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ヒロイン工学研究所 2023/10/23 20:52

「マイナーキャラ限定お題募集」企画の意義

企画の紹介



先日新たに「ラレンティア」という作品を制作し公開したので、この機会に「マイナーキャラ限定お題募集」企画についてまとめておきたいと思います。

「マイナーキャラ限定お題募集」企画は2021年の8月30日に開始したプロジェクトで、マイナー過ぎてネット上に二次創作作品がほとんど存在しないヒロイン限定でリクエストを受け付けています。
2023年10月23日の現時点で15作品を制作し公開していますが、現在も募集は継続中です。
⇒リクエスト投稿ページへ

いただいたリクエストはすべて読んだ上で、その作品やヒロインについてざっと調べ、指定されたシチュなども総合的に考えて自分が描けるかどうかを判断してふるいにかけ、その中から描きたいものを選んで描いています。この記事を書いている現時点で900件以上のリクエストをいただいておりますが、その中から350件ぐらいを選び、前向きに検討中です。ただし、暇な時間や気分転換したいときに描くだけなので達成スピードは非常に遅く、倍率は今後も高くなっていくことが予想されます。ちなみにそのときに描きたい内容のリクエストが優先されるので、リクエストが投稿された時期は選別には影響しません。


作品例

これまで制作した作品の例として、現時点でpixivのブックマーク数が多い順に4作品をここに紹介しておきます。ちなみにヒロイン名の横の数字はpixivの作品ページで実施中のアンケートで「このヒロインを知っている」と答えた割合の現時点での値です。


士堂瑠璃(知名度:26%)




永瀬綾(知名度:28%)




葉月あづみ(知名度:33%)




琴乃(知名度:36%)

なお差分はpixivにて公開中です。


企画の意義

もともとこの企画を思い付いた理由は、「好きなヒロインの二次創作がネット上にほとんど存在しない」という無念を自分自身が昔からずっと感じ続けてきたからなのですが、実際に始めて多くのリクエストや反響をいただくうちに当初は考えていなかった意義を感じるようになりました。

■魅力的なヒロインの発掘
まず第一にリクエストされてくるヒロインの多くが知らないヒロインなので、それを調べることにより魅力的なヒロインの発掘につながります。例えば自分が知らない年代やジャンルの作品のヒロインなどは、おそらくこの企画がなければ今後もずっと知らないままだっただろうと思います。

■マーケティング上の意義
マイナー系ヒロインに関するリクエストは、今までほとんど欲望が満たされることがなかったゆえか、非常に熱量やこだわりを感じるものが多いです。こうした何かを切望する具体的な声に接することはマーケティング上とても参考になります。

■感謝される上に反響も良い
マイナー系ヒロインは希少価値があるので、作品を供給すると一部から非常に感謝されます。また、はっきりとした理由はわかりませんが、ヒロインの知名度は低いのにpixivでの反響も比較的良いことが多いです。

■技術の向上
リクエストされるヒロインは昔の特撮から最新のスマホゲーム、さらには海外の作品に至るまでかなり広範囲です。私は基本的に原作の雰囲気を感じさせるタッチで描くことにしているので、そうした要望に応えるために今まで描いたことのないタッチやセンスに挑戦することになり、これが技術の向上に繋がることが期待されます。



リクエストのポイント1

上記のように様々なメリットがある企画ですが、こちらとしても「せっかくならリクエストされた方に喜んでいただきたい」と思っています。しかし逆に言えばそれは「求めていたのはこれじゃないと思われるような作品は作りたくない」ということでもあり、このため選別に際しては、何が求められているかがはっきりしないリクエストは敬遠してしまう傾向があります。
こうした事態を回避するためにリクエストをするときは以下の点にご注意ください。

■出来れば具体的に
ヒロイン名と作品名しか書いていないリクエストはシチュエーションをこちらで勝手に考えて描くことになるので、せっかく描いても「求めているのはこれじゃない」と思われる可能性が大きく、そのために敬遠しがちです。特にシチュにこだわりはなく、こちらに任せていただける場合はそのことを書いておいていただけると助かります。

■デザインや絵柄の指定
有名なヒロインではKOFの麻宮アテナなどが代表的ですが、画像検索でヒロインの資料を探すと、複数のタイプのキャラクターデザインが出てきてしまうようなことがあります。こうした場合はデザインの指定をするか、もしくはどのデザインを選ぶか任せる旨を明記してくれると助かります。また、例えば特撮などの実写ヒロインをリクエストする場合は、実写寄りのタッチで描くべきなのか二次元寄りのタッチで描くべきなのか迷うので、これも指定するか任せる旨を明記していただけると助かります。

リクエストのポイント2

最も理想的なリクエストは読んだときに投稿者が作者に何を求めているのかががはっきりとわかるようなものです。今までの経験上、これが伝わりやすいのは以下の二点に関する言及がある場合です。

■ヒロインへの思い入れ
そのヒロインのどんなところが好きなのか、指定のシチュの中で描かれるヒロインにどんな魅力や興奮を感じるのかを語っていただけると、その人の趣味嗜好が推測しやすくなるので助かります。

■作者への思い入れ
例えば作者の過去の作品の中に特に好きな作品があり、「あの作品みたいな感じでこのヒロインも描いてほしい」ということでしたら、是非そのことを書いて下さい。私は当事者なので自作を例にしていただければ対応しやすくなります。

以上のポイントは他の方へリクエストする場合にも当てはまるかどうかはわかりません(なるべく簡潔なリクエストを好む方もいるので)が、私の場合はマーケティングのための情報収集も兼ねているので、リクエストの際には自分の嗜好性や私の作品に対する感想なども入っていた方が助かります。

ヒロイン工学研究所 2023/10/06 21:20

敗姫処分No.3 add'l」進捗報告_13

負け顔

映像作品に原作オマージュ要素としていわゆる「負け顔」を取り入れる予定なのですが、どんな顔にするかアイデアを練りつつカラーラフを描いてみました。


色々な負け顔、やられ顔を資料として参照しつつ、自分なりに考えたのですが、負け顔には主に「落ち込み要素」と「痛がり要素」と「フラフラ要素」があり、それらの要素の配合具合によってニュアンスが決まってくるような気がします。

予告ページ

先日、DLsite様にて予告ページを開設いたしました。
⇒予告ページへ

予告ページにはサンプルを添付できないようなので、こちらに開発中画像をアップしておきます。


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現在制作中の追加CG集の本編に当たる作品はこちらです。
⇒作品ページへ

ヒロイン工学研究所 2023/09/29 20:55

ヒロイン工学研究所 2023/09/26 21:00

「敗姫処分No.3 add'l」進捗報告_11

D案内定

前回の記事でジャケット用イラストをどれにするか悩んでいると書きましたが、あれこれ検討した結果、とりあえずD案を内定扱いにして、もう少しイメージしやすいように加筆して、またテスト版を作ってみました。


最初のラフイメージに比べると不安な心理を少し強くした感じに表情とポージングを調整しました。本編のジャケットは活躍をイメージするような姿を描いているので、add'l版は弱々しさを出すことで差別化することにしました。

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現在制作中の追加CG集の本編に当たる作品はこちらです。
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ヒロイン工学研究所 2023/09/21 20:51

「敗姫処分No.3 add'l」進捗報告_10

ジャケットを試作

以前の記事でアップしたラフイメージをジャケットのレイアウトの中に落とし込んで、デザイン案を検討してみました。レイアウトは「敗姫処分 No.2 add'l」のものを踏襲するつもりなので、試作版作成には前回のものを流用しました。
実際のレイアウトではタイトルやサンプル画像が手前に来るために、どうしても絵の一部が見えなくなってしまい、印象が変わります。ラフイメージは5パターン用意しましたが、その中の一つはレイアウトに上手く馴染まなかったのでボツにして、残った4パターンでテスト版を作りました。ちなみにポージングとレイアウトの相性を見るためにやっているので、表情はすべて仮のものです。服や体にダメージ表現を加えることも検討していますが、それはポージングを決めてから考えることにします。

■試作版A


ポージング自体は悪くないのですが、レイアウトに落とし込むと、悪い意味で安定感が出てしまう気がします。採用するならポージングを多少いじる必要がありそうです。

■試作版B


ラフイメージをそのまま適用したら、本編のジャケットのポージングと若干似ていたので、左右反転させました。本来は胸も脚も強調できるポージングだったのですが、レイアウト上の制約で胸は少し隠れ気味になってしまうことがわかりました。

■試作版C


胸と脚は隠れ気味なのですが、それでもレイアウトとの相性が比較的良く、情報量が多い感じの印象を受けます。

■試作版D


横方向に伸びた構図なので横位置のジャケットには合う感じがします。表情は仮のものですが、ポージングと相まって試作の中ではもっとも危機に怯えた感じが出ています。

現在のところ、ジャケットデザインとしてはBCDのどれかが良いんじゃないかと思っています。ただ、「敗姫処分 No.2 add'l」のときと同様に、ジャケットに使用したイラストはそれ以外に差分を用意したり、加工して映像作品にしたりする可能性があるので、そっちの方をどうするかも合わせて考える必要があり、すぐには結論が出せません。

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現在制作中の追加CG集の本編に当たる作品はこちらです。
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