帆立 甲斐 2022/08/17 23:34

『雪月花』ヒロイン紹介 ヒイロ

 こんにちわ。
 今週は三人のヒロインのうちの一人、ヒイロを紹介します。
 

 悪徳門派と噂される厚賦会から逃げ出してきた少女。
 街の路地裏で追手に追われているところをリュウセイに助けられた。
 リュウセイの提案で千峰派に身を寄せることになる。
 他人に対して心を閉ざしていて、冷たい性格だと誤解されがち。
 気を許したリュウセイに対しては綻んだ表情を見せることもある。
 緋薔薇とは通り名で、自称するのを恥ずかしがってリュウセイにはヒイロと名乗った。
 本名は獄紅玉と言い、厚賦会の掌門である獄綸傲の妾腹の娘である。
 体術と暗器を扱う。

 ここまでは以前ご紹介致しましたね。
 今回は彼女のバックボーンについて触れていきたいと思います。
 彼女は妾腹の生まれということで、周囲からは冷たく接されてきました。
 しかし門派の掌門のご息女ということで蔑ろにも出来ず、門派の館の離れで秘匿されるように育てられました。
 使用人からも腫物に触れるように扱われ、孤独な幼少期を過ごします。
 時折本堂での修行を覗き見て、自分も武芸者になれないかと見様見真似で修行をします。
 幸か不幸か彼女には武術の才能がありました。
 彼女には腹違いの兄が居て、その名を獄陸奥(ゴクリクオウ)と言います。
 彼が偶然ヒイロの才能を見出し、彼女は修行を付けられることになりました。
 そうして武芸者としての才覚を発揮したヒイロは、追跡部隊の一員となりました。
 緋薔薇の異名はその頃に付けられたものでした。
 追跡部隊はリクオウが組織し、指揮しているものです。
 厚賦会を脱走した門下生が盗賊行為や悪さをしないように成敗する、というのが名目ですが…。
 実際はリクオウの自己満足と利益のために動かされる私兵と化しています。
 そのような背景もあり追跡部隊の任務はどんどん様変わりしていきました。
 罪のない人達に標的が変わったことで、ヒイロは脱退を決意します。
 そうして逃げ出して主人公であるリュウセイに助けられるところから本編が始まります。
 
 人物像としては物静かで素直な女性で、繊細な心の持ち主です。
 追跡部隊の非道な任務を心苦しく思うくらいには優しい性格をしています。
 幼少期から孤独であったせいもあり、あまり対人関係の構築を得手とはしていません。
 彼女の一人称が平仮名で”わたし”なのも精神年齢の低さを演出しています。
 わがままでこそありませんが、人との距離感を測るのは上手ではないようです。
 こういったタイプのヒロインの例に漏れず、心を許した相手にはとても好意的になります。
 
 文章ばかり読ませてしまい申し訳ありません、最後に申し訳程度ですがHCGをお見せします。
 
 

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