京ことばの音声作品の台本を作ってみた
深夜、仕事が終わって帰ってきたあなた
部屋に帰ると中には義理のお姉さんが待っていました
扉を開ける音
「あっやっと帰ってきたー! おかえりー」
主人公が驚く間
「ふふふ、めっちゃ驚いてんやん……せやもんなぁ帰ってきたらお姉ちゃんが中におるもんなぁ」
「なんでおるんって……そんなん決まってるって、キミの事が心配になったからやってきたんやで」
「そないなことより……ぎゅーっ……へへへ、久しぶりの弟くんやぁ……」
「ええやんかハグしたって、キミも嬉しそうにしてるのんやって分かってるんやで?」
「ほら、いつまでもそないなとこにおらんとはよぉ中にあがりよし……ここは俺の部屋? 細かいこと気にしぃやなー、ほらはよぉあがりよし」
「仕事で疲れとるんやろ? お姉ちゃんがご飯作っといたさかいおあがり」
「ふふふ、嬉しそうやなぁ。小さい頃からキミはお姉ちゃんのご飯が好きやったもんね?」
「何をそないに照れてんねんな。夜はちゃんと食べなあかんえ?」
少し間
「キミ、やせたんやね」
何で分かるのと主人公が返す間
「分かるってさっきぎゅってしたときに分かったわ」
「キミの抱き心地なんてお姉ちゃん、ちゃんと覚えとるんやから、忘れてへんねんで?」
少し間
「仕事、しんどいんやろ?」
「うん、分かった。ほなお姉ちゃんがまた来たげるわ!」
「かわいい弟くんは、お姉ちゃんを追い出すなんていけずなこと、せーへんやんな?」
「うん、ええ子やね。えらい子やしなでなでしたげる」
「なでなで……なでなでー……へへへ、かわええなぁ。顔真っ赤にしてもうてるやん」
「お姉ちゃんと一緒に今日はゆっくりしようね……?」