【ミニ記事】何故、敵側にも手札や場札の概念を持たせる必要性があるのか?【雑記】

敵側も手札や場札を利用するゲーム

 「敵も手札や場札が使える」、という風に説明をすると、「じゃあ遊戯王やMTGみたいに双方向デッキで対決するゲームなのだろうか」と誤解されてしまいがちなんですが、決してそうではないんですよね。あくまでもSTSみたいにプレイヤー側だけがカードデッキを使えます

プレイヤーはカードデッキを持っているが、敵は持っていないゲーム

 プレイヤーしかデッキを持っていないのに敵にも手札や場札の概念がある、というのはいまいち理解が難しいかもしれませんが、つまり、以下のようなことです。

1.プレイヤーはカードデッキを持っているが敵は持っていない
2.攻撃、防御、回復、エンハンスなどの基本的な行動は、敵はカードを使わずにスキルだけでおこなえるが、プレイヤー側はカードを使う必要がある
3.例外で、モンスター(※MTGで言うところのクリーチャーみたいなものです)を場札に召喚するときだけ敵側もカードを使用できる
4.プレイヤー側には手札・山札・墓地・場札の概念があるのに対し、敵側は手札と場札しかない
5.場札ゾーンは敵味方でスペースが分かれているわけではなく、限られた共有スペースを互いに奪い合うルールになっているので、(場札、というアイデアの)元ネタのMTGよりも相手の場札を破壊するカードがより一層重要になる
6.敵が手札にモンスターカードを調達する場合、「山札からカードをドローする」のではなく、スキルを使って直接カードをそこに生成する(そもそも敵には山札の概念がないため、それしかできない)

 なので、ちょうどSTSとMTGの中間みたいなイメージです。

何故敵に手札の概念を持たせる必要性があるのか?

 STS風のゲームシステムなのに「敵に手札の概念を持たせる」、というのはやや蛇足気味のように感じられるかもしれませんが、プレイヤーの爽快感を増やすような大きなメリットが一つだけあるんですね。それはどういうメリットかというと、プレイヤーが「相手の手札を破壊する」ことができたり、「状態異常カードを生成して相手の手札に押し付ける」ことができたりして、プレイヤーの取れる行動や戦略の幅がより一層広がるわけです。相手の手札を破壊して状態異常カードを押し付けるというのは強力な技であるためなかなか発動できませんが、上手く決まれば相当爽快感があると思います。

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