佐谷霞巳はあなたがいないと生きられない 体験版に入れたいもの+α
こんにちは!
こんにちは!三代錆です!
月初めなので進捗持ってきました!
今月の佐谷ちゃん
佐谷ちゃん、料理中に絡まれる
佐谷ちゃん、寝ている間に尻枕にされる
佐谷ちゃん、箱入り娘になる
縦長ボックスから出られないことに気が付くまであと5秒
佐谷ちゃん、稀に様子がおかしくなる
日常イベントにしようと思ったけど、日常イベントとして定期的にお出ししていい表情ではなかったので突発イベントに回されたCG
「悪戯」コマンドで選ぶ選択肢が「特殊イベント」なのか「Hイベント」なのか「会話イベント」なのか、選択する前に把握出来るようにしました!
今回の進捗は軽めですが以上です!
以降はRPGツクールMVの仕様に関する雑談ですので、ご興味があれば引き続きどうぞ!
RPGツクールMVを選択した理由の話
今回の本題に入る前に、RPGツクールMVにつきまして少しお話しようと思います!
RPGツクールMVは、最新作であるRPGツクールMZの一世代前の制作ツールです。
当然最新作のRPGツクールMZは、オートセーブが使えたり、便利プラグインが標準で実装されていたり、コモンイベントの上限がMVの倍の2000だったりと明らかに便利になっています。
一方RPGツクールMVは、一世代前で普及が進んでいるだけあって情報が出揃ってます。有志の方が作成されたプラグインももりもりあります。あと、メーカーさんにもよるとは思いますが、どうやらスマホアプリ化もしやすいらしいです。
特に情報がありがたい!!
私のような情報を漁りながら何とかゲームを作っている絵描き人間にとって、調べれば情報が出て来るというのは強烈なアドバンテージになります。
MZの環境が整って来たら移行したいと思っておりますが、今の私にはMVが肌に合っているようです。
体験版に入れたいもの
RPGツクールには「コモンイベント」という機能があります。
「コモンイベント」と言ってもイベントシーンばかりではなく、私は「どのイベントからでも呼び出せる処理」として利用しています。
イベントCGや立ち絵をレイヤー表示する処理も、コモンイベントで作成し、立ち絵やCGを表示する度にその処理を呼び出しています。
前作と前々作では、コモンイベントはほとんど使いませんでした。
簡単な処理が多かったので、一般的な機能だけで作れてしまったのです。プラグインも一切使用しませんでした。
おかげさまでというか何というか、「バグでゲームが進行出来ない」というご報告はなかったと記憶しています。
「起動できない」というご報告はいくつかありましたが、いずれも再DLして頂くことで解決することができました。
利用者が多く発売から日が経っているため、デフォルト機能の範囲内の些細なバグへの対応が既に完了している……というのも、広く普及しているツールの強みのひとつだと思います。
ただ、今作はかなり特殊な処理で制作しています。
コモンイベントも大量に使用しておりますし、プラグインももりもり使っています。
今作は、正直バグ報告がいくつ来てもおかしくないのです。
その対策をどうするか考えた結果、「体験版に一通りの処理を盛ってしまおう」ということになりました。
それ以外にも「システムゲーを作るのが初めてのド初心者だから、思いついたら即実装して可不可を確認せざるを得ない」という事情もあったりするのですが、それはさておき……。
体験版でバグが発生するのと、ご購入頂いた後にバグが発生するのでは大きく違います。
バグが出る環境の方は、可能な限り体験版の段階で気付いて頂く必要があります。
という訳で、体験版には一通りのプラグインを入れて、一通りの処理を盛ってみました。
「性行」コマンドは他のコマンドと処理が大きく変わらないので体験版には入れておりませんが、制作していて必要と判断したら、体験版をアップデートするかもしれません。
体験版に入れておきたいものは他にもあります。
前作と前々作はハーレムでしたが、今作はサブヒロインはいるものの、基本的にヒロインは一人です。
しかも私の性癖に忠実に作ったので、序盤(体験版範囲)は清廉潔白、堅物、クソマジメで、適切な距離を保とうとしてきます。
諸事情により好感度はゲーム開始時から高いものの親密度は低く、主人公に遠慮しており、必要以上に接触して来ません。
実際は親密度を一定まで上げると豹変して執着心が爆発して独占欲オバケと化すタイプの問題児なのですが、体験版範囲だけでは誤解を招くかもしれません。
なので、本来体験版範囲ではまだ発生しないイベントを、回想モードで先行して見られるようにしてみたりということも考えています。
ツクールMVの限界を突破した話
先述の通り、RPGツクールMVのコモンイベントの上限はデフォルトで1000、MZの半分です。
ですが、これも先述の通り、私は今回あらゆる処理をコモンイベントで作成しております。
体験版に一通りの処理を盛っていることもあり、現時点で既にコモンイベントの数が700を突破しています。
上限1000個中の700個。もうすぐ限界になる訳です。
当然、製品版は1000個ではとても足りません。
ただ、コモンイベントの上限を手動で増やすことは出来るようです。
私のような素人が変に解説するのもあれなので詳細は省きますが、あるテキストファイルを書き換えることで、コモンイベントの上限を増やすことが出来ます。
体験版の段階でバグの有無を確認して頂きたいので、上限を増やすのであれば体験版配布前が最善だと私は考えました。
という訳で、コモンイベント増量処理のスタートです。
該当のテキストファイルを開いて、コモンイベントをデフォルトの1000から倍の2000に書き足していきます。
書き足しました!!!!!!!
英文はコピペで手動は数字部分だけとは言え、1001から2000まで入力するのは気が遠くなる作業ですね!!
ゲームの心臓の話
ところでこの「コモンイベントに関わるとあるテキストファイル」ですが、開いた瞬間、私はものすごい衝撃を受けました。失神するかと思いました。
このテキストファイルには、コモンイベントの総数の他にも、このような記述が入っていたのです。
ぱっと見てもピンと来ないかもしれません。
これは、私がコモンイベントに入力したイベントの内容の一部分です。
「一年近く掛けて入力した全てのコモンイベントの内容がたった一つのテキストファイルに収まっている」という重大な事実を、私はこの瞬間、初めて知ったのです。
つまり、このテキストファイルは、私が今作っているゲームの心臓部分に他ならないのです。
……………………。
怖くないですか!!?!?!?
えっこのファイルに何かあったら私の一年吹っ飛ぶんですか??????って思いましたよね!!!!!
しかもそんなテキストファイルを、コモンイベントの上限を増やすとかいう理由で、今から弄り倒さなければならない訳です!
プログラムの知識なんか一切ない一介の絵描きが、いきなり心臓の手術に放り込まれる訳です!
こんなもん一番最初にやっておけばよかった!!!!!!!
いや最初のうちは、まさかコモンイベントが足りなくなるなんて想像もしていなかったので、手動で増やすという発想すらなかったのですが……。
当然バックアップを取りましたが、何かあった時にそれを復元するのでさえ私には荷が重い。
重いですが頑張りました。書き換えました。
もちろん、テキストファイルを書き換えて完成、という訳にはいきません。
起動して何も変わってなければおしまいです。あるいは様子がおかしくなっているかもしれません。
正直今日はもう寝ようとすら思いましたが、一応、一応起動してみました。
ふ、増えてるーーーーー!!!!!!!
よかったああーーーーー!!!!!!!
すごい……本当に増えた……。
ネットに情報を共有してくださっている有識者のみなさま、本当に本当にありがとうございます……。
追加コモンイベントに内容を放り込む話
とはいえ、やはり増やすだけでは心配です。
早期に追加した目的は、あくまで「体験版段階でバグ発生を見極めてもらうこと」です。
この増やした部分に何かイベントを入れて、体験版で実行してもらわなければなりません。
という訳で、ゲームの取扱説明書を突貫工事で作ってみました!
最近のゲームは、何も考えずに起動しても結構普通に遊べます。
ゲーム内にTipsが充実していることも多いです。とてもユーザーフレンドリーです。
そこは見習うべき部分だと思うので、私もメイン画面に「トリセツ」ボタンを置いてみました。
追加した数値の最大である“NO.2000”に、取扱説明書の処理をぽいぽいっと放り込みます。
2000が動けば安心です。よく分かりませんが、少なくとも2000までは安心な気がします。根拠はありません。
おそるおそるテストプレイすると……。
コモンイベントNO.2000「取扱説明書」、無事動作しました!!!
ゲームの遊び方
遊び方のコツ的なもの
体験版の仕様について
心臓手術、無事成功です……。
どうやら体験版に向けて引き続き制作を続けていくことが出来そうです……。
疲れた……。
くっっっそ長いお話にお付き合い頂きまして、誠にありがとうございました!!
それではまた!