制作後記：『とある彼女の独白』【粗チン/皮オナ/早漏/寝取られマゾ】

はじめに

こんにちは、色情補正.です。

GWに合わせて公開を開始した『とある彼女の独白』ですが、かなり人を選ぶ題材ながら思っていたよりも多くの方に手に取って頂けたようで、とても嬉しいです！

今回は、本作品の内容を解説（？）や、台本制作時の意図を紹介する記事となります。

まだ聴いていない方にはネタバレになってしまいますが、ネタバレをされても構わない…という方は、本記事を購入の指標にして頂けると幸いです。
（本日5/8いっぱいまでDLsite様では15~20%オフクーポンが配布されています。
このタイミングに合わせると平時よりも少しお得にお求め頂けます…！）

こちらが、作品の紹介文です。

とあるアダルト音声販売サイトで、マゾの男性に人気を博している作品シリーズがあります。それは、『独白音声』。女性が、付き合っている男性の性的に不満な部分を内緒で暴露する音声です。マゾの男性たちはその音声を聴き、女性のパートナーに自己を投影し、自分が蔑まれている気分になりながら、惨めなオナニーを楽しんでいます。これは、そんな独白音声のひとつ。さて、今回独白する女性は一体誰なのでしょうか?…貴方にとっての誰なのでしょうか?

次の段から解説が始まります。ネタバレが大丈夫な方のみ、ご確認ください。

作品解説

本作品は、
独白音声パート
過去パート
現在パート
もしもの未来パート
の、4つのパートで構成されています。

最初に通常トラックである「独白音声」パートを聴いてから、
次にexトラックである「過去・現在・もしもの未来」パートを聴くことになります。

既に聴いていただいた方はわかっているかもしれませんが、本作品は独白音声パートとexトラックで聴き手の視点が異なります。
具体的に言うと、聴き手の視点は
独白音声パートでは「独白をする女性とは無関係の他人の第三者」に、
exトラックでは「独白をする女性の彼氏」
となっています。

独白音声パートでは、聴き手であるあなたは
独白をする女性とは全く関係のない第三者
の位置づけです。
作品概要にあるように、あなたは音声サイトでとある女性の独白音声を見つけ購入し、それを使ってオナニーをしている…という状況です。

一転、exトラックでは、聴き手の視点は「独白をする女性の彼氏」となります。
「過去◆苦くて甘い思い出」トラックでは、独白音声で語られた散々なセックスの様子を、彼氏本人の視点で追体験することになります。
「現在パート」では、彼女本人の口からあなたに直接、粗末なペニスについての意見を述べられます。
「もしもの未来」パートは、あなたと彼女が築く歪な関係が導くかもしれない未来を描いています。
彼女はあなたのマゾ性癖を弄ることに喜びを覚え、寝取らせセックスの感想を報告します。

視点の移動をすることで、最初の独白音声に意味やストーリーが生まれます。
exトラックに入り、「過去◆苦くて甘い思い出」を彼氏の視点で追体験することで、「独白音声」は
全くの無関係な第三者の発言から、
「あなたの彼女からの、あなたに対しての発言」
に変化します。
ここで、「独白音声」と「苦くて甘い思い出」の中の彼女はリンクします。
２つのトラックに、個々のトラック単体にはなかった新しい楽しみ方が生まれます。
たとえば「苦くて甘い思い出」の気まずい状況を思い出しながら「独白音声」でオナニーを楽しんだり、「独白音声」で語られた彼女のその時の内心を想像しながら、「苦くて甘い思い出」を楽しむことができます。

その後のトラック「現在パート」「もしもの未来パート」では、彼女の意見の方向があなた自身に直接向きます。
直接、粗末なペニスへの意見や嫌悪を述べられます。
これらのパートも、「独白音声」や「苦くて甘い思い出」トラックの内容を思い出せば、人それぞれ色んな方向から楽しむことができます。
（寝取らせ報告パートだったら、独白音声で披露された間男とのセックスを思い出しながらオナニーしたり、彼女の粗チンへの考えは全て真実だと思いながらより強く興奮したり…。）

このような視点の変化を導入した理由として一番大きなものは、
「何度も繰り返して聴いてもらえる仕組みを作りたかったから」
…になります。
きれいごとかもしれませんが、音声作品はお金を払って頂くものなので、その金額の多寡に関わらず、最初の一度きりのインスタントな使い捨てではなく、何度も繰り返し聴いて頂きたいと思っています。
（過去作でループ音声を導入したのも、この考えがあったからです。）
そのためには、全体の構成を工夫したりして、個々のトラックに繰り返し聴きたくなるような意味を持たせることが大事かな…と考えました。
元々粗チン弄りや寝取られ・寝取らせ系の作品の構想は個々でそれぞれ独立していたのですが、こうして組み合わせることで、個別にリリースするよりも、もっと楽しめる様になっているんじゃないかな…と思います。

作品概要ではなるべくネタバレを避け、必要な方以外には先の展開を開示しないようにしていたのですが、こちらの思惑通りビックリして頂いた方はいたでしょうか…？
私のただの自己満足になっていて、「そんなこと考えて聴いてない！」とお考えの方がほとんどかもしれませんが、もしこの作品が心のどこかに刺さって、「繰り返して聴きたい…」と思ってくれた方がいたなら、とても嬉しいです。
また、私が想定していなかった楽しみ方を編み出して頂けていたら面白いなと思います。

その他のこだわりポイントについてです。
粗末なペニスの表現に、「皮オナ」を追加してみました。
自分の観測範囲ですが、包茎をターゲットにした音声作品はあっても、「皮オナ」を題材…ましてや指示される作品は中々ない気がしました。
SPH系のイラストを見る限り皮オナ指示は結構需要がありそうなのに、こういう音声が無いのはもったいないな…と思って、この要素を盛り込んでみました。
この要素一つでかな～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～りニッチな作品になってしまった気がしますが、気に入って頂けた方がきっといるはず…！
「皮オナは危険すぎない…？」とは自分でも思いましたが、ルーインドオーガズムみたいなオナニーが流行っている同人音声界では別に問題ないのでは…？と思ってしまいました、実行はくれぐれも自己責任でお願いします…！

**

ヒロインが物静かめな女性であったり、淡々とした口調で語られるのは、
こういった粗チン煽りの作品を見ていると、高圧的に罵倒されるものが多いと感じ、同様の作品を出してもつまらないだろうな…と思ったから
です。
音声作品で耳元で大声で罵倒されるよりも、ASMR的にぼそぼそと囁かれる方が耳障りが良い…という様々な兼ね合いもあります。
キンキンしてほしくないですよね…。
（…などと色々理由をつけてみましたが、実のところ、個人的な趣味によるところが大きいです。メ○ガキ系とか、SM系の女王様みたいな属性はあまり性に合わなくて…。そういうのは、他の方の作品に任せる方が良いかな…と思っています。）

個人的には、言葉や暴力による表面的な苦痛よりも、雰囲気から感じる精神的な苦痛の方が、音声作品で表現したいな…と思っています。

―作品の解説などは、これでおわりです。

おわりに

今回の更新はこれでおわりです。
凡そ一年ぶりになりましたが、とくに問題なく新作をリリースすることができました。
どんな些細なものでも作品の感想やレビューを頂けると、とても嬉しく、励みになります。
最初にお伝えしましたが、5/8までDLsite様でクーポンが配布されているので、興味のある方は是非この機会にお求めください！

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FANZA同人様での販売は、5/16を予定しています。
FANZA民の方がいましたら、申し訳ありませんがそれまで少しの間お待ちください。
今年は他にも作品をリリースしていく予定です！
楽しみにして頂けると幸いです。
今後とも、色情補正.をよろしくお願い致します！

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

色情補正.