ふたさこ 2024/03/02 18:02

Stickybonesを買った話

ふたさこのサクフウです。
19,800円で神の力を得ました。
今回はその紹介です。

力が欲しいか

形あるものなのでまずはその姿をお見せします。

これはStickybones。関節などが稼働するいわゆるアクションフィギュアです。
ツイッターとかの広告で見たことあるという人もいるのではないでしょうか。
私もその1人です。

19,800円と結構な値段でしたが思い切って購入してみました。
用途は作画資料です。
結論としてはとても満足しています。

Stickybonesの良いところ

だいたい公式サイトに書いてあるとおりでした。好感がもてます。確かに無限にポージングを生み出せました。

なのでおおまかな良いところは公式サイトに任せるとして、この記事ではそれ以外の良かったところをピックアップします。

でかいから偉大

Stickybonesの個人的に良いと思ったところ。それはでかさです。
これまで作画資料に使ってたアクションフィギュアと並べてみるとこんな感じ。

右のはクイーンズゲイトのアリス。出回ってる美少女もののアクションフィギュアはだいたいこれくらいの大きさだと思います。figmaとかもこれくらい。
それと比べるとStickybonesの大きいことよ!Monsterも見下ろせる!

ところで、でかいとなにがいいのか?
ここからはそれを紹介します。

小さい宇宙に星は入らない

でかいおかげで人間の特徴的なラインがしっかり造形に出ています。
これはイラストで言えば解像度が高いと例えられるでしょう。

ドット絵だとどうしても細かい部分は省略して表現せざるを得ないところは多いです。
対して普通のイラストだと解像度が高いので細かい部分もしっかり描写できる。

Stickybonesも同様に大きいからこそしっかり描き込まれているなと感じました。これがStickybonesのポーズのきまりやすさにも貢献してるのではないかと私は睨んでいます。

さらに描き込まれつつも平易なデフォルメが効いてるので作画資料に適していると思います。これはでかい。

星が集まると銀河

でかいおかげで指の一本一本、そして関節まで動かせられます。


これは小さいアクションフィギュアだとまず無理でしょう。私は見たことありません。
おかげでかなり幅広い手のポーズがつけられます。これはでかい。
これでたいていどうにかなるので別売りしてる手のパーツセットがなくても問題ありませんでした。

太陽が地球から見える理由

でかいおかげで陰影の確認がしやすいです。
特に頭部まわりで威力を発揮しました。

なんやかんや人間の頭は立体が複雑。そのうえ変だと目に付きやすいのでこういう資料があると良いです。頭部苦手なので助かっています。これはでかい。

デフォルメも平易なのが良いです。
美少女系の頭部デフォルメは作る人によって特徴でるのでこれぐらいフラットなほうが作画資料としては助かります。これはでかい。

Stickybonesを買えばそこそこの大きさがあるフラットな頭の立体物も手に入る。これは個人的には推したいポイントです。

巨人よりでかい巨人

さぁこれででかいこその利点は最後です。
Stickybonesがでかくて良かった点。それは進撃の巨人ごっこができることです。
これはでかい。

Stickybonesはだいたい1/8スケール。なので我々は十数m級の巨人。
つまり巨人化したエレンが人間を見下ろすのと同じ気分でStickybonesを見下ろせます。

実際巨人気分で対峙してみると立体機動装置があるからなんやねん、巨人に勝てるわけないやろお前と思いました。

Stickybonesの悪いところ

組み立てに苦労しました。

特に足先。


これがとんでもなく硬く、公式の組み立て動画の通りやっても全く歯が立ちませんでした。大の大人がこんなに手を痛くしてはまらないことがあるのかと思いました。
最終的にはペンチを使ってうまいことしました。

お湯でパーツを温めるのも良い手です。全くはまらなかった手首がすんなりいけました。

割りと全体的に硬めなので組み立てるときは基本的にお湯で温めてからという方針を強くおすすめします。

と、いったかんじで実際に使ってみて感じた良いところ、悪いところは以上です。
ここからはStickybonesを使って制作した作品をいくつか紹介していきます。

作例:ドットアニメ

まずはStickybonesでポーズをつけます。

で、こう。

実は前回作ったアニメーションはすべてStickybones活用して作られています。
今回はその一部を紹介。
注目ポイントはStickybonesで作ったポーズと実際に描かれたポーズとの違いです。



ここからは一コマずつ紹介。






アニメーションするとこう。

さぁドットアニメーションの紹介はこれでラストです。コマ数が多いので省略して紹介。






で、アニメーションするとこう。

ドットアニメの作例は以上です。
ほとんどStickybonesのポーズがまんまだったと思います。
これはStickybonesの表現力がいかに高いかを如実に示しているといえるでしょう。
まんまでいいということはその分手間が減ります。これはでかい。

さて、今回はせっかくなのでStickybonesを使ってイラストも作りました。
というよりStickybonesのおかげで絵を描くのがあまりにも楽しいのでアニメーションを作る合間にいつの間にか作っていました。

ということでここからはStickybonesを使って作られたイラストを紹介します。

作例:イラスト

まずはStickybonesでポーズ。

お尻とおっぱいをメインに据えた構図です。とびきりエロいイラストになること間違いなしでしょう。俺は神の力を手に入れたのだ。(悪い笑顔を浮かべる)


そして完成したイラストはこちら。

あれ、あれ……!?
部分部分はいいけどこの物々しさは一体……?雰囲気がエロではないね……?

これは自分でも衝撃でした。
今回は本気で明るくてエロいやつを描くつもりでした。

そのためにアブリルラビーンのガールフレンド(猫ミームのhey!hey!you!you!のやつ)を聞きながら描いたのに……アブリルラビーンもっと頑張ってくれよ!

なお、キャラは二作目ふたなりおさわりからニーロエ。

「今作ってるやつのネーロエと違うの?」という人が多いと思うのでどういう関係か簡潔にわかる画像を用意しました。

今回描いたのは左から二番目、バッドエンドその1のニーロエとなります。

ちなみに各ENDの人のアニメーションをci-enで公開してます。

絶頂差分とかあるのでよかったら知らない人はついでにどうぞ→ナーロエ ニーロエ ヌーロエ

ところで1人だけ描くのも不公平じゃないか?
というわけで今回はついでに各ENDの人達を全員描きました。

まずStickybonesで作った構図はこう。


机に肘ついてリラックスしてるイメージ。もうエロいのは諦めてそのキャラらしいイラストを描くことにしてます。

で、完成したイラストはこう。


ノーマルエンドのナーロエです。完全にオフの日。
しかしちょっとバランスが悪い気がします。もしかしてイラストって難しい……?

前のアニメーションと比べて随分と大人っぽいですがアニメーションではかなりデフォルメ効かせてるだけで私の中のイメージはこれぐらいです。

おまけでボツにした構図も置いておきます。


お宝を見つけてはしゃいでるイメージ。
でもそれは前のアニメーションで作ったシナリオで見せた一面なので今回は落ち着いた様子を採用しました。

さぁ次のイラストです。
Stickybonesでの構図はこう。

そしてイラストはこんな感じ。

バッドエンドその2のヌーロエです。
正直このキャラはなに考えてるのか分からないので構図を決めるのに無茶苦茶苦労しました。表情も似たような表情しかもうできないキャラなのでそこも大変でした。

結局、キャラと彼女の取り巻く世界の理解を深めた結果こういうイラストに落ち着きました。

さぁ次でラストです。
まずはStickybones。

そして完成したイラストがこちら。


トゥルーエンドのネーロエです。
改めて見ると「おっぱいの描き方を知らねぇなこいつ」と思います。描く人が描けばもっとエロいイラストになったでしょう。
ただこれぐらいは描けるようになったのが単純に嬉しいので良しとしています。

最後に改めて作ったイラストをまとめてどうぞ。

今回は期せずしてふたなりおさわり回となりました。
各キャラ持ってる雰囲気が異なるのでこういうなにかを試すときに駆り出されがちです。

また最近は雰囲気が明るいのばかり作っていたのでバッドエンド組の二人の雰囲気の暗さで栄養バランスが整いました。良い息抜きになったと思います。

総評

前回のアニメーションを作るにあたって導入したStickybonesですがとても良いものでした。
はじめは6,000円程度のアクションフィギュアを2つ買う予定でしたが思い切ってこちらを購入して正解だったと思います。
作画資料として大いに役立っています。描くのがとても楽しくなりました。
人体の立体についての理解も深まり質も上がったように感じます。

また今回もっとも重視していた時間的コスト削減についても大きく貢献しています。
作画資料としてだけではなく構図を決める際のモデルとしても優秀でした。

ただそれでも質の高いものを作ろうとすると時間がかかってしまうので絵はとても手間がかかるものだということを改めて認識しました。

あとはポーズも構図もエロいけど実際出来上がるものがエロいかはまた別の話ということを知れたのもよかったです。これはでかい。

しかしそれで自分の向き不向きもハッキリ見えてしまったのは今後の懸念点です。
特にニーロエのイラストが出来上がっていくとき。
常々感じていた「自分はエロ向いてないんじゃないか」という疑念にハッキリ答えが出てしてしまった瞬間でした。

とはいえ別に悲観的なことはなく「じゃあエロってなんだ?どうやったら自分にもできる?」という疑問を解き明かす楽しみが出来たぐらいに思っています。

かくして創作とは難しく奥深いものです。時間がいくらあっても足りません。
その足りない時間に一度お金さえ払えばほんの少し余裕をもたせることができるStickybonesはまさに神の力、エターナルゴッドパワーといえるでしょう。

最後に、今回こうしてちょっと奮発できたのもふたさこのゲームを買ってくれた人やci-enで有料プランに入っている人のおかげであることを強調しておきたいと思います。

ありがとうございます。

あるとよかったもの

おまけでStickybonesを活用する際に便利だったものを紹介します。

・ポーズ集
必須です。人体の、特に肩周りや脇周りはポーズによって大きく筋肉の形が変わるのでStickybonesではカバーできません。
絵の作画資料とする際はポーズ集が一冊は必要でしょう。

画像検索で代用できますがノイズが多くてめんどくさくなりがち。特化品であるポーズ集を一冊は購入しておくことをおすすめします。

・スマホやタブレット用スタンド
たまたま角度が変えられるやつがあったので活用しましたがあると便利でした。
構図に決める際にStickybonesの机や椅子の代用になったりと発想次第でなんにでもなれます。
使わないときはなんとスマホやタブレットを立てかけることもできます。

・人体構造の解説書
解説書を見つつStickybonesを眺めて「ここの筋肉はここからこう繋がってるんだな」と想像すると楽しいです。

終わりに

さてこれにてStickybonesの紹介は終わりです。

実はこれと関連して時間的コスト削減を期待してドットアニメーション用のペイントソフトAsepriteというのも購入してみましたがその紹介はまたいずれ。(まだ試してない)

ともかく息抜きは終わり。メイン目標であるver.2計画を進めていきたいと思います。
次回の記事はそんなver.2計画の現状とこれからについて確認する記事になります。

よろしくお願いします。

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