映像実験の記録
同じアニメーションを素材にして背景の使い方を変える実験をしてみました。
まずはこちら。
空に向かって勢いよく上昇してから旋回してこちらに向かってくる映像です。
次にこちら。
ジャンプして旋回後、背後の岩を蹴ってこちらに向かってくる、いわゆる「三角跳び」をしている映像です。
この実験でわかりましたが、アニメーションそのものはまったく同一でも背景と背景の動かし方を変えると、別のアクションに見えます。
「アクション=アニメーション」という発想になりがちですが、背景処理でここまでアクションの印象が変わる以上は、映像においては「アクション=アニメーションと背景処理の総合」と考えるべきなのだと思いました。
「どういうアニメーションをどういう背景処理と総合してどういうアクションシーンにするか」というイメージを絵コンテレベルで設計する必要があるのだと思いますが、まだ脳がついていけません。感覚を養うためには実験や習作を重ねるしかなさそうです。