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2020年 04月の記事 (12)

CG紹介



もんむすRPG終章でのイベントCGです

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仁王ツィクルス10:淀君

「では、妾の中に挿れよ……」
高級寝台の上で、あられもなく股を開いたのは――
この国の頂点に立つ太閤様の側室、淀君だった。
このようなやんごとなき方が、自分のような身分の低い舞台役者の前で股を開いている――
それには、人には言えない理由があった。

持ち前の美顔を武器に、舞台役者で身を立てていた男。
彼はある筋から、一風変わった仕事をもらった。
ある高貴な奥方が、欲求不満の身だという。
そこで、その奥方を抱いてくれないか――
その奥方は美しく、高額の報酬も保証するとのこと。
実はこの主の依頼も、過去に何度か例はあった。
副業として、かなりの額の報酬が期待できる美味しい仕事だ。
まして今回は、美しい奥方が抱けるという。
断るなど考えられなかった――
そんな軽挙が、この若者の命を縮める事になったのだった。
こうして役者が引き入れられた先は、なんと大坂城。
あれよあれよという間に、裏口から側室の部屋へと導かれた。
なんとその依頼の主こそ、淀君だったのである――

息を呑むような美貌と、脳までとろけるような色香。
己の秘部を無造作に見せつけながら、淀君は艶めかしい冷笑を浮かべた。
「何を戸惑っておる? 早く妾を抱け……」
「は、はっ……」
役者は寝台に上がり、淀君の前に進み出る。
すでに彼のモノは、濃厚な色香に当てられ限界まで張り詰めていた。
「ただし、妾を満足させる前に果ててしまったら……その命をもらうぞ」
「は? 今、なんと……」
「果てれば、命をもらうと言っておる」
淀君の冷たい目が、妖しい光を放ったように見えた。
今の言葉は、ただの戯れ言か。それとも――
「……こ、心得ました」
真意も測れないまま、役者は淀君に覆い被さる。
どんな男も振るいつきたくなる秘部に、己の亀頭をあてがった。
入り口はすでにぬめっており、吸い付くような感触があった。
「う、これは……!」
次の瞬間、役者は上擦った声を上げていた。
腰に力も入れていないのに、己のモノが淀君の肉壺へと沈み込んでいったのだ。
中はとろけるように熱く、折り重なった無数のヒダが役者のモノを舐め尽くす。
「ぐ……うぅ、あぁっ……!」
根元まで咥え込まれ、役者は悶絶していた。
これまで何人もの女を抱いてきたが、ここまでの快感は体験した事がない――
「一人で悦ぶでない……妾を愉しませよ」
顔を歪ませる役者に対し、淀君は冷たく言い放つ。
淀君の肉壺は、自然に男のモノを奥まで迎え入れる名器だった。
肉壁が絶えず蠕動し、奥へ奥へと侵入物を送り込む。
そして根元まで咥え込んだモノを、勝手に締め付けていたぶる。
膣内のヒダは非常に多く、これも自動的に男のモノへと絡み付く。
ゆえにどんな男も、淀君が何をするまでもなくたちまち果ててしまうのだ。
これでは性的満足感など、得られるはずもなかった。
「ほれ、何をしておる。腰を動かすが良い……」
「う……はぅぅっ……」
そう言われても、役者は己を持たせるだけで精一杯だった。
ごく僅かでも、動けば果てる――彼は、それを思い知っていた。
「こ、これ以上は……うぅっ!」
挿れてから、十秒も経たずに耳にする弱音。
これまで淀君が、何度となく耳にしてきた言葉だ。
こうなれば、もはや愉しめるはずもない――
「……お主も、駄目か」
呆れ顔で溜息を吐いた淀君は、意識的に膣内を締めた。
甘くうねっていた柔肉が、一気に役者のモノを圧迫する――
「はぅぅぅっ……!」
あまりに狂おしい快楽に、たまらず彼は悶絶し――
「あぁぁぁぁ……」
情けない声と共に、大量の精液を淀君の中へとぶち撒けていた。
何も出来ないまま、惨めに果ててしまったのだ――
「あぁぁ……も、申し訳ありません……」
「ふん……先に言ったな。妾を満足させられねば、命をもらうと」
さて、醜態を晒したこの男をどう処分するか。
肉を貪り食らうのも良いが、まだこの男のモノは肉壺の中にある――
「その精気、頂くとしよう……」
淀君の目が、妖しく輝いた。
その瞬間、役者ははっきりと悟る。
この淀君は、人ではない。何か別のものだ――
「まさか……あ、あやかし……」
役者がそう呟いた瞬間、淀君の肉壺が激しい収縮を始めた。
柔肉がじゅぶじゅぶと波打ち、ぎゅぅっと締まっては吸い付いてくる。
「あ……あうぅぅぅぅぅっ!!」
その際の快感は、人間の許容を遥かに超えたものだった。
役者は身も世もない快感に悶えながら、慌てて身を退こうとするが――
「……逃がさんぞ」
淀君の両足が、役者の腰へと回される。
挿入したまま足で抱え込まれ、もはや腰が退けなくなった――
「あ、あぁぁぁ……」
じゅぶっ、じゅぶっ……と脈打つように収縮する肉壺。
あまりの快感に、役者はたちどころに果ててしまう。
大量の精液が漏れ出ていくと同時に、体に脱力感が広がっていった。
不意に意識がぼんやりと薄れ、奇妙な感覚に包まれる――
「あぅぅ……こ、これは……」
「ふふ……お主の命を貪っておるのよ。
 妾の肉壺に精を出し尽くし、逝くが良い……」
「はぅ……うぅぅ……!」
猛烈な勢いで、淀君の肉壺の中に精気が搾り出されていく。
役者は何度も何度も果てながら、快楽に悶え狂い――
「ぁ……ぅ……」
射精を繰り返しながら、その頬はこけ、肌はみずみずしさを失っていった。
たちまち老人のように干涸らびた体となり、それでも絶頂を続け――
「……………………」
そして役者は哀れにも、干涸らびた骸となった。
淀君の肉壺に精気を全て貪られ、力尽きてしまったのだ――
「……つまらん。次の男を呼べ」
淀君は男の死骸を寝台から落とし、侍女にそう告げたのだった。



最初は、彼のような美男役者達に――
続けて、見目の良い素人の男達に誘いの声が掛かった。
城の裏口からは、多くの男達が側室の一室へと運び込まれていた。
そして、彼らの誰一人として戻っては来なかった。
淀君の戯れは、徐々に手を広げていき――
ついには、罪人までが側室の間へ呼び出されるようになるのである。

「……お主は、妾や亡き太閤様を侮辱する小唄を歌ったようだな」
本日、引き立てられてきた若き流しの歌手――
彼は公衆の面前で、自作の風刺歌を口にしたのだ。
しかもそれは、大坂では禁忌とされる権力批判。
太閤およびそれに連なる者への罵言は、重罪なのである。
「は、はっ……」
思わぬ大事となり、歌手は淀君の前で畏まるしかなかった。
「その小唄とやら、真に世を憂える気持ちで歌ったのか?
 それとも、お上叩きで受けを狙ったか……?」
「はっ……真に世を憂えております」
淀君の問いに、歌手はそう答えるしかなかった。
「ならば、歌え……妾の前で」
そう言いながら、淀君は腰を上げ――歌手の完全へと立った。
その甘い吐息が、届くほどの距離まで――
「で、ですが……御前で、そんな……」
「真に世を憂えるなら、妾の前で歌って聞かせよ。
 それとも、出来ぬというのか……?」
淀君が口を開くたび、甘い息が歌手の頬や耳元をくすぐる。
その魔性の囁きが、吐息が彼の情欲を掻きたてた。
「歌え……歌わねば、命を取るぞ」
「分かりました、では――」
歌手は覚悟を決め、息を吸い込んだ。
「夏の淀川、流れは緩し……」
そう歌い出す彼の股間に――
なんと、淀君は手を伸ばしてきた。
「な、何を……!?」
「歌い続けよ……歌わねば、命を賜る」
「はっ……うかれて騒ぐ、ものものの……」
困惑しつつも、歌手は歌うしかなかった。
さらに淀君は、履き物の上から彼の股間をさする。
大きくなったモノは、履き物越しにじっくりと撫でられた。
「う、うぅ……花よ月よと……と、豊臣の……」
「どうした? 歌えぬのか……?」
耳元でそう囁きながら、淀君の手は履き物の中へと侵入してきた。
そして、大きくなったモノをぎゅっと握る。
「猿関白の……はぅぅっ!!」
滑らかな掌が、彼の分身をじんわりと圧迫した。
その手の温もりが、言い様のない快感を与えてくる。
「あ……あぅ、はぅぅ……」
「歌えぬなら、命はいらんな……」
「う、歌います……茶々の茂るは……あぅぅっ!」
淀君は、モノを握り込んだ手を動かしてきた。
小刻みに、上下に扱き上げ――じっくりと快感を与えていく。
「見るに付け……あ、はぅぅ……」
「どうした? 満足に歌えぬか……?」
「て、天守に……あぅ、はぅぅ……」
淀君は、モノを扱く手を徐々に早めていく。
もはや歌手は、言葉さえ紡げない有様だ。
「命が惜しくば、歌え……」
「お……あぁぁ、うぅぅっ……」
しかし歌手は、もはや全く歌えなくなっていた。
指の輪が雁首を上下し、腰が抜けるような快感を与える。
淀君に身を寄せられまま、彼は体をぶるぶると震わせ――
「で、出る……あぅ、あぁぁっ……」
そのまま、淀君の手に大量の白濁を吹きこぼしてしまった。
脈打ちながら精を吐き出す肉棒を、淀君はなおも手指で弄ぶ――
「うぁ……あ、あぅぅっ……」
そして射精が終わるまで、彼のモノは艶めかしい指遣いでまさぐられた。
精を出し尽くし、歌手はすっかり体を弛緩させていた。
淀君の甘い手淫で、骨抜きとなってしまったのだ――
「ぁ……ぅ……」
「歌えぬか……ならば、命をもらおうぞ」
淀君は、歌手のモノから手を離す。
その白魚のような手指には、たっぷりと子種が粘り着いていた――
「ちょうど妾は、小腹が空いておる……その肉、頂こう」
淀君の目が、妖しい光をたたえた。
そして、その体が徐々に変化をきたしていく。
腰から伸びる何本もの尻尾、そして肥大していく肉体――
「ひ……あぁぁぁぁ――!!」
歌手が最期に目にしたのは、九つの尻尾を揺らす巨大な獣の姿だった――



大坂城に入った男達が帰ってこない――人々は、そんな噂を囁き交わした。
徳川方が流したデマとして、耳を貸さない者達もいた。
そして今日も、様々な男が淀君の部屋へと招き入れられたが――
性豪と称する男は、淀君の肉壺の中で三度腰を振れずに果てた。
いかなる誘惑もはねのけると豪語した高僧は、口付けの技でたやすく骨抜きになった。
我慢には自信があると自慢した武者は、胸の谷間で何度も白濁を撒き散らした。
剣とモノの両方で百人斬りを成し遂げたという侍は、淀君の口技で幼児のように泣きじゃくった。
誰も彼も、口だけのつまらぬ男ばかり。
淀君の欲求不満は満たされず、そして男達は貪り尽くされた。



「つまらぬ……次の男を呼べ」
そして、淀君の部屋へと通されたのは――
おそらく元服さえまだであろう少年だった。
「まだ小僧ではないか……どういう事だ?」
淀君は鼻を利かせたが、オスの臭いさえしない。
男の選定も、最近は下に任せていたが――
精通さえまだの小僧を寝室に呼んで、どうせよと言うのか。
「小僧、何をしに来た? 妾が何を望んでいるか、分かっているのか?」
「その……母ちゃんが病気でお薬がいるんです。
 高貴な奥様を喜ばせれば?大金がもらえるって聞いて……」
「やれやれ……」
悦ばせる、の意味さえ理解していない少年。
呆れ顔の淀君だったが、徐々に嗜虐心が湧いてきた。
この小僧を、過ぎた快感で虐めてやるのも面白かろう――
「なるほど……薬のために金が必要か。
 ならば妾との勝負に勝てば、大金をくれてやろう」
艶めかしい笑みを浮かべ、淀君はそう切り出した。
「だが、お主が負ければ……妾が食ろうてしまうぞ」
「ひっ……!?」
淀君の目が、獣染みた光を放った気がした。
少年は思わず、身をすくめてしまう。
「これより、妾がお主をいじめてやろう。
 三度お漏らしをすれば負け、しなければお主の勝ちよ」
「お、おもらしを……?」
少年が最後に布団を濡らしたのは、三歳の時。
それ以来、お漏らしなどした事はない――
「男の子なのだから、お漏らしなど我慢できるであろう。
 妾との勝負、受けてみるか……?」
「わ、分かりました……受けます!」
よく分からないが、お漏らしを我慢できれば良いらしい。
きっとこの高貴な姫様は、自分を脅かしたり怖がらせたりするのだろう。
いくら脅かされても、三度も漏らすはずもない。
これで、母の薬を買うことができる――

「ふふ……では、妾の側に寄るが良い」
「は、はい……」
意味も分からないまま、少年は淀君の寝台に上がった。
すると淀君は、少年を慈しむように抱きすくめてくる。
柔らかな体と甘い温もり、そしてとろけるような芳香――
少年はうっとりとした心地で、淀君の胸に抱かれた。
怖い事をされると思ったが、甘やかしてくれるなんて――
「はぅぅ……」
淀君に抱かれながら、少年は股間の未熟なモノを膨らませた。
その濃厚な色香は、彼に雄の本能を呼び覚ましたのだ。
「ふふふっ……」
胸に抱いた少年の頭を優しく撫でつつ、膨らんだ股間に手を伸ばす。
まずはこの手指で、精通に導いてやらねばなるまい――
「幸福に思うが良い……妾が導いてやろうぞ」
「えっ……?」
淀君の柔らかな掌が、じんわりと少年のモノを握る。
大人のモノの半分程度しかない、まさに子供の持ち物だ。
こんな小さなモノから、子種を搾り取る――
淀君は、背徳的な悦びを覚えていた。
「はぅぅ……な、何を……」
一方少年は、突然に股間の大事なモノを触られて困惑していた。
しかも淀君の掌に握られていると、じんわりと不思議な感覚がこみ上げる。
思わず腰の力が抜けるような、不思議な心地だ――
「では、行くぞ……忘れるな、お漏らしは二度までよ」
淀君は、陰茎を握った手を上下し始める。
じんわりと握力を加えながら、摩擦刺激を繰り出し――
男が悦ぶ刺激を、少年の未熟なモノへと与えたのだ。
「あ……うぅぅ……」
たちまち少年は、ぶるっと体を震わせた。
淀君の手が、彼の分身に男の悦びを刷り込んでいく。
少年はわけも分からないまま、未知の快感に悶えた。
「あぁぁ……おちんちん、きもちいいよぉ……」
「ふふ……」
巧みに肉茎をまさぐり、扱きあげながら――
淀君は、少年の唇を己の口で塞いだ。
「ん、んんんっ~!」
突然の接吻に、少年は目を白黒させる。
さらに淀君は、艶めかしい舌を少年の口内へと割って入らせ――
甘い唾液を送り込みながら、ねっとりと舌同士を絡ませた。
「ん……んんん……」
技巧を凝らした淀君の口付けに、少年はますますとろけてしまった。
その唇の、舌の送り込む悦びに、みるみる体の力が抜ける。
そうしている間にも、淀君の手指は彼のモノに刺激を与え続け――
少年に、これまで体験したことのない甘い快感を味わわせる。
そして――
「う、あぅぅっ……!」
ついに、甘い快楽が頂点に達する時が訪れた。
淀君の手の中で、少年のモノがひくひくと脈打ち始める。
「な、なにこれ……あぁぁぁっ!」
小さな肉茎がびくびくと脈動するたび、びゅるびゅると白濁液が噴き上がった。
訳も分からないまま、昇天しそうなほどの甘い放出感――
「ふぁ……あぁぁぁ……」
これまでの人生で最も気持ち良く、最も幸せな瞬間だった。
こうして彼は淀君と甘い口付けを交わしたまま、その手の中で精通を迎えたのである。
「ふふ……一回目のおもらし、よな」
唇を離し、淀君は不敵な笑みを見せた。
その掌は、少年が生まれて初めて放った濃厚な白濁液にまみれている。
べっとりと、淀君の手指を汚す白い体液――
少年は、あれを自分が放ったなどとは信じられなかった。
「お、おちんちんから……白いオシッコが……」
「これはオシッコではないぞ……お主の子種よ」
「こ、子種……」
白濁で汚れ、まだ固いままの己のモノ――
自分の体に起きた変化に、彼は混乱しきっていた。
ともかく少年は、これで一回漏らしてしまったのだ。
あと二回漏らせば、勝負は負けとなる――

「さて、次はどうするか……」
呆然としている少年を、淀君は嗜虐の目で眺め――
次は、口技で虐めてやる事にした。
当然ながら、淀君は舌や口の技法も卓越している。
並の男など、咥えたまま十回は吐精させて失神に追い込めるほどだ。
ましてや、たった今精通を迎えたばかりの小僧など――
逆に、秒殺させない方が難しいくらいである。
「では、勝負を続ける。その小さなモノを咥えてやろうぞ……」
「く、咥えるって……」
困惑する少年の股間に、淀君の頭が割って入る。
そして、精液にまみれた亀頭に舌を伸ばし――
艶めかしい舌先が、れろり……と先端に這った。
「はぅぅっ……!」
そのくすぐったいような刺激に、少年は腰を退こうとするが――
すかさず淀君は彼の腰を両腕で抱き、逃げられないようにする。
そのまま、ねっとりと亀頭に舌を這わせていった。
唾液をたっぷりと乗せた舌の腹で、べろりべろりと舐め回す――
尿道口から裏筋まで、少年のモノは唾液でまみれていった。
「れろ、れろっ……れるれる、れる……」
「はぅ……あ、あぅぅぅっ……!」
自分の分身が艶めかしく舐め回され、少年は快楽に悶えていた。
これでも淀君は、肉茎に強い刺激を与えないよう気を払っている。
少しでも加減を間違えれば、少年はすぐさま果ててしまうだろう。
ゆえに、肉棒の表面のみを優しくれろれろと舐め回すのだった――
「れろれろ、ねろっ……れるれる、じゅるっ……」
「あ、あぁ……ふぁぁぁ……」
それでも、少年は淀君の舌遣いに追い込まれていく。
亀頭から根元まで、すっかり甘い唾液にまみれ――
より強い刺激を求めて、幼い肉茎はひくひくと脈打っていた。
「んんっ……分かっておろうな、あと二度漏らせば負けぞ……
 れる、れる……じゅるるるっ……」
「ふぁぁぁぁ……」
腰が抜けそうな快感に、少年はなすすべもなく悶えるしかなかった。
肉棒全体が唾でドロドロにされ、ねっとりと舌が這い回り――
甘い快感が、少年を絶頂へと追い上げようとしている。
これではまた、さっきの白いドロドロが漏れてしまう――
「はぅぅぅっ……」
「くく……そろそろ頃合いか」
このまま舐めているだけでも、少年は限界を迎えてしまうだろう。
ならば一気に、技を使って仕留めてやろう――
「では……これで果てよ」
淀君は亀頭に軽く口付けをすると――その口の中に小さなモノを咥え込んだ。
「ひぁっ……!」
肉棒を包む唇と口内粘膜、そして絡み付いてくる舌。
その温もりとヌメヌメ感は、まさに天国の快感だった。
さらに仕上げとして、淀君は肉棒をじゅるじゅると吸い上げ――
そのまま、唇をじゅぶじゅぶと上下させた。
内頬も舌も、口内の粘膜全てを肉棒を扱くのに使う。
そのまま猛烈に吸い上げる、男殺しの口技を使ったのだ――
「あぅ……はぅぅぅぅ~~!!」
ひとたまりもなく、少年は淀君の口内で果てた。
肉棒はびくびく脈動し、その口に粘っこい精液がドクドクと吐き出される。
舌はねろねろと、射精中の亀頭にまとわりつき――
あまりに甘く、狂おしい快楽に少年を浸らせた。
「あぅ……はぅぅぅ……」
一度目の精は淀君の手に、二度目の精は口に――
これで彼は、二度も精を漏らしてしまったのである。

「くく……あと一度のお漏らしで、お主の負けよな」
口の中に出された子種を飲み干し――
少年のモノから口を離すと、淀君は白濁で汚れた口元を指先で拭った。
快楽の残滓に脱力しながらも、少年は危機感を抱く。
あと一度、あの白いドロドロを漏らしてしまえば――
薬を買うお金はもらえず、この姫様に食べられてしまうというのだ。
「う、うぅぅ……」
いよいよ後がなくなった少年の目に、涙が滲む。
その様子に淀君は、ますます情欲を昂ぶらせた。
最後の一回はどのように搾るか、もはや考えるまでもない。
自慢の肉壺で童貞を奪い、女の味を教え込んでやるのだ――
「では、いよいよ……お主を犯してやるとしようぞ」
淀君は、少年を寝台の上へと押し倒す。
彼はすっかりなすがままで、淀君の下で仰向けとなった。
その小さな体をまたぎ、膨らんだままのモノに手を添え――
「よく見るが良い……妾のここに挿るのだぞ」
そして、亀頭を己の膣口へとあてがった。
その様子を少年は、強張った目で凝視している。
こんなに小さくても、本能的に性行為の何たるかを悟っているのだろう。
淀君は、ひときわ艶めかしい笑みを見せ――
そのまま腰を落とし、その肉壺で少年のモノを咥え込んだ。
「あ、あぅぅぅぅ~~!!」
次の瞬間、少年はあらんばかりの悲鳴を上げる。
どんなに小さく未熟な男茎であろうと、淀君の名器は容赦しなかった。
それは、侵入物を自動的に仕留めにかかる魔性の肉壺だった。
重層的に折り重なったヒダが、亀頭や竿を一斉に舐め回す。
肉壁はじゅぶじゅぶとうねり、収縮を繰り返しては陰茎を締め上げる――
「う……あぁぁ……」
残酷なまでに強烈な快感は、少年からあらゆる感情を奪った。
呆然とした表情で、びくんびくんと腰を震わせ――
「あぁ……はぅぅ……」
あっという間に、甘美な脈打ちが始まった。
淀君の肉壺に咥え込まれたモノが、悶えながら白濁を吐き出したのだ。
少年はあっという間に魔性の名器に仕留められ、童貞を散らした。
それこそ、まさに淀君の目論見通り。
この少年の初体験を、惨めで情けないものにしたかったのだ――
「はぅ……うぁぁ……」
少年は淀君に犯されたまま、びくびくと体を痙攣させ――
そして、最後の一滴まで肉壺の中に子種を注ぎ込んだ。
彼は一瞬で童貞を失い、惨めに果ててしまった。
これで三度精を漏らし、少年は勝てるはずもない勝負に負けたのである――

「ふふ、三度も漏らしたぞ……妾の勝ちよな」
「あ、あぁぁ……」
これで、母の薬を買う金はもらえない――
そんな落胆よりも、恐怖感の方が先に立った。
目の前で、目を輝かせる淀君――
彼女から、人外染みた怖気を感じていたのだ。
「言ったよな、妾が勝てばお主を食らうと……」
「ひっ……!」
ますます強くなる、獣の怖気。
目の前の存在は、人ではないと確信する。
「その美味そうな肉、しかと味わわせてもらうぞ……」
淀君の腰から、九本の尻尾が伸び――
その体は、巨大な獣と化していった。
人を惑わし、国を傾ける大妖――
淀君に取り憑いていた九尾の狐が、その正体を現したのだ。
「あ、あぁぁぁ……」
少年は寝台の上で腰を抜かし、恐怖のあまり逃げる事さえ出来ない。
ただ巨獣を見上げ、引き攣った顔を見せるのみだった。
その様子を見下ろし、九尾の狐は舌舐めずりをした。
れろり……と、肉厚の舌がその口を這う。
「さあ、丸呑みにしてくれよう……」
「た、たすけ……あぁぁぁ……」
少年の眼前に、九尾の巨大な舌が迫り――
べろぉり……と、その体を舐め上げた。
「はぅぅっ……」
唾液をべっとりと塗りつけるような、挨拶代わりのひと舐め。
色香のこもった唾液の甘さは、獣と化しても変わらなかった。
そして、それよりも濃く放たれる獣の淫臭。
少年の恐怖心は薄れ、うっとりした気分になった。
むせ返りそうな甘さにまみれ、脱力してしまう――
「ふふ……妾の獣臭にあてられ、無防備になってしまったか。
 恍惚に浸りながら、我が胃袋に収まるが良い……」
九尾の舌が、少年の足を巻き上げる。
まるで、大蛇が獲物の体を巻き取っていくように――
肉厚の舌が、足から腰へと小さな体を覆い込んでいった。
「ふぁ……あぁぁ……」
そして少年の下半身は、獣特有の突き出た口に咥え込まれる。
じゅるり、じゅるりとその身を味わいながら――
「歯は立てぬ……傷付けぬまま丸呑みにしてやろうぞ」
「はぅ……あ、あぅぅ……!」
九尾の口内でしゃぶりたてられながら、少年は悶えた。
舌がヌラヌラと彼の股間を舐め回し、小さな肉茎を弄び――
「あぅ……はぅぅっ……!」
下半身を九尾の口で咥え込まれながら、少年は絶頂してしまう。
その巨大な口腔に比べれば少量の体液だったが、それでも九尾を悦ばせた。
「くく……むしゃぶられながら、果てたか。
 獣に食われて漏らすとは、恥ずかしい小僧よのう……」
「はぅ……あぅぅぅ……」
体を弛緩させる少年の体を、舌で弄びながら啜り込んでいく。
そして、ついに彼の全身が口内へと啜り込まれ――
「た、たすけ……」
「むぐ……んっ……」
ごくり……と、少年の体は嚥下されてしまった。
食道を通り抜け、九尾の胃袋へと送り込まれる。
甘い消化液に満ち、快楽のままに獲物をとろけさせる捕食器官へと――
「ふぁ……あぁぁ……」
少年の小さな体は、胃袋の中で生温い消化液に浸ってしまった。
体をねっとり溶かされながら、彼はみるみる恍惚に蝕まれていく。
男の悦びを知ったばかりの肉茎が歓喜し、どぷどぷと子種を漏らし続け――
甘美な快感を味わいながら、消化液の中でとろけていき――
「ぁ……」
胃の中で溶かされてしまうまで、そう時間は掛からなかった。
少年の体は消化され、九尾の養分となってしまったのである――

「ふふ……人間の子供は格別の味わいよ」
女人の姿に戻り、淀君は口元を拭う。
捕食はもちろん、少年をいたぶるのも十分に愉しめた。
次からは、少年もここに連れてくるよう下に命じておこう――
また新しい愉しみを知り、淀君は満足だった。
こうして百人以上もの少年が淀君の毒牙に掛かり、貪られる事となるのである。
焼け落ちる大坂城に、彼女が消えるその日まで――



***

これで、仁王SSは終わりです。
明日はもんむすRPG終章のイベントCG(非エロ)を
2枚ほどアップしようと思っております。

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仁王ツィクルス9:濡れ女

濡れ女――それは、人面蛇体の女あやかし。
腰から上は艶めかしい女性のものだが、ただし腕はない。
下半身は大蛇そのもので、その身は艶めかしく濡れそぼっている。
豊満な乳房に長い黒髪、艶めかしい唇から覗く蛇舌――
その蠱惑的な外見に、思わず惑うもののふも多い。
このあやかしは、溺死した女性が化けて出たものだという。
水辺や雨の日に出没し、深い妄念から生者を襲うのである――

とある雨の日。
濡れ女は巣穴の洞窟から出て、獲物を探す。
その前に自ら現れたのは、槍を手にした軽装の男。
しかし見るからにおぼつかない雰囲気で、濡れ女を前に戸惑っているのが分かる。
それもそのはず、男が今まで相手をしてきたのは餓鬼などの低級妖怪。
濡れ女ほど強力な妖怪に相まみえるのは、これが初めてなのだ。
だが、槍の男が戸惑い気味だったのはそればかりではなかった。
濡れた蛇体をくねらせる、艶めかしい女あやかし――
その蠱惑的な姿は、若い男の気をそぞろにするに十分だった。

「そりゃぁぁ!!」
軽装の男は、槍を繰り出し突進する――あまりにも大振りで、迂闊な一撃だ。
簡単に見切れるその攻撃を、濡れ女は身軽に動いて避けた。
そしてすぐさま、身をくねらせて男に飛び掛かる。
彼は大技を繰り出した直後で対応できず、そこに濡れ女の蛇体が迫り――
ぐるぐると、たちまちにしてぬめった蛇体で巻き上げられてしまった。
「う、ぐぅっ……!」
足から胴、そして肩まで――
女あやかしに巻かれ、みっちりと締め上げられる男。
その圧迫感は、男の戦意を奪うのに十分だった。
蛇体にはみっちりと筋肉が詰まり、とぐろの中の獲物を締め嫐る――
「ふふふっ……」
それはまさに、濡れ女による死の抱擁。
このまま締め上げて絞殺するも良し、噛みついて咬殺するも良し――
濡れ女は男に巻き付き、その生殺与奪を握って優越感に浸った。
くすくすと、艶めかしい笑みが口から漏れてしまう。
一方、男はもはや観念してしまったのか――
とぐろの中で体の力を抜いてしまった。
そればかりか、濡れ女の豊満な胸の谷間に顔を押しつけてきたのだ。
「うぅぅ……」
戦意を喪失した男は、浅ましくも女の温もりを味わいながらの最期を選んだ――
いや、ほとんど本能的な行動だったのかもしれない。
その乳房に顔を埋めながら、身を委ねてしまう男――
彼の命運を握った濡れ女に、嗜虐的な心持ちが湧き上がる。
この情けない男を、自らの乳の中で果てさせようと思った。
そこで、とぐろに力を込めながら――よりきつく、豊満な胸を男の頭へと密着させる。
いや、胸の谷間で顔面を挟み込むに等しい。
「う、うぐぅぅっ……!」
柔らかく温かな乳房が、男の口や鼻を塞ぐ。
胸の谷間で窒息させられながら、男は身を震わせて悶えた。
しかし濡れ女の蛇体は男の体をぐいぐいと締め上げ、決して逃げる事を許さない。
そうしている間に男の酸素は少なくなり、不思議な事に奇妙な恍惚感を味わっていた。
酸欠が見せた幻か、まるで男は天にも昇るような快感を味わったのだ。
濡れ女の乳房で窒息させられながら、彼は体を痙攣させ――
その時、男の股間のモノが膨らんでいる事に濡れ女は気付いた。
彼の分身は腰を巻き上げる蛇体に押しつけられ、びくんびくんと脈動を繰り返している。
しかし構わず、濡れ女は男を抱擁する蛇体に力を込め――
乳房に挟み込んだ男の頭を、決して逃がさず――
その責めは、男が力尽きるまで続いた。
惨めなのか、本望なのか――彼は、濡れ女の乳房で窒息死させられたのである。
蛇体の拘束を解き、男の屍を打ち捨てる――
ふと濡れ女は、己の蛇体の一部が白濁した液でべっとりとぬめっている事に気付いた。
男が締め上げられながら、射精してしまったのだ。
命を奪われながら大切な種汁を漏らすとは、なんと滑稽な事か――
「うふふっ……」
己の蛇体を汚す白濁に舌を伸ばし、濡れ女はれろれろと舐め取る。
そのまま舌先で精液を舐め清め、ごくりと飲み込んでしまった。
死んだ男の子種は、少し甘い味がした――
「ふふ……うふふふふっ……」
男の命を奪い、子種まで餌にしてしまうという優越。
彼の全てを支配してやったという愉悦。
この日、濡れ女は男を弄ぶ悦びを覚えたのだった――



同じ日、別の若武者が濡れ女に挑んできた。
彼女には与り知らぬ事だったが、今は戦乱の時代。
あやかしを退治し名を上げようという男達が、あちこちに溢れていたのだ。
残念ながら、彼らの多くは腕が伴っておらず、退治どころかあやかしの腹を膨らませる始末。
この日、濡れ女の前に立った二人目の男もそうした愚者に大差はなかった。

「てりゃぁ!!」
そして不思議なことに、この手の男達の行動は判で押したように同じだった。
先手必勝とばかりに繰り出してくる、隙だらけの大振り。
濡れ女は難なくその一撃を避け――そして、隙を晒している男に飛びついた。
彼の体を、一気に蛇体でぐるぐると巻き上げる。
足から肩までぎっちりと、動けないように――
「し、しまった……!」
たちまち男は、濡れ女のとぐろに囚われてしまった。
そのままぎっちりと締められ、苦痛と被虐感に上擦った声を上げる。
蛇体に力を込めるたびに、男が苦痛の声を漏らす――
その様子に、濡れ女は嗜虐心を満足させた。
そして、ひとしきり締め上げると――
「う、うぅぅ……」
とぐろの中で脱力している男の股間が、膨らんでいる事に気付いた。
さっきの槍の男と同じく、自分に巻かれて勃起させているのだ――
「うふふふっ……」
濡れ女は、ますます嗜虐心を昂ぶらせた。
今度は、膨らんでしまった男の分身を嫐りたててやるとしよう――
濡れ女は男の腰を巻き上げた蛇体をずらし、大きくなった肉棒を引きずり出した。
その上に、どっしりと自身の大きな乳房を押しつける。
「な、何を……うぁぁっ!」
たちまち男のモノは、豊満な胸の谷間に挟み込まれてしまった。
粘液でぬめりながらも柔らかで、艶めかしい感触に包まれてしまう――
「こ、こんな……あぁぁっ……!」
「うふふふっ……」
そのまま濡れ女は、上体を艶めかしくくねらせてきた。
その動きに従って豊満な乳房が揺れ動き、挟み込んだ肉棒に甘い刺激を与える。
たぷん、たぷんと弾力たっぷりに男のモノを押し潰す乳房。
男は濡れ女に巻かれたまま、天にも昇るような心地を味わい――
「はぅぅぅっ……!」
たちまち彼の分身は、胸の谷間に大量の白濁を撒き散らした。
それでもなお、濡れ女は男のモノを胸に挟み込んだまま上体を動かし続ける。
乳房で、男の股間全体を押し潰すように――そのまま、ぐりぐりと左右に揺さぶるように。
男のモノは胸の谷間で揉みしだかれ、こね回された。
「も、もうやめ――はぅぅぅっ!!」
男はとぐろの中で悶えながら、胸の谷間で何度も何度も果てる。
たっぷりと吐き出された白濁液が、胸の谷間から垂れ落ちる。
にもかかわらず――いや、むしろ出せば出すほどに濡れ女の責めは激しくなった。
「た、たすけ……うぐ、うぅぅっ……!!」
柔らかな乳の与える快感と、蛇体で締め嫐られる苦痛。
男は悶え狂いながら、何度も何度も絶頂に至り――
「ぅ……ぁ……」
そして十回以上も乳の中で果てた後、その命を手放した。
あまりにも激しい濡れ女の乳責めで、衰弱死してしまったのだ――
「うふふふっ……」
胸の谷間ばかりか、乳房全体をべっとりと汚す男の精液――
子種を全て吐き出させ、命を奪ってやっとという支配感。
乳を子種にまみれさせながら、濡れ女はくすくすと笑ったのだった。



男を搾り殺した直後は、優越と満足に満たされる濡れ女だったが――
しばらくすると、すぐに心の渇きに襲われた。
もっと男を嫐りたい――
弄んで、搾って、支配したい――
さらに濡れ女は行動範囲を広げ、獲物の男を捜すようになる。
そして村の近くまで遠出した際、まだ若い青年を見つけたのだった――

「ひっ……あやかし……!?」
腰を抜かす青年に、濡れ女は嬉々として襲いかかる。
今までの男達と違い、彼は刀さえ持った事のない非戦闘員。
ほとんどなすがままに、青年は濡れ女に巻き上げられてしまった。
「う、ぐぅぅぅっ……!」
突然に濡れ女に襲われ、ぐるぐる巻きにされてしまった青年。
なぜ自分がこんな目に遭うのかも分からないまま、とぐろの中で苦痛に悶える。
その一方で、彼は言い知れない被虐的興奮を抱いていた。
濡れそぼったあやかしの美女に、蛇体でじっくりと締められているのだ――
「うふふっ……」
履き物越しに、青年の股間が膨らんでいるのを感じ取る濡れ女。
ほとんどの男は、こうして巻き付いてやれば男根を勃起させてしまうのだ。
さて、この青年はどうしてやろうか。
乳で窒息させるか、それとも乳房で男根を挟み込んで搾り尽くしてやろうか――
「うぅぅっ……」
あらかじめ間近で青年の顔を見てみると、なかなか見目が良い。
美男がとぐろの中で悶える様に、濡れ女はひどくそそられた。
この青年の肉棒を、そして種汁を味わってみたくなったのだ――

「ふふふっ……」
濡れ女は、ちろちろと舌を口から出し入れする。
その様は恐ろしく淫靡で、青年は思わず目を奪われた。
そして彼女は、青年の股間へと顔を近付けていく。
腰の蛇体を緩め、大きくなった肉棒を解き放ち――
「あ、あぁぁぁっ……」
肉棒を見下ろしながら、艶めかしく舌を出し入れする濡れ女。
この女あやかしが何をしようとしているか、性経験のない青年にも察せられた。
彼の分身は限界まで大きくなり、今から与えられる刺激を待ち望んでいるように見える。
その先端に、濡れ女の蛇舌が伸び――
ちろちろっ……と、亀頭を舐め擦るように這った。
「はぅぅぅっ……!」
濡れ女のとぐろの中で、青年は腰をびくんと震わせる。
敏感な亀頭の上に、ちろちろと蛇舌が這い回ったのだ。
ぬめぬめの唾液が亀頭全体を濡らし、尿道口や裏筋を容赦なく刺激する。
そのくすぐったい刺激は快感そのもので、青年はびくびくと体を跳ね上げた。
「あっ……あぁぁぁぁっ!!」
亀頭をねろねろと舐め回されながら、青年はあっけなく果てる。
男根がびくびくと脈打ち、そのたびに精液が噴き上がった。
「うふふふっ……」
青年を舌でたやすく屈服させ、濡れ女は優越を得る。
そして、吐き出させた白濁をじっくりと味わった。
亀頭や雁首を汚す精液を、ねろねろと舐め取り――
その舌遣いは、艶めかしい快感となって青年を悶えさせる。
一方で濡れ女も、男の子種を貪った支配感に身を滾らせた。
より熱く、より情熱的に肉棒を貪ろうとし――
「はぅぅぅっ……」
そして彼の分身を、ぱっくりと口内に咥え込んだのだった。
濡れ女の口の中も唾液で濡れそぼり、そしてじんわりと温かかった。
口内で自在に動く蛇舌は、青年のモノを絡め取り――
そして、蛇が獲物にそうするようにぐるぐると巻き取ってしまう。
根元から亀頭まで、長細い蛇舌でびっしりと巻かれる心地――
それは青年にとって、うっとりするほどの快楽だった。
「う、あぁぁぁぁ……」
青年は濡れ女に巻かれたまま、身を弛緩させてその口遣いに酔いしれる。
分身がじゅるじゅるとしゃぶりたてられ――
そして、蛇舌で締められては舐め回される。
肉棒が艶めかしく貪られ、青年は極楽に浸った。
当然ながら、濡れ女の舌遣いに長く耐えられるはずもなく――
「はぅぅぅっ……!」
あっという間に、濡れ女の口内で果ててしまった。
ぬめった口の中に、ドクドクと大量の白濁が注ぎ込まれていく。
「うふふっ……」
口や舌で男を嫐り、搾り出した子種を餌にする愉悦。
濡れ女の嗜虐の火はますます燃え立ち、甘く情熱的に逸物をしゃぶり続ける。
「あぅぅっ……もう、やめてくれ……」
二度も立て続けに果て、それでもなお男根をしゃぶられ――
青年も流石に、腰が引けてきた。
だが濡れ女は、ひたすらに口内のモノを弄ぶ。
じゅるりじゅるりとしゃぶりたて、舌を這わせて嫐り回す。
ねちっこい舐めしゃぶりに、青年は身を震わせて悶絶した。
しかしいかに抗おうとも、濡れ女のとぐろから抜け出られるはずもなく――
「うぁぁぁぁっ……!」
そのまま、三度目の精を濡れ女の口へと捧げてしまう。
「うふふふふっ……」
口内に吐き出された子種を、じっくりと味わい――
そして濡れ女は、なおも肉棒をしゃぶり続けた。
「はぅぅっ……」
一方で青年は、衰弱が隠せなくなっていた。
蛇体で締められながら、逸物をしゃぶりたてられ――
そのまま、何度も何度も精を搾られているのだ。
体を鍛えているわけでもない普通の青年にとっては、あまりにきつい責めだった。
「うぐ、うぅぅぅ……」
弱々しく悶えながらも、肉棒をしゃぶられ、舐められ、吸いたてられ――
そして、どっぷりと精液を搾り出されてしまう。
それが何度も、体力の限界を超えて何度も何度も――

あれから、何度果てただろうか。
濡れ女のとぐろの中で、青年はとうとう動かなくなってしまった。
最期の瞬間まで濡れ女のねちっこい口淫を味わいながら、力尽きてしまったのだ。
「うふ、うふふふふっ……」
満足げに笑うあやかしの口元は、青年の放った子種でドロドロだった。
舌も唇も白濁でにまみれ、彼の果てた証がこびりついている。
顔いっぱいに子種を浴びながら、濡れ女は満足げに笑った。
今日も男を搾り殺し、その愉悦を存分に味わったのである――



それからも濡れ女は、男を襲い続けた。
男を巻き上げ、その逸物を嫐り抜いて責め殺した。
自らのとぐろの中で快楽に悶え、息絶えていく男の最期を感じ取り愉悦した。
こうして数え切れないほどの男が、濡れ女の情欲の餌食となり――
いつしか、男を嫐り殺す濡れ女の噂が人々の口に上るようになった。
困り果てた近隣の住民は、金を出し寄り、あやかし退治で名を馳せた猛者を雇ったのである――

ある雨の日、濡れ女の前に若侍が立った。
年こそ若いが、相当に腕が立ちそうな雰囲気だ。
そして彼は、そこらのナマクラ侍のように、何も考えず大振りで斬りかかりはしなかった。
ただ静かに守りの姿勢に入り、濡れ女の出方を待つのだ。
その動きに焦れて、自分から仕掛けた濡れ女だったが――
蛇体の一撃も、髪を振り回す攻撃も、たやすく防がれてしまう。
さらに大きく薙ぎ払う蛇体を、若侍は刀で受け――
その直後、濡れ女へと一気に間合いを詰めていた。
そのまま若侍は、縦一文字の斬撃を繰り出し――鋭い刃が、濡れ女の右肩口に食い込んだ。
「~~!!」
思わず濡れ女は飛び退き、若侍から距離を取る。
あやかしの身では致命傷とはならなかったが、かなりの痛手には違いない。
そして若侍は、じりじりと間合いを詰めてきた。
この男は、自分よりも強い――それを濡れ女は肌で知ってしまう。
散々に男達を嫐り殺してきた報いを、ここで受ける事になるのか――
そう、覚悟を決めた時だった。
濡れ女は、若侍の視線がどうにも定まらない事を感じ取る。
ぶるぶると揺れる濡れ女の乳房に視線をやっては、慌てて逸らしているのだ。
実はこの若侍、ひたすら剣の修行とあやかし討伐のみに生きてきた朴念仁。
女を知らないどころか、まともに目を合わせる事さえ出来なかった。
何十体ものあやかしを斬ってきた凄腕で、二刀を操る妖鬼さえ無傷で倒せる猛者――
にもかかわらず、女あやかしと相対するのはこれが初めてなのである。

「うふふっ……」
意図的に体をくねらせ、乳房を揺らす濡れ女。
「くっ……」
物怖じしたように、若侍はじりじりと下がった。
これは、与し易し――そう悟った濡れ女は、ますます艶めかしく身をくねらせる。
蛇舌でちろちろと唇を舐め擦ると、若侍の視線はそこに吸い寄せられた。
見るからに、色仕掛けの効果は絶大である。
若侍の心は乱れ、視線さえ定まらなくなってしまった――
「…………!!」
次の瞬間、濡れ女は若侍に躍りかかった。
あれだけ機敏だった動きもすっかり鈍り、若侍の反応は完全に遅れてしまう。
「し、しまった……!」
彼の体を、ぐるぐると巻き上げる濡れ女の蛇体。
こうなってしまえば、人の身で拘束を振り解く事など出来はしない――
「うふふっ……」
「ぐっ……」
若侍を巻き上げた蛇体にじわじわと力を込め、濡れ女は笑った。
一瞬ながら、自分を怯えさせたこの若者――どのようにして、報いを与えてくれようか。
不覚を取った肩の傷が痛むほどに、濡れ女の嗜虐も昂ぶっていく。
それと同時に、下腹部――女の器官も、甘く疼き始めた。
艶めかしい蛇体に巻き上げられ、むくむくと膨らむ若侍の逸物――
それを己の女陰に迎え入れ、搾り尽くしてやらねば気が収まらない。

「ふふ、うふふっ……」
濡れ女の下半身、蛇腹の腰元に備わった女陰部――
そこは蛇の雌器のように、横に口を開く構造となっていた。
腹鱗を横に割り、ぱっくりと開く濡れ女の肉壺。
そこから桃色に塗れた粘膜が覗き、どっぷりと愛液が垂れ落ちる。
「あ、あぁぁぁ……」
若侍はとぐろの中で、怯えの呻きを漏らしていた。
これから、この女あやかしに犯されてしまう――
あやかしと交わり、精を搾り取られる――そのおぞましさに震えていた。
しかし男の器官は正直で、背徳の交わりを前にして勃起を保っている。
彼の分身を咥え込むべく迫る、濡れ女の女陰――
それはまるで、獲物を丸呑みにしようとする蛇の口のようだった。
垂れ落ちた愛液は、男の亀頭を濡らし――
そのまま一気に、肉壺の奥まで陰茎を咥え込んだ。
「はぅぅぅぅ……!!」
次の瞬間、若侍のあられもない悲鳴が漏れる。
彼の童貞は、女あやかしの肉壺に散らされたのだ。
初めて味わう女の中は、とろけそうなほどに熱かった。
そして柔らかな肉がぎゅうぎゅうと締まり、若侍のモノを圧迫してくる。
さらに強く、男の分身を締め上げてやろうとしたその瞬間――
「あ、あぁぁぁっ……!」
びくびくと男根が脈動を始め、どっぷりと子種を吐き散らした。
なんと肉壺の中に迎え入れただけで、若侍は果ててしまったのだ。
これには濡れ女も驚き、そして可笑しい気分となった。
あんなに強かったもののふが、女の穴のなかでは数秒も持たないなんて――
その滑稽さと、己の肉壺で簡単に負かしてやった優越。
くすくすと笑みがこぼれ、濡れ女は身をくねらせて愉悦した。

「う、うぅぅっ……」
一方、挿入した途端に果てた若侍は――
屈辱に苛まれるよりも、甘い快感に惚けていた。
濡れ女の穴はとろけ、若侍の分身に極楽のような快感を与える。
まるで天国にいるような交わりに、性経験が皆無の男は骨抜きになっていた。
「うふ、うふふっ……」
しかしこれで、濡れ女が満足するはずもない。
彼女はさらに、咥え込んだ若侍の分身を嫐りに掛かった。
蛇体の筋肉を駆使し、膣内をぎゅぅっと締め上げる。
「はぅぅぅぅっ……!」
すると若侍は濡れ女にしがみつき、情けない声を上げながら悶えた。
これこそ、この肩に与えられた傷への報い。
濡れ女は膣内を締め上げ、若武者をじっくりと責め嫐った。
逸物を奥に引きずり込むように、膣壁をうねらせ――
そして、内奥に入り込んだ亀頭をぎゅうぎゅうに締め嫐る。
「うぁ……あぁぁっ……!!」
若武者のモノは膣内でびくびくと震え、まるで彼の分身が悶えているかのよう。
濡れ女は男の悲鳴に満足しながら、艶めかしい締め付けでとどめを刺した。
「うぐ、あぁぁっ……!」
濡れ女の肉壺に、ドクドクと大量の精が迸る。
若侍はなすすべもないまま、二連続で子種を搾り取られてしまったのだ。
濡れ女は膣内を収縮させ、発射された精液を子宮内に取り込んでいった。
その際の柔肉のうねりが、ますます若侍を快楽に酔わせる――

「うふ、うふふっ……」
「あぐ……うぅぅっ……」
女の艶笑と男の呻きが、静かに響いた。
濡れ女は若侍に絡み付き、延々と犯し続ける。
まさしくそれは、蛇の交わりそのものだった。
雌雄の蛇同士が、体を絡め合って交尾を行うように――
若侍は濡れ女に絡み付かれ、その肉壺で男根を貪られている。
ぐっぷぐっぷと、濡れ女の横割れ女陰は若侍のモノをしゃぶり尽くした。
奥深くまで飲み込み、締め上げ、うねり、そして子種を搾り出す――
「はぅぅぅっ……!」
三度目の精が、熱く締まる肉壺の中に迸った。
濡れ女の蛇体に締め上げられながらの交わりは、普通より体力の消費が著しい。
鍛え上げられた若侍さえ、もはや体力――いや、生命力の限界に来ていた。
それでもなお、濡れ女は若武者を犯し続ける。
熱く濡れそぼった肉壺で男根を締め上げ、容赦なくその精を貪り付くし――
「うふふ、うふふふっ……」
「うぁ……あ、あぁぁっ!!」
若侍は、何度も何度も濡れ女の肉壺に精を漏らした。
その締まりとうねりに悶えながら、なすがままに子種を吐き散らした。
とぐろの中で快楽に悶え狂い、幾度も幾度も果て――
「ぁ……ぅぅ……」
ひときわ大量の子種を濡れ女の肉壺に捧げた後、若侍は力尽きた。
とぐろの中の体が力を失い、がっくりとくずおれる――
しなびた肉茎が、濡れ女の女陰から抜けた。
若侍の命を貪った肉器から、どろりと大量の白濁が垂れ落ちる。
「うふふふっ……」
男の命を飲み込み、そして無為に吐き捨てる――
それは濡れ女にとって、最大の愉悦だった。
しかも普通に戦っては勝てないような猛者を、下の口で手玉に取ったのだ。
濡れ女の味わった満足感は、例えようもない程だった。
そして彼女は、若侍の屍を打ち捨ててその場を去る。
もっともっと多くの男を、貪りたい――
そんな尽き果てぬ情欲を、その胸に沸き立たせながら。



それからも濡れ女は、何人もの男を襲った。
若者を、少年を、中年を、老人を、時には女をも――
巻き付き、締め上げ、弄び、嫐り、犯し、そして殺した。
また、以前のような強者が討伐に現れてはたまらない。
巧みに場所を変え、手を変えながら男を襲い続けた。
そして今も、濡れ女は退治されていない。
すっかり男の味を覚え、ひたすらに犠牲者を増やし続けているのである。
もし、濡れ女に犯されたくないならば――
雨の日、水の側にはご用心を。

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仁王ツィクルス8:女郎蜘蛛

大和国、信貴山に連なる村々――
そこでは、巨大な蜘蛛が村人を襲う事件が続発していた。
その蜘蛛どもは老若男女を問わずに襲いかかり――
運の悪い者は、その場で食われてしまった。
しかしその一方、粘糸で体を巻き上げられ、さらわれてしまう者も多い。
連れ去られた先は、今では廃城となった近隣の城――
信貴山城というのが、もっぱらの噂。
からくも逃れた村男の話によれば、そこにいるのは蜘蛛のあやかしを束ねる主――
息を飲むほど美しい女郎蜘蛛が、信貴山城に君臨していたのだという。
そんな凶事の主を討つべく、多くの力自慢が信貴山城へと向かった。
しかし、無事に戻った者はいなかったという――



「う、うぅぅ……」
粘糸にくるまれた少年は、繭のような姿で呻いていた。
ここは、おそらく信貴山城の中――
薄暗く朽ち果て、戦禍の跡を色濃く残す廃城。
大蜘蛛にさらわれた者は、信貴山城に連れて行かれる――
そんな村の噂は、本当だったのだ。
少年は、姉と一緒にいるところを大蜘蛛に襲われ――
姉ともども、粘糸に巻かれてさらわれた。
そして、この薄暗く崩れた信貴山城の一室に連れ込まれたのである。
周囲には、少年と同様に誘拐された人々が繭とされていた。
みな声を放つほどの元気もなく、半分以上はすでに骸となっている。
そして隣には、少年と同じく粘糸にくるまれた姉の姿もあった――

苦難に見舞われたのは、姉の方が先立った。
巨大な蜘蛛が姿を見せ、粘糸にくるまれた姉ににじり寄る。
「助けて、助けてぇ……!」
その叫びも虚しく、姉は大蜘蛛に犯された。
雄の大蜘蛛は、その子種を人間の女の腹へと植え付ける。
そのため、捕らえた女を○すのだ――
少年の見ている前で、姉は蜘蛛に何度も何度も蹂躙された。
女の機能を備えたばかりの膣に交尾器をねじ込まれ、子種をどっぷりと注がれた。
姉とおぞましい蜘蛛との交わりは、何時間も続き――
少年は、それを泣きながら見ている事しかできなかった。
しばらくして雄蜘蛛は去り、繭の中で体を弛緩させた姉が残された。
蜘蛛達の大切な産卵道具ゆえに、当然ながら息はあれど――
その目からは光が消え、少年の呼びかけにもいっさい応えない。
姉は蜘蛛に陵○され続け、心が壊れてしまったのだ。
しかし、少年に嘆く暇はなかった。
姉と同じ災禍が、自身の身にも訪れるのである――

拘束された少年の前に現れたのは、雌の大蜘蛛だった。
雄の大蜘蛛は、人間の女を犯して種付けをするが――
雌の大蜘蛛はというと、人間の男を犯して子種を搾るのだ。
そして、卵嚢に備えた大量の卵に受精させる。
大蜘蛛のあやかしは、異性の人間と交わり子作りをするのである――
「あぁぁ……く、来るな……!」
少年は、自身も犯されるなど考えもしなかった。
このまま、蜘蛛に貪り食われるとばかり考えていたのだ。
雌蜘蛛は少年にのしかかり、腰の部分を覆う粘糸を爪で裂き――
そして、縮こまった肉茎が露わになる。
「あぁっ、やめろ……!!」
よりにもよって、なぜこんな所から食べるのか――
少年が、そう思った時だった。
雌蜘蛛は少年の股間に、下腹部を向け――射出口から、粘糸を吹き出した。
「あ、あぁぁっ!」
粘った糸が、べっとりと少年のモノに絡み付く。
その異様な快感に、彼のモノはむくむくと膨らんでいった。
雌蜘蛛は、大きくなった肉茎を視界に捕らえ――
そのまま少年にのしかかると、腹部を密着させてくる。
「はぅぅっ!!」
それは、恐るべき早技だった。
雌蜘蛛の腰元に備わった生殖孔――そこに、少年のモノを迎え入れたのだ。
彼の分身は、おぞましき蜘蛛の雌器に包まれた。
そこは熱くうねり、ぐねぐねと柔肉が蠢いてくる――
「あっ……あーっ!!」
雌蜘蛛に犯されたおぞましさと、そして異様なまでの快感に少年は悶えた。
そして、あっという間に生殖孔の中へと子種をぶち撒けてしまう。
これが、かくもおぞましき人間と蜘蛛の交尾。
廃城となった信貴山城において、あちこちで人間が蜘蛛の繁殖道具とされていた。
この少年も、これから何体もの雌蜘蛛に輪○される運命にある。
そしてどの人間も、繁殖道具としての価値がなくなれば――
無惨にも、蜘蛛達に捕食されてしまうのである。



「我こそは鈴木源治郎寅泰!
 罪なき民を苦しめる蜘蛛のあやかしを討ちに参った!」
名乗りも猛々しく、信貴山城の最奥に踏み込む若きもののふ。
ここまで来ただけあり、その剣の腕前はかなりのものだった。
大蜘蛛程度なら、苦戦もせずにあしらえるほどの腕だが――
「ふふ……ずいぶん威勢の良い若造よ」
その天井に張り付いていたのは、蜘蛛達の主――
巨大な蜘蛛の下半身に、美しい女性の上半身を備えた女郎蜘蛛だった。
その身にまとった上等の着物も、今では傷んでしまっているが――
それでも、寒気が走るほどの美貌は一切遜色なかった。
「貴様が、このあやかし共の頭目か……」
「いかにも……妾こそが、蜘蛛共を束ねておる」
女郎蜘蛛の巨体が天井を離れ、若武者の前に降り立った。
その威厳と美貌の前に、彼は思わず尻込みする。
「くく……美味そうな若造よ。じっくり愛でてやろうぞ」
「戯れ言を……斬る!」
こうして、若武者と女郎蜘蛛との戦いが始まった。
確かに彼は、大蜘蛛程度なら難なく仕留められる腕前だが――
相手が上級のあやかしともなると、やはり劣勢は否めなかった。
振り回される八本の足を、何とか刀でさばくのが精一杯。
そして防戦一方になった時――ふとした隙を突かれ、粘糸を浴びせられた。
「うわぁっ……!」
粘糸は若武者の体に粘り着き、その動きを封じてしまう。
「くく、妾の勝ちよな……」
そのまま女郎蜘蛛は、若武者の体を粘糸でぐるぐる巻きにし――
繭のようにして、完全に拘束してしまった。
「ぐっ……!」
若武者は必死でもがくも、粘糸の拘束は非常に強靱。
この状態で内側から脱出できるものではないことは明らかだ。
糸に巻かれる際に刀も取り落とし、もはや勝機はない。
自分は、このまま女郎蜘蛛の餌食にされるしかないのだ――

「命乞いなどせん……殺すならば殺せ」
「くく、そうよな……縊り殺すか、頭から食らうか……」
仰向けのまま拘束された若武者を八本足でまたぎ、女郎蜘蛛はその顔を覗き込む。
結構な腕前の割に若く、そして見目の良い美男子だ。
このまま殺すなど、勿体ない。
せっかくの機会、存分に愉しむとしよう――
「本当に、ここで死んでも良いのか?
 臭いで分かるぞ、お主は童貞であろう……?」
「だ、だからどうした……いいから殺せ!」
荒ぶる若武者の体に、女郎蜘蛛は覆い被さり――
そのまま、上半身の女体でぎゅぅっと抱き締めた。
その温かく柔らかな感触に、若武者は思わず脱力してしまう。
「お主が死ぬ前に……その操、妾が奪ってやっても良いぞ?」
そして女郎蜘蛛は、若武者の耳元でそう囁いた。
明らかに、彼は動揺したのが分かる――が。
「だ、誰が……! あやかしなんぞを相手に……!」
若武者は、身をよじって抗った。
「ほう、据え膳は食わぬと申すか……面白い」
女郎蜘蛛は若武者の体を離し、彼は再び仰向けに転がった。
それを見下ろし、美貌のあやかしは艶めかしく笑いかける。
「妾の肉壺を味わいたくなければ……こちらの穴で犯してくれよう」
女郎蜘蛛は、蜘蛛そのものの巨大な下腹部を前へと回した。
そして、先端に備わった粘糸の射出口を見せつける。
「この糸壺で、お主のモノを咥え込んでやろうぞ。
 くく……どれだけよがり狂うか、見物よな」
女郎蜘蛛は、強情を張る男は糸壺で○すことにしていた。
この穴は、本来は粘糸を織り込んで外に射出するもの。
それゆえ中を締めたり、こね回すように動かすことが出来るのだ。
男のモノを咥え込んで、粘糸を織り込む動作を送ってやれば――
どんな男も快楽によがり、無様に泣き喚くのである。
「や、やめろ……!」
おぞましい蜘蛛の腹部に備わった、異様なすぼまり。
そこがひくひくとうねり、どろりと唾液のように粘糸をこぼす。
自分のモノが、こんな異様な穴に咥え込まれてしまう――
しかし、いかに抗おうとも粘糸の拘束から逃れられなかった。
「己を恨め、妾の誘いをはね除けた事をな。
 そのせいで、童貞を散らす穴は蜘蛛の糸壺よ……」
「やめろ、あぁぁ……!」
若武者の亀頭が、女郎蜘蛛の糸壺に押し当たる。
そこは肉質で柔らかく、そして粘糸のヌメヌメ感がまとわりついた。
「嫌だ、こんな……」
「ほぉれ、妾の糸壺で男になるが良い……」
ぐっ、と女郎蜘蛛は腰を入れ、己の糸壺に男のモノを奥まで咥え込んだ。
その肉穴は狭く、そして絞るように若武者の分身を締め付けた。
ひく、ひく、と肉壁が波打つような収縮を繰り返す。
さらに、粘度の高い糸が亀頭にぬらぬらと絡みつき――
「はぅ……あ、あぁぁぁぁ~~!!」
身も世も無い快感に、若武者は悲鳴を上げていた。
彼のモノはぐちゅぐちゅにこね回され、肉壁のうねりに晒される。
中で粘糸をこね回し、織り込むための動作――
それを、男のモノを巻き込む形で行っているのだ。
女の肉を味わったことがない肉棒に与えられる、魔性の快感。
それは、あまりにも熾烈なものだった――
「はぅ、あぅぅぅっ!!」
あっという間に、若武者は達していた。
糸壺の中でびくびくと肉茎が脈打ち、どっぷりと子種を吐き出す。
強烈な快感に耐えることもできず、たちまち果ててしまったのだ――
「くくくっ、妾の糸壺に種付けをしおったわ。
 何を勘違いしておる? そんな穴に子種を放っても、子はできんぞ?」
くすくすと笑い、女郎蜘蛛は若武者を嘲る。
「う、ぐぅぅっ……」
「うぶなモノには、女の壺と糸の穴の区別もつかんか?
 そこで良いなら、存分に子種を出すが良いわ……」
さらに女郎蜘蛛は、糸壺の中を激しく攪拌した。
射精直後の肉棒が、粘糸の渦に巻き込まれる。
じゅぶじゅぶ、ぐちゅぐちゅと肉壁が収縮し――
若武者のモノは、甘いうねりに絡め取られてしまう。
「はぅ……あ、あぅぅっ……!」
たちまち男は、二度目の絶頂に達してしまった。
粘糸の中でこね回された肉茎から、どぷどぷと子種が溢れ出る。
「くく……また漏らしおったわ。
 中が熱くうねっておれば、どの穴でも構わんか?」
「う……あぅぅ……」
短期間で二度も果て、若武者は放出感に呻く。
それでもなお、糸壺の中は無慈悲にうねり続け――
そして若武者のモノは、ひたすらに絡め取られた。
じゅるじゅると肉茎の回りを流動する粘糸。
ひくひくと収縮し、締まっては緩まりを繰り返す肉壁。
延々と絡み続ける快感に、若武者はびくびくと腰を跳ね上げ――
「はぅぅぅっ……!!」
そしてあえなく、三度目の絶頂へと追い込まれてしまった。
「くくく、漏らし放題よな。そろそろ、きつくなってきたであろ?」
「うぅぅ……もう、やめてくれぇ……!」
糸壺は若武者の肉茎を咥え込んだまま、延々と粘糸の攪拌を続ける。
それはまさしく、快楽での虐○だった。
糸壺は男性器への○問危惧と化し、狂おしい刺激を与え続けている――
その一方的な責めの前に、彼は無様に悶えるしかなかった。
「もう、嫌だ……うぅっ、離してくれぇ……!」
「妾に命令か? 頼み方が気に入らぬな……」
冷たく告げ、そして糸壺を締め付ける。
若武者の分身は、中でぎゅぅっと絞りたてられ――
「あ……はぅぅっ!」
責められるがままに、どっぷりと精液を吐き出してしまう。
とうとう四度目にして、若武者は完全に音を上げてしまった。
どんな屈辱を受け入れてでも、この快楽地獄から逃れたい――
「お、お願いします……」
「ほう? 声が小さいぞ……?」
「どうか、もうやめて下さい……離して下さい……」
ほとんど涙声で、若武者はそう懇願していた。
その醜態は、女郎蜘蛛を大いに悦ばせる。
強き者が屈する様こそ、彼女にとって何よりの愉悦だった。
「くく、素直な男は好きぞ……」
気を良くした女郎蜘蛛は、糸壺から肉茎を抜いてやる。
若武者のモノはすっかり萎れ、粘糸にまみれながら股上に横たわった。

「では……今度こそ、妾と交わるが良い。
 女の穴に、たっぷりとお主の子種を注ぐのだ……」
女郎蜘蛛は、若武者に己の雌器を見せつけた。
糸壺とは別の、腰元に開いた肉穴――
そこは艶めかしい桃色で、透明な粘液が垂れ落ちている。
「ほぉら、こんなに熱く濡れておる。
 お主のモノを奥の奥まで味わおうと、誘っておるぞ……」
ひく、ひく……とその肉穴は蠢いた。
肉壁が妖しくうねり、淫らな動きで男を誘う。
ごくり……と、若武者は思わず唾を飲み込んだ。
彼の分身も固さを取り戻し、みるみる隆起していく――
「妾の中で、お主のモノをたっぷり温めてやろう。
 くくっ、天国の心地を味わってみたかろう……?」
「あ、あぁぁ……」
「昨日、抱いてやった男など……涎を垂らしてとろけておったぞ。
 どっぷりと子種を吐き尽くし、極楽に逝ってしまいおったわ」
若武者は魅入られたように、女郎蜘蛛の女陰を見つめている。
この穴に、自分のモノを咥え込まれたい。
そうすれば、自分は破滅するのは分かっている。
それでもなお、人外の交わりを体験してみたい――
若武者は、とうとう破滅的な誘惑に屈してしまった。

「あぁぁ……挿れたい、挿れさせてくれ……」
すっかり魅了され、若武者はそう懇願してしまう。
その醜態は、女郎蜘蛛を大いに満足させた。
「くく……最初から素直に言っておけば良かったのだ。
 それでは、たっぷりと交わろうぞ……」
女郎蜘蛛は、若武者の体を優しく抱き寄せた。
そして、腰同士を密着させ――彼のモノを、己の肉壺へと導く。
柔らかな肉壁が、獲物を丸呑みにするように――
若武者のモノは、根元まで肉壺の中に包み込まれてしまった。
「あ……はぅぅぅ……」
たちまち若武者の表情はとろけ、その体から力が抜ける。
彼のモノは、熱くとろけた柔肉に抱かれ――
そして、やんわりと締め付けられたのだ。
それは、男に全てを忘れさせるほどの快感。
あまりに甘いその心地に、若武者も一瞬で骨抜きになってしまった。
「う、あぁぁぁ……」
とろけた男を、女郎蜘蛛は優しく抱きすくめる。
蜘蛛の抱擁を受けながら、彼は体をぶるっと震わせ――
「はぅぅっ……」
そして、夢見心地のまま果てていた。
熱い肉壺の中に、どぷどぷと子種を漏らしてしまったのだ。
先に糸壺の中で四度も放ったとは思えないほどの量。
女郎蜘蛛は肉壺の中をうねらせ、子種をごくごくと飲み干していく。
「くく……妾の肉壺は極上であろ?」
「はぅぅ……」
若武者はすっかり骨抜きになり、女郎蜘蛛の抱擁に身を任せている。
それゆえ、この交わりで精気を奪われている事にさえ気付いていなかった。
子種と共に、彼の精気が女郎蜘蛛の肉壺へと吸い取られていく。
この交わりは、男の精気を捕食する魔性のまぐわいなのだ――
「ほぉれ、もっと妾の腹を満たすが良い……」
「はぅ……あぁぁぁ……」
もはや若武者は、女郎蜘蛛のなすがまま。
熱い肉壺の中で、逸物がドロドロにとろけるような快感を味わい――
そして、その頭の中も快楽に染め上げられてしまう。
柔肉がうねうねと波打てば、悦びのままに腰を震わせ――
「はぅぅぅっ……」
肉壺の求めるがままに、子種を捧げていた。
どっぷりと吐き出される精液と共に、精気も搾取されていく。
「う……あぁぁぁ……」
女郎蜘蛛に抱かれながら、若武者は己の命を差し出していた。
その代償に天国の快楽を味わい、至福の悦びに浸っている――
「くく、すっかり夢心地よのう。このまま逝かせてやろうぞ……」
「あぅ……はぅぅぅ……」
じゅぶり、じゅぶり……と、女郎蜘蛛の肉壺が艶めかしくうねる。
肉壁が妖しく収縮し、若武者のモノを搾りたてる。
「あぁぁ、すごい……はぅぅぅ……」
肉壺の中で締められ、扱かれ、吸われ――
彼の分身は――いや、彼自身が女郎蜘蛛に貪り食われていた。
若武者は恍惚に浸りながら射精を繰り返し、精液を搾り取られていく。
そして果てれば果てるほどに、精気まで吸われていく。
「うぁ……あぁぁ……」
「極楽よのう……妾に抱かれ、肉壺に精を貪られ……」
みるみるうちに、若武者の意識は薄れ――
そして、指一本さえ動かせないほど衰弱してしまった。
「ぁ……ぅぅ……」
「くくっ、お主の子種は飲み尽くしたぞ。
 それでは、そろそろ逝かせてやるとしよう……」
じゅぶ、じゅぶ、じゅるるっ……と、肉壺のうねりが激しくなる。
若武者に残された僅かな精気をも、無慈悲に搾り出しにかかったのだ。
「あぅ、あぁぁぁ~~!!」
肉壺の中で、若武者のモノがびくびくと脈打ったが――
空撃ちを繰り返すばかりで、子種は一滴たりとも出ない。
しかし若武者の精気は吸い取られ、残り少ない命さえ削られ――
「ぅ……ぁ……」
快楽の中で、若武者の生命は枯渇していった。
女郎蜘蛛に抱かれた彼の体は、みるみる痩せ衰えていき――
「妾の胸で、果てるが良い……」
「ぁ……」
そして若武者は、干涸らびた屍と化してしまった。
その死に顔は悦びで歪み、最期まで快楽を味わっていた事を証明していた――
「くく……実に美味い若者であったぞ」
干涸らびた屍を抱いたまま、女郎蜘蛛はくすくすと笑った。
こうしてこの女あやかしは、何百人もの男を貪ってきたのである。
そして、これからも――
当分の間、餌に困る事はなさそうだ。
「くく……くくくくくっ……」
信貴山城の奥の間に、女郎蜘蛛の笑い声が響き渡った――



こうしてまた一人、若くして高名な猛者が信貴山城の奥へと消えた。
蜘蛛の棲む城は村人達に恐れられ、その犠牲者は増える一方。
いったいどれだけの村人が、大蜘蛛の餌食となったのか。
いったい何人の若者が、女郎蜘蛛に犯され貪られたのか。
もはや信貴山は蜘蛛のもの、人の地にあらず――
人々はそう囁き、その山には近付かなくなってしまった。

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仁王ツィクルス7:一反木綿

とある村の墓地にて、夜な夜な女の泣き声が聞こえるという。
元々あやかしが出没する墓地、その女もこの世のものであるはずがない。
恐れた村人は、あやかし退治の専門家に退治を依頼した。
こうして、実績ある若武者が夜の墓地へと向かったのである――



「ここが、問題の場所か……」
道中のあやかしを斬りながら、若武者は寂れた堂へと辿り着いた。
村人達の証言からして、女の泣き声が聞こえるのはこの場所らしいが――
「うぅっ……うぅぅっ……」
「……ここで間違いないようだな」
確かに女の泣き声を聞き、若武者は剣を抜く。
そして、周囲に気を張り詰めると――
お堂の中から、一体の女あやかしが姿を見せた。
白い女が、ふわふわと浮かんでいる――
その白さは純白のような白ではなく、忌まわしく病的な白さだ。
その両肘からは長い帯が垂れ、ふわふわとたなびいている。
よく見れば、素肌の上から全身に包帯のような布を巻いていた。
その包帯には呪言のようなものが書かれ、呪物である事がうかがえる。
そして、一見して分かるその艶めかしい肢体――
女が漂わせるその病的な色香は、若武者にとって毒だった。
「うぅっ……うぅぅっ……」
「あやかしが、何を泣く……?」
まともに生き、まともに死んだ者はあやかしになどならない。
おそらくこの女も、恨みや悲しみを抱きながら無念の死を遂げたのだ。
「欲しいのよ……男の、温もりが……」
白い布のあやかし、一反木綿の艶めかしい唇から呪詛のような言葉が零れ出る。
その豊満な胸と腰のくびれ、そして下腹に思わず視線をやってしまうが――
浮つく心を戒め、若武者は改めて剣を構えた。

不意に、一反木綿の布が伸びた。
十分すぎる間合いを取っていたというのに、伸びた布が若武者の鼻先を掠める――
「くっ……!」
初撃をとっさに避けた彼だったが、続けて繰り出された二撃目には対応できなかった。
しかもその布はぐるりと若武者の体に絡み、巻き付いてくる。
「し、しまった……!」
体を巻き上げた布を、なんとか振り払おうとするが――
その力は非常にきつく、人の腕力ではどうにも出来なかった。
「ふふ……」
一反木綿は、さらに布を放ってきた。
それは若武者の体を足先から肩まで巻き上げていき、簀巻きのようにされる。
そのまま、みっしりと締め上げられ――彼は苦悶した。
「う、ぐぅっ……!」
骨がきしみ、肉が悲鳴を上げる。
若武者は剣を取り落とし、ただ悶えるのみとなった。
さらに布は、若武者の頭にまで伸び――なんと、口と鼻を覆ってきた。
「ぐ……! うぅぅっ……!!」
このまま、窒息させられるのか――
そう思った時、異様なまでに甘い芳香が鼻や口に流れ込んだ。
一反木綿の身に着けている布には、彼女の色香が染み付いていたのだ。
それを、思いっきり吸い込んでしまい――
若武者は、とろけんばかりの心地に包まれた。
たちまち男の本能が反応し、履き物の中でモノが隆起してしまう――

「ふふ……感じてしまったの……?」
一反木綿は、布越しに若武者の勃起を感じ取っていた。
そして布を巧みに扱い、彼の履き物を引き下ろす。
たちまち、そそり立った若武者の分身が露わになった――
「ぐっ、何を……!」
女あやかしが、男を辱めるのは良く聞く話。
中には、好んで男を○す女あやかしもいるほどだ。
自分も、このあやかしに嫐られてしまうのか――
「こんなに大きくして……はしたない……」
一反木綿は、くすくす笑いながら――若武者の股間へと、別の布を伸ばした。
小振りの布が、しゅるしゅると肉棒に絡み付いていく。
「うぅっ……!」
たちまち、根元から亀頭までぐるぐる巻きにされてしまった。
そのままぐいぐいと力を込められ、モノが締め嫐られる――
「ここを虐めてあげる……悪さができないようにね……」
ぎゅうぎゅうと若武者のモノを締めながら、一反木綿はくすくすと笑った。
その様子から、男に深い恨みを持っている事がうかがえる。
肉棒を嫐るようにじわじわと締め上げられ、若武者は悶絶した。
「あぐ、うぅぅぅっ……!」
忌々しいことに、苦痛よりも快感の方が強い。
一反木綿は時に布の力を緩め、あらためてぎゅっと締め――
緩急を付けて、男のモノを締め嫐っているのだ。
それは、まるで揉みしだかれているような刺激だった。
若武者は惨めにも、一反木綿にモノを嫐られ感じさせられていたのだ。
「はぅ、あぅぅっ……!」
「ふふっ、苦しみの声を聞かせて……」
ぎゅぅぅっ……と、一反木綿は亀頭をひときわきつく締め上げる。
その次の瞬間、彼のモノがびくんびくんと脈動した。
「あら……?」
一反木綿が、肉棒を覆っていた布を解くと――
その内側には、べっとりと白濁が粘り着いていた。
若武者は、モノを締め嫐られながら果ててしまったのだ――
「もう漏らしてしまったの? うふふ、そんなに感じていたのね……
 情けない、恥ずかしいお侍様……うふふふふ……」
己の布を汚す子種を見せつけながら、一反木綿は嘲笑する。
若武者は屈辱に震え、拘束されたまま唇を噛むしかなかった。

「ふふっ……」
一反木綿は布を操作し、巻き上げた若武者の体を軽々と持ち上げた。
そのまま、自身の眼前にまで引き寄せていく――
「私の体、味わいたい……?」
「だ、誰が……! このまま括り殺せ!」
布で簀巻きにされたまま、若武者は必死で抗う。
だがあやかしの怪力に敵うはずもなく、一反木綿の前で宙吊りにされた。
一反木綿の前に、大きくなったままの肉棒が晒されてしまう。
その有様を見据え、艶めかしい笑みを浮かべると――
「これは……耐えられる?」
若武者の腰を己の体に引き寄せ――
そして肉棒を、豊満な乳房の谷間に挟み込んだ。
「あぅぅっ……!!」
むにゅっ、むにゅっ……と、柔らかな弾力が彼の分身を押し潰す。
温かく艶めかしい谷間で、みっちりとモノが締め付けられるのだ――
それでいながら、固いモノがめり込むような乳房の柔らかさ。
その気持ち良さは、理性も吹き飛ぶほどだった。
「胸の谷間で、びくびくともがいて……無様ね……」
「あぅ……はぅぅっ……!」
乳房で肉棒を柔らかく揉みしだかれ、若武者は身をよじって悶えた。
全身を布で簀巻きにされながら、乳で男のモノを嫐られるという屈辱。
おまけに、口と鼻も淫香をたっぷり含んだ布で塞がれている。
頭がくらくらするような心地に、若武者は目眩さえ覚え――
「う……あぁぁぁぁっ!!」
そして、あっという間に果てていた。
一反木綿の胸の谷間に挟み込まれた肉棒が、びくんびくんと脈打ち――
その白い乳房へと、どっぷり子種を撒き散らしてしまう。
たちまちのうちに、一反木綿の豊かな胸は白濁にまみれてしまった。
「うふふっ、柔らかかったでしょう。
 見なさい……私の体、こんなに汚してしまって……」
若武者のモノを乳房から離し、そして子種まみれの胸を見せ付ける。
豊満な乳房に、べっとりと白濁が粘り着き――
胸の谷間に、何重もの糸を引いていた。
「う……ぐ……」
己の吐き出した、屈辱の体液。
それを嘲笑混じりに晒され、若武者は屈辱に身を焦がす。
いっそこのまま、首を取られれば良いのに――

「頼む、もう殺してくれ……」
これ以上の恥辱には耐えられず、若武者は懇願する。
「そうね……もう逝かせてあげるわ」
一反木綿はくすくす笑いながら、若武者の体を地面に横たわらせた。
そして、その体の上に跨がってくる――
「な、何を……や、やめろ……!」
露出した股間に近付いてくる、一反木綿の白い下腹。
これから自分が何をされるか知り、顔面が蒼白になる。
女あやかしと交わるなど、人として絶対の禁忌なのだ――
「私の中で、逝かせてあげる……
 その精気を吸い取って……朽ち果てるまで……」
「やめろ……う、あぁぁぁっ……!!」
布にくるまれた若武者が激しく身をよじるが、やはり無駄だった。
一反木綿は、ゆっくりと腰を落とし――
若武者は、己のモノに迫ってくる艶めかしい膣穴を見ている事しか出来なかった。
そして――
「ほぉら、挿っちゃうわよ……うふふ……」
「あ……あぁぁぁぁ~~!!」
ついに、若武者の分身が一反木綿の肉壺に沈み込んだ。
その中はとろけるように熱く、そして柔肉がぎゅぅっとモノを包んでくる。
特にその締め付けは絶品で、まるで柔布でぎゅうぎゅう締め上げるような責め。
一反木綿に犯された若武者は、快楽の悲鳴を上げながら身をよじった。
「はぅぅ、あぅぅぅ~~!!」
「あら……大の男がそんな声を上げるなんて、みっともないわよ……」
若武者に跨がったまま、一反木綿はくすくすと笑う。
そしてその肉壺で咥え込んだモノを、きゅうきゅうと締め付けた。
まるで彼をいたぶり、辱めるように――
「はぅ……あ、あぁぁぁぁっ!!」
柔肉自体が艶めかしくうねり、亀頭を柔らかに揉み解す。
そのまま、雁首も竿もじわじわと圧迫され――
「こ、こんな――あぁぁっ!!」
挿入してから一分も持たず、若武者は果てていた。
ぎゅうぎゅうと締め付けてくる肉壺に、どっぷりと精液を放ってしまう。
「ふふ……もう漏らすなんて、我慢弱いこと。
 情けないお侍さんは、すぐあの世に逝かせてあげるわ……」
若武者の精を受けた一反木綿の膣内が、じゅぶりじゅぶりと収縮を始めた。
艶めかしいうねりを繰り出しながら、中に放たれた子種を吸い上げてきたのだ。
「う……あぅぅぅっ……!!」
その動作は、肉壺に咥え込まれている若武者のモノにも強烈な快楽を与えた。
まるで亀頭が柔肉にしゃぶりつかれ、子種を吸われているかのよう。
さらに肉壺の締め付けは激しくなり、ぎゅうぎゅうと肉棒を搾りたてる――
「ふふ、気持ち良いでしょう……何度でも果てるといいわ……」
「あ、はぅぅ……ぐぅぅっ……!」
あまりの快感に、若武者は身をよじって悶えた。
そして、あっという間に二度目の精を肉壺の中に吐き出してしまう。
「あぅぅっ……」
どっぷりと漏れ出ていく、大量の精――
同時に彼の体からは力が抜け、じんわりと意識が揺らいだ。
「うぅぅ……これは……」
「子種と一緒に、精気を吸っているの……
 このまま、命そのものを私に捧げて……」
「そんな……あぁぁぁ……」
恐怖に駆られ、なんとか一反木綿から逃れようとするが――
その布に簀巻きにされた状態では、何の抵抗も出来るはずがない。
そしてなすすべもないまま、己の分身を肉壺で貪られ――
「う……はぅぅぅっ!」
どぷどぷと、大量の子種を一反木綿の中へと注ぐしかなかった。
同時に、彼の精気までが抜き取られ――
全身に脱力感と衰弱感、そして恍惚感が広がっていった。
「分かったでしょう……あなたは、私に全て奪い尽くされるの……
 子種も、命も……尊厳も全て……」
「うぐ、あ、あぁぁぁ……」
一反木綿の吸精を受けながら、若武者は破滅的な快楽に悶えた。
自分がどれだけ恐ろしい肉穴にモノを委ねているか、その身で思い知る。
ここは男の精のみならず命まで飲み干す、魔性の肉壺なのだ。
そして自分は、このまま一反木綿に搾り尽くされて死んでしまう――
「う、あぁぁ……」
何度目か分からない精液を噴き上げながら、若武者は力無く呻いた。
全身をとろけんばかりの快感が甘やかし、天国へと誘っていく――
「ほぉら、全て出し尽くしなさい……子種も精気も、全部……」
「ぁ……ぅぅ……」
さらに二度三度と連続で射精し、若武者は衰弱していく。
肉棒は延々と脈動しながら、ありったけの子種を一反木綿に捧げ――
そして、精気まで搾り出されていき――
みるみるうちに、命そのものが涸れ果てる直前まで追い込まれ――
「ぁ……」
最後の射精は、ひどく弱々しいものだった。
とくん、とくん……と心臓の脈打ちより弱く子種を漏らし――
「…………」
甘い快楽の中で、若武者の命は掻き消えた。
最後の一滴まで、一反木綿に搾り尽くされてしまったのである――
「ふふふ、ごちそうさま……」
一反木綿は満足げに笑い、力尽きた若武者を見下ろす。
布にくるみこまれていた彼の体は、すっかり干涸らびていた。
子種も精気も女あやかしに吸い尽くされた、哀れな末路。
こうしてまた一人、若い男が一反木綿の餌食となったのである――



「うぅ……うぅぅ……」
今夜も、墓地に若い女の泣き声が響く。
声の主、一反木綿の悲しみを和らげるのは、若い男の精のみだった。
その命を搾り尽くす事で、一反木綿はひとときの満足を得る。
しかしすぐ渇きに駆られ、獲物を求める事になるのである――
無念の死を遂げ、あやかしと化した悲しい女の物語。
彼女が現世から去るには、まだ時間が必要だった――

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