前回に引き続き今年触れた趣味のものについてつらつらと書き連ねていこうと思います。
なおゲーム制作の進捗は…ダメです!
それと友達へのクリスマスプレゼントに一枚イラストを描いたので乗せておきます。
今年触れたゲーム
まずは「inscription」について触れようかと思います。
配信でプレイされている方をちょくちょく見ますが、まずは是非自分で触って欲しいと思う作品ですね。
私はデモ版を最初にプレイしまして、これはすごく雰囲気のいいゲームだなと感じクリアするまでは極力情報はシャットアウトしてプレイしました。
ゲーム部分の出来がよく、面白いのもあるのですがそれ以上にゲームの雰囲気とストーリーラインが素晴らしいですね。デモ版の範囲だけでもこのゲームの雰囲気は十二分に味わえるのでまだ触れたことがない方は触ってみるのをお勧めします。
対面でTRPGをプレイしているような演出に加え、脱出ゲーム的な要素や心理的な恐怖を煽る描写、それにカードゲームの要素が加わりこのゲーム独自のプレイ感を演出してくれています。
あまり多くを書くとネタバレになってしまうのでinscriptionについてはこれくらいで。
で、前回音楽の話でも少し触れましたが、今年のゲームといえばやはりこれ感のある「ウマ娘」。
まず目を引くのは数多あるソシャゲと一線を画すグラフィックの出来栄え。ライブの演出も含めてこれがソシャゲで実現するとは思いもしませんでした。
ゲーム部分については育成ゲームとしてはシンプルでクリアするだけであれば慣れれば難しい事はないですが、対人を意識し始めると急にハードルがあがりますし、マスクデータも多く1プレイもなかなか重いのでウマ娘以外にも趣味がある人にちょっと辛いかも…といったところでしょうか。
何よりも私が触れたいのは育成シナリオの内容です。
これが本当に素晴らしいんです。
誰もが一番を目指して頑張るトレセン学園のウマ娘達は本当に可愛くて熱くて、どのキャラのシナリオも光る部分があってゲーム部分が合わなくてもここだけでも見る価値が非常に高いと思います。
特に私はナイスネイチャのシナリオが本当に好きで、彼女が目を背けていた自分自身と周囲と向き合っていく過程はぐっと拳に力がはいり口元が戦慄くくらい感情移入してしまいました。
ネイチャを含めマチカネタンホイザやツインターボ、イクノディクタスといったカノープスの面々が好きなので実装が待ち遠しくあります。
アニメについて
ウマ娘に関してはゲームや音楽の方で触れたのでここでは他のアニメについて。
今年一番印象に残っているアニメといえば「Vivy -Fluorite Eye's Song-」でしょうか。
私はSFやら哲学やらは、嫌な方向の想像力が働いてしまうのでちょっと苦手なんですが、それを差し引いても見てよかったなと思うアニメでした。
壮大な物語や設定、美麗なアクションシーン等目を奪われる点の多い作品ではありますが、その核となるのは創作では何度も触れられてきたAIの心という部分であり、主人公であるヴィヴィというAIの変化と心の成長を見る物語だったと個人的には思います。
最終回ではけっこう涙腺にダメージがきたりして、自分の明るくないジャンルにも多少は手を伸ばさないとな、と思わされました。
他、アニメについては今年は結構粒ぞろいだったのもあって、詳しく触れるのは割愛しておきますが。
同じようにストーリー方面で言えばスーパーカブにかげきしょうじょ!!やDr.STONE、東京リベンジャーSSSS.DYNAZENONあたりも面白くみれましたし、コメディで言えばうらみちお兄さんや吸血鬼すぐ死ぬなんか肩の力をぬいて楽しく見れました。
今年一お勧めしたいマンガ
個人的に今年一番影響をうけたコンテンツは間違いなくマンガで、この作品「ブルーピリオド」でしょうか。
私が絵を描き始めるのに背中を押してくれて、今年一年の創作の原動力になってくれた作品で、創作する人にもそうでない人にも勧めたい作品です。
創作という明確な正解のない世界に挑む登場人物達の苦悩や葛藤、それに対して各々が出す答えや、周囲の助言、たくさんの気づきや、胸に刺さる言葉が多くて、読み返すたびに新しい発見や勇気をもらいました。
絵を始めたのは今年からではありましたが、文章を書くというのは結構昔からやっていて、創作には触れていたのですが、私は常に正しい事ばかりを求めて、方法論や指南書ばかりをあさり、なんとか正しい作品を作ろうと躍起になっていました。
その内私にとって文章を書くという創作は楽しむ事ではなく、義務のようなものに変わって、どんどんと取り組むことが苦しい事ばかりになっていました。
そんな折に私はこのブルーピリオドという作品と出会い、常に正しくある必要はなく、楽しむことや、今感じたことを大事にすることを優先してもいいんだと思えるようになって、創作にたいして向き合うことがほんの少しだけ軽くなりました。
絵に関してはこの作品からの受け売りで、とにかく楽しむことを優先しているおかげで今後も楽しく描けていければいいなと思っています。
文章もまた前みたいに楽しく書けるようになってくれるといいんですけれども。
動画/配信コンテンツについて
長かった記事もようやく終わりの項、動画/配信コンテンツです。
私はもうけっこうVTuber沼にどっぷりはまっておりますがあまり語る場もないので、こういう機会にちょっと触れておこうかなと。
今年というか、私がVを見始めてすぐから追っかけている一人、剣持刀也さん。
今では古参といっても差し支えないくらいの活動経歴になっておられる剣持さんには今年も大変お世話になりました。
軽快で切れ味の鋭いトークや造詣の深い知識の数々、巧みな話題の展開と見て、聞いて飽きのない方で、気分が沈んだ時この方の配信に何度も癒されました。
何よりこの方信念がすごくかっこよくて、エンターテイナーとしての矜持を強く持っておられて尊敬する人物のお一人です。
冒頭で貼った友達へのクリスマスプレゼントとして描いた桐生ココさんをはじめ、今年は知名度の高いVTuberさんが引退したり活動休止したり、先行きに不安を感じることもありましたが、同時にいろいろな技術も進歩して飛躍した年でもあったようにも思います。
企業所属の方々の登録者数はぐんぐんと上がっており、世間への認知も広がっており今後ますます発展と露出の機会が増えていきそうなのは楽しみですね。
今年の振り返りを締めくくって
概ねよい一年だったなぁと、趣味であるサブカル関係は大いに楽しめましたし、創作方面でも絵やゲームの開発といった新しい事に踏み出し、着手できたのは大きな一歩でもあったと思います。
12月にはいってから回線もんだいやら他の問題でちょっとゴタゴタしてしまい若干気分が沈んでしまいましたが、こうして振り返ってみるとまぁ、よかったんじゃないかなと。
シナリオとスクリプトの進捗はお世辞にも良いとはいえませんが、創作において楽しむことが第一というのは大事にしていきたいので、無理はせず義務にならないよう明るく取り組んでいければなと思っています。
それでは皆様よいお年を。