私は蕩ける思考の片隅で驚愕した。
「ぅえっ、えぇ……? え、なに……」
四つん這いの股の向こうを覗き込む。
そこにはオークがそのたくましい腕で顔をぬぐい、長い舌で唇を舐めていたところだった。
「えっ……どういう……まさか、も、漏らした……?」
私は訳が分からず、動揺と、快感でふらふらとする身体を起こそうとする。
その気配を察したのか覆いかぶさっていたオークが離れ、ふらつく身体を支えてくれた。
「あ、ありがとう……」
屈強な腕に礼をいい、オークの顔を見た。
汗なのか、私の体液か、オークの顔は濡れぼそっていた。
「あの、すみません……」
なんとも申し訳なくて、湿った大きな顔に手を伸ばして、その水気を拭う。
少しの間、私に拭われるままに大人しくしていたオークが私の手を取って、太く強剛な首へと腕を回させる。
「うわっ」
大きな手で私を持ち上げ、再び膝の上に乗せた。
「んっ」
どろどろにぬれた亀頭が、膣口にあたる。
オークは私の胴体を掴み、亀頭と膣を擦り合わせるように小さく揺さぶる。
「あっあっあっこす、こすれるの、きもちいい……」
私はだらしなく口を開けて、ぬめる刺激にうっとりと感じ入る。
「はぁ、あっ、もっと……ねぇ……もう、挿れて……」
ゆるゆると擦り付けられるほんの少しの刺激では、もう満足出来なかった。
「ふぐっうぅっねぇ、ほしい、ほしいのっおねがい……」
私はいつのまにかぐずぐずの涙声で、山のような僧帽筋に縋りつき懇願していた。
「んあっ!ああっきたっ……ぐっう、あぁぁっ」
私の懇願に応えるように、そびえ立つ巨根はずぶずぶとゆっくり、深く膣内へと侵略してきた。
「ああっあつ、あつい……すごい、とけちゃうぅっ」
ただ挿入の衝撃だけで、私の脳は焼き切れるほどの法悦を味わっていた。
その余韻に浸る間も無く、オークが深く膣の奥を押し上げる。
「うぐぅっ! ぐっ、んっうぅ、んんっぐぅ……」
みっちりと隙間なく埋め込まれた極太の肉棒が、膣内を隅々までぐぢゅぐぢゅに責め立てる。
「くぅ、んっふっふぅ……ぃっ、ひっひぃっ」
最奥を肉の棍棒で押し潰されて、涙やら、鼻水やらを零しながら、私は必死にじっとりと汗ばんだ巨躯にしがみつく。
「ひうぅ、うぅっあっああっ」
開けっ放しの唇が寂しくなって、目の前の屈強な首に浮かぶ血管に歯を立てた。
頑強なオークの皮膚に快感に蕩けた私の歯は、引っかかりもせずただ皮膚の上をすべるのみだったけれど、張りつめた筋肉が歯を跳ね返す食感に、私は夢中でオークの首筋に噛みつき、吸い付いた。
汗ばんだ肌はしょっぱい味がした。
「んっふ、ふっ……はぁ、あぐ、ぐっ」
甘噛みを繰り返すとオークは喉を震わせ、くぐもった笑い声をこぼす。
「んあっ! あっあっはや、まってっえぁっあんっはやいっ」
その声を皮切りに、オークは私の胴を強く掴み、抽送を速く、激しくし始めた。
頑強な腕には、深く血管が浮かび、雄の力強さを見せつけられる。
「ぅぐっ、んんぁっあっあっもうっもうきたっ!すごっもうきちゃうっひぃっいいっいぐっいくぅっ」
もう何度目かわからない絶頂の兆しに、私の身体がくねり、尻を振り乱して、オークとともに快感を追った。
「ひっいいぃぃっ、あああぁっ」
ひときわ強く、深く亀頭がはまりこむ感触で、とうとう白く弾けるような絶頂を味わう。
きゅぅ、きゅぅぅと収縮した膣肉に誘われるように、オークの巨根からも熱い精液が子宮にたたきつけられたのがわかった。
「ああぁ……あつい。あついの……ナカに出てる……」
その勢いと熱に、私の唇はへらりと綻んでいた。
この村に来て、何度目かわからない濃厚な精子を放たれる種付け。
私の子宮は、誰の子種かわからないオークの子を宿しているだろうか。
ひくひくと痙攣する子宮の疼きを感じながら、私は絶頂後のぼんやりとする頭を分厚い肩に預けていた。
オークが、低く唸っている。
何かを言っているようだった。
オークたちの言葉を覚えて、ここで暮らすのも良いかもしれない。
そう思って、私は汗ばんだ彼の身体を抱き締めた。



 ―― 了 ――

 

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3月コミッション作品公開「性処理業務する女性社員」【全文8800字】

【試し読み】3月コミッション作品公開「性処理業務する女性社員」【全文8800字】


【あらすじ内容】
 感情のない性行為・女性社員による男性社員への性処理業務が普通に行われている会社に勤務する女性主人公の話(常識は一応改変無し)
 主人公の女性「千波」が転職した会社は、男性社員の業務効率向上のため女性社員に性処理を頼むことができる企業。
 新人の頃には戸惑いぎこちなかった性処理業務だが、持ち前の負けず嫌いの勝気な性格の千波が努力して性処理業務が上手になる話。
 
【あるもの】
 男×女・フェラ・立ちバック・アナルセックス
 業務なので作品通してエロ描写がさっぱり。喘ぎ声や快感を得ている描写などは無し。

 
―――――――――――――――――――――――― 
 
  ざわざわと騒がしい会社のオフィス内。
 各社員がそれぞれの仕事をこなすために作業をしているなか、課長が千波に声をかけた。
「千波さん。この後の会議の資料できてるかな?」
 課長の問いかけに千波はにこやかに頷く。
「第一会議室のテーブルに、既においてあります」
「さすが千波さん。仕事が早いな」
 千波の返答に課長は満足そうに笑う。そこに部下の男性社員が数人、課長の周りに集まった。
「課長。そろそろ会議室へ行きましょう」
「おう、そうだな。それじゃあ行こう」
 頷き、歩き出す課長と、そのあとに続く男性社員。
 部署を出る前に課長がふと立ち止まり、振り返った。
「ああ、すまないけど女性社員も一緒にきてくれるかい? 会議中フェラしてもらえると会議がはかどるんだ」
「それは良いですね! 先日会議中フェラしていた時には、とても活発に意見交換できましたもんねぇ」
 男性社員のひとりが、課長の言葉に追従するように言い、他の社員も同意するように頷いていた。
 課長の言葉に、女性社員たちがやれやれと言った様子で立ち上がる。
「ええ~……めんどくさぁ……私、仕上げたい資料があったのに」
 隣の席から聞こえてきた呟きに千波がちらりとそちらを見た。
 千波の隣にいるのは後輩の女性社員、高橋だ。
 彼女と千波はちらりと視線を合わせる。
 高橋は千波と目が合うと、一瞬眉間にしわを寄せた後、コミカルに表情を崩して立ち上がる。
 その表情に苦笑して、千波も立ち上がり会議室へ向かった。

 
 会議室で向かい合わせになるのように並べた長机。
 そこに着席する男性社員たちは会議が始まると、各々のが用意した資料を提示し、意見を述べている。
 活気ある会議を行う男性社員の足元、長机の下にひざまづいて、女性社員たちが男性社員の陰茎を咥えてしゃぶる。

 
「やはりここは、もっと強気な商品展開をしていくべきだと思います。前年比を上回るにはそれしかありません」
「しかしそれでは、失敗した時のリスクが高いだろう?」
 
 じゅぶっじゅっ、ぢゅるるるっ
 ずるる、ちゅぐっぢゅぅぅっ
 
 活気のある男性社員たちの発言の合間に、はしたない水音が鳴っている。
 
 ぢゅっぢゅぅぅっ、ぐちゅぅぐぽっぐぽぽっ
 
 千波は、薄く形の良い唇を大きく開くと、ガチガチに勃起した陰茎を喉奥まで咥えこむ。
 そして美しくセットされた髪を振り乱し、ぐぽっぐぽっと激しく頭を上下する。

 ぐちゅっ、じゅぶっじゅぅぅっ
 じゅるっちゅぽっ、ちゅぽっ
 
 喉の奥にカリ首をひっかけながら、口内を窄ませて陰茎を扱き上げつつ、整えられた指先をファスナーの奥まで差し入れると、ふにふにと柔らかい陰嚢を揉みしだく。
 口内の陰茎がびくりと跳ねた。
 その反応に、千波はじゅるっじゅるるっと陰茎を吸う力を強め、狭めた口内で締め付けながら頭を上下に振り乱す。
 指先を器用に動かして陰嚢を揉み、くすぐり、射精を促すための動きを速めると、限界まで張りつめた陰茎からどびゅっどびゅっと、千波の喉奥に勢いよく精液がたたきつけられた。
 じゅぅっ、ぢゅるるるっごくっごくっ
 千波は器用に喉奥を開き、吐き出された精液を飲み干すと、ちゅぶっと陰茎を吐き出す。
 そしてポケットからティッシュを取り出し素早く唇を拭うと、千波は更に隣の席で勃起した陰茎を出して待つ社員の下へと移動した。
 
 会議室で課せられたノルマは女性社員一人に対して男性社員三人を担当すること。
 千波はそそり立つ陰茎を細い指で握りしめてぐちゅぐちゅと扱きながら、つるつるとした亀頭に舌を這わせる。
 
 じゅくっちゅくっくちゅっ
 ぬちゅっじゅぅっくちゅっくちゅっ

 卑猥に濡れた陰茎を扱くたびに、どろ、どろ、と鈴口から我慢汁が溢れて千波の赤い舌にねっとりと絡まった。
 それを啜るため唇を押し付けるように亀頭を包むと強く吸い上げながら、ちゅこっちゅこっちゅこっと血管の浮いた茎を扱く。
 唇に包まれた亀頭がびくっびくっと震えている。
 早々に二人目のノルマもクリアできそうな手応えに千波は心中でほくそ笑む。
 
 ちゅこっちゅこっちゅこっ
 じゅぼっじゅぼっじゅるぅぅっ

 手淫を素早く強く繰り返し、口内で吸い上げるラストスパートに、張りつめた陰茎はびゅくびゅくと収縮を繰り返し、千波の口内へ射精する。

 じゅるじゅるじゅるぅぅ

 尿道に残った精液を吸い出すと唇から陰茎を解放し、更に隣へと移動した。
 ――よしっ次が最後の一本!
 心の内でガッツポーズを取りつつ、千波はノルマの最後の一人である男性社員のもとへ膝でにじり寄る。
 千波が男性社員の目の前に座り込むとそこにあるのは天を向きそそり勃った陰茎。
 ――ギンギンに勃起しちゃって、汁まで垂らしちゃってまぁ……
 千波は呆れたようにひっそりと息を吐くと、スラックスからむき出しになった陰茎を咥えこんだ。
 ノルマの最後の一人も、あっという間に絶頂した。
 千波は自身の持ち前の勝気さで努力し会得したテクニックで早々にノルマをクリアすると、会議の邪魔にならないように素早く無言で会議室を後にした。


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2月支援サイト用、コミッション作品公開【全文2万文字】

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 【あらすじ】 真面目な男性主人公がギャルの女に誘惑され、一線を越えてしまう。ギャルの手練手管で堕ち、派手な外見とチャラい性格を変えられる。
 ギャル女とのセックスを楽しんだ後、ギャルの提案で自分の元々の恋人である女性を無理矢理快楽堕ちさせる話。

 【含まれるもの】
 男×女 女性上位・フェラ・クンニ・惑わされ、セックス強要・イメチェン強要・性格改変・玩具責め・快楽堕ち・言葉責め・連続イキ
 


 
「ちょっとみんないいかな。今日から新しいバイトの子が入るよ。前山田さん挨拶して」
「前山田亜衣菜ですぅ。よろしくお願いしまぁす」
 店長から紹介された前山田亜衣菜は金髪をかきあげた派手な姿の女だった。
 いかにもギャルと言った風情の軽薄そうなビジュアルに、小金井昌芳ほか同僚のバイトたちは愛想笑いと微妙に乾いた拍手で「よろしくお願いします」と小さな声で社交辞令を呟いた。
 亜衣菜はそんな空気もわかっていないのか、気にならないのか、軽薄な印象の微笑みを浮かべたままである。
「あ~……じゃあ前山田さん。今日のトレーニングはえっと……小金井君。トレーニングをお願いしていいかな?」
「え、あ、はい」
「よろしくぅ」
 亜衣菜は昌芳の傍に駆け寄って、ぺこっと小首を傾げるように頭を下げた。
 面倒だと思ったが、愛想悪く対応する度胸もない昌芳は、ひきつった笑いをへらりと浮かべて亜衣菜を見おろす。
 亜衣菜の顔はよくよく見ると派手な化粧に負けぬほど整った顔をしていた。眼は切れ長で、鼻筋もスッと通っているバランスの良い顔をしている。
 ――この人、普通にきれいなのに、わざわざ派手なメイクをするなんてもったいない。
 そう思いながら、じっと亜衣菜を見ていると「なになに? あたしの顔になんかついてる~?」と近づいてきた。
 近すぎる距離感に、昌芳は二、三歩後ずさる。
「あ、いや別に……」
「なんだよ~。あ! もしかして、あたしの顔がタイプだった~?」
 動揺する昌芳の様子を見て、亜衣菜はからからと笑っている。その顔はカラリとしていて明るい。
 頬に熱が上っていくのを感じ、昌芳は頬を掻きながら言い訳をする。
「いやっ! そういうんじゃないから……きれいなのに、メイク……すごいから、もったいないな……って」
「えぇ~ウケる~! そしたらあたしのスッピン見たい~? ……ベッドの中でなら、イイよ?」
 微笑む亜衣菜の表情は、先ほどの底抜けに明るい表情と一変して妖艶な笑みを形作っている。
 今度こそ昌芳の顔は真っ赤に染まり、胸がドキドキと強く脈打つ。
「べ、べッド?!」
「きゃはははっ! 動揺しすぎぃ~! なに? もしかして君、童貞君?」
 亜衣菜ははしゃいだ様子で昌芳の腕に抱きついてきた。柔らかい胸が肘に当たり、平らな下腹部に手の甲が当たることにひどく動揺する昌芳。
「や、やめてくださいっ! ど、童貞じゃないです! ぼ、僕、彼女いるんでっこ、こういうのは困ります!」
「へぇ~そうなんだぁ~! ま、彼女いてもあたしは全然気にしないけど~」
「俺は気にしますッ! 離してくださいっ!」
「はいはい。まぁ気が変わったら教えて? あたしはいつでもどこでも準備オッケーだから」
 亜衣菜はじっと上目遣いで昌芳を見つめてから、にやりと蠱惑的に微笑んだ。
 その微笑みに昌芳の胸は高鳴るも、それを振り払うようにぶんぶんと頭を振って、亜衣菜の胸から少し乱暴に腕を抜いた。

 
「この前、ちょっと変わった人がバイトに入ってきてさぁ」
「変わった人? へぇ、どんな人?」
 昌芳とカフェテラスの向かいに座るのは、恋人の鈴本英美理だ。
 英美理はかわいらしく小首をかしげてきれいな黒髪を揺らすと、優し気な瞳でじっと昌芳を見た。
「いや、なんかギャルみたいな派手なかっこしててさ……なんていうか、距離がすごく近くて……困るんだ」
「そうなの?」
「そういう人苦手なのに、教育係に任命されちゃってね……」
「それは大変だね。でも、教育係って……昌芳君バイトの人たちに頼りにされてるんだ! すごい」
 慰める英美理の優しい微笑みを見て昌芳は気を取り直し、テーブルから立ち上がる。
「デートなのに愚痴ってごめん。そろそろ行こうか」
「うん!」
 英美理はにっこりと破顔すると席を立った。
 昌芳と英美理は初々しい様子で手を繋ぎ、カフェを後にした。
 
 
「今日は、楽しかったね……」
 昌芳と英美理はラブホテルの一室にいた。
 楽しかったデートのラストにシャワーを済ませた英美理は、バスローブをまとってベッドへ腰掛けている。
 シャワー後の濡れた黒髪が、ラブホテルの安い部屋のライトに照らされてキラキラと光っている。
 昌芳もシャワーの後バスローブを羽織り、ゆっくりとベッドに腰掛ける英美理の隣へ座った。
 潤んだ瞳で、じっと昌芳を見上げている英美理。元々薄かった化粧をきれいに落とした英美理の頬は、ほんのりと紅潮している。
 昌芳は清純な英美理の細い肩を抱いた。
「あっ……昌芳君……」
 うっとりとした甘い声で呟く英美理は、小さな頭をこてんと昌芳の胸に預ける。
「英美理……好きだよ」
 昌芳は、英美理の顎にそっと触れ自分の方へ向けると小ぶりで薄い唇に口付けた。
「んっ……ふ、ぅんっ……」
 ちゅっ、ちゅっ、とかわいらしいリップ音が部屋に響き、甘い吐息が漏れる。
「英美理……いいかな……」
 英美理のバスローブの腰ひもをそろそろと撫でて、小さな声で問いかけると英美理はこくりと頷いた。
「うん……きて……」
 頬を赤く染めた英美理をゆっくりと押し倒して昌芳とふたりベッドへ沈んでいった。


 ベッドに二人横たわり、昌芳の腕枕に頭を預ける英美理がぽつりと呟いた。
「さっき言ってたギャルの人……」
「え?」
 英美理はムッとかわいらしい唇を尖らせて、昌芳の肩に頬ずりをしている。
「やだな……昌芳君になれなれしいなんて……」
 やきもちを妬く英美理の顔がかわいらしい。
 胸が締め付けられるようなときめきを感じて、昌芳は英美理をぎゅっと抱きしめる。
「馬鹿だなぁ……僕が好きなのは、英美理だけだから」
 昌芳の言葉に、英美理はホッとしたように柔らかく微笑み、細く白い腕でぎゅっと抱きついてきた。
 艶やかな英美理の黒髪を優しく撫でて、昌芳は穏やかに微笑んだ。
 

『昌芳君ごめんね……風邪ひいちゃって今日、大学行けないかも』
『大丈夫か? 無理しないでゆっくり休んで! お見舞いになんか持って行こうか?』
 最後のデートから英美理が体調を崩してしまったらしい。
 英美理とのメッセージのやり取りを見つめて、昌芳は眉を下げてため息を吐く。
 見舞いの為に何を買って行こうかと考えているところに、新たなメッセージが入った。
『ありがと~! でも風邪うつしたら大変だから、お見舞いは大丈夫だよ!』
 いたいけなメッセージを見て、昌芳の脳裏に英美理の柔らかい笑顔がよぎり、胸を甘く締め付けた。
『本当に大丈夫? バイト終わりなら行けるから行くよ! 心配だし』
『いいよいいよ! 私も、寝てるかもしれないし。バイト頑張ってね』
 ――英美理。体調が悪いのに、俺の心配までしてくれるなんて……
 昌芳の胸に、英美理への愛おしさがこみ上げる。
 スマホを胸に当てて英美理への愛しさに浸っていると、突然背中に衝撃が走る。
「うわぁっ!」
「なになにどしたのぉ~? 元気ないじゃん!」
 背後を振り返ると亜衣菜がにっこりと微笑んでいた。
「ま、ま、前山田さんっ! ちょ、ちょっとっや、やめてくださいよっ!」
 亜衣菜の柔らかい感触と熱が、昌芳の背中をじっとりと覆う。その生々しさに昌芳は驚愕し、慌てふためいた。
「む、胸っ、あ、あた……当たってますっ! 離れてくださいっ!」
「えぇ~? そんな気にしないでいいよぉ。おっぱいやぁらかいっしょ? 昌芳、元気ないから特別に味わっていいよ」
 亜衣菜の笑顔が肩越しに見える。あまりの近さに心臓がドキドキと早鐘を打つ。
 昌芳はその脈拍の速さと意味に気付かないふりをして、椅子から立ち上がると腰を捻って亜衣菜の身体を離した。
 掴んだ肩の華奢さに、内心激しく動揺していた。
「元気無くないですよっ! と、とにかく離れてくださいってば!」
「あんっ! もう……案外乱暴じゃん昌芳ってば」
「あっ……す、すみません……痛かったですか?」
 昌芳はパッと手を離して謝罪する。ソワソワと視線を彷徨わせながら、亜衣菜の身体の柔らかさを忘れるために必死に制服に手のひらを擦り付けた。
「ん~ん。全然平気! それよりさ。どうしたの? マジで元気ないね。なんかあった?」
 にやりと笑った表情から一変し、真剣な瞳で見つめられて、昌芳の胸が動揺に跳ねた。普段の亜衣菜のおちゃらけた普段の様子から考えられない真剣で優し気な顔に、昌芳の口から心を占めていた悩みの種がぽろりとこぼれる。
「え、あ……ちょっと、彼女が風邪ひいちゃって……大丈夫かなって」
「ええ~、そうなの? それ、超心配だね……バイト上がりにお見舞い行くの?」
 亜衣菜は整えられた眉をひそめて悲しげに昌芳を見上げた。
 不安な気持ちに寄り添う言葉に胸を打たれ、昌芳はゆっくりと首を振った。
「見舞いは、来なくていいって言われました。うつしたら悪いって、言ってくれたんで……」
「そうなんだ~。彼女ちゃん優しいんだね! でもさ、昌芳がそんな顔してたらせっかくの彼女ちゃんの心配が無駄になっちゃうよ! ほら元気出してさ今日はパァーッと呑み行こ! ね!」
 昌芳の背中を叩く亜衣菜はにっこりと優し気に微笑んでいる。その微笑みに亜衣菜の新たな一面を見たような気がして、昌芳は思わず無防備に頷いてしまった。
「じゃあバイト終わったら飲みに行こ~ね! あ、やば! 持ち場戻らなきゃっ! じゃね~」
 亜衣菜はにこにこと笑って手を振って持ち場に去っていった。
 約束してしまった……と少し後悔するも、断るのも気が引ける。
 仕方ない。今日は我慢して付き合うか……と自分を納得させて昌芳も自分の持ち場に戻った。
 
 
「いやぁ……ね、この後うちに来るでしょ?」
 亜衣菜と二人、居酒屋へ行った昌芳は酷く酔っぱらっていた。
「うぅ~ん」
 亜衣菜に腕を取られ、誘われるまま彼女の部屋へ行く昌芳。慣れない室内で足元がふらふらとおぼつかなく、亜衣菜の肉体によろりと寄りかかってしまった。
 咄嗟に身体を離そうとするも、亜衣菜に腕を引かれぴったりと抱きつくような形になってしまう。
「うあっ! ご、ごめんなさいっ離れますッ!」
 驚いて離れようとする昌芳の身体に、ぎゅっと抱きつく亜衣菜。
「いいって! もっとこっち来て。ね? ほら、ベッドに寝ていいよ~。苦しいでしょ? 服も脱いじゃいなよ~」
「え、あ……え」
 亜衣菜に押し倒され、ベッドに寝転がる。酔って火照った身体にぴったりと寄り添う亜衣菜の柔らかい肉体。
 酩酊した思考で昌芳の手が思わず伸びて亜衣菜の腰を抱いてしまった。
「昌芳ってば、かわいい~」
 抱き締められた亜衣菜の瞳が、淫靡に光る。
 グロスのひかれた潤んだ唇が昌芳の顔の真ん前にあり、それは誘うようにうっすらと開かれた。
「あ、ま、前山田さん……」
「亜衣菜でいいって。ね、昌芳……」
 亜衣菜の光る唇が孤を描く。その唇に誘われて唇を重ねた。
「んっ……あ、いなぁ……さぅう……」
「はぁ……あっん……んぅ」
 ――柔らかい……亜衣菜さんの唇……
 唇の感触に溺れるように何度も何度もついばむと、口内にグロスとチューハイの味が広がる。
「んっ……昌芳ってば……もっと舌絡めてよぉ……」
 亜衣菜の唇が軽く離れ、妖艶に微笑む。
「し、舌って……そんな、こと……」
 戸惑う昌芳の首に腕を回して亜衣菜の薄く開いた唇のあいだから舌が伸びる。
 ぺろりと唇の舐められた柔らかい感触に背すじがぞくぞくと粟立っていく。
「あ、亜衣菜っ! 亜衣菜っ、うぅっ……んぶっ」
 舌の柔さに理性が砕け、覆いかぶさり舌を吸う。
 抱きしめた服のすきまから亜衣菜の肌を撫でる。
「ふふっ、んっ、いいねぇ昌芳、大胆。ねぇ、このまま……気持ちいいこと教えてあげるから、ね」
「んぉ、あ……亜衣菜っあ、あっうぅ……」
 亜衣菜はにっこりと笑んだ唇で昌芳の首筋と、鎖骨、乳首を吸い舐めてどんどん下へ下がっていく。亜衣菜の熱と重みが移動する感触が昌芳の呼吸を荒くした。
「あははぁ~……ちんぽすっごぉい……」 
 昌芳の下腹部まで来て、まるで愛おしいものにするように股間に頬ずりをする亜衣菜。
「んぁっ! あっ、ふ、ぅぅ……あん、なっあぁっ」
「昌芳ってばぁ、もうこんなバッキバキになってんじゃん」
 亜衣菜は、手慣れた様子で昌芳のズボンとパンツを下すと飛び出してきた陰茎に口付けた。
「んっ、ぷふ……んぅ、んっすっごぉ……汁、ドロッドロ」
 亜衣菜は嬉しそうにひとり言を言いながら、昌芳の勃起した陰茎をしゃぶり倒す。
「はぁぁっ! あっ、あっ、あいなっあいなぁっそれ、それっすごっすごいっ」
 根本を手でぐちゅっぐちゅっと扱き、鈴口に舌を這わせる。
 じゅぶっヂュッ、ぐちゅっ、じゅるるっ
「おぁぁぁ゛っ! あいなっ吸いっ、吸い過ぎっすごい゛っ! つよっお゛っゔっ、でるぅ゛っ!」 
 亜衣菜の口淫のすさまじさに、あっという間に果てる昌芳。
 じゅぶっ、じゅるるっ
 激しい吸引音と振動が昌芳の下半身に強い快感を与え続ける。腰がびくびくと跳ねあがり、背中が反った。
「あっ! あん、なぁっ……あん、亜衣菜さんっ! もうっあ゛っ」
 亜衣菜は口内に吐き出された精液を飲み干し、貪欲に昌芳の陰茎を吸い続けていた。
「なぁに? もう二回目イキそうなの? んじゃ、今度はこっちね」
 そう言うと亜衣菜は昌芳の上に跨ぎ、乗り上げて自身の濡れた膣を指で広げて見せた。
「ね、見て……昌芳のちんぽ食べたくて涎だらだらの、あたしのおまんこ……昌芳のちんぽ食べてイイよね? もう待てないの」
 亜衣菜はぺろりと舌なめずりをして、肉壺のフチへ昌芳の陰茎を擦りつけた。
 ぬりゅっぐちゅっ、くちゅっ
「あっんぅっ……昌芳のおちんぽ、あっついぃ……あんっ! は、入っちゃうぅ」
 くちゅっと音を立て、亜衣菜の肉壺は昌芳の勃起した陰茎を飲み込んでいく。
「んお゛っ! お゛っすごっ! い゛い゛っ! 亜衣菜すごいよおっ!」
「あっ! あったしもぉっいいよぉっ! 奥すっごいきもちぃぃっ!」
 ぬちょっぬちゃッ、ぐちゅっ
 昌芳の上で激しく腰を上下する亜衣菜。
 ぬるぬると愛液を湛えた肉壺のナカを、張りつめた肉棒で擦る快感に、昌芳は情けない声を上げている。
「おっ、ゔゔっぐ、うぅぁっ! あっでるっでるっもうでるよっあいなっ! ぁああ゛ッ!」
「あぁっ! いいっ! いいよっ出してっ! あ、ぁぁっ昌芳っいぃっ奥に出してぇッ」
「うっうぐっあんぁ゛っ! あ゛い゛な゛ぁ゛ッ!」
 どんどん早く、激しくなる亜衣菜の腰ふりで追いつめられた昌芳は、強烈な快感にあっという間に膣奥に精液を吐き出した。
「あっぁあっん……はぁっ、ふふっ昌芳ったら早漏じゃん。早漏ならさ、回数の方で頑張ってよね!」
「んお゛っ! あいなっ、あふぅ!」 
 亜衣菜は身体を倒して昌芳に抱きつくと唇を吸いながら腰を激しく振りたくった。最奥まで押し込まれた亀頭が子宮にくちゅっくちゅっ、と擦れる。
「あ゛ぁぁっ! あ゛い゛な゛っあ゛ぁ゛っゔゔっぐ、あ゛っい゛、なぁ゛っ!」
「あっあっ! いいっ! いいよぉ昌芳ィ゛ィ゛ッ! きもちぃぃっんっん゛ァァ!」
 亜衣菜の腰使いに釣られ、昌芳の腰がへコヘコと跳ねあがる。跳ねるたびに、肉棒がぬめる粘膜に擦れ、どんどんと陰茎が硬く勃ち上がっていく。
「またっ! また出るっうぐぅっあん、あいなぁっひぃっい゛ッ、い゛ぐッ……い゛い゛い゛ッ!」
 深い絶頂は昌芳の獣性をあらわにした。亜衣菜の腰を掴み、ゴロリと体勢を逆転させる。
「亜衣菜っ! あいなぁッい゛い゛よ゛っ! いいッ! 亜衣菜のナカすっげぇいいよぉッ!」
「あぁんっ! あっあっあっあぐぅッ! い゛い゛ッ! あぁっいいっ! すきぃ゛ぃ゛ッ」
 亜衣菜は脚を大きく開き、昌芳の腰に絡めるとへコヘコとはしたなく腰を振るった。
 きつく締まる膣内へ勃起した陰茎を叩き続ける昌芳は、犬のように荒く浅ましい息を吐き、また再びの絶頂に達した。



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