【設定解説】リリーフオーブについて【てんうぃ】

様々な種族のいる世界

 「てんうぃ」の作中世界には、様々な種族が存在しています。人間やモンスター、悪魔、妖精、ケモミミ族などです。人間とモンスターは敵対関係にある種族であり、人間は武力を用いてモンスターを討伐します。

リリーフオーブと精神汚染状態

 モンスターには敵の精神を汚染する能力があり、この状態異常のことを作中世界では「精神汚染状態」と呼びます。精神汚染状態を解除することなく長期間放置していると、本人の人格が歪む、記憶を失う、精神疾患になる、幻覚が見える、などといった様々な悪影響が出るため、非常に危険です。しかし、人間は「リリーフオーブ」と呼ばれる特別なアイテムを用いてこの精神汚染状態を解除することができます。リリーフオーブの外見は、虹色に光り輝く、丸くて美しいオーブです。

 リリーフオーブには精神汚染状態を解除する以外の効果もあります、それは戦闘によって減少した体内魔粒子を補充するというものです。「魔粒子」とは、魔法使いが魔法を使うために消費する魔法のエネルギーの源のような目に見えない気体であり、現実世界で言うところの「空気」に相当するものであり、他の作品で言うところの「マナ」に近い概念です。ゲームシステム上は、体内魔粒子の残量は「SP」や「MP」といったパラメータで表現されます。

リリーフオーブの入手手段

 「リリーフオーブ」は大型のモンスター(魔物)が死んだときにまれに落とすことがあります。そのため、モンスターを討伐する旅人にとっては、リリーフオーブはモンスター退治を頑張ったことに対する報酬のような位置づけの存在となっています。 

リリーフオーブを使用するデメリット

 ゲーム上は、感情系状態異常全般を解除する上に、HP・SP・MPを特大回復してくれる非常に便利なアイテムであり、特に使うデメリットはありません。しかし、ストーリーおよび設定においては、これを使うことには多大なデメリットがあります。人間は自分の心の中に蓄積した負の感情をリリーフオーブに取り込むことで、自分の心を浄化することができます、これがリリーフオーブが精神汚染状態を解除できる理由です。しかし、リリーフオーブが保有できる「負の感情」の貯蔵量にも限界があり、上限を超えて「負の感情」が蓄積されてしまうと、リリーフオーブが破損し、内部に閉じ込められていた「負の感情」が外に飛び出てしまいます。リリーフオーブから解き放たれた「負の感情」は、新たなモンスターになります。錬金術師たちは、リリーフオーブに特別な錬金術を施すことで、「負の感情」の貯蔵量の上限を引き上げることができないか研究していますが、いまだその試みは成功する気配がありません。

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

月別アーカイブ

記事を検索