ヒロイン工学研究所 2018/09/13 20:48

映像実験の記録

現在、ヒロイン工学研究所は、CG集制作などの傍ら、ショートアニメーションと映像編集の勉強をしながら、発展途上のスキルと手元のソフト(CLIP STUDIO PAINTと簡易な映像編集ソフト)を駆使してどんな映像表現が可能なのかを模索しています。

以下はその実験の記録です。

■迫りくる恐怖

倒れたヒロインに犬のようなモンスターが襲い掛かるシーン。
ドリーインはアニメーション。CLIP STUDIO PAINTの3D機能を使ってダウンした3Dモデルに接近していくカメラワークを疑似的再現して、それを元に翻案してアニメーションを作る。
背景の地面の移動、集中線、振動演出、放射ブラー、ホワイトアウトは動画編集ソフト。
アニメーションによる迫る演出の上にさらに映像編集でズームをかけたりしてみたが、上手くいかなかったので今回はボツにした。追加の演出によって新しい効果は出たのだが、その効果が逆に元々の効果を微妙に減殺してしまった感じだった。なかなか難しい。

■ハイジャンプと背景

ジャンプはアニメーション。
背景と暴風の演出は映像編集ソフト。
跳躍の「ビュン」という感じの瞬間を利用して、背景の城壁を別の角度のものに差し替えている。省力化のための疑似3D的背景表現。
アニメーションそのものよりも背景の映像編集によってアクションの意味や印象が決定的に変わることを知った。

■情景描写

目の瞬きはアニメーション。
ドリー、カメラの揺れ、風、雲、雪、ホワイトアウトは映像編集ソフト。
一枚の背景画の色々な部分を使い回して重層的に情景を描写する試み。
編集次第で同じ背景画素材から色々な映像が作れるのがポイントだが、上手く活用するためには背景画制作時からそういう使い方をすることを意識して描いた方が良い。
↓こちらがその使い回した背景画。

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