【最近あった悔しいこと】どうやら「てんうぃ」のストーリーが既存作品と被っているらしく……

設定被り?

 オクルトノボル制作、菱田正和監督の新作アニメ「即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。」が来年1月から放送開始されるということで、原作がどういうストーリーなのかをちょっとネットで検索しているのですが、気になる設定が出てきました。

即死チートの主人公高遠夜霧の設定:
「世界のあり方をまるごと改変できるほどの圧倒的な力を持っていて、なおかつもともと人間ではない上位次元存在が、あたかもふつうの人間であるかのように擬態してしれっと下位次元の世界へ来訪してきてそこで色んな行動をする」

……という設定があるようです。なんだかこの設定、すごい既視感があります。「どこかで同じような設定を見たことがある気がするぞ、おかしいなあ、即死チートという作品自体は今日初めて知ったはずなのになんでだろう」……と思い、これと似たような設定の作品がなんだったか脳内検索をかけてみました。そして、30秒間くらいかけて思い出しました、「あ、僕の作っているゲームの『てんうぃ』のシナリオが、そう言えば似たような設定だったな……」と。

「てんうぃ」の主人公亜久浜花子の設定:
「世界のあり方をまるごと改変できるほどの圧倒的な力を持っていて、なおかつもともと人間ではない上位次元存在が、あたかもふつうの人間であるかのように擬態してしれっと下位次元の世界へ来訪してきてそこで色んな行動をする」

完全に設定が被っている!?

 完全に被ってますね。意図的に被らせたわけじゃないのに被ってしまうのは複雑な気分です。たぶん読者のみなさんからは「この設定、即死チートのパクりですね~~」って言われそうです。パクリじゃなくて自力で思いついたオリジナル設定なのに……(涙)

 そもそもこんな設定、「僕以外に絶対誰も採用しないし思いつきもしない超斬新な設定のはずだ!」と思ってたのに、まさか、だいぶ前からある既存作品でとっくに使われている設定だったということ自体がショックです。

一応差別化できるところもあるにはあるが……

 高遠夜霧は物語開始時点からずっと最強であるのに対して、亜久浜花子は物語開始時点ではほとんどの能力を失っている最弱キャラな上記憶喪失でもある、というのは、ものの見方によっては「作品のコンセプトが正反対(ずっと勝ち続ける高遠夜霧と、負けたり苦戦したりすることの多い亜久浜花子)」であると言えますし、一応差別化ポイントではあるけれど……。

 いや~~、これは本当に悔しいです。こんなことってあるんですね、人間が考えるアイデアって被ることなさそうで案外偶然被るものなのですね……。僕なりに、ない頭をひねって頑張って考えた、とっておきのアイデアだったのになあ……。

そもそもふだんから色々な作品をオマージュしている

 というか「即死チートの設定パクったわけじゃないんです信じてください」って言ったところで痛いニュル工房はふだんから色々な作品をガッツリパk……オマージュしてるから誰も信じてくれないだろうし説得力ゼロですね…… 。

 「女の子編」の主人公が頭髪が触手になっていて独特の語尾で喋る女の子で好物がエビフライという設定も、「男の子編」の主人公が言葉を話すことのできる高知能の寄生生物キノコと友達になって一緒に冒険するという設定も、「男の娘編」の主人公が死者をよみがえらせる能力を持っているアタッカーでその相棒となるもう一人の方のキャラが半生半死状態のヒーラーであるという設定も、出自がよく分からない謎の男の正体が実は未来の主人公と同一人物だったという設定も、ファンタジー風・現代風・SF風など世界観が異なる複数の世界を超常的な力によって渡っていき冒険するという設定も、チェーンソーを使ってサメを狩るサメハンターがいるという設定も、全長2キロメートルの巨体を持つ蜘蛛のバケモノが器用に糸を使うことで月と地上を行き来しているために世界中の空が超巨大な蜘蛛の巣だらけになっているという設定も、死霊術師を殺害する専門の戦闘職の職業名が「詩人狩り」であることも、敵が使用する全ての光線・レーザービーム・光魔法などをエネルギー源として吸収してそれを強力なレーザービームとして撃ち返すことのできる集光円盤も、超巨大なタンポポの綿毛の上に座って空を飛んでいくシーンも、いずれも僕が考えたオリジナルの設定ではなく、みな何かしらのオマージュ元があります(全部何が元ネタか言い当てることのできる人がいたらその人はすごいです)。

 なので、「いつもみたいにまた今回もやっちゃったんですね痛いニュル工房さん……! 」と思われても仕方がない部分も確かに正直あります。それでも、それでも、僕はやっていないのです誰か信じてください、今回だけは本当に違うんです!

初めて知ったのが2023年12月26日

 即死チートっていう作品の存在を初めて僕が知ったのが2023年12月26日だからそれ以前の時期にパクるのは不可能、と言いたいところなのですが、これも証明材料に乏しいので、「本人がそうやって自己申告しているだけだ」と言われてしまえばそれはそうです。疑り深い人からは「どうせ以前からこっそりコミック読んでるんでしょ」と思われそう……うーむ……

 ストーリーの本筋にあまり関係のない枝葉末節の設定被りならそんなに気にしないんですけど、物語の主人公の根本的な重要設定がまる被りしているのはやはり気になります。大丈夫かなあ……。

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