【日記】血糖値スパイクの検査をしてきた　※追記

血糖値スパイクというものを知ってるだろうか。空腹時の血糖値は正常でも“食後1～2時間のうちに急激に高血糖となる”病態を血糖値スパイクと言うらしい。

ここ数年、定期的に立つ・座る状態を維持できず横になることしかできない程の食後の異常な眠気やだるさ、食後2～3時間後に強烈な空腹感に襲われる症状に悩まされていた。人から「それは血糖値スパイクじゃないのか」と指摘されて、はじめて異常を自覚した。
いや、でも血糖値で何か指摘されたこともないし……と思っていたが、血糖値スパイクは“空腹時の血糖値は正常でも食後1～2時間のうちに急激に高血糖（140mg/dl以上）となる病態”なので、普通の血液検査ではわからないそうだ。へー。
まあいつか検査するか……なんて思いながら数年過ごして、1ヶ月前。まさかの婦人科で治療していた別の病気から血糖の心配をされ、いよいよ検査するしかないか！と決意をし、糖尿内科に電話・予約。そして、今週検査に臨んだ。

検査内容はシンプル。ブドウ糖(75g)を摂取する前、接種してから30分後、60分後、120分後に採血をするだけ。これを経口ブドウ糖負荷試験（OGTT）と言うらしい。
面白いのが摂取するブドウ糖75g。ドラッグストアで売っているような白い塊のブドウ糖を出されるかと思いきや、リスペリドンのラベル（通じる人は握手をしよう）に似たラベルが貼られた、瓶入りのサイダー。看護師さんが採血室に瓶と栓抜きを持ってきた時は、さすがに吹き出しそうになってしまった。

そしてこれが普通においしい。微炭酸の三ツ矢サイダー。いや、なんなら三ツ矢サイダーより甘かったかもしれない。本当に普通においしかった。まあたしかに、冷静に考えてブドウ糖75gって相当な量だもんな……。
あとで調べて知ったが、ただの砂糖水では甘すぎて飲みにくいので、炭酸を入れてサイダーにしているらしい。賢い！
ちなみに炭酸抜きは存在しないので、炭酸が苦手な方は頑張ってほしい。ちらっと調べて見たブログでは、コップに何度も移し替えて炭酸を抜いてから飲んだ、という方がいらっしゃった。
そして計4回の採血。普通は毎回別の個所から採血をするらしいが、私の血管は看護師さん泣かせで有名なので、全部同じ場所から採られた。同じ個所を短時間で何度も採血されるとどうなるか知っている人が居るのなら、私は心の底から慰めたいと思う。1,2回目はたいして痛くないが、3,4回目はかなり痛いのだ。
だが、ここの看護師さんはプロだった。なんと4回全ての採血を全て一発でこなしたのだ。感動した！それが救いだった。これで1回の採血でいつも通り2,3回も針を刺されていたら、人の目も気にせず泣いただろう。予防注射の時に泣いて暴れて「先生なんか大ッッッッッ嫌い！！！！！！！！！」と叫んだ私の採血嫌いを舐めないでほしい。

話が脱線するが、私は決して採血時の痛みに泣いているのではない。正直、採血の痛みってほぼなくないか？いや、ない。とさえ思っている。
私が苦手なのは、「人体に針が侵入している」という状態への恐怖だ。針が、細胞をかき分けかきわけ体内を突き進んでいる、針が通ったあとにしばし空洞が残り血が滲み溢れ出る。そういった様をまざまざと想像してしまう。怖いとかそういった感情よりも先に体がぶるっと震える、本能的な恐怖を感じるのだった。（ちなみに、これと同じレベルで苦手なのは爪が物とこすれる感触だ。これのせいで爪を伸ばすことができないし、常に深爪だし、黒板に爪を立てる様を想像するだけで涙を出すことが出来る）

まあ、とにかく、シンプルな検査ではあるが注射嫌いの私にとっては過酷な検査なのだった。検査結果は来月に出るのでまた報告したいと思う。
血糖値スパイクの疑いがある方は、糖尿内科などの専門の機関で検査をしてみるといいかもしれない。経口ブドウ糖負荷試験（OGTT）は、糖尿内科などの専門な科でしか実施していないことが多いし、普通の血液検査で正常値が出た場合正常だからとあしらわれることがあるらしいので。

結果がどうであれ、血糖に関連した様な症状が出ているので最近食事を工夫している。例を挙げると、

・朝はご飯やパンなどの炭水化物を摂らずに、野菜や卵、ヨーグルトなどの乳製品でお腹を満たす。
・野菜（サラダ）は、ドレッシングを使わずに塩などをかけて食べる。
・野菜→肉や魚→ご飯やパン　の順番に食べる。
・1日3食きちんと食べる。

などなど。私は偏食がひどいため、まずお茶を1杯飲んで、のりを2枚食べ、レタスとスライス玉ねぎのサラダにハーブソルトをかけたもの、しょうゆをかけた目玉焼き、ダノンヨーグルト1個を毎朝食べている。すべてにこだわり（好き嫌い）があってこのメニューになっているのだが、話すと長くなるので割愛する。
その結果だが、まず朝食のあとのだるさや眠気に耐えきれずやらざるを得なかった二度寝をしなくてよくなり、仕事や作業をする時間が増えた。おかげで1日の充実感が増したし、3週間で1kg体重が落ちたし、むくみが取れて顔がスッキリした。なにより、あんなにつらかった食後の空腹感がすっかりなくなったのだ！すごい！いいことだらけじゃん！
こんな感じで、数年悩んでいた血糖値スパイクの症状があっというまになくなってしまったのだった……。
食後の諸々の症状に悩まされている方は、是非食生活を見直してみてください。

そういえば毎日1時間の散歩もしています。えらすぎ？えらすぎかも～。

【追記】
血糖値スパイクの結果出ました！！結果ですが正常値の範囲内に収まってたので、問題なしでした。ひとまずよかった～～！
多分心身の調子が悪くなって食生活が乱れたら発生する症状なので、素質はあるんだろうな……なんであれ、今後も気を付けていきたいと思います。

余談ですが今月はすでに1kg体重が落ちてます。イェイ！