禍津神ROSS 2021/12/04 15:19

聖天使スノウカメリア幕間1の本登録完了と、設定語り

お世話になっております。聖天使スノウカメリアの幕間1の発売日が決まりました。

12月11日

となりました。すでに審査中なので、0時には購入できると思います。



設定語り

そういえば話してなかった、「種族」についての設定をお話します。

ただ、その説明をする前に宇宙というか世界についてを理解する必要がある。

まず世界というのは「虚無を消費する為の観測者の箱庭」です。
虚無は、「あらゆる物質・概念になれる最重原子、あるいは素粒子」です。
原子は電子の数量で性質が変化します(だったよね?)。
虚無はこの電子の数が最も多い原子…という説が唱えられています。
他には素粒子ではないか?という説もあり、確証がありません。

なんせ創世王すら理解してない分野なので。

虚無はあらゆる物体・概念に変化できます。
虚無が変化して誕生したのが世界であり宇宙です。
変化させたのは観測者と呼ばれる超越存在です。
スノウカメリアの世界では創世王って呼ばれてます。
そして虚無を別のナニカに変化させる為の「計算式」が術式となります。
しかし創世王は、術式がどうなってるのかとかはまったく知りません。

だって創世王って代替わりするので。

創世王=観測者が死亡すると、その世界は縮小していき消滅します。
この消滅時、最期まで生き残っていた知性体が次の観測者です。
条件が「生き残る」なので、知識の継承なんて行われてません。
気が付いたら自分が観測者になってました。なんてよくある話です。

なお観測者は無数にいて、世界も無数に存在します。
各世界の観測者は互いに影響しあったり無視したり侵略したりしています。



スノウカメリアの存在している世界軸の創世王は「アルダード」が通称なので、
アルダード世界軸と呼ばれてます。
この世界軸で、創世王が自分の意志で創造した生命体は―

存在しません。

どういう事なのか、種族が成立した順番で解説していきますね。



龍族

創世王が観測者となる直前に切り落とされた片腕と血液を虚無が読み取って誕生した
双子の片割れ「龍王姫」を頂点とする種族。

双子の片割れである雷王姫との姉妹喧嘩で傷を負って休憩の為に立ち寄った惑星…
後の地球で血液が海に流れ落ちた事で単細胞生物が誕生。
気が付いたら勝手に増殖しまくって知性体にまで変化したので―

雷王姫に利用される前に絶滅させる為、空気・土・海水に自分の血を吸わせて造り出した知的生物絶対滅ぼすマシーンが龍族です。

龍王姫そのものが
・格闘ゲームの弱パンチで惑星砕き
・強パンチで太陽を粉砕し
・ゲージ技で銀河を消滅させ
・必殺技で対象を世界から完全に消滅させる

というバグスペックなのもあり、超絶劣化品の龍族も他種族と比較してもスペックが
高くなっています。
反面生殖能力がとてつもなく低いです。
知性体滅ぼすマシーン自体が勝手に繁殖しないように調整されてます。
…まあ、数少ない他種族との雑種は生殖能力普通だったので結局管理できてませんが。

まだ聖域という異空間が誕生する以前は龍族vs他種族による絶滅戦争がありました。
後に話しますがこの時に獣族を奉仕種族とし調子に乗ってましたが…

創世王によって龍王姫が月に封印されます。

そうなると誰が代理で種族を纏めるかで大揉め。
加えて魔王軍が誕生すると絶滅戦争を生き残った古参の大半が魔王軍に離反。
その所為で一時期種族として成立できないほどに数を減らしました。
…まあ龍王姫が健在なので絶対に主要種族から外される事はありませんが。

種族の固有術式は【龍炎】【龍化】【適応】
【龍炎】は身体のどこからでも炎(炎とは言っていない)を発生させられます。
これ、厳密には炎ではなく炎っぽく見えるだけの高熱なナニカ的な曖昧なものです。
龍王姫が、雷王姫が二度と再生できないようにする為に恒星を焼き尽くす為に作った
ものです。

【龍化】は人間形態から龍形態に肉体を変化させます。戦闘力が10倍になります。

【適応】はまあ…長くなるのでここでは省略。



雷族

創世王が観測者となる直前に切り落とされた片腕と血液を虚無が読み取って誕生した
双子の片割れ「雷王姫」―のみで構成された群体

宇宙誕生時のビッグバンで肉体が爆発四散!
その破片を読み取った虚無が塵を形成して―惑星が誕生します。
そこから恒星が誕生するわけですが、

恒星全てが雷王姫そのものです。

その後龍王姫と姉妹喧嘩してましたが、龍王姫が知性体絶滅戦争をし始めると―
喧嘩の仲裁に来た創世王に数十億年ぶりに甘えてました。
この時に恒星のままだと甘えられないので、
惑星ひとつを人間サイズに圧縮して疑似肉体を生成しました。
散々甘えて喧嘩止めよう(一時的)となり、創世王が地球に行った際に来訪。
しばらくは創世王の護衛として過ごしてましたが、魔王軍が誕生した際に―

大好きなパパを苦しめる魔王軍を殲滅する為、生物の死体に雷王姫の人格を司る電気信号を送って再構築した、魔王軍絶対滅ぼすマシーンが雷族です。
やっぱりこいつら双子だわ

魔王軍殲滅後は、龍王姫対策の為、情報収集端末として改良されて各地で新しい情報を
収集するマシーンと化しています。
独自の自我はありますが、人格データの骨格部分は雷王姫であり、ネットワークを
通じて雷王姫と接続しているので雷王姫=自分という意識があります。
シャプシュが自分の事を「当機」と呼ぶのは、「私」とは雷王姫の事であり、
「当(私)が操作しているこの機体」的なニュアンスで自分の事を呼称しています。

なおスノウカメリアの時代でも定期的に姉妹喧嘩を、種族を使ってやっています。
それもあって龍族と雷族は非常に仲が悪いです。

種族の固有術式は【迅雷術】【神鉄生成】【機械操作】
【迅雷術】は意のままに操れる電撃を放出します。
【神鉄生成】は肉体を構築している金属を他物質を変化させて生成します。
【機械操作】は電気を使って動いている機械を意のままに操れます。

突出すべきは「生存能力」。
本体である「意志のある電気」さえ無事なら、無限に再生が可能。
雷王姫自体も「全惑星を破壊」しない限り倒す事ができません。

霊族

「霊王姫クレイティア」

龍王姫の血から産まれた単細胞生物の末裔のひとつ「植物」が創世王の血を吸って
生成した「知性体との交流用疑似肉体が分裂して誕生」した種族。

恐竜全盛期。植物達は恐竜の暴威に怯えていましたが、
創世王が地球にやってきた際に命乞いをします。
創世王はそれを受けて血を与え、霊王姫が誕生します。
霊王姫の肉体は植物側に魂があり、人型の方は恐竜の迎撃や交流用に使用します。
なお基本的に人型に繁殖能力はありません。
霊王姫の肉体が涙を流すと、その涙を吸った植物が同じように人型を生成できるように
なります。ただし涙で人型を生成できるのは霊王姫のみです。
そうやって数を増やした結果ー

動物と植物の立場が逆転します。

後に恐族が誕生して立場が拮抗。

そこに龍族襲来。

龍族vs霊族vs恐族の三つ巴が発生します。
で、創世王の帰還で終戦しますが、

戦争責任で霊王姫が地中に封印されます。

その所為で新しい子が誕生しなくなりました。
ただ霊王姫は(他王姫と比較して)無能なのもあり、政治自には大きな影響は無し。
魔王軍に一部の離反者こそ出しますが他種族ほどではありませんでした。

ただしここから徹底的に引き籠りを開始します。

霊王姫が復活するまで他種族と一切関わらないように過ごしていました。
その影響でスノウカメリアの時代でも閉鎖的な生活を好んでいます。

種族の固有術式は【神華法】【宿木の加護】
【神華法】は植物等から抽出したエネルギーで攻撃を行う術式。
広範囲に高威力を叩き込めるので、恐族には効果てきめん!龍族にも有効打になる!
他種族に使ったらオーバーキルだぞ!なおゴブリンレベルじゃ使えない模様。
ただし近場に植物が無いと自力でエネルギー抽出するので、数発で枯渇して倒れる。
なおこの術式は一切植物に対してダメージを与えられないという新設設計である。

【宿木の加護】は植物と接続してエネルギーを借りる術式。
これの所為で森での戦闘だと無尽蔵に神華法を打ち込んでくる。
なお植物の無い環境ではざぁこ♥化するが、
あいつら砂漠だろうと力技で植林するのでメチャクチャツヨイー!

なお作中で一番ドスケベなのが霊族である。



恐族

”先代”の恐王姫ブラウニス

紀元前約2億年前―世界は、霊族によって支配されていた。
動物は植物の生育を助ける為だけに生かされる奉仕種族であったが、
恐竜達はそれでは生きていけぬと、創世王に命乞いをしました。
この時に創世王の血を得た1頭の恐竜が、初代恐王姫です。

恐王姫と交配して産まれた子が恐王姫と同じ性質を有しており、その末裔によって
恐族が誕生します。
恐王姫のみ世襲制で、最も強い女の子が次期恐王姫として「おつとめ」をします。
まあぶっちゃけ色んなオスとの間に子供を作るのが仕事でした。
そのせいで恐族だけ創世王の血がどんどん薄くなっていきました。

…が、画像の恐王姫ブラウニスが「おつとめ」を拒否!
聖域誕生と同時に作った魔王軍収容空間「冥府」の管理者となりました。
管理者となる代わりに、儀礼を用いた交配(セックスしないで子供を作る)で当代の
恐王姫が誕生しております。
…が現恐王姫も「おつとめ」拒否!隔離空間に引き籠り中なので、
「おつとめ」以外の種族管理を先代恐王姫が担当しています。

大半が冥府に移住し、聖域に残っている恐族はたいして多くない上に定住しない性質
なので、他種族と相互協力しながら生存しています。
一番仲が良いのが龍族だったりする。

種族の固有術式は【伸縮】のみ。
普段は1メートルサイズに縮小し、戦闘時に巨大化します。駆逐されそう。

恐族の強さは術式ではなくフィジカルの強さにあります。
龍化した龍族と互角に戦えるのは恐族のみとされ、雑種系龍族じゃ複数で単体の恐族を
倒すのがやっとという感じ。
まあ、龍族は上澄みが桁違いに強いので龍族最強なんですが。




長いので今回はここまで。残りは後日という事で!

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