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2021年 03月の記事 (33)

しゅれでぃんがー 2021/03/30 22:55

消えない泡

 昔は吐き出す場所が無かったので、ツイッターでぐだぐだと長文を巻いていたが。最近めっきり呟かなくなった。話すことが無くなったわけではない。だが、Twitterでは話す気にならない。何故だろう。と、考えるまでもなく。答えは既に私の中にある。今日は、その話をしよう。


 私は二次創作小説を書いて、投稿掲示板に初めて投稿した日から。一度もこの名前を変えたことが無い。これは、未だ何も成したことが無い私の、数少ないささやかな誇りの一つだ。ネットではやらかしたり揉めたり燃えたら名前を変えアカウントを変え顔を変えキャラを変えて出直すのが当たり前だ。でなければ過去が追いかけてくる。本人は反省していようと、やり直すきがあろうとも。周りが、放っておいてくれない。勝手にべたべたまとわりついて、あること無い事まき散らしてまわり。心機一転とやり直していた人が築いたものを、ズタズタに壊して笑いながら去っていく。ここはそういう場所である。

 私は、何かを築き上げるたびに。限界が来たら自分で崩して、跡形もなくなったのを見届ける前に別の場所へ移動してきた。止める、と宣言して閉めたり去ったりしたこともあるし。ひっそりと自然消滅することもある。ただ、名前だけは変えなかった。名前まで変えてしまうと、今まで築いた物自体が本当に跡形もなく消えてしまう。そうなってしまえば、何かに対しひたむきに取り組んだ時間。ひいては築いた物それそのものが、幻の如く失われてしまうような気がした。

 積み重ねた時間は歴史となり、その歴史は文字に宿る。私がこれまで真剣に生きた時間は、格闘ゲームではe1という名前に。文字にはしゅれでぃんがーという名前に刻まれている。たとえ過去から遠く離れ、流れ流れてブログに文字を書き散らすような現状になった今でも。私は、私の歴史を。私の名前を見るたびに思い出す。今日まで辿った道筋を。忘れえぬたくさんの思い出を。たとえさらに時が流れ、みんなが私を忘れても。私は、私を覚えている。


 Twitterというのは気楽だ。ユーザーネームはあるにはあるけど、書いた文字がすぐに流れる。一日経ったら、もうどこにいったか分からなくなる。リツイートという機能も便利なものだが、だいたいの人間はこの機能に振り回されている。一連の流れのあるツイートの一つだけをリツイートして曲解を促したり。リツイートするもののその陰に隠れるように自論を振りかざしたり。暗に批判したり。自由気まま。好き勝手に自分や他人の言葉を都合良く悪用する。そしてそれがもとに諍いが起ころうと、それもすぐにツイートの海に消える。あの空間には、歴史が無い。全ての文字がシャボン玉のようにすぐ消えていく。

 活発に議論したりリプライを飛ばす人がいる。そういう人は語気が強くて、とても意識が高そうだ。だが、その人がどんな人か、Twitterのアカウントじゃ分からない。過去のツイートを全部読め、なんて言われると困ってしまう。自己紹介欄に書いてある文字がその人の本当の姿かどうかも分からない。正体の分からない人間と議論すること、中身の見えない人間のアドバイスや批判を真に受けることは。この世で最も意味と価値の無いことの一つである。

 あそこには文字こそたくさんあるが。ただ、文字があるだけだ。積もらず、折り重ならず、繋がり合わず、ぽつんぽつんと飛び石のように。140字ずつで点在するだけである。たった140字の文字に、人の歴史は宿らない。コミュニケーションツールとしては極めて優秀であり、自己表現の初歩としては非常に有用なSNSではあるが。他人と議論……までいかなくとも、話し合いをしようとしたとしたが最後。あそこでは最終的に、石の投げ合いにしかならないだろう。石ならまだましな方だ。これば罵声や汚物になってしまうと、もう目も当てられない。阿鼻叫喚の地獄絵図。あれよあれよという間に飛び火して、関わる人全員の顔が見えない。そのうち何が火種だったかもわからなくなり、有耶無耶のうちに全焼する。顔を隠した人間というのは、他人の文字を焼きたがるものだから。


 なので私は書きたいことは、後で読み返せて書いた文字が全てひとめで一覧できるブログに書くようになった。ここに置いてある文字は、全てが私を形作る心の欠片だ。読まれても、読まれなくてもいい。という考えにはまだ至れない未熟な身ではあるが。文字というのは、置いておくことそれ自体に意味がある。と、信じている。どうせ書くなら、消えずに残る場所に書きたい。

 文字を置き、書いた人の名前を書いておけば。その文字は、この名前と紐付けられる。そこに、私の価値が宿る。果たして価値があるのかないのか。とりあえずそれには、目をつむるとして。

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しゅれでぃんがー 2021/03/28 19:59

ネタメモ【Code://Eden】シリーズの根源に着手

【Code://Eden】(全体の世界観)――『Will』(全体の中心の話)
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 |――『Project://Alice』(生物兵器と教師の話)
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 |――『Refrain://Earth』(宇宙開拓時代後の地球の話)
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 |――『Aちゃんねる』(宇宙配信者たちの話)←これ

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しゅれでぃんがー 2021/03/27 20:30

流行り

 知らない場所を散策するのが好きで、それがこうじて写真を撮るのが趣味になった。見たことも無い景色、不意に映る、心に焼き付くような情景。それらをスマフォのシャッターに捉え、記憶と共に持って帰る。時々アルバムを見返すのが楽しい。

 昔の携帯電話には写真なんていう洒落た機能はついていなかったのだが、現代の技術の進歩は恐ろしい。想像もしていなかったことが現実に起こっている。今では、スマートフォンの無い生活など考えられない。地図アプリを片手に、住所を見ながら何処へでも行く。そのおかげで、最近では道に迷うことが無くなった。電車の乗り換えも乗り換えアプリで検索。数年間の利用により、今ではアプリが無くても知っている場所へは何も見ずとも行ける。技術の進歩が、私の能力を拡張しているようである。

 しかし、最近では別の意味で心に残る情景も増えている。仕事柄色々な町へ行くが、どこも酷い有様だ。商店街。シャッターだらけですべての店舗がテナント募集の看板付きなんて珍しくない。これが地獄か、と見まごうような光景である。仕事の昼休みにその土地の食べ物屋を探してふらりと入るのも趣味なのだが、最近ではコンビニとチェーン店ばかり。そのせいで飽きてきて、昼ごはんが楽しくない。なんとも悲しい現実だ。

 いまだに続く流行り病は、町の食べ物屋の息の根を軒並み止めてしまったのだろうか。刻まれた爪痕の深さに、静かな恐怖を感じている。ここで働いていた人々は、今、どうしているのだろうか。……明るい想像など、できようはずもない。だって、ある日突然仕事がなくなり、次の仕事を探す大変さ。徐々に資金繰りが立ちいかなくなり、金策に奔走する苦しみ。それを、私は知っているから。私にできることは、この方々の無事と生活の安定を祈ることだけである。まあ、私もどちらかといえば。祈られる側なんだけれど。


 こういった社会状態では、創作物というのは不況になる。なにせ、虚業だから。しかも、お金を稼いでくる人たちが、稼いだお金で買うコンテンツである。世の中に余裕が無ければ、娯楽を買う余裕もない。買ったところで仕事に忙しくて読んだり遊んだりする時間も無いかもしれない。だからこそ、肌身離さず持ち歩くスマフォ。それで遊べるソーシャルゲームが流行った。時間が無い。ならばガチャでプレイ経験を時短する。お金を払えば強くなれる。遊び方を圧縮する。終わったら次のゲーム、次のサービスへ。スマフォという一つのプラットフォームで、娯楽を使い捨てる。そしていよいよソーシャルゲーム自体が使い捨てられそうな時期に来ている。次の娯楽の形はどうなるだろう。興味深い。

 閑話休題。創作物の流行と、社会の流れは密接なつながりがある。ような気がしている。何故そう思うのか。拙いながら、自身の思考をなぞり、言語化してみよう。


 私はライトノベルと共に歩んできた側面があるので、それで見てみる。ライトノベルという言葉が無かったような時代に流行っていたのは『ロードス島戦記』、『フォーチェンクエスト』。そして『魔術師オーフェン』や『スレイヤーズ』だ。どれもこれも、純(に近い)ファンタジー。これらが流行った背景には、『指輪物語』があるんじゃないかと思っている。今まで日本では知られていなかったファンタジー文化。それが、受け入れやすい形で伝わってきた。それを下地にして、和製ファンタジーが興る。一つはやれば次々に同じだけれど違う作品がたくさん出てくる。そして、それは一つの大きな流れになった。

 『ロードス島戦記』自体はTRPGのリプレイ小説という変則的な作品ではあったが、あれもまた大きく装飾が施された創作小説なので含めさせてもらう。

 流れとしては、『指輪物語』の影響を受けた『ロードス島戦記』が流行り、その流れで『スレイヤーズ』や『フォーチェンクエスト』が出てきたという感じだろうか。詳しく研究したわけではないので正しくないかもしれないが。だいたいこんな流れのはずである。私も昔は(当時はお金なくて小説は買ってなかった)アニメで『スレイヤーズ』とか『魔術師オーフェン』を楽しく観ていたような気がする。あの頃のライトノベル業界は、勢いがあった。


 そこから、次は現代系。『ブギーポップは笑わない』、『灼眼のシャナ』などが出てきた気がする。ファンタジーが下火になり、流行りのファンタジー作品、というのがなかなか出てこなくなった頃。現代日本をファンタジーする、という異色のジャンルが出現した。下地はあくまでも現代社会。だが、起こる事象はファンタジー。その新しさに、人々は熱狂した。純ファンタジーを好む人たちはそれらを毛嫌いしたり、さげすむ人もいたようだが。新しい世代の消費者には、特に受け入れられていた気がする。「小説」と「ライトノベル」。この言葉の呪縛に縛られた人々の確執は、この頃に始まったのではないだろうか。

 由緒ある格の高い文学こそ至高という勢力と、革新的な熱を持つ新時代の読み物こそ究極という勢力。……という形容は極端な気もするが。お互いがお互いを忌み嫌っていたのは間違いないと思う。一般人がオタクを蔑むようなもんだ。何処の業界でも、こういったことはよくあるものだ。私としては、どっちも結局文字でしかないし。「小説」も「ライトノベル」も、形容する言葉でしかないと思っているけれど。

 この時代はとてもたくさんの物語が生まれた。『ゼロの使い魔』。『とある魔術の禁書目録』。『デュラララ』。『〇〇物語』系……いわゆる西尾維新作品。本当に多種多様。可能性に溢れた時代だった。


 そして、あの時代を象徴する作品。突如現れた彗星爆発。それが、『涼宮ハルヒの憂鬱』ある。あれは凄かった。現代日本を舞台としたリアル系かと思いきや。登場人物が宇宙人と未来人と超能力者。姿かたちは普通の人間なのに、ファンタジー要素の全部乗せである。この欲張りハッピーセットのような作品は、角川の第8回スニーカー大賞をかっさらい。大阪難波の大通りには、果ての見えないような涼宮ハルヒののぼりが立ち並ぶことになる。

 時代を真芯でとらえた設定。小説構造自体を使った叙述トリック。目新しさの塊だった。私も、一巻は読んで度肝を抜かれたのを覚えている。ただ、ああいった作品は第一巻が一番面白いもので。二巻以降は、延長戦。賞を狙った小説というのは、それ単体で完結しているのが普通なので。涼宮ハルヒもその例に漏れず、賞の為に全力を詰め込まれた作品だったから。二巻以降は、さして新しくない。残酷な話であるが。どれだけ書こうが、第一巻を越えることは不可能に近い。角川渾身のメディアミックス戦略でそれでも長生きしたけれど。最終的に、自然消滅するかのようにひっそりと消えてしまった。

 私はあれを、続きに困った作者がもうお金もあるからと延々引き延ばした末に続きを出す話自体が無くなったのではないかと思っていたりするのだが。どうなのだろう。真実は闇の中である。ただ一つ言えることは。週刊少年誌の大御所や、歴史上の人物が異世界でドリフターするような作品のように。長く休止してもライトノベル業界では待ってもらえないということだ。

 涼宮ハルヒについては最近、味のしなくなったガムをもう一回味付けするようにジュブナイル系の装丁で復刊された。私も読んでみた。表紙からオタク系要素を抜いて文学っぽい雰囲気にしたものの、中身は何一つ変わってない。丸写しというか、皮だけ変えた完全移植である。感想としては。角川かハルヒの作者さん。お金に困ってるのかなあ。だけだった。


 そして現代。純ファンタジーも和製ファンタジーもやりつくした。もう新しい分野が無い。どうしよう。『とある魔術の禁書目録』から発生した「最弱物」というジャンルで、『魔術科高校の劣等生』みたいなのも出てきはしたのだが。時代を作るほどには盛り上がらない。ライトノベル業界は、窮地に立たされていた。ここで台頭してきたのが「小説家になろう」である。賞を取って文庫化、という流れに限界が来た。だから、既に一定のファンがいるであろう作品を、市井から引っ張ってくる。スカウトというか、ヘッドハンティングというか。育てるのではなく、そのまま持ってくる。ある意味、ライトノベルというもの自体が、ここで終わったのかもしれない。ライトノベルと呼ばれた物は、「なろう系」という言葉に呑み込まれていく。武道の奥義が時を経て他流派へ吸収されるように。ライトノベルもなろう系という言葉に、薄まるように消えていった。

 なろう系にも色々ある……ように思うが。実際のところ、流行っている物の大枠としては一つしかない。それは、「異世界転生物」である。主人公は現実世界で死んで、ファンタジーに転生する。『ゼロの使い魔』の時代では、召喚だった。今はもう、召喚物は無い。「転生」する。そして、新しく人生を「生き直す」のだ。これは、現代社会を映す鏡である。どういうことかというと――みんな、「人生をやり直したい」のだ。それは言い過ぎか。だが、「やり直したいと思うほどに、順風満帆な人生を空想している。夢見ている」。それすなわち、「生きるのが苦しい」のだ。

 今が苦しいから、転生して楽しく生きる物語に感情移入する。召喚されて世界の危機に立ち向かう、では駄目だ。「死んで転生した自分」というのを、物語に投影する。転生という属性こそが、現代人にとっての癒しなのである。今の世の中は、創作物にすら生きなおしを求めるほどに病んでいる。


 転生系も最近はネタ切れか、特殊な職業の人間が特定の役職に転生した、だとかまで派生した。薬師とか、清掃員とか。色々あったと思う。そして最近は少しずつ、純ファンタジーへの回帰も見られる。『ゴブリンスレイヤー』なんかがそうだ。さらには、「ファンタジーの最弱系」のような作品も現れた。盾が武器だとか、回復魔法だけど最強だとか。単純な勇者物じゃなく、勇者っぽくない職業のキャラが勇者みたいなことをする作品。だが、こういう作品が出てくると、いよいよそのジャンルも掘りつくっしたというか。枯渇の気配が出てきていると私は思ってしまう。次の鉱脈を、出版社の方々は探しているのではないだろうか。


 商売において、売れたら全て正しい。だから、どんな作品であろうと、そんなものは邪道だ、なんて思ったりはしない。どんな作品でも、あるがままに受け入れられるのが健全な創作環境というものだと思っている。

 しかし。社会状態は回復の兆しが見えず。そして、転生物もネタの枯渇が見て取れるほどに極まってきた。今、ライトノベルと呼ばれるジャンルの小説は。これからどんな作品が流行るのか。社会と同様に、先が見えない。

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しゅれでぃんがー 2021/03/26 18:22

値段

 手間暇をかけて作られた物や、仕事。それには大きな価値が宿る。しかし、適正な値段を付けずに売ると、巡り巡って担い手を潰す。ゆえに、値段をつけるという行動は、とても大切な意味を持つ。


 セールが多いDL販売サイト。年末年始、春、夏、秋、冬。常に何かしらのセールが色んなサイトで行われている。なので、セール期間中にしか買い物をしない、という人もいるかもしれない。私は欲しい作品があったら、セール期間問わずさくっと買ってしまいがちだが。そんなことをしているとお金がいくらあっても足りないので、どうしても欲しい作品以外は、セールの時にまとめ買いしている。

 そんな話はさておき。色んな作品の定価を見ていると、不思議に思うことがある。自分の中でなんとなく、「高い」と感じる作品と「適正」と感じる作品があるのだ。これは、長編のゲームは除外するが、それ以外はだいたいおんなじだ。その値段というのは、「700円」である。同人作品として見れば、パッと見だと高いように感じるこの値段。しかし、私はこれをお手頃価格だと認識している。何故なのだろう、と気になって自問自答した。すると、こういう結論になった。


「店で売っている商品と同じ値段だから」


 自分で考えていて、まさしくこれだと納得した。どういうことかというと。本屋で売ってるライトノベルや小説(ジュブナイルポルノも含む)は、だいたいこのぐらいの値段。とらのあなやメロンブックスなんかで売っている委託同人誌もこれぐらいの値段。市場で流通している値段と一緒だから、DL販売でも700円(消費税を含めると770円)という値段に違和感が起きないのだ。

 だいたい20~30ページの同人誌。基本CG数20枚前後のCG集やデジタルノベル。それぐらいのCG数の短編エロゲ。これらが700円で売られていると、安くもなく高くもなく、丁度いい。そんな風に安心する。自分の作品に自信を持って、不当に安く売っていないんだな。と。何の関係もないただの消費者なのに、勝手に安心してしまうのだ。

 これ以上値段を下げるのであれば、110円で売るぐらいじゃないと意味は無いと思う。220円では、高い。値段でのアピールはワンコインだからこそ意味がある。そこを越えると、やっぱり引っかかってしまう。110円の違いが、大きな印象の変化を生む。それと同じで、880円にしてしまうのも良くない。高い。たかが110円。されど110円。私は好きだったシリーズの同人漫画が、固定客が付いたからか、それとも昨今の流行り病の影響か。770円が880円に値上げされた時。急に買う気が失せてしまった。好きなシリーズだけど、880円出すほどではない。この一冊に、果たして市場の相場を越える価値があるのかというのを無意識に考えてしまったのかもしれない。そして、これには無いと私の感性が判断した。ゆえに、買わなくなった。


 世の中には相場があり、その上で価値観が生まれる。市販のエロ漫画の値段がだいたい1000円~1500円なのは、決して高くない。むしろ安い。なにせ、どれもこれも300ページぐらいあって、装丁も凝っているからである。エロ云々を差っ引いても、あの値段は適正なのだ。それなのに、DLサイト上で世間一般の相場を無視した、または全く知らないような値段設定をしている作品をよく見かける。私はその時、いつも勝手に不愉快になったり心配になったりしている。

 大きなお世話は重々承知。けれど、やめられない。その値段設定のせいで売れなくて、その作品の作者さんが活動継続不可能になって消滅してしまう可能性を想うとはらはらしてしまう。だからこそ、高すぎず安過ぎず。大切に値段をつけて欲しいと思う。

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しゅれでぃんがー 2021/03/25 03:42

ウマ娘浅々攻略 ――リセマラから普通に遊べるようになるまでチャート――

 この攻略記事は【数日前にインストールしてから育成のパターン化】まで遊んだ人間のメモ書きである。なので基本的に私見しか書いていない。そのことを念頭に置いて読んでいただきたい。

 ゲーム面白いから遊んでるけど、良いカード無くてきついなーとか。育て方分からんくてムズいなー、って人向けに書いてるよ。


リセマラ候補

  • リセマラ方法
     チュートリアル終了後にタイトルへ戻る→オプションの項目にあるユーザーデータを消去を選択すると完了。私はこのことに気づかず三時間くらいアンインストールを繰り返していた。wifiじゃなければ即死だった……。

  • リセマラ候補
    SSRウォッカ
    SSRスーパークリーク

 理由は育成イベントで【好転一息】と【円弧のマエストロ】のヒントが貰えるから。どっちも【末脚】持ってるのもデカいね。どっちか片方引いたら育成の時はフレンドで借りたらいい(完凸推奨)。私は両方リセマラで引いたし、めんどいので完凸のフレンドは探してないけど。

 前者二つのスキルは回復スキルとしては超優秀。世間的にはマエストロ一強というのが定説だが、私としては別にどっちでもいいと思っている。理由は後述。

 リセマラではサポカードのみ引く。ウマ娘ガチャは極論引かなくても遊べるので、リセマラが終わってから貯まった石でちょっとずつ引けばいいだろう。無課金でサポカード完凸も厳しいから。私は前述の二枚を引いて、サポカード五枚をSSRで埋めた後にウマ娘ガチャへ切り替えた。


育成でのスキルの取り方

  • 前提知識
    中距離まで=回復1、ポジション1、残り加速と補助
    遠距離専門=回復2、ポジション1、残り加速と補助

 このゲームはスキルがたくさんあるので初見だとどうすればいいのか分からない。だが、遊んでいるうちにとあることをプレイヤーは学習する。それは

2400mまでなら回復1あればスタミナDでも息切れしない

 ということだ。マエストロがあるならE+でもいけるっちゃあいけるが、安定を取るならスタミナは最低Dまで上げよう。そして、息切れしないということは根性はそもそも使わないから無強化でいいことも分かる。そもそも他のトレーニングで少しだけど根性も同時に上がるから、なおさら根性単体をトレーニングで選択する意味合いが皆無だったりする。

 育成で回復スキルのヒントが貰えなかった場合は、スタミナはCまで上げたほうがいいだろう。それらを前提に考えると、長距離の場合は回復スキル無しならスタミナはBぐらい欲しい。まあ、回復スキルが覚えられなくて目標レースが勝てない場合は、潔く諦めたほうが早いけどね。

 ウマ娘の固有スキルが加速じゃ無い場合、加速スキル必須。ナイスネイチャなんかはそれのせいで序盤かなり苦しい。スタイルが刺しなのに能力足りないから3位まで上がれないケースが多数あった。ダイワスカーレットもかなり難しいね。固有が1位限定だから、必然的に逃げじゃないと勝てない。かといって回復スキルが無いと息切れするし、そもそもスピードを序盤からかなり上げないと逃げが失敗する。まあ、彼女たちについてはそれへの対策があるけど。後述。


育成方針

  • 優先順位
    スピード>パワー>賢さ>スタミナ>>>>>>>>>>>>根性

  • スタイル毎の大事なステータス
     逃げ   =スタミナ(D)、パワー(Cぐらいでいい)、残りは全部スピード
     先行、刺し=スタミナ(D)、パワー(B以上)、残りは全部スピード
     追込   =分からん
     ※長距離型は例外

 スタミナはCあれば中距離までだと大丈夫なので、回復スキル込みならDまで上げたらそれ以降上げない。長距離型だとスタミナをCにするだけで、あとは同じでいいと思う。

 逃げ型はそもそも最初から1位付近にいるから他のウマ娘たちを押しのける必要が無いのでパワーが要らない。Cか、もしかしたらDでもいいかも。覚えるスキルもとにかくたくさん速度スキルが積めたら強い。速度スキルが無い場合は、デバフを覚えたり良バ場とか道悪とかで誤魔化す。中距離までの娘はポイントが余ったからといって回復スキルを二つ取っても意味無いから注意。ポジションスキルも結局1位付近にいるからあんまり意味無し。【コンセントレーション】(スタートが得意になる)があると嬉しいかな、ぐらい。

 先行、刺しは前のウマ娘を抜かないといけないからパワーが必要。ポジションスキルも一つ以上は欲しいところ。あとはデバフと【ペースアップ】とか積めばいい。

 追込は育てたこと無いので分からんね。


育成での遊び方

  • 序盤から終盤までの流れ

 最初のレースまでにスピードをE以上にしておきたい。スピードとパワーの練習にサポートカードの娘たちが二人以上いる時はそれを選ぶ。賢さの練習に二人以上いて、スピードとパワーの練習に誰もいない時は賢さを選択。友情トレーニングがこのゲームは一番大事なので、全員の好感度を最大にするまでは好感度上げを優先する。逃げスタイルの娘ならパワーも上げずスピードor賢さで回すのもあり。

 体力は半分までなら練習の失敗率が0%なので、40%までなら賢さ練習で回復して体力を調整する。そのために、賢さがDぐらいになるまではサポウマ娘たちが賢さ練習にいっぱいいる時は積極的に選んでいく。

 逃げスタイルの娘は速度スキルが無い場合、純粋にスピードが低かったら刺しスタイルの娘に負けまくる。なので、逃げが成立するステータスになるまでは延々スピード練習。だいたいCぐらいまで上がればちゃんと逃げられる娘になる。そっから、スタミナをE+ぐらいまで上げて、回復スキル込みでURA優勝でDまで上がる程度に調整。パワーは私はそんなに大事だと思わないので、Cぐらいまでにした。

 スタミナE+、パワーCまで上げた後はずっとスピード練習。中盤から、スピード練習で友情が発動しないなら休んだり外出したりレースに出たり賢さ練習したりする。

 先行、刺しスタイルの娘たちも基本的な流れは同じ。多少スタミナとパワーの上げ方が違うだけ。これらのスタイルはそもそもスタミナすらそんなに必要無い。馬のスタミナって、私勘違いしてたんだけどさ。普通に走ってるだけだと殆ど消耗しないみたいだね。だから、スタミナ低くて回復スキル無くても結構勝つ。すごい。


 夏合宿の時は友情が発動するならスピード練習、しないなら賢さ練習でOK。スタミナやパワーが足りてないなら合宿中で一気に上げても良い。体力調整ができなかった場合は割り切って賢さ練習四連続でも充分。走るスタイルによって必要なステータスはある程度決まってるので、合宿では不足ステータスを上げるか、スピード練習と賢さ練習を連打するのが最良というのが私の結論だ。


 レースはG1にだけ出場すれば良い。スキルをいっぱい覚えたいので、勝てそうなG1は全部出場しよう。ファン数をレジェンドピッタリで調整したい場合は、URA予選と準決勝でファンが約3万、決勝勝利で約5万増えるから。URA開始までに24万人稼いでおけば良い。G2以下のレースはリターンが少なすぎるので出場しなくていい。

 なお、ハルウララのみ【適性が短距離だけしかない】のでG2位下のレースにも出場しないとそもそもクリアがキツいから注意。

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