「プロスペクト 1.0」制作後記_2
マーケティング、制作、研究に効果的
今回初めて試してみたこの方式ですが、アンケートへの反響から事前に需要を推定できるだけでなく、ヒロインに対する思い入れや具体的なシチュエーションのアイデアをヒヤリングしてからそれを制作に繋げていけるので、作品企画の序盤の検討が比較的スムーズに進みました。しかし、一番有意義だったのは一人のヒロインに関する多様な意見を集めて分析し、ヒロピンについて掘り下げることができたことです。
ヒロイン工学研究所は主にヒロピンに関する研究を目的としており、今までは作品に対する読者アンケートという形でデータを集めていましたが、今回のように作品を作るためのご意見募集という形でのデータ収集もかなり有効だとわかりました。
初めての試みなのでまだまだ改良の余地はあると思いますが、アンケートと読者参加の機会を増やしていくという方向性自体は良いんじゃないかと思っています。
タイトルを1.0にした理由
当初タイトルは普通に「プロスペクト No.1」にでもしようと思っていましたが、実際にアンケートを実施してみると予想以上に多くのアイデアが集まり、「これだけのアイデアがあれば同じシーン集タイプの作品を複数作れるかもしれない」と考えました。そこでタイトルをの数字を「1.0」にして、第一回の企画のアンケートでいただいたアイデアの中からまた同種の作品を作りたくなったら「1.1」「1.2」という具合にバージョンを増やしていくことにしました。
今回採用しなかったシーンの中には「面白いけど中規模作品にはならないかもしれない」といったものがいくつかあったので、今後そういったアイデアを集めて「プロスペクト 1.1」というタイトルでまたシーン集作品にまとめるかもしれません。
もちろんこのプロスペクトという企画の第二弾を新たに別のヒロインやテーマで実施することも考えており、その場合は「プロスペクト 2.0」というタイトルで新たにアンケート調査を行うつもりです。
アンケート実施中
読者アンケートのページを開設したので、是非ご協力下さい。皆様からの反響を参考にしながら次の作品の構想を練る予定です。