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2022年 09月の記事 (6)

リルスフィアス 2022/09/30 17:30

「魔法少女は散りぬるを」 #06 星空 蛍

「魔法少女は散りぬるを」 #06 星空 蛍

星空蛍は水が怖かった。
ただ、その心理は潜在的なもので、普段から水を使うし、お風呂やプールにもなにげなく入っていた。
ある幼い日、蛍は海水浴に行き浮き輪に体を漂わせていた。
波間に揺られながらゴーグルで海中を覗いていた。
浅瀬では色とりどりに舞う小魚に興味を持ち、ずっとずっと、海面から出た肌が小麦色に焼けるまで見ていた。徐々に沖へ流され水底は遠くなっても不安よりも興味が勝っていた。
そのすぐ先に急激に光の届かない深みへと落ち込む淵があった。深海へ続く闇、静寂、寂寞、文字通り底知れない蒼暗い先との境界。蛍は急に不安でいっぱいになり、怖がって慌てて岸へ戻り、その後はもう海に入らず両親にしがみついて夜を過ごし、街へ帰った。

数年後、蛍はその儚げな名前とは逆に活発な少女に成長し、魔法力が芽生えて軍所属の魔導士となった。その後の訓練でも優秀な成績を収め、実戦においてもそつなく任務をこなし、多年にわたる実戦経験により時には大型種を相手に防衛線を維持したことすらあった。

その日も蛍は愛刀を提げ割当区を哨戒していた。
定時連絡のさなか、襲来の前触れである電波障害が起こり司令部との連絡が途絶える。
障害範囲は広大で、数個の割当区にまたがるため、電波障害がただちに襲来とは限らないが、蛍は経験からここに来ることを察知し戦意を改めた。

1時間ほどが過ぎた。
遥かに遠く、旧都市の瓦礫の上を大きな球体が浮遊して向かってくる。
直径10m以上はありそうな、深い海のように青暗い半透明の球体。
いきなり、球体の一部が膨らんで鞭のように伸び蛍を襲う。
蛍は難なく躱したが、元いた場所は大きく破壊され、その破壊音で敵はジェル状だと蛍は推測した。間髪入れず次の鞭が来る。蛍は身を躱しながら刀の切っ先だけを鞭に当ててみる。切っ先は一瞬だけジェルを斬り裂いて、すぐに鞭の中に埋まって素通りした。
「…厄介ね。」
次々に降りかかる鞭を躱していく。
「でも。いつも通りやるだけ。」
蛍たち魔導士の任務はバケモノの侵攻を遅らせる時間稼ぎでよく、つかず離れずに上手くバケモノをその場に留めて戦う。
だが、バケモノは蛍の攻撃がさほど脅威でないことを知ってか、蛍を無視し侵攻を再開した。
蛍は戦術を切り替え、より深く懐にもぐり鞭を躱し限界を超えた剣速と衝撃波で水球を縦に真っ二つにした。左右に水が崩れ落ちる。
手応えはあった。が、この程度では倒せない。ただ侵攻をかなり遅らせることはできたはずだった。蛍の推測通り、バケモノは再生していく。ただ、分かれた2つが切断前と同じサイズまで再生したのは想定外だった。

攻撃が浅いとほとんど効かず、深く斬り込んで切断すると、次々に増えていく。
攻撃をすることでバケモノの手数を減らしていく戦術が取れず、それどころか2倍になったバケモノを相手に蛍は急激に消耗させられていく。
蛍を進路上の石ころ程度に捉えていたバケモノが、今ははっきりと蛍を敵とみなして激しい攻撃を加えてくる。蛍の回避は常にギリギリになり、水鞭がかするたび装束が裂かれていく。
それでも直撃をくらわない蛍に水球のバケモノは形態を変化させた。
水滴がしたたるように直径50cmくらいの小水球を生み出していく。その数…無数。
いつしか蛍は小水球が整然と並んで形作った檻の中にいた。小水球は鞭状の攻撃ではなく自体が体当たりをしてくる。攻撃速度は遅くなったが、大きく避けなければならず、蛍の消耗を加速させる。
そのうえ檻は徐々に小さくなっていき、檻の構成から余った小水球は攻撃に加わって回避の間隔をどんどん埋められていく。
「……しまッ……きゃあぁッ!」
脇腹に小水球が衝突した。ジェル状とはいえ高速での被弾に蛍はよろめき、檻を作る小水球にもたれかかる。
「あぐッ」
小水球の檻は意外なほどの弾力で蛍を檻の中心へ弾き返す。
「んぶッ!? 〜~~~~ッッッ!」
弾き返された反動で回避できない蛍の顔に小水球が激突する。
小水球は蛍の頭部を包んでこんで離れない。
蛍は貼り付いた小水球を剥がそうともがく。
こんなに強固に頭全体を包んでいるのに掴もうとするとジェルが指をすり抜けていく。
深い青の小水球は蛍の視覚さえ奪っていて、ろくに周囲が見えないままもがく蛍のお腹に小水球が直撃する。
「〜〜〜〜~~ッ!!」
蛍は激痛に叫んだが小水球のなかでは声にならず、大粒の泡となり抜けていく。
小水球の群れが蛍を全方向から打ちのめしていく。
左から打たれ、よろめいた先で右から打たれ、檻の端に跳ね飛ばされては跳ね返って中央に戻される。お腹を打たれ「く」の字に体が折れ曲がったかと思えば、背中をうたれ、低空から急上昇軌道で突っ込んできた小水球で蛍の体は浮き上がった。
「がッ、ぁああぁぁぁ!!」
頭部をくるんでいた小水球はいつの間にか弾け飛んでいたが、攻撃は執拗だった。
「あ…ぐッ! ああぁッ!」
重い一撃が入ると絞り出すような呻きで悲鳴が響く。蛍は宙に浮かされたまま、前後左右から突進してくる小水球に跳ね飛ばされ続けた。弾性のある小水球でも高速での激突が続けられ蛍の体を破壊していく。
「………」
悲鳴が途絶えた。小水球の飛ぶ風切り音と蛍の体との激突音はやまない。
何度も何度も蛍の体を弾いて舞い上げ続ける。檻はますます狭くなっていき、小水球はひとつの水球に再結集する。
直径10mほどの巨大な水球が浮遊していた。
その深い青の内側で蛍は気を失い漂っていた。

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より深くたのしめる(?)世界設定がすこしあります。今回はバケモノと魔法少女についてです。えち要素なし。

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リルスフィアス 2022/09/25 09:28

サークル名がかわりました & まほちり5.1

いつも ご支援ご視聴ありがとうございます。
サークル名「リルリウム」は「リルスフィアス」にかわりました。

アクアリウムとかプラネタリウムにかけてボクのなまえ「リル」にーリウムでリルリウムだったんだけど、エゴサーチするとvtuberさんのチャンネル名と被ってたりいしたので、まぁ被ってても問題ない気がするけれど変えることにしました。

新しい名前「リルスフィアス」
スフィアという言葉がはいっていて、(sphere)は天球などの意味みたいです。
最後のスは複数形のsで、リルスとフィアスで韻を踏んで語感を整えています。

よろしくおねがいします。

ご報告だけではせっかく読んでもらっておいて心苦しいので「魔法少女は散りぬるを」第五話ニケ・ニュールブリンクのおまけなど。フォロワーさん限定で音声付きでお贈りします。

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リルスフィアス 2022/09/19 07:53

【シチュボ】スライムに囚われ敗北凌○

ご支援ありがとうございます。
ローション入浴剤をはじめて買ってみて、お風呂全部ぬるぬるで、スライムに負けて捕まっちゃったらこんな感じかも…って思っちゃったらもう妄想が止まらなくて…

魔法少女の僕がスライムと戦って敢え無く敗北して気を失う。
気がつくと真っ暗で感覚的には水の中…
息はできてる…
というシチュからはじまります。

敗北魔法少女の凌○をイメージしたシチュエーションボイスです。
有料プラン特典ですが良かったら聴いてください。

普段あんましこういうジョークグッズ買えないんだけど、ご支援のおかげで買ってみようってなりました。ありがとうございますっ。

0:00 捕らわれた魔法少女
1:00 凌○のはじまり〜全身同時愛撫
2:30 スライム触手の膣内浸蝕
3:00 両穴凌○
4:00 終わらぬ凌○
(5:23)

【 100円 】プラン以上限定 支援額:100円

魔法少女スライム凌○の音声作品とちょっとしたテキストが見れます

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リルスフィアス 2022/09/16 18:23

シチュボイス ちいさなむねでも好きになってくれますか?

男性向け シチュエーションボイス

好き な人の前で裸になりました
自信のない貧相な体です…
でも、好きだよと優しく触れてくれました
身も心も捧げていく女の子の秘め声

良かったらフォローして聞いてください。
いいねとか、コメント、チップなど貰えたらすごくうれしい。




0:30 むねおおきいほうがすきですか
1:00 もっと、いっぱい、さわってください
2:20 したも…さわってください
3:00 ゆびいれてもだいじょうぶ
   〜 かきまわしてください
4:00 あっ、ああぁっ!
5:30 びくびくってしちゃう…
6:30 もう…だめ…こわれちゃう…

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リルスフィアス 2022/09/08 20:20

「魔法少女は散りぬるを」 #05 ニケ・ニュールブリンク

薄暗く狭い空間。
分厚いハッチがゆっくり開いていく。外に広がる蒼空を背景に華奢な少女が太刀を提げている。フリルを飾り付けた白の衣装を纏い、幼くも整った顔立ち、はるか下の雲間を見下ろすアイスブルーの瞳。陽光を受けて淡く発光して純白よりも白く輝く透明の髪で、大きく結わえた三編みが風になびいていた。
出撃口のハッチからふわりと飛ぶ。
長く結わえた髪はより大きくなびき、衣装をはためかせて、雲海を抜けていく。
はるか下に今は滅びた旧市街が広がる。
その一点を目指して魔法陣で風をつかみながら降下地点へ寄せていく。

地上ではウミウシ型のバケモノが立ちはだかった一人の魔法少女を蹂躙し、侵攻を再開していた。
そこへ、閃光と轟音。衝撃波が周囲へ走る。瓦礫と砂煙が舞い上がり、それが晴れたとき、バケモノは消えて幼い少女が立っていた。一瞬でバケモノを屠ったのは天空から舞い降りてきた少女。名はニケ。

粉微塵ほどにバケモノを斬り刻んだのに、少女にはバケモノの体液のシミひとつ浴びておらず、息も荒げない。どこか儚く冷たいアイスブルーの瞳で周囲を見渡す。バケモノの破片や残滓を見つめ、視線だけで術式を撒いていく。周囲すべてを捕捉したあと、足元に視線を落とす。
傍らには先刻までこのバケモノを食いとどめていた魔法少女ー春楡白亜が横たわっていた。
傷だらけで眠る白亜は股を中心に大量の白濁にまみれている。
ニケは手をかざして浄化の魔法をかける。穢れを祓い終えた白亜を軽々抱えて飛び、その場を離れて術式を起動させ爆炎でバケモノを痕跡一つ残さず消し尽くした。

「コード022より管制へ、目標αを撃破。」
淡々と司令部へ報告する。
「………管制よりコード022へ、確認中………確認できました。引き続き目標βへ向かってください。」
「了解。」
ニケは白亜を地面にそっと寝かせながら報告を終える。
白亜の顔に手のひらを添え、まぶたを閉じさせた。
「あの時の子…?」
ふと思い出す。
5年前、旧都市に迷い込んだ小さな子を保護して連れ戻したこと。
その時抱き上げたその子の、宝物を見つけたような憧れの顔が印象に残っていた。
「ごめん… 今日は一緒に帰れない。」
もう動かない白亜に向けてつぶやく。
まだ倒すべき敵が残っている。
ふわりと浮き上がり次の戦いへ飛び去った。


ーーーーーーーーーーーーーーーー
data
ニケ ニュールブリンク(Nike Nurbring)
age 10(?)
近衛少将
通算撃破数 28,265 → 28,292
ウミウシ型を含む8群27体を殲滅。
・負傷なし
・魔力消費による中度の疲労

※春楡白亜の遺体を回収。
この日の戦闘での損害は白亜一人に抑えられた。

ーーーーーーーーーーーーーーー







「ん、んぁ…、あぁ…」
うす暗い部屋にくちゅ、くちゅと淫靡な水音と嬌声が響く。
「はぁ、はぁ、んく… ああぁ…」
広いベッドにひとり、一糸まとわぬ姿。
あひる座りで片手は自分の胸をまさぐり、もう片手の指で秘部をかきまわしている。
「あぁ…んぁ… んく、あああ!」
吐息と水音のピッチが早くなる。
自らを慰めて享楽を貪っているのは見た目では10歳程度の幼い少女。

重厚なドアが音もなくスライドし、将官の軍服を着た壮年の男が入ってくる。
少女は快楽の中にいて気づきもしない。
「ニケ」
「………っ!」
男の低い声に、少女はびくんと反応して動きを止めた。
「どうした、続けないのか」
ニケは火照った体を無意識にもじもじさせる。
「し… 仕方ないだろ… こうなっちゃうんだから…」
「わかっている。命じる。続けよ。」
「んッ、んあぁ…ぁ…」
ニケの細い指はすっかり自身の秘裂に隠れ、手の腹で淫核を擦って慰めを続ける。
「んっ…んっ… んんッ!」
いく寸前まで高ぶっていた官能はもう抑えられず、乳首をつまみ、膣内の指を鉤型に曲げて外の手の腹とで内外の敏感な場所を刺激すると
「ん… ぃく……ッ んぁぁあぁぁ!!」
仰け反り跳ねて絶頂したあと、肩を落とし荒らい吐息のまま、体を横に崩した。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」
指はまだ浅い位置に留められ、ゆっくりと動き続けていて。
「したりないのか?」
ニケが自ら慰めるあいだ、ソファでレポートを読んでいた男がニケの方を向く。
「はぁ、はぁ… 今日は…神器を使いすぎた…」
「ああ、だがよくやった。偉いな、ニケは。」
「でも…」
指を止める。
「また一人死なせた…」
「気にするな。」
「もっと早く出撃できたら…」
「解析班はよくやっている。」
「わかってる…でも…」
「…抱いてやろう。来い。」
「……うん。」
絶頂後の気だるさ引きずってのベッドの端まで四つん這いで行き、降りてソファへ向かうと、無垢な割れ目から愛液がふとももを垂れていく。
男の前に立ち、その肩に手をかけてお尻を突き出すように前のめりにキスを求めて顔を寄せていく。
「ん… んぅ……」
唇を貪りながら、下では男の手がニケの幼い割れ目に向かい、指が花弁を広げるとすぐに手は愛液まみれになった。
「あ、あ、んぅぅ…」
弱々しい声で啼く。
膝が震え、立っているのがやっとな様子を見て取り、ニケの腰に手をやって背を向けるように促す。
「うん……」
ニケは従順に背を向けると、抱き寄せられ、ソファに座る男の上にもたれて座り込む。
数多のバケモノを殲滅してきたニケも男の腕の中ではあまりに華奢で。
「あ、んん… んぁぁ……」
脇の間から男が手を前に回し、まだ少女らしさの希薄な細い体をまさぐる。
「あ、あ、あ、あ……んぁッ!」
わずかに膨らんだ幼い胸も触れると柔らかく、その中心の蕾は先刻からの自慰で対象的にツンと固くなっていた。
平坦な胸への愛撫は、膨らみを揉むこともなく、どうしてもその蕾へと集中し、
「ん、んぁ、きゃ… ひぅ!」
つままれ、こすられるたび可愛らしい嬌声をあげる。
「きゃうッ… そこ… そこぉ……ッ」
下ではお腹を撫でていた手が秘部に降りていき、充分に潤んだそこを指がかき回した。
後ろから抱きしめられ、クリを剥かれて直に摘まれて、男の腕の中で体をくねらせて
「…く、ぃく… んんッッ!!」
びくんとのけぞって絶頂する。
「はぁはぁ、はぁ、はぁ、はぁ、……」
幼い顔を快楽に蕩けさせ、男の胸に体を預けて余韻に惚けている。
「はぁ、はぁ… なぁ、大型種には……」
息絶え絶えなままニケが言う。
「大型種には私が……んあぁ! …はぁはぁ、私が…直接出るよ。あの子たちじゃ足止めも無理…んぁあああッ!」
男の指はニケがイッたあとも止まらない。強めに乳首を絞りあげ、人差し指と中指をニケの小さな膣穴に深々と埋めてゆっくりかき回し、親指はクリを押し潰す。
「前にもだめだと言ったはずだ。」
「………あ、あ、あぁ…」
「何かあったか?」
ニケはすこし逡巡し
「………な、何もな…んああぁ! はぁはぁ、ない…何も。」
嬌声混じりに答えた。
「それでいい。」
決して激しい愛撫ではないのに的確にニケの敏感を捉えて責め続ける。
「あ、あぁーーッ、あ、あ、あ、」
ニケは潮を吹かせて男の指でイき続ける。
「いく…また、いく、んあ、あああッ! も、もうだめ… いく、いくぅぅぅぅ!! あぁあああああああーーーーーーッッッ!!」
絶頂しっぱなしの状態からさらに高みへ昇らされ絶叫をあげる。
「ぅ……ぁ……ぁ……、ぃ…く、いく……ぅ」
ニケはすっかり意識を飛ばして恍惚のまま放心して小さく呻く。
男はニケを抱き上げ、ベッドに寝かせて部屋を去った。
ニケは疲れ切って、ベッドに体を沈め、まだ絶頂感が抜けず時折痙攣していた。

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