「ブルーピリオド」と「マンガに、編集って必要ですか?」を読んで
勿忘草さん支援ありがとうございます。
感想を書いていこうと思います。
ブルーピリオド
まず「ブルーピリオド」ですが、
第1話を『最強伝説黒沢』のプロットをそのまま使っている件については私も驚かされました。
ですがそのあとのボブキャラの出し方やライバルの登場の仕方もどこかで読んだことがある展開で、おそらくヤング系の漫画から骨組みは頂いているかなと。
担当さんが参考に何か見せたのかな?とか変な勘ぐりをしてしまいました。
けどもしそうだったとしても逆をいうなれば売れる漫画の方程式を見つけた人がいるということでむしろ漫画制作者として学ばなければならないと思いました。
ストーリーに出てくるデッサン塾での話はなんかリアルでしたね。素人目から見てもうまいけど魅力を感じない絵がある。それって現実世界でも往々にあることですね。
主人公とヒロインの子が塾に行く感じがなぜが「いちご100%」を思い出してしまいました笑
あとやっぱりすごいと思ったのが絵に関してわかりやすく紹介していることです。そのあたりは作者の方の持っている知識を使われていて作品に個性が出ていると思いました。
他に各キャラクターの得意分野を紹介していることで読者に展開の追いやすさを作っているのはセオリーでジャンプ漫画でもよくやる手法ですね。
「ブルーピリオド」についてはこんな感じの印象を受けました。
マンガに、編集って必要ですか?
次は「マンガに、編集って必要ですか?」ですが、あぁこういう女性いるよね。っていうのが最初に頭に思い浮かびました。
ですが、そもそも創作って自分の頭の中にあるものを組み立てて作っているので、他に創作の手立てを得ようとすると他人の考えを自分に取り込むしかないんですよね。
そういった面では、主人公はその若い担当さんから自分に必要となる情報を得るために会話を誘導する必要があったんじゃないのか?とか真面目に思っちゃいました笑
女性蔑視にもつながりそうな表現があったのはさておき、
アシスタントの子が編集が必要かどうかで核心を突くシーンはやっぱり読んでいて気になりました。
ぶっちゃけ同人を描いている自分もただでさえ時間のかかる作業をしているのにあーしろ、こーしろと言われるのはしんどいかなと思ったりします。
ガロみたいなアート系漫画を描いている人の作品は漫画として価値がないのかというとそうでないように例え商業的でなかったとしてもweb場でファンがついて売れるというのは良いことだと思います。
「裸のマオ」なんかもそれにあたるのかな・・・
以上が感想になります。
でちょっとした宣伝ですが、私の同級生が描いた漫画が単行本発売されました。
ご興味ある方は買ってください!
「逆襲スパイ Xキャリバー」という作品です。
よろしくお願いします。