給田/背泳 2023/07/11 20:00

【公開】魚肚白体験版+香水レポ[2023.07]

 梅雨明け宣言はまだですが、もう夏といって十分すぎるほどの湿度と熱波ですね! 晴れの日の夏の空は風情があってそれはそれで好きなのですが、あまりの暑さで好き好んで外に出ようとは思えない……買い物のための一時間未満の外出ならギリギリなんとかという程度。買ったばかりの日傘が手放せない日々です。
 そんな中でエアコンと並んでの我が家の夏の必需品であったサーキュレーターが異音とともに壊れたときにはどうなるかとおもいましたが(部屋の構造上、エアコンの冷気が届かない空間がある)、すぐに注文することで事なきを得、なんでもすぐに手に入る時代で良かったなあとつくづく思いました。それにしてもサーキュレーターの寿命って4,5年とかなんですね……構造が単純そうなのでもっと長いかと思っていました。製品にもよるのかもだけれど。

 皆様も体調にはくれぐれもお気をつけください!

「魚肚白」体験版、公開しました!

 ついに! 現在制作中の新作「魚肚白」の体験版が完成し、無事公開することができました。DLはふりーむさんからどうぞ!

 こちらでも月1回ずつではありますが、ずっと進捗報告をしてきただけに、ついに体験版公開の報告ができて嬉しい限りです……公開開始してからすでに2週間以上経っていますが、改めて感慨に浸っています。いや、まだ完成したわけじゃないのにそんな大層な感慨抱いてる場合じゃねえ!!! でも今はひとまず労ってほしい……(情緒不安定)

 体験版プレイ後アンケートにお答えいただけると、作り手の情緒が安定し完成に向け邁進することができるので、是非ご協力をお願いいたします!!!!

「魚肚白体験版」を頒布してみて

 今回の記事の内容、ほぼ↑とあとはフォロー限定の「魚肚白」キャラ2人の香水レポで終わってしまうので、少し寂しいしせっかくだからこの機会に何かしら語っときたいな~となったため、今回の「体験版」に関連して感じたこと感じてることをつらつら書いてみようと思います。作り手個人の詮無い所感をぐちゃ~と書いているだけなので、読み飛ばして全く問題ありません👍

年齢制限作品の頒布について

 当初は「魚肚白」完成版がR-18となることから、体験版もR-18想定で考えていたのですが、今回、予想以上にR-18作品って頒布が難しいなということを実感し、完成版を直接的性表現シーンをカットしたR-15版とカットなしのR-18版にし、該当する描写のない体験版もR-15に変更して頒布することにしました。

 一番のきっかけとなったのは、最初に頒布したBOOTHさんでの検索結果からの除外でした……特定のワード、要素が含まれる作品は削除されることもあるということは知っていたのですが、説明文の中にあやしいワードがあるだけで(※状況からの推測原因。一応、問い合わせたのですが個別案件について説明をもらうことは難しいようです)検索結果除外をされるとは思っておらず驚きました(なお説明文を修正したところ今現在は検索結果にでるようになってます)。BOOTHさんの検索で知ってもらえる率はそもそもそこまで高くはないとは思うのですが、それでも頼みの綱でもあったBOOTHさんがこんな感じで、知っていたつもりではあっても改めてR-15とR-18作品の間の高い壁を感じざるをえない出来事でした。体験版の公開は「作品を知ってもらい、早い段階から興味を持ってもらう」ことが第一の目的でもあるので、これだとほぼtwitterでの告知効果のみになり、やった甲斐が半分以下だぞと。そのためこれをきっかけにどういう頒布方法ならばそれなりに人目に触れられるかを考えての上記対応とし、結果、ふりーむさんでの公開も開始できたという流れです。

 「魚肚白」は勿論エッチなシーンを含んだゲームが作りたいという意志で制作開始した作品なのですが、作ってて感じていることとしては「自分、エッチなシーンを大量に作り続けることには向いてねえな……」です。「うみをはむ」での「ギザ歯のキャラの乙女ゲーム作りたい」と同じで、完成出来たらそれなりに煩悩が昇華できそうというか。胡散臭い男とか黒髪長髪男とか、そういう手癖や業と一体化している煩悩とは違う種類の欲求だなと。実際、肝心のエッチシーンはルート最終版に1シーンずつ入るだけで終わる予定ですし、物語の流れとして必須かと言われればそこまででもない、という感じなので、こういう形もありかなと思っています。

「体験版」というものについて

 体験版の頒布については、完成したものにしか食指が動かないからプレイしない派の方もいらっしゃるでしょうし、傍からみると体験版を作り終えた時点で作り手側がいろいろと満足してしまう(燃え尽きる)のではと危惧される向きもあるようですが(勿論そういう場合もあるのだろうとは個人的に見聞きする範囲でも感じるところですが)、こと自分に限って言えば、「うみをはむ」は体験版を出してもきちんとその数か月後に完成できていた実績があるので楽観視しているところがあります。とはいえ、「うみをはむ」が体験版40分→完成版4時間だったのに対し、「魚肚白」は体験版時点で総プレイ時間目安2時間……つまり完成版は…………😇 とりあえず「魚肚白」も今のところ「うみをはむ(完成版4時間)」と同様、中編(予定)を名乗っていますが、もし6時間超えたら長編名乗ってもいいですかねえ?!

 話を元に戻すと、「うみとはむ」は体験版2月、完成版7月と半年未満で仕上げられたわけですが、「魚肚白」の状態が上記のとおりなので、単純に倍以上はかかる気がしますねえ……スチルを削減すれば別なのかもですが、エッチシーンは死ぬほどスチル必要になるだろうしなあ。

 そんなわけでこれから1年以上かかるであろう制作期間中のご飯・燃料・尻たたき、呼称はなんでもいいですが、励みとさせていただくためにも体験版プレイ後アンケートへのご協力をよろしくお願いいたします!!!!!!(大声再掲)

 再び閑話休題。体験版の意義、「早い段階から興味を持ってもらう」ということのほか、上記アンケート回答のようにやはり早い段階から反応をいただくことで燃料にもなりますし、加えて言えばゲーム制作という途方もなく長い道程の中に1つマイルストーンがあるのとないのとでは全く違う気がしています。自分の作品の作り方として、体験版出す時点でも、全体のフワッフワぼんや~りした構想はあっても、細部まではクリアになっていないこともあるというか……体験版を出すことでそのフワッフワにある程度の芯は入れられるなと思うんですよね。勿論、あとがきにも書いてあるとおり、これからの制作で体験版範囲に手を加えることはいくらでもあり得るんですが、大筋は多分変更されないだろう、と。なんというか、過去と今と未来の自分でリレー小説やってるような作り方をしているんですよね。自分が書いた範囲なので多少は直しても全く無問題なんですが、あまりにがっつり没にすると「リレー小説」としての作法に悖るのであまりやることは少ない印象。読み返してあまりに筋が悪いときは勿論そういうのも辞さないですが。実際、「うみをはむ」も実は現行Bルートの半分ぐらいのシナリオ時点で、無理矢理話を終わらせようとする自我が出てきたんですが、広げた風呂敷の畳み方としてあまりに稚拙すぎて流石にその流れは全没したりしたしなあ……

 そもそも、最初からすべてが明確に決まっている構想の作品だと、個人的には自分の頭の中だけで完結できてしまって作り上げる気力が湧きそうにないなとも思ったりします。よしんば作ったとしてもそういうのは体験版を出す意義も薄そうというか、本当の意味での完成しか意味を持たないというか。致し方なく手を動かすことで出来上がる過程とその結果うまれた偶発性や自分の限界という必然性も含んだ物語の方をこそ、自分は楽しんでいるのかもなと。これは本当にゲームというか「作品」をつくる全ての人でそれぞれに違うところですね。

 個人趣味である以上、作りたいものしか作っていないのは勿論なんですが、そこに更に自分は(これまた当然ですが)自分が作れるものしか作っていないなあとしみじみ感じています。創作人生を始めて以降ずっと「黒髪長髪(+顔面が強い自我薄めの善性人格青年)」の乙女系のなにかしらをつくりたいと思い続けて、一つも作れていないのがその証左というか……要素分解して自分に作りやすい形に変形させる(それこそ「魚肚白」のヂェンとサイみたいに)ことでやっと近いものを作れるけど、それは本来の意味での「黒髪長髪」ではないというか……。パエリア作りたいのに、チャーハンと海鮮丼を別々に作ることしか自分にはできないというか……。

 いつの間にか体験版というかそれ以外の創作全般の話に大分すり替わってしまってました。とりあえず語ったな感は出たのでここまでにします。というか上で語ったとおり、相当フヤッフヤ想定でテキトーに文章書いてることがにじみ出る様相を図らずしも晒してしまいましたね……?! こんな感じでシナリオも書いてます。


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魚肚白のヂェン・サイのイメージ文章をもとにサジェストしてもらった香水の鑑賞記録です。

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