「バッドエンドシミュレーション Vol.4 add'l」進捗報告_2
「バッドエンドシミュレーション Vol.4 add'l」の進捗報告として、サンプルで公開予定のイラストの制作過程をアップしています。
今回は陰影付きのカラーラフです。
下からのライティングで悪役兄弟を禍々しく見せるパターンも試してみたのですが、ホラー色が強くなりすぎてしまったのでボツにしました。
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ヒロイン工学研究所 2020/05/22 23:32
久しぶりに敗姫処分シリーズ作品を制作するに当たって、まず最初に取りかかったのは、2015年に制作してpixivで公開した「敗姫処分 不知火舞」に寄せられた感想を熟読することでした。その中で今回の制作に直接役立ちそうな意見をすべて書出して要約し、さらにその中からピックアップしたキーワードを並べて作品の骨子としました。
それが、
「ピンチの連続」
「ダメ押し」
「締め付け」
の三つで、ネームの推敲のときなどは特にこの三点を意識して弱い部分の補強などをしました。
「リョナ・ヒロピンシーンはストーリー展開の中でこそ映える」というのがヒロイン工学研究所の原点なので、漫画制作の上でもやられシーンのインパクトのみが独り歩きしないように最低限のストーリーとその中でのキャラ立てを心掛けました。
ちょうど制作開始の直前まで脚本術の本を読んで勉強していたので、今回はそのやり方にならい、まずは大量のメモを作成してストーリー構成を検討しました。メモ段階ならいくらでも大幅な変更を試すことができるので、ネーム段階で試行錯誤するよりもずっと合理的だと思ったからです。この判断は半分正解で半分間違っていました。
正解だったのは、ネーム以前の段階でストーリーに関する検討を徹底的にやっておくという部分。間違っていたのは、しっかりと脚本を固めてからの方が漫画も描きやすいはずという部分です。
間違いに気付いたのは、大体脚本が固まって試しに少しネームを描いてみたときでした。脚本があるお陰でストーリーとキャラ立てに迷うことはありませんでしたが、いくら脚本ががっちり作ってあってもそれを漫画的表現に変換するためには結局ネーム段階で試行錯誤が必要で、最終的にはかなりの部分を漫画用に翻案することになりました。そういう部分はむしろ脚本では作り込み過ぎないでネーム以降に丸投げしてしまった方が良かったのに、その辺の匙加減がよくわかっていなかったわけです。
そこで途中からは方針を若干転換して、アイデアは言葉だけで考えないで「絵にしたときにどういうイメージになるか?」ということを考えながらラフスケッチを描くことにしました。そこでたまったスケッチは脚本をネームに翻案するときにかなり役立ったので、もしもまた漫画を制作する機会があったら、次回以降はこの方法を踏襲したいと思います。
ヒロイン工学研究所 2020/05/21 20:20
昨日本登録の申請を終えました。
問題がなければ5月23日(土)に公開予定です。
⇒作品ページへ
本編は表紙などを含めて61ページです。
ヒロイン工学研究所 2020/05/10 20:53
まだ本編の作業が終わっていませんが、予告ページの開設が完了したので、報告いたします。
なお、ブログサービスの終了にともない、ブログに載せていた過去の「敗姫処分」のページをCi-enに移転しました。