つづみぬ 2022/12/18 19:45

【創作】【考え事】創作のこだわり

創作に関するこだわりとかの話。

なんのために創作をしているのか

私の創作は基本的に私の昇華活動のためにやってます。過去あったつらいことや抱えてきた苦しみを昇華するために作品を作っている。
自分が覚えたつらいとか悲しいとか怒ったとか苦しいとか、そういうネガティブな感情を冷静に言葉として表現する、そもそも表に出す勇気がないので、創作という形で発露してる。
謂わば自己療法。少しずつ抑圧していた感情を解き放って、インナーチャイルドを癒す作業。ASDがなくなることはないけれど、過剰適応などによって背負うことになったうつ病は少なくともどうにかなると思ってる。創作は言葉や身振り手振りと同じく私にとって大切なコミュニケーションツール。だからこそ、作品に込めたものが人に伝わると嬉しいし、共感が得られると嬉しい。伝わった!と思う。
そのプロセスが私を健康に近づけてくれる。もっと前を向きたい、だから創作をする。

文のタイトル

自創作の文を書いた時、作品のタイトルを一番最後に記載している。ルールに沿うことに心地の良さを感じる私が規定を破ることは珍しいのだけど、これにはちゃんとしたこだわりがあるからこそそうなっている。
「すずめの戸締り」を鑑賞した方はわかると思うけど、冒頭のタイトルインのタイミング、めちゃくちゃかっこよくなかったですか?それ以外の映画でも、映画の一番最後にタイトルが改めて出てくると意味がわかってジーンとしませんか?ああいうかっこよさを私はタイトルに求めている。
私の作品の場合、タイトルは一番最初に置くより一番最後に置く方が“映える”と思っている。この文はなんだろう?と思いながら読み進めて、最後にタイトルを見て、ジーンとしてほしい。さながら映画のように。
そういう演出のこだわりがある。

作者知り、作品を楽しむ

美術館で作品鑑賞するのが好きなのだけど、それは画法などの理屈が説明されてるからとか、作者がその作品を描いた時、どんな人生を送っていてどんな気持ちを込めて描いたのかが説明されてるからだと思う。作品の背景、つまり作者の人生というストーリーを知った上で作品鑑賞をするのが大好きなのだ。小説のあとがきとか、作者のプロフィールを読むのも好き。
だから私も自身の人生や、発達障害やうつ病、FtX(性別違和)など自分の属性を開示している。上記にもある通り、私は自分の人生(特に負の部分)を昇華して作品を作っている。そこに作者(私)にはこういった人生や属性があるからこそ、この作品のここはこのように表現したのだろう。と、作者の知識を元に作品を楽しんでくれればいいと思う。
勘違いしないでほしいのは、作品の知識を元に作者を楽しむのはやめてほしいということだ。ツイッターをやっているとよく見かけるが、どうにも作者への萌えや推しなどのために、作品を消費してるファンがいる。
実際、私もそういった経験があって、多分最初は作品を好いてくれてたのだろうが、段々私の作品ではなく私自身をコンテンツとして消費する人が出てきた。作品から私自身のことをラベリングされたり、作品より作者を楽しまれるのはいい気分ではない。クリエイターの多くはそうだと思っている。
言い切ることはできないので、少なくとも私だけの話になるけれど、私自身の情報は作品を楽しむだけのためだけに使ってほしい。作者>作品ではなく、作品>作者。作品が常に主軸であってほしい。私はアイドルでも俳優でもなくて、作品を作るクリエイターだから。

ケモノ要素

別にこの作品って登場人物にケモノ要素なくてもよくない?ケモノ要素を入れる意味ある?と思う方もいるかもしれない。私もそう思う。
だがこれに関してはどうしても譲れないこだわりがある。私がなぜケモノ要素のあるキャラクターで創作をしているかというと、それは「好きだから」。「筆が進むから」。
なによりも大事なことですね。好みって。人間も全然描けるんですけど私はケモ要素がだあいすきなのでこれからもケモい創作をやります。仕事でもない趣味の創作なんだから楽しいことしたいに決まってるだろうが。

気が向いたらまた、この記事に追記する形で創作のこだわりを書いていきたいと思う。

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