映画『BLUE GIANT』、ドラマ『ジャックフロスト』感想
いつもなら祝日は出勤日なのだが、今日は休みでした。今日はもう土曜日の気分だった。明日の仕事やる気ない。でも金曜日は『ジャックフロスト』があるので楽しみだ。
ちなみに水曜日はいつもより1時間くらい早く起きて『美しい彼シーズン2』最新話をキメて脳がアヘアヘした状態で会社に行っているのでいつもより心も体も軽いです。これがBL健康法…!?
映画『BLUE GIANT』感想(ネタバレなし)
ネタバレありにするとめちゃくちゃ長くなるのでネタバレなしの感想を書きます。
2023年1発目の映画鑑賞がこれです。原作未読。しかし同じ作者の『岳』という漫画は読んだことがあります。親が読んでいたので。
映画、超面白かった。内容が全然違うので比較するのもアレだが、『すずめの戸締まり』よりこっちのほうが好きです。もっとたっくさんの人に観てほしい。
とくに楽器をやったことがある人、軽音バンドなどの音楽ものが好きな人は絶対に観に行ったほうがいい。ちなみに私は中学のとき吹奏楽部でクラリネットを吹いてました。
演奏シーンの演出がすごい。映画館の音響で音楽を浴びろ。サックスのパコパコ音もちゃんと聞こえます。
3DCGがショボいところもありますが、気合入ってるところはちゃんとしているし音楽が良いので許せる。この映画の唯一の欠点がCGのクオリティがあんまり…な部分があるところです。逆にいえばそれしか欠点がない。
「ジャズやるべ」てきな、『スウィングガールズ』てきなキラキラした青春ものかと観る前は思っていたが、アツく、重く、そして青い、汗と涙と鼻水が飛び散るというな感じだった。想像してたより重かった。
まさかあんな展開になるとは。大と雪祈が付き合って玉田が「お前らなんかあった?」ってなんねえかな(腐並感)とか考えていたら雪祈があんなことになっちまってよお!
最後のほうはジャズバーのおばさんと同じ顔になりながら観てたわ。マスクが鼻水でびちゃびちゃになったわ。涙腺緩い人はハンカチとティッシュ持って行こうな。
主人公が強キャラだった。『岳』の主人公もこんな感じだったような気がするので作者が強キャラなんだと思う。
この映画の中で一番好きなシーンは、絶望しながらドラムを叩き続ける玉田です。音楽やったことある人は玉田の気持ちめっちゃわかると思う。
この映画、今年個人的ベスト1位になるかもしれない。とりあえず原作漫画読みたいと思った。
去年、2022年の個人的ベスト1位は『たぶん悪魔が』なのですが、これは公開が45年前なので、2022年公開の映画だと1位は『すずめの戸締まり』です。
ドラマ『ジャックフロスト』第1話感想
1話を3周したのでまた感想を書く。
冒頭の喧嘩シーン、律の誕生日なのだが律が何かをやらかして郁哉を怒らせたっぽい。
しかし頭を打ってポヤポヤしてる律のことをまだデレデレに甘やかしているので本気で律のこと嫌いになったとか別れたいとか思ってるわけじゃなさそう。
喫茶店のシーンで、律がさらっと「綺麗な顔してるから」と言ってるところが魔性の男ていう感じが出てる。律は過去に女や男を無意識に落としてきたんだろーなー。郁哉が律にデレデレになるのわかるー。
OPで、足でリズムを刻んでるの好き。
律が郁哉のことだけ忘れてるのは、律が郁哉にふられたから「郁哉のことを忘れたい」と思っているときに頭を打ったから本当にそうなってしまったのでは。
このドラマ、モノローグ(心の声)が無いので、役者の演技力が重要になってきます。いままで観てきたBLドラマは、主人公のモノローグがバリバリに入っていたので、なんだか新鮮です。
モノローグがないってことは演技で感情を伝えなければならんのですよ。モノローグがあるとキャラの心情がわかるので感情移入しやすくなります。逆にモノローグがないと演者の表情とかセリフとか挙動で視聴者がキャラの心情を察しながら見ることになります。そこで視聴者にわかりやすいように「俺はこうだからこう思った」みたいな説明台詞にすると萎えます。
つまりモノローグがないってことは、役者と脚本の実力がもろに出るってことなのでは? あと演出も大事だよね。例えばよくあるのが、嬉しいシーンは快晴で悲しいシーンは雨が降るとか。
前回の感想で、本田響矢には魚住真澄を演じてもらいたいと書きました。見知らぬ子どもたちの中に混じっても通報されなさそうな雰囲気を持っているので魚住役もいけると思いました。
ドラマ『アカイリンゴ』では情けない姿になっていた鈴木康介さんが、BLドラマの主演になるとイケメンになってるギャップがおもしろい。小宮璃央もな。この二人、『高良くんと天城くん』にも出演しているので『アカイリンゴ』と『ジャックフロスト』が終わったら観るわ。
BLで記憶喪失ものといえば、木原音瀬のCOLDシリーズがあります。このBL小説、失った記憶を思い出させないようにがんばっていたような内容だった気がする。読んだの7年くらい前なのでぼんやりとしかおぼえてないが。記憶を思い出すとちょっとまずいことになる…ので過去のことを隠しまくる。そして最終的に過去を思い出し(過去がバレて)、木原音瀬特有(あるある)の痛そうな展開(暴力描写)になる、ていう感じだったような気がする。
ちなみに私は木原音瀬先生のBL小説では『月に笑う』が一番好きですね。これ上下巻あるのですが、夜中に一気読みして読み終わったの朝5時とか6時だった。その日は夏休みで、窓の外が明るくてBL小説読んで朝チュンするという唯一無二の体験をした。私はもともと徹夜とか夜通し起きているとかできない体質だったので本当に夢中になって読んだBL小説だ。
てっぴ4コマ
MAMOクッションあるあるなのですが、頭を撫でていると思っていたら尻だったていうの一緒に寝ているとあるよね。