LIBERTYWORKS 2018/04/19 17:42

フォローおよびご支援への謝辞と、今後の方針について。

まずは御礼申し上げます

 この記事は、フォロー外の方にも閲覧可能な設定になっております。
 まずは当サークルに興味を持っていただき、ここまで来て下さった皆様に感謝を申し上げます。
 
 そして、すでにこのアカウントをフォロー頂いている支援者の方々へ。
 本当に、本当に、ほんっっっとうに有り難うございます……!
 このCi-enのアカウントを開設した理由が安直かつ不純なものであったことはすでに述べた通りですが、すでに数名の方が有料プランを選択して下さいまして、当初の目標はすでに完全な形で達成されてしまいました。正直申し上げますと「えっいやちょっとまってココまだ何もないも同然なのにホントにいいの?!」とビビるばかりでありました。いえごめんなさい、本当は「ヒャッハー! やったぜー!」と飛び上がって喜ぶばかりでありました。その喜びようを動画にして配信したいくらいです。ドン引きされるのが関の山でしょうけども。
 
 そして、一晩眠って冷静になって。
 これは大変なことだぞ、と気付きました。
 安直かつ不純な気持ちのままCi-enを運営するわけにはいかなくなりました。
 
 わざわざアカウントを作成してまでうちをフォローをして下さる方がいて、あまつさえ永元に投げ銭をしても良いと考える方がこんなに早く現れるとは。露ほども考えていませんでした。そしてそのことがどれほど特別で得難いことか。貧相かつポンコツな永元の脳味噌でもさすがに察しがつきました。
 どれほど言葉を尽くしても今の自分の気持ちを伝えられる自信がないのですが、今の永元はここ数年久しく感じていなかったほどのやる気に満ちております。作品を書き上げて販売して売るというのとは全く別種の強力なモチベーションが確かに生じております。これはご支援いただいた金額の多寡とは関係ありません。お金を払ってでも永元の活動を応援したいと思ってくださる方がいる、その事実がこれほど心強いものだとは思ってもみませんでした。
 
 創作というのは孤独な作業で、なんだかんだ言っても最後は自分一人でどうにかしなきゃいけないものだと、私はずっと思ってきたんですよね。
 作家自身の心なり健康なりを元手に作ったものが作品であるということは、私がここで言及する必要もないほど常識レベルの話でしょうけど、でも、これって裏を返すと、まずは作者たる自分が死ぬか生きるかギリギリのところまで血を流さなければ誰も見向きもしてくれない、ってことでもあるんです。へたをするとしんでしまいます。
 いえ、この場合の生き死には、どっちかといえば作家生命の比喩だと思っていただきたいんですけどね。必死で作ってきたけど何かしらのトラブルで作品が完成しなかったら、完成して販売したけど思ったほど評価されず売れなかったら、心身を削ったぶんだけ作家としての寿命が確実に減ってしまうんです。時には心が折れて創作自体やめちゃうかもしれない。俗に言うアンチとか心ないファンが大量につくことだってありますし、その場合も作家としての死は確実に近付きます。めっちゃたいへん。
 それどころかリアルライフ、本当の寿命までうっかり削ってしまうケースも多々あります。心労で心を病んだりだとか、座りっぱなしの机仕事で身体を痛めたりとか。実際にはその前段階として口座の預金残高とかがまず減り始めるんですけども、月々の生活費を支払うだけで目減りしていく数字を見ているだけでも気が遠くなりますのでだいたい同じ話ですね。いやもうほんとにめっちゃめっちゃたいへんたいへん。
 
 でも、そんな生き方を選んだのは、誰あろう自分自身です。
 好きなことを仕事にしたんだから泣き言言ってる場合じゃない。どんなに苦しかろうとただただ耐えるしかない。これまでそう思ってきたんです。
 
 違いました。
 
 お前が作品を作るために心血を注がなきゃいかんと言うのなら、俺がちょっぴり輸血してやるよと。そうすりゃ少しは楽になるだろと。そんな風に考えて下さる方がこの世には本当にいらっしゃる。僕にとっては、そのことを教えてくれたのがこのCi-enだったんです。
 今この文章をしたためながらちょっぴり目頭が熱くなっております。ガチ泣きしそうです。どうせ今も仕事場に一人きりだから泣いてもいいよね……?
 曲がりなりにも商業ライターとして物語を作る仕事を始めてはや二十年、その間じっと耐えるしかなかった孤独が今、少しだけ軽くなってきております。
 
 繰り返しになりますが、本当に有り難うございました。
 フォローして下さった方、支援いただいた方が喜んでくださる作品を一刻も早くお届けできるよう、これからも全力で頑張ります。引き続き応援よろしくお願い致します。
 
 

同業の方へ

 永元の様子にちょっと興味があって覗きに来た、という同業の方もいらっしゃると思うので、そうした方に向けて少しだけ書かせて下さい。
 
 いやもうホントに、悪いことは言いませんから、すべてのクリエイターはCi-enのようなパトロンシステムの窓口を必ず一つは持つべきです。
 これはもう自信をもって言い切りたい。
 
 自分なんてそこまで立派な作り手じゃないしな~とか、今んとこは様子見だけだから~とか、そんな自己弁護をするヒマがあったらすっとこパトロンシステムのアカウントを作りましょう。そして、ファンの方が投げ銭をしてくれそうな有料プランを一つでいいから作りましょう。本当に支援してくださる方が現れたら本当にハンパないモチベーションになります。これは保証します。もし現れなかったら、作品を作ることとは別のところで「ファンの方に支援していただける作家になろう」という目標ができるはずです。

 「作品も何も提供していないのに、お金だけもらうなんて気が引けるなぁ」と、僕はずっと思ってたんですけどね。そうじゃなかったんですよ。創作につきものの孤独を和らげるために、あるいは、作品をいっしょに作ってくれる仲間を募るために、こういうシステムがあるんです。いい時代になりました。利用せずしてどうしますか。マジオススメよ。
 
 以上、パトロンシステムの導入を検討中の方に、少しでも参考になれば幸いです。

フォロワー以上限定無料

永元千尋の活動報告や近況報告などを定期的にご案内。ただし、一部閲覧できない情報や画像があります。

無料

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

月別アーカイブ

記事を検索